低反発マットレスの選び方
「低反発マットレス、種類がいっぱいあってわかんない!」
という人のために、ベストバイの最強快眠マットレスの選び方を解説します。
低反発マットレスを素材や構造で選ぶ
まずは素材や構造です。
低反発マットレスの素材はほぼ100%ウレタンで、多層式になっているものが多いです。
スタンダードなつくりは、上層がふわっとした低反発層、下層が高耐久ベースの2層構造です。
低反発層はモチっと吸い付くような触り心地でジワーッと沈み込んで気持ちいいのですが、それだけだと沈みすぎてお尻が床にペタッとついてしまいます。
そこで、ガシッと支える高反発層で底付きを防ぎます。
単相構造になっているのは、ほぼすべて厚みが5cm以下のトッパータイプで、下に土台となるマットレスがあることが前提になっています。
それ以上の厚みがあるのに多層式になっていないのは粗悪品の可能性があるので手を出さないほうが無難です。
・表面加工
卵型スポンジのような表面がボコボコした加工をしているマットレスがあります。
プロファイル加工といってウレタンマットレスに見られる加工です。
若干通気性が向上しますが、ほとんど微差で、はっきり言って好みの問題です。
プロファイル加工のあるなしは気にする必要はありません。
オープンセル構造になっていると、ウレタンマットレスのなかでは通気性がいいです。通常なら泡状のウレタンフォームに穴が空いていて、空気が出入りできるようになっています。
低反発マットレス 単体orトッパー
メイン使いの寝装品にしたいなら単体タイプ、今あるマットレスの上に敷きたいならトッパータイプを選びましょう。
トッパータイプならたいてい名称に「トッパー」と入っています。
わかりにくければ厚みで判断しましょう。5㎝以下は大抵トッパーです。
関連記事:マットレストッパーおすすめ
低反発マットレスを硬さで選ぶ
ウレタンマットレスの場合、硬さはニュートン(N)で表されます。
低反発はすべてウレタンなので、ニュートン値のスペックを開示しているマットレスならおおよその反発力の見当がつき、比較できます。
高反発マットレスだと反発弾性率という指標がありますが、低反発マットレスでは使いません。
ニュートン値が低いほど、ゆっくり沈んでゆっくり戻る性質があります。手で押したときに跡が残るのが低反発マットレスです。
一般的には100N以下が低反発と言われていて、70〜100Nが標準です。
試す機会があれば、ニュートン値が高い方から寝てみるといいでしょう。
関連記事:硬めマットレスおすすめ
低反発マットレスを通気性で選ぶ
「熱帯夜でなかなか寝付けなくて・・・」
「目が覚めたら寝汗がビショビショ・・」
こんな経験をした暑がりさんは、蒸れないマットレスがほしいですよね。
夏場の熱のこもり具合を考えると、通気性は非常に大事ですが、残念ながら低反発マットレスは全般的に通気性が悪いです。
カッティングに工夫をしたり、穴あけ加工をしているものもあります。
しかし、なにしろ低反発は中材が潰れるので、どんな加工をしても潰れて空気の出入り口がなくなってしまいます。
メッシュ地のカバーや側地もあまり効果がありません。
ということで、通気性は悪いものと思って、空調管理をしたほうが手っ取り早いです。
逆に寒がりさんや冷え性の人にはちょうどいいかもしれませんが。
低反発マットレスを収納性で選ぶ
敷きっぱなしのベッドマットレスなら収納性は必要ありませんが、ワンルームのスペースを有効活用したいとき、スピーディに押し入れやクローゼットにしまえて上げ下げがラクなマットレスは重宝します。
他にも、
・来客用
・車中泊用
・キャンプ用
・仮眠(昼寝)用
にメインとは別にもう一枚ほしいときも、扱いやすさがまるで変わってくるので、収納性はシンプルに大事ですね。
収納性の良いマットレスといえば三つ折りです。腕力がなくても楽々しまえます。収納袋があると持ち運びも容易。
クルクル巻いて収納するタイプもありますが、たいてい重ねて使うトッパータイプで一枚敷きには向きません。
ところで、折りたたみマットレスの主流は高反発です。低反発の折りたたみはどちらかというと亜流で種類が少ないです。
三つ折りはデメリットもあって、三つ折りの割れ目(つなぎ目)部分に肩やお尻があたると、沈み込んで柔軟性が失われます。
低反発マットレスを耐久性で選ぶ
一般に低反発マットレスは耐久性が低いと言われています。
耐久性の目安は、
・品質保証期間
・圧縮試験の復元率
・ウレタン密度
である程度推測できます。
品質保証期間は、低反発マットレスだと表示しているものが少ないです。
有名どころでは、トゥルースリーパーで1年です。目安としては3年あれば上出来です。低反発マットレスで10年の保証があるのはテンピュールだけです。
圧縮試験の復元率は、公開しているマットレスだと、8万回の押し潰しテストで95%以上がふつうです。
それ以下の復元率では公開しているものはありません。ウリになる情報をわざわざ伏せるということは、自慢できない成績が出たと推測できます。
ウレタン密度はDで表されます。30D以上が高密度で耐久性が高いと言われています。目安にしましょう。
この3つとも表示されていて、いずれも高水準である場合は、5年以上の長寿命である可能性が高いです。
へたりにくい低反発マットレスといえば テンピュールです。高いだけあって丈夫です。
低反発マットレスをお試し期間ありで選ぶ
どんなに前評判のいいマットレスでも、自分に合うかどうかは寝てみるまで分かりません。
「せっかく奮発して買ったのに、いざ一晩寝てみたら体が痛い・・・」
こんなリスクを犯すギャンブルを避けたいなら、お試し期間ありのマットレスを選びましょう。
目印は「返金保証」という文字です。
いったんお金を支払って購入しますが、○日以内に返品すれば、商品代金を全額返金してくれるというもの。
ただし、完全無料というわけではなく、返品送料がかかる場合がほとんどです。
マットレスは大物なので、送料は数千円するのですが、ウン万円をドブに捨てることを思えば傷は浅くてすみます。
合わないマットレスで損したくないなら、返金保証ありを選びましょう。
低反発マットレス 清潔性 抗菌・防ダニ加工
敏感肌やアレルギー持ちの人は、清潔性で選ぶのもアリです。
特にダニアレルギーは、本体がいなくても、死骸や糞でも反応してかゆみなどの症状が出てしまいます。
防ダニ加工のマットレスは以下の2種類にわかれます。
・忌避物質で防ぐタイプ
・カバーを高密度にして物理的に侵入を防ぐタイプ
前者は、詰め物に忌避性を付与しています。代表的な材料は、帝人のマイティトップわたです。
後者は、カバーの説明に「高密度」という文字があればそれです。GOKUMINなど。数はあまり多くありません。
抗菌性は、SEKマークを取得しているものが確実です。バクテリアの増殖を防ぎます。
どちらもなければシーツをこまめに洗濯しましょう。髪の毛や皮脂など、ダニの養分を洗い流せます。
低反発マットレスおすすめ:ニトリ
ニトリの低反発マットレスのおすすめ商品を紹介します。
関連記事:ニトリマットレスのおすすめ
ニトリの低反発マットレス① MF-T
価格:7,990円(シングル・税込)
MF-Tは厚み4㎝の低反発ウレタンマットレスです。トッパー利用ですね。
重さは3.9㎏と軽く、上げ下ろしがらくらく。
四隅のゴムバンドで固定できて脱着も一瞬です。
抗菌防臭加工あり。
カバーはレーヨンを配合したミックス生地。
https://www.nitori-net.jp/ec/product/7544261s/
ニトリの低反発マットレス② プレミアフィット2
価格:15,176円(シングル・税込)
プレミアフィット2は厚み8㎝の低反発トッパーマットレスです。
四隅にマットレスと固定するためのゴムがついているのがポイント高いですね。これでずれ落ちる心配はなくなります。
マットレスの上だけでなく敷布団の上でも利用可能。
カバーは抗菌防臭加工をしていて清潔。汚しても洗濯機で洗えます。
ニトリの低反発マットレス③ 三つ折り低反発マットレス
価格:11,000円(シングル・税込)
三つ折り低反発マットレスは床に1枚で敷くタイプです。
厚み8㎝。低反発1層だとちょっと心もとない厚さですが、低反発層は上の2㎝だけで、残りの6㎝は高耐久ベースです。
土台でしっかり支えてくれるから、底付きの心配は無用。
通販限定販売です。
カラーはブラウンのみ。
https://www.nitori-net.jp/ec/product/5650158s/
低反発マットレスおすすめ人気ランキング
低反発マットレスのおすすめ人気ランキングを紹介します。
それぞれのセールスポイントを明確にすることを心がけています。
エムリリー エコヘルス
第1位はエムリリー!
日本ではそれほど有名ではありませんが、マンチェスターユナイテッドの公式パートナーでもあり、欧米を中心に1200万枚も売れているモンスター商品です。
エコヘルスはソフトな軟質低反発フォームとハードな高反発フォームの2層からなっていて、低反発でも底付きしない王道の構造になっています。
独自の低反発ウレタン素材「エコヘルスフォームTM」は感温性が非常に低いため、冬でも硬くならず年中を通じて同じコンディションで眠れます。
下層はオープンセル構造になっていて、ウレタン製にもかかわらず通気性が優れています。
・3㎝トッパー 19,980円
・5㎝トッパー 24,980円
・9cm三つ折り 32,980円
の3タイプがあり、上から順に売れています。
JIS規格に基づいた8万回の耐久テストの結果、復元率は98.8%。耐久性にも自信があるようです。
トッパータイプは1年保証、三つ折りタイプは3年保証ですが、公式サイトから購入すると180日延長保証が特典としてついてきます。
GOKUMIN
価格:16,280円
GOKUMINプレミアム低反発マットレスは厚さ5㎝でトッパータイプ。
素材に形状記憶素材のジェルメモリーフォームを使用していて、GOKUMINのコンセプト「極上の目覚め」を体現します。
竹炭配合で消臭&吸湿効果あり。穴あけ加工もしていて、汗をかいても起き抜けのベッドが臭くなりにくいです。
エコテックス認証とISO9001を取得した工場で製造しているので、品質は問題なし。
トゥルースリーパー
トゥルースリーパーは一般知名度が高く、低反発マットレス市場7年連続売上ナンバーワンの覇者です。
基幹ブランドでもあるトゥルースリーパープレミアケアは「とろける寝心地」のキャッチコピーどおりのふわふわマットレス。
素材にウルトラヴィスコエラスティックを使用し、まるでオーダーメイドのようなフィット感をもたらします。
60日間返品保証と1年の品質保証がついていてアフターサービスも万全。
寝具量販店やドン・キホーテ、大型ホームセンターなどでも入手できますが、まずは楽天またはYahooショッピングをチェックしましょう。セールをやっていればセット購入で半額で入手できます。
関連記事:トゥルースリーパーのぶっちゃけ口コミ!プレミアムは評判悪い?
タンスのゲン
とにかく安いマットレスといえばタンスのゲンです。
シングル5,980円。ドンキホーテも真っ青の驚きの安さ。
厚み8㎝でトッパータイプです。
関連記事:タンスのゲンの評判
テンピュール
テンピュールは低反発マットレスのパイオニア的存在です。
デンマーク生まれで現在もデンマークに工場があります。
NASAのスペースシャトルで宇宙飛行士の座席にも採用された実績があり、NASA認定の唯一無二のマットレスです。品質は折り紙付き。
1つのマットレスを作るのに60時間かけ、67のチェック項目をクリアしてようやく販売されます。
まるで無重力の寝心地を体感してみてください。
フラッグシップモデルのベッドマットレスは20万円以上と高価ですが、布団タイプなら5万円台で入手できます。
大手百貨店の家具売り場でもお試しできます。
エマスリープ
エマスリープ(エママットレス)はドイツで200万枚の販売実績を引っさげて日本に上陸したメガヒットマットレスです。
7ゾーン構造で部位の重さに応じた反発力。真っ直ぐな寝姿勢を保ちます。
高機能の豪華なベッドマットレスで、さぞかし高いのかと思いきや値段は以外にリーズナブル。6万円台で入手可能です。
フランスベッド
フランスベッドといえば1本の鋼線で編み上げた「高密度連続スプリング」のコイルマットレスとして有名です。
その中で、「ライフトリートメント」には低反発のラインナップが出ています。
スプリング層の上に低反発ウレタン層を挟んでいて、羊毛入りのキルトも相まってふんわりした寝心地です。
温度調整機能を持つナノテンプサーモの特殊繊維が織り込まれていて年中快適。
サータ iseries
サータのiseriesスイートピローソフトを紹介します。
1トップ(シングル214,500円)と2トップ(シングル258,500円)の2種類があり、いずれも強気の価格設定です。さすが一流ホテルに採用される高級ブランドといったところでしょうか。これくらいの金額をポンっと出せるようになりたいものですね・・。
ホテルにも採用されているだけあり、難燃性のファイヤーブロッカー層を挟んでいるので火の気にも強い質実剛健なつくり。防災意識の高い人におすすめ。
通常は線径1.9㎜のコイルを使用していますが、3ゾーンで両端と腰周りのコイルをより太い2.0㎜のものに変更して強化しています。腰かけることが多いフチと体重のかかりやすい腰部分がへたりにくい構造になっています。
アイリスオーヤマ エアリーハイブリッドマットレス
価格:29,800円(シングル・税込)
アイリスオーヤマからエアリーハイブリッドマットレス低反発タイプの紹介です。
エアリーマットレスといえばファイバーマットレスで120万枚を売り上げた大ヒット商品。
ハイブリッドマットレスは、そのラインナップの1つで、高反発のエアロキューブ層の上に低反発プロファイルウレタン層「カラーフォーム」が乗っています。
裏返すと高反発の寝心地になるリバーシブル仕様。
厚みも8㎝あるので、底付きしません。
三つ折りなので、起きたら立てるだけのかんたんお手入れ。
抗菌防臭加工と制菌加工の証「SEKマーク」を取得しています。
コアラマットレス
価格:82,000円(シングル・税込)
オーストラリア発のコアラマットレス。
インフルエンサーがよく宣伝しているので見たことあるのでは?
表地にはリヨセル繊維のテンセルを使用。通気性に優れて夏でも快適です。
表裏で硬さが違うので、お好みで選べます。
「ゼロ・ディスターバンス」という振動衝撃吸収技術により、隣でゴロゴロされても気になりません。赤ワインのグラスを置いたベッドに飛び乗ってもワインがこぼれない「ワインチャレンジ」動画は一度ご覧あれ。
滑り防止・抗菌加工・排出ガス抑制のCerti-PUR認定など機能も充実。
120日のトライアル期間と10年保証で購入後も安心です。
IWONUマットレス
創業70年の寝具メーカー北沢株式会社が満を持して送り出すIWONUマットレス。
その特徴は高反発面と低反発面の両面使いができること。さらに芯材が頭・腰・足で三分割されていて、ダブルサイズ以上なら左右にもわかれて6分割されています。
カスタマイズは自由自在。
パートナーとそれぞれ違う、お互い好みの寝心地で寝ることができますね。
120日トライアルや10年保証もあり、外しにくいマットレスといえます。
関連記事:IWONUマットレスの口コミ
低反発マットレス おすすめな人
低反発マットレスがおすすめな人は、こんな人です。
・横向き寝が多い人
・体重の軽い人
・体のラインがはっきりしている人
肩は体の中心からでっぱっているので、横向きで寝ると、多少沈むくらいが背中がまっすぐになります。
体重の軽い人だと、硬いマットレスでは逆に沈まず、寝心地が悪くなります。
体のラインがはっきりしている人も、体の凹凸に合わせて重いところは沈み、軽いところは沈まない、結果として背骨が自然なS字カーブを描くという点で低反発マットレスは有効です。
低反発マットレスとは? 高反発との違い
低反発マットレスとは、跳ね返す力の弱いマットレスです。
指で押すとマットレスは少し凹みますが、低反発だとすぐに復元せずにゆっくりもとに戻るのが特徴です。
高反発との違いを表にまとめました。
沈み方 | おすすめな人 | 耐久性 | |
高反発 | 沈まない | 寝姿勢重視・腰痛 | 高い |
低反発 | 沈む | 埋もれ感重視 | 低い |
新生児は低反発マットレスの使用はNGです。煎餅布団がいいと言われていますね。その理由は、低反発はフィット感が高いあまりに沈みすぎて窒息する危険性があるからです。添い寝布団は硬いものを選びましょう。
介護や医療の現場では、寝たきり老人の床ずれが昔からの課題です。低反発は体圧分散力は優秀なので床ずれになりにくいのですが、介護する側が体位変換(寝姿勢を変えること)しづらいのが困りものです。
イメージしてみるとわかります。フカフカの敷布団と、硬い床の上、人の体を転がしやすいのはどちらでしょう?
関連記事:高反発マットレスおすすめ
低反発マットレス おすすめ 腰痛
「ふかっとした低反発マットレスは腰痛に向いてるの?」
→一般的にはNOです。
腰痛の原因は姿勢の悪さによる骨盤の歪みや脊椎すべり症など多岐にわたります。
しかもお医者さんがばっちり原因を究明してくれて、腰痛がすっきり治ることはあまりありません。整形外科でレントゲンをとってもなかなかわからないのが現状です。
整骨院に通っている人は経験があると思いますが、湿布や飲み薬は一時的な対処療法で、根治治療ではありません。
いずれにせよ、同じ寝姿勢で就寝していると同じ部位が圧迫されて血流が滞り、腰には優しくありません。
そのため寝返りをうつことで姿勢を変え、負荷を別の部位に逃がす必要があります。
つまり腰痛の人は寝返りをうちやすい寝床環境にすることが大事です。
ふかふか布団やふんわりした低反発マットレスは、その点で差し障りがあるので望ましくありません。
部位によって硬さを変化させているマットレスもあり、プラスポイントです。
特にがっちり体型やボリューミーな体型、ボディラインがはっきりしている人は臀部(お尻)が硬く肩周りが柔らかいマットレスがベター。
腰回りは突き上げ感があり、肩は沈むので、横向き寝のときに背骨が曲がらずにゆったり安眠できます。
メーカーによっては睡眠健康指導士の資格を持つスリープトレーナーがアドバイスをくれたり、寝姿勢測定器がある直営店もあります。お試しで寝転ぶこともできますし、ちかくにあるならいちど訪れてみましょう。
ちなみにマットレスだけでなく枕が原因であるパターンもあります。
「ソバガラ枕に変えたら肩こりが・・」
「それまでグースカ寝てたのに、マットレスを変えたら寝にくくなった」
「彼氏が眠りが浅くて・・・」
「出張でビジネスホテルに泊まるけどよく眠れない・・」
という人は一度相談してみるとよいですね。
せっかくのリラックスタイムで腰を痛めてしまっては元も子もありませんからね。
関連記事:マットレス腰痛治った
低反発マットレス おすすめ 寿命と長く使うお手入れ方法
低反発マットレスの寿命は短い傾向があり、3~5年もてば「よくがんばった!」というところです。
胸を張って「10年使えます!」と言えるのはテンピュールぐらいです。
それ以外の低反発マットレスは買い替え前提で考えるとよいでしょう。
長く使うためのお手入れ方法は
・カバーをかけて汚れを防ぐ
・上下をローテーション
・陰干しして乾燥
の3つです。
これでへたり防止になります。トッパーでもベッドマットレスでも有効です。
関連記事:マットレスの寿命
低反発マットレス カバーをかけて汚れを防ぐ
マットレスに何も敷かずダイレクトに寝てはいけません。必ずカバーをかけましょう。
汚れ、特に寝汗はマットレスの大敵です。
水分と塩分のどちらも劣化を促進させます。
そのため、カバーや敷きパッドをかけてマットレスをガードし、汚れを防ぎます。
ちなみにポリエステル製など化学繊維系のカバーのほうが安いです。汗かきの人はボアシーツなど熱がこもるシーツは避けましょう。
シワが寄るのが嫌いなひとはパフパフした敷きパッドのほうがストレスが少なくていいかもしれません。
ベッドメイクを面倒がらず、マットレスを保護してダメージから守りましょう。
ちなみにずれ防止にも有効です。
低反発マットレス 上下をローテーション
定期的に上下や表裏を反転させてローテーションすることも長持ちさせる上では重要です。
荷重がかかる部位は腰回り・肩周りと決まっています。
ローテーションをしなければ、同じ部分に重みがのしかかるので、早くへたります。
へたりを避けるためには、荷重がかかる場所をずらすことで、ダメージを均等に分散させるのが有効です。
一ヶ月に一度程度、入れ替えを行いましょう。
低反発マットレス 陰干しして乾燥
陰干しして乾燥させることは、マットレスのケアの中でもっとも重要です。
へたり対策だけでなく、ダニやカビ対策として、マットレスの湿気を減らす目的で行います。
低反発マットレスはすべてウレタン製です。
ウレタンは通気性が悪いのですが、水に弱いので、汚れてもコインランドリーでクリーニングができません。品質表示に書いています。
物干しざおにぶら下げてホースでジャーっとできれば気が楽ですが、びちゃびちゃに濡らしてもOKなのはファイバーマットレスだけです。扱いやすさではかないませんね。
また熱にも弱いので布団乾燥機やアンカも基本的にNGです。あまりに高温だと最悪溶ける可能性もあるのでやめておきましょう。
もし、すでについてしまったカビを除去したいなら、ウレタンクリーニングができるお店を探すか、買い直しましょう。
掃除機では髪の毛などは吸い取れますが、カビはムリです。
低反発マットレス おすすめ デメリット・メリット
低反発マットレスのメリットとデメリットを紹介します。
低反発マットレス デメリット
・通気性が悪く蒸れやすい
・冬など気温が低いときは硬い
・耐久性が低くへたりやすい(テンピュール除く)
・体重が重い人は沈み込み(凹み)が大きく寝姿勢が崩れる原因になる
特に体重が70㎏以上ある人は、トッパーとして利用するならいいですが、メインの敷物として利用するのは避けたほうが無難です。
気温が低いときは最初は硬いですが、体温で温められるにつれ柔らかくなります。夏は最初から暑いので柔らかいですね。
低反発マットレス メリット
・フィット感が高く寝心地が良い
・沈み込むので姿勢が安定する
・冬は包まれるのでじんわり暖かい
・寝返り回数が多い人は寝返りの抑制になる
低反発マットレス おすすめ メーカー比較
売れ筋の人気低反発メーカーを比較してみました。
メーカー | エムリリー | GOKUMIN | トゥルースリーパー | タンスのゲン | テンピュール | エマスリープ | アイリスオーヤマ |
コアラマットレス
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名称 | エコヘルス | プレミアム低反発マットレス | プレミアケア | 低反発マットレス | フトンシンプル | エマスリープ | エアリーハイブリッドマットレス |
NEWコアラマットレス
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価格 | 10,978円 | 16,280円 | 27,280円 | 5,980円 | 52,800円 | 108,000円 | 29,800円 | 82,000円 |
厚み | 3cm | 5cm | 5cm | 8cm | 6cm | 25cm | 9cm | 23cm |
特徴 | ・寒くても硬くならない | ・竹炭入り | ・売上No.1 | ・とにかく安い | ・NASA認定 | ・部位に応じた硬さ | ・ファイバーとウレタンの2層 | ・振動吸収 |