ミニマリストのマットレスの選び方
「マットレスって種類がありすぎてどれ選べばいいかわかんない!」
というひとのために、ミニマリスト向けのマットレスの選び方を解説します。
重視すべきポイントは以下。
・床に直接敷ける
・収納性が高い
・三つ折り
・イージーケア
ミニマリストのマットレスはすのこや床に敷けること
まずはすのこやフローリングの床に直接敷けること。
ベッドがあると部屋を占領しますし、場所が固定されてしまいます。
中には小さくたためる伸縮収納ベッドや、2wayのソファベッドもありますが、ミニマムライフを目指すならモノを余分に持つのはなるべくやめて無駄を減らしていきたいもの。
ベッドを断捨離できたら暮らしのダウンサイジングに繋がりますし、一枚で敷けたら置き場所を変えてスペースを有効活用できます。
たった一枚できちんと敷寝具の役割を果たす必要があります。重ねる使い方をしないとダメなものはNG。
そこで大事なのは「高反発」かつ「厚み6cm以上」です。
薄いのがいいからといって薄すぎるマットレスを買うと、背中が床についてしまって体が痛くなることも。
この基準て選べば床付き感なく一枚で敷けます。
関連記事:高反発マットレスおすすめ
ミニマリストのマットレスは収納性が大事
次のポイントは収納性です。
・三つ折りできる
・軽い
・厚すぎない
このあたりは抑えておきたいポイントですね。
三つ折り
ワンルーム賃貸だと床面積が限られているので、できれば有効活用したいところ。圧迫感のあるベッドは撤去して、起きているときは回遊スペースを広くとりたいものです。
三つ折りなら起きたら部屋の隅にササッと折りたたんで収納できれば、お部屋を無駄なく広く使えますね。
平置きが嫌なら縦にしてジャバラ置きするのも手。狭いスペースにすっぽり突っ込んでおけば、居住スペースにゆとりができ、広々と住まうことができます。
(もしフラットタイプでも縦置きで収納できれば広くとれますね。折り目がなければ隙間にお尻がはまることもないですし)
さらに三つ折りタイプはお手入れもラク。N型に自立するので、壁がなくてもそのまま立てれば陰干し完成。
ちなみにクルクル丸めて収納するタイプもあります。幅を取らないという意味ではいいのですが、厚み3cmが相場なので薄すぎます。
関連記事:折りたたみマットレスおすすめ
軽い
軽いは正義!
重いと毎日の折りたたみや上げ下げ、ベランダでの天日干しが億劫になります。扱いやすい軽量のマットレスを選びましょう。目安は6kg以下です。
なにしろ三つ折りタイプでも平気で10kg超えのマットレスがあります。無印の洗えるマットレスとか。
軽ければ屋外に持ち出してテントマットやヨガマット、ジョイントマット、キャンプ用にも流用できます。
厚すぎない
厚みは6cm以上と先ほど書きましたが、どれだけ厚くてもせいぜい10cmまでに抑えるのが良いです。
それ以上になると、三つ折りにしたときにちょっとしたタンスぐらいのサイズになります。
ミニマルデザインを目指しているのに、お部屋に見苦しいものが出現するので避けたいですね。
敷布団タイプの中にもコンパクトになるものがあります。
ミニマリストのマットレスは多用途
ミニマリストに欠かせない要素が多用途。一人二役こなすアイテムがあればそれだけ荷物が減ります。
折りたたみマットレスは通常三つ折りですが、中には四つ折りや6つ折りをしてソファやカウチにもなる3wayや4wayのマットレスもあります。
種類は決して多くないので、マットレス界では傍流ですが、ソファと兼用できる汎用性はなかなか捨てがたいものがあります。
シチュエーションごとに上手に使いまわしてお部屋のモノを削減しましょう。
ミニマリストのマットレスは洗えると便利
「敷きっぱなしにしてたらカビだらけになっちゃった!」
「ワンコがオシッコしちゃった!」
というシチュエーションでは、洗えるマットレスの方が心強いですね。
そんなときは丸洗いできるファイバーマットレスを選びましょう。
プラスチック繊維でできているので水が染み込みません。
だから家のシャワーでじゃぶじゃぶ洗って大丈夫。
有名どころではエアウィーヴやアイリスオーヤマのエアリーマットレスがあります。
三つ折りだとほぼウレタン製ですが、ウレタンは水洗いできません。クリーニングに出すと最低でも五千円、下手したら一万円以上取られます。これなら新品が買えちゃいますね。
汚す可能性が高いなら、ファイバーマットレスにしましょう。気持ち的にラクです。あと通気性もダントツなのでカビも生えづらいです。
関連記事:洗えるマットレス
ミニマリストしぶも使うエアリーマットレス
価格:17380円
厚さ:5㎝
素材:ファイバー
重さ:4.5㎏
ミニマリストの有名ブロガー、しぶさんも絶賛のエアリーマットレスを紹介します。
スペック的にもコスパ的にも文句なしの出来栄えです。
「でもちょっと高いんじゃない?」
と思った人、そのとおり。ぶっちゃけ、もっと安いマットレスはいくらでもあります。
それでも選ばれるにはちゃんと理由があります。
・シンプルデザイン
余計なものは省いて、最小限の必要な機能だけを兼ね備えたマットレスで、生活の質が上がります。
・清潔
プラスチックファイバー製なので、綿の布団にありがちなホコリが発生しません。アレルギーも出ませんし通気性がいいのでダニの心配もいりません。
ハウスダストアレルギーや皮膚が敏感な人は、エアリーマットレスを選べば健康面でのマイナス要素が減ってストレス軽減されますよ。
・持ち運びラクラク
厚さ5cm、4.5kgと軽量なので女性でもかんたんに持ち上げられます。ケースには取っ手がついていて、持ち運んで移動させられます。ちょっと子供部屋やリビングに持ち込みたいときもラクラク。
・冬は寒い
一枚でオールシーズン使えます、と言いたいところですが、寒い系の温度調節は少しニガテ。
リネンのシーツやフィットシーツだと通気性が良すぎてスースーして冬は冷えるので、防寒対策が必要になります。
厚めのふわふわした敷きパッドで寒さから体を守りましょう。
・踏んだり寝返りをうつとパリパリ音がする
エアリーマットレスに限らずファイバーマットレスでは必ず起こる現象です。
・体重が重いと5cmだと底付きする
しぶさんは体重50kgと男性の中では相当軽いほうなので底付きしませんでしたが、本来なら5cmは一枚で敷くには少し薄すぎます。
女性やしぶさんぐらいの痩せ型体型なら大丈夫ですが、太っている人や筋肉質でがっちり体型の人は「エアリーマットレス ハイグレード」や「エアリーマットレス ハイブリッド」が9cmの厚さで出ていますのでこちらを選びましょう。
・芯材が3分割できる
地味に便利。お掃除や洗うときも小分けにできるので楽ちんです。
アパート立ち退きのさいに処分するときも自治体指定のゴミ袋に入れて捨てられます。
・反発力が高い
糸が絡まり合ってる見た目からは想像しにくいですが、バネのようにビヨンビヨンします。
寝返りラクでぐっすりできれば疲労感も軽減できて睡眠の質も上がりますね。
・夏は涼しい
素材のエアロキューブが通気性抜群なのでさらに冷感敷きパッドを敷けばクーラーいらず!夏の快眠のお供にもってこいです。
・総評コスパ最強
2万円近くするので一瞬高いと思いがちですが、実はリーズナブル。
同じファイバーマットレスのエアウィーヴは66,000円。エアリーマットレスはその1/4です。
洗える・コンパクト・清潔とオールインワン設計です。
安心してポチってください。
エアリーマットレスの口コミ
寝心地
ミニマリストのマットレスをニトリで
ミニマリストにおすすめのニトリのマットレスを紹介します。
品名:ニトリ 三つ折り高反発マットレス
価格:8,990円
厚さ:10㎝
素材:ウレタン
重さ:4.6kg
150Nの反発力で4.6㎏と軽いです。
厚さ17㎝バージョンもありますが、
・そこまでの厚みは必要ない
・三つ折りにするとこんもりして見た目が美しくない
・10㎏もあって重い
といった理由から、おすすめしません。10cmで十分。
これ以外にも三つ折りマットレスはありますが、1枚敷きできるマットレスではないベースマットだったり色々と不適な点があったので、ここには挙げていません。
ミニマリストのマットレス:おすすめ人気
その他ミニマリストにおすすめのマットレスを紹介します。
エアウィーヴスマートZ01
価格:66,000円
厚さ:9㎝
素材:ファイバー
重さ:9.0kg
エアウィーヴスマートZ01は、一言で言うと、先ほど紹介した「エアリーマットレス」の高級版です。
浅田真央さんや錦織圭選手がイメージモデルを務めていて、一般の認知度が頭一つ抜けています。
東京オリンピックの選手村に、環境負荷の少ないダンボールベッドを提供したことでも話題になりましたね。
素材はエアファイバー製で、押し上げてくれるようなしっかりした反発性が魅力です。
三つ折り・洗える・ホコリ出ない・通気性良しと数々の長所があります。
だけど、値段が高い!
マットレスに7万円近くブッ込むのはさすがに勇気がいりますね。
あと重い!
三つ折りマットレスだと6kg以下くらいで軽い部類ですが、エアウィーヴはその1.5倍あります。
エアウィーヴのブランド価値に重きを置くのでなければ、エアリーマットレスで十分という気もします。
ブレスエアー
価格:21,890円
厚さ:5.5㎝
素材:ファイバー
重さ:6.1kg
ブレスエアーは東洋紡が開発した三次元ファイバー素材ブレスエアーがそのままマットレスの名前になったものです。
新幹線の座席のクッション素材に使われているほど心地よい反発性と耐久性。
通販サイト「ディノス」でのみ販売されています。
惜しむらくは敷布団タイプなこと。
正式な三つ折りタイプと違って、折りたたんでもきれいな直方体にならず、いかにも「たたんだ布団」という見た目になってしまい、生活感がモロに出てしまいます。
ここを気にしないならアリですね。
エイプマンパッド310
価格:20,130円
厚さ:10㎝
素材:ウレタン
重さ:7.0kg
エイプマンパッドはお手頃のウレタンマットレスです。
必要な機能プラス返金保証つき。
三つ折りタイプは307と310があります。違いは厚み。307は7センチ。310は10センチです。
そこそこ体重が重い人でも安心して快眠するためには、10cmの方が安心です。
あとホームページや説明書が全力でふざけていて、ある意味好感がもてます(笑)
マニフレックス メッシュウィング
価格:34,485円
厚さ:11㎝
素材:ウレタン
重さ:5.8kg
イタリアブランド、マニフレックスの1番人気商品、メッシュウィング。
高反発ウレタン、エリオセルが優れた体圧分散力を発揮します。厚みも十分。
三つ折り・軽量・10年保証・お手頃価格とほぼ死角なし。そりゃ売れますよね。
欠点らしい欠点といえば、ウレタン製なので洗えません。
これでファイバー製だったらパーフェクトだったんですが、惜しい!
エムリリー優反発三つ折り
価格:32,980円
厚さ:8㎝
素材:ウレタン
重さ:8.2kg
やわらかめの感触が好きな人はエムリリー優反発マットレスがおすすめです。
日本ではそこまで有名ではありませんが、実は世界で1,200万枚売れていて、しかもあのマンチェスターユナイテッドのオフィシャルパートナーにもなっているメガヒットマットレスです。
ウリは優しい寝心地。
ファイバー製だと高反発ばかりで、残念ながら柔らかいマットレスがないんですよね。
三つ折りで優しい寝心地のマットレスは意外に数が少なく貴重なんです。
優反発は重い部分はしっかり支え、軽い部分はふんわり支える一人二役の反発性です。
アマゾンや楽天でも買えますが、 エムリリー公式サイト で買うと限定特典の180日間延長保証がついてお得です。
関連記事:エムリリー優反発マットレスの口コミ!悪い評判はある?
タンスのゲン三つ折り高反発マットレス
価格:4,999円
厚さ:10㎝
素材:ウレタン
重さ:6.0kg
「おサイフ事情もミニマムだからとにかく安いマットレスがいい!」
という人におすすめなのがタンスのゲン三つ折り高反発マットレスです。
高反発・三つ折り・厚み十分と、求められる最低限の機能は満たしています。
それでいて5,000円を切る、ドン・キホーテもびっくりの驚安価格です。
ミニマリスト入門の意味で買ってもいいかもしれませんね。
関連記事:タンスのゲンの評判
ミニマリストのマットレス:カビ対策
「マットレスをフローリングに直置きするとカビるんじゃないの?やっぱりベッドいるんじゃ?」
と心配している人がいるかもしれません。
結論からいうと、きちんと陰干しすればカビる心配はありません。
陰干ししなければ、ウレタンマットレスは確実にカビます。通気性抜群のファイバーマットレスでも怪しいです。
寝汗がたまるのはマットレスの底面。フローリングは下に湿気が抜けていかないので、水分が蒸発していかなければ、必然的にカビは出ます。
でも、だからといって、すのこやすのこベッドが必要かというと、全然そんなことはありません。
起きたらマットレスを立てるだけ。毎日でなくとも、週1〜2回で十分です。
これでカビの心配はいりません。
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