マットレスのノウハウ

【マットレスのお手入れ】自宅で簡単にできる掃除方法を頻度・問題別に解説

本サイトには広告が含まれています

【マットレスのお手入れ】汚れの原因

マットレスのお手入れ方法

特に思い当たる節がないのに、なんだかマットレスが黄ばんできている。

なんてこと、よくありますよね。

飲み物をこぼしたわけでもないし、子供がおねしょをしたわけでもない。

いつも通り毎日そこで寝ているだけです。

なんだか不衛生な感じがして嫌な気持ちになりますよね。

この汚れの原因はなんなのでしょうか。

ここでは、汚れの原因から状況別のお手入れの方法まで、詳しく紹介したいと思います。

原因①汗や外気の湿気

主な原因の一つは、汗や外気の湿気です。

人間は寝ている間に約350mlの汗をかくと言われています。

おおよそコップ一杯くらいの量です。

思ったより多く汗をかいていますね。

寝ている間に出た汗が、酸化してマットレスに染みつきます。

汗はタンパク質や脂質、糖質などのほかにリポフスチンという色素を含んでいるため、マットレスに染み込んで酸化すると黄ばんでしまいます。

他にも外気の湿気があげられます。

特に梅雨の時期は注意が必要ですね。

梅雨の時期の湿気は思っているより影響を及ぼします。

外気の湿気が高いと、寝ている時にかいた汗が乾きにくくなります。

そうなると、さらに汗がマットレスに染み込んでしまったりします。

湿気がこもりやすくなったマットレスは、皮脂や髪の毛などが付着することにより、カビが繁殖しやすい環境になってしまいます。

原因②皮脂などの汚れ

人間は睡眠中に汗と一緒に皮脂汚れも出します。

皮脂や髪の毛、垢やよだれなどですね。

こちらも汗と同様、時間がたつと酸化して黄ばんできます。

皮脂の主成分はトリグリセリドというもので、皮膚を保護するために、寝ている間も常に分泌されています。

視覚的には汚れとしてあまり目立ちませんが、時間がたつにつれて黄色く見えてきます。

よくあるのが、ワイシャツやTシャツなどの襟元の頑固な黄ばみですね。

主婦の方ならよくご存知ではないでしょうか。

あれも、皮脂が洗濯では落ちきれず、繊維の奥で溜まった皮脂が黄ばみとして出てきてしまっているのです。

マットレスでも、同じことが起こっています。

マットレスは洗濯できませんので、洋服よりも皮脂汚れが蓄積しやすくなっているのです。

原因③へたり

マットレスは長期間使用しているとへたってくることがあります。

マットレスのへたりは、睡眠中の体重による圧力が原因なのが多いです。

人によって寝やすい姿勢や体勢ってありますよね。

ついつい癖で、無意識のうちに同じような体勢で寝ている人が多いかと思います。

すると同じ箇所にずっと圧力がかかったままになります。

同じ箇所に圧力がかかり続けることによって、その箇所がへたってくるというわけです。

へたりがある状態でも寝ることは可能ですが、本来のマットレスの性能、体圧をバランスよく分散してくれる機能がなくなってしまっている可能性があります。

そうなってしまうと、寝ている体にはかなりの負担がかかってしまうということになります。

たくさん寝たのになんだか疲れている、なんてことになります。

関連記事:マットレスのへたりを復活させる方法はある?ウレタンの凹みを直す

原因④紫外線

日光による紫外線でマットレスが黄ばむことがあります。

トゥルースリーパーでよく起こる現象で、真っ白だったトゥルースリーパーが「何もしてないのにまっ黄色になってる!」とギョッとする方がときどきいます。

品質(クッション性能)には問題ありませんが、不可逆的な変化であるため、もとの白色に戻すことはできません。

【マットレスのお手入れ】自宅で簡単!問題別の掃除方法

マットレスのお手入れ(自宅でできる)

今までにマットレスの汚れの原因を紹介してきましたが、マットレスは大きいですし、クリーニングにもなかなか出せませんよね。

お家でできる簡単なお手入れ方法があればいいのに・・・と思っていませんか?

できるだけ手軽な方法でマットレスの清潔さを保ちたいですよね。

実はご自宅で簡単にできるお手入れの方法があるんです!

ここからは、汚れの問題別にお掃除の方法を紹介していきたいと思います。

①ダニが発生したら布団乾燥機

梅雨や花粉の時期に大活躍する布団乾燥機。

布団の乾燥からダニ退治までできる優れモノです。

ですが、布団乾燥機がマットレスに使えるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

結果から言いますと、布団乾燥機はマットレスにも使えます。

マットレスは洗ったり外に干したりすることが難しく、ダニが発生しやすいです。

しかし、布団乾燥機のダニ退治モードを使えば、簡単にダニを退治できます。

ここで、マットレスの布団乾燥機の使い方を紹介したいと思います。

1、マットレスの耐熱温度と布団乾燥機の最高温度を確認する。

2、マットレスの上に布団乾燥機のホースの先端を置く

3、2の上から掛け布団をかける

4、布団乾燥機のスイッチを入れる

5、布団乾燥機の時間が終わったら、マットレスの上を掃除機をかける

注意点は、マットレスの耐熱温度です。

布団乾燥機の最高温度のほうが高温だった場合は使用しないようにしてください。

他にも、まくらやクッション、ぬいぐるみなどの乾燥させたいものがあれば、掛け布団の中に入れてもかまいません。

その際も、耐熱温度はしっかりと確認してください。

②カビが発生したらカビ対策スプレー

湿度の高い梅雨の季節になると、家のあらゆるところはもちろん、マットレスにもカビが生えてしまいます。

マットレスは洗濯したり干したりできませんので、カビが生えてしまうとお手入れがかなり難しいですよね。

そんなマットレスのカビのお手入れには、「カビホワイト」がおすすめです。

マットレスはもちろん、タンスなどの木製品や窓の木枠、カーテンや畳にも使える優れモノです。

しかもお手入れの手順もとても簡単。

1、カビホワイトスプレーを噴霧。

2、30分放置

たったこれだけです。

残った薬剤は蒸発するので、赤ちゃんが触っても無害です。

とても安心ですね。

種類がたくさんあり、落としたいカビによって使い分けることもできます。

関連記事:マットレスのカビ対策!カビの取り方(除去方法)や予防方法

③飲み物をこぼしたシミは水(乾いたら漂白材)

マットレスにコーヒーやジュースをこぼしてしまうこともありますよね。

いつか乾くか、とそのままにしてしまうと、あとあと大きなシミになってしまいます。

でもマットレスなんて大きいもの、どうやって掃除したらいいかわかりませんよね。

コーヒーやジュースをこぼしてしまったときは、すぐに対処できれば水だけで汚れがとれます。

水を含ませたタオルで拭いてみましょう。

ウレタン素材だと水に弱いため、マットレスをびしょ濡れにしてはいけません。

水のみで取れなければ、漂白剤を使います。

同じようにタオルに漂白剤をつけて、色が残っているところを拭きます。

手が荒れやすいのでゴム手袋を忘れずに。

肌に触れやすい場所なら、漂白剤が残らないようにしっかり拭き取りましょう。

気になるところがなくなったら、風通しのいいところでマットレスを乾燥させてください。

④寝汗のシミには重曹

寝汗のシミが一番多いのではないでしょうか。

寝汗にはたんぱく質や脂が含まれています。

そのたんぱく質や脂を分解して落としてくれるのが重曹なのです。

お手入れのやり方は、

1、300mlの水に対し重曹を1~2杯混ぜて重曹水を作る。

2、重曹水をタオルに染み込ませる。

3、マットレスのシミの部分にタオルを押し当てる。

4、水を含ませたタオルを固く絞り、重曹を取り除くようにマットレスを拭く。

5、風通しのいいところでしっかり乾燥させる。

どうしても取れないシミがあったり、気になる部分があれば、2〜3の段階を何度か繰り返してもいいです。

その際に重曹水を少し多めに作っておくと、何度も繰り返しできます。

あとはしっかり乾かすことも大切です。

生乾きのままだと、カビが生えてしまったりと、他の問題も起こりかねませんからね。

⑤おねしょのシミにはクエン酸

お子様のいらっしゃるご家庭は、お子様のおねしょは日常茶飯事かと思います。

おねしょの処理はとても大変ですよね。

布団の洗濯も大変なうえに、マットレスにまで汚れが到達してしまっていたら、ため息をつきたくなりますよね。

おねしょの掃除は、アンモニアに効果があると言われているクエン酸が助けてくれます。

1、200mlの水にクエン酸を小さじ1杯入れて混ぜ、クエン酸水を作る。

2、タオルにクエン酸水を含ませる。

3、おねしょのシミ部分にタオルを押し当てる。

4、水を含ませたタオルでマットレスにクエン酸が残らないように拭く。

5、風通しのいいところでしっかり乾燥させる。

100円ショップなどにもクエン酸は売られている上に、掃除で使うものには安価で大容量なので、たくさん使っても経済的です。

関連記事:マットレスにおねしょをしたらクエン酸でシミと臭いを消そう

【マットレスのお手入れ】頻度別メンテナンス方法

マットレスのメンテナンス方法

これまではマットレスが汚れた場合のお手入れ方法を紹介してきましたが、「汚れる前にお手入れをして予防しておきたい!」という方もいると思います。

日頃からお手入れしておけば、シミや黄ばみなどに悩まされることなく、毎日清潔なマットレスで眠ることができます。

気持ち的にもきれいなマットレスのほうがいいですよね。

睡眠の質も上がったように感じることでしょう。

もちろん日頃からお手入れする方法はいろいろとあります。

それを今回は頻度別に紹介していきたいと思います。

毎日:起きたら掛布団をめくる

朝起きてベッドからでたら、まずは掛け布団をめくってください。

たったこれだけです。

そうするだけで、マットレスやシーツの風通しがよくなって、湿度が下がります。

たとえ天日干しでなくても、寝ている間にこもった空気を開放することで、カビの繁殖や汗ジミを防ぐことができます。

毎日掛け布団をそのままにしてベッドで寝起きを繰り返していると、前日に寝ている間にかいた汗や皮脂汚れが布団の中にこもったままになります。

布団の中の湿度がどんどん高くなって、カビが生えたり汗ジミになってしまいます。

それを毎日繰り返していると、マットレスに大きなカビが生えたり、黄ばみができてしまったりするのです。

この方法は掛け布団をめくるだけと、とても簡単なので明日からでもできそうですね。

週1~2回:ベッドシーツ・カバー・敷きパッドを洗濯

これは週末などにまとめてやったり、天気のいい日にやるのがいいと思います。

それぞれのタグに書いてある、洗濯表示を見て、適切な洗濯方法で洗濯しましょう。

こういった寝具に関しては、漂白剤入りの洗剤が使えない場合もありますので、よく確認しましょう。

目に見えて汚れていなくても、特にシーツは寝ている間ずっと直接肌に触れているので、汗などが付着しやすいです。

それに直接肌に触れているので、ダニなどが繁殖した場合、アレルギーを起こすことがあります。

カバーも同様で、直接肌に触れますので、清潔にしておいたほうがいいです。

敷きパッドですが、なかなかの大物ですよね。

洗濯機に入らない場合は、お風呂などで足踏み洗いをするのがいいですよ。

汚れが目に見えてわかるので、汚れていたことがよりわかりますよね。

2~3週間に1回:壁に立てかけて陰干し

これはカビが生えるのを防いだり、寝ている間にかいた汗を乾燥させ、湿気を逃がすのにとても効果があります。

天日干しのほうがいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、ウレタンやファイバーなどのマットレスは紫外線で素材が劣化してしまうため、基本的に天日干しはよくありません。

陰干しする時間ですが、2~3時間が目安です。

シーツやカバーなどを洗濯しているあいだに干すのがいいですね。

中には三つ折りのマットレスを使っている方もいますよね。

三つ折りのマットレスは、普通のマットレスとほとんど同じ干し方で大丈夫です。

風通しのいいところで干してください。

もし持ち運びできないマットレスの場合は、扇風機を使って風を通してください。

扇風機を使って風を通すだけでも、だいぶ違います。

マットレスは重いので、無理はしないでくださいね。

1か月に1回:マットレスに掃除機がけ

掃除機をかけるときは窓を開けて換気をしてください。

ほこりを吸い込まないようにするのはもちろん、少しでも風を通したほうがいいからです。

使用する掃除機は特に布団用の掃除機でなくてかまいません。

いつも使っている家庭用の掃除機で大丈夫です。

掃除機でほこりや髪の毛、ダニの死骸や卵やフンなども取り除けるように、吸引力設定を「強」にして、時間をかけてゆっくり吸い込んでいきましょう。

髪の毛が落ちやすい枕元は入念に掃除機をかけてください。

ヘッドボードとマットレスの隙間や、ベッドの下もほこりがたまりやすいので、掃除機をかけましょう。

ちなみに、1か月に1回掃除機がけプラス、こまめに粘着テープやコロコロなどを使って枕元などの髪の毛やほこりを取り除くことができれば、なお良しですね。

2~3か月間に1回:ローテーション

マットレスのローテーションとは、マットレスの上下裏表を入れ替えることです。

特定の場所に汗ジミが染み込んでしまうと、ダニやカビが発生しやすくなったり、同じ場所に負荷がかかることでへたりが起きてしまいます。

ローテーションすることで、それらを防ぐことができます。

しかし、注意しなければいけないこともあります。

一つ目は、両面用のマットレスか確認しておくことです。

マットレスは、片面使用になっているものもあります。

それはローテーションできないということではなくて、上下(枕元と足元)を変えてください、ということです。

二つ目は、重いマットレスは複数人で運ぶことです。

マットレスをローテーションさせることは結構な力仕事です。

無理に一人で運ぼうとしてしまうと、けがをしたりする可能性がありますので、家族の手を借りたりして安全に運びましょう。

関連記事:マットレスのローテーションとは?頻度・方法・注意点

【マットレスのお手入れ】楽にするコツ

マットレスのお手入れをラクにするコツ

常に清潔にしておきたいマットレスですが、もの自体も大きいですし、なかなか大変な作業です。

布団の洗濯もやろうとすると、家族全員分で丸一日はかかりますよね。

体力的にも結構しんどい作業になります。

他にもやらなければいけない家事はたくさんあります。

寝具のお手入れにかけられる時間は限られています。

できれば楽に、あまり時間をかけずにお手入れしたいところですよね。

マットレスのお手入れが楽にできたら、他の家事にあてる時間もできますし、余った時間で好きなことをしたり、少しリラックスする時間ができたら嬉しいですよね。

ここからはマットレスのお手入れがグッと簡単になる方法を紹介していきたいと思います。

除湿シートを使う

除湿シートとは、布団やマットレスの下に敷いておき、汗や湿気などを取り除く効果のあるシートです。

ものによっては、防菌・防カビ機能のついたものもあります。

除湿シートは、布団でもマットレスでも、敷くのは一番下と覚えておきましょう。

除湿シートのお手入れ方法は、除湿シート自体を定期的に乾かすことです。

意外とたくさんの汗や湿気を含んでいますので、それらを吐き出させる必要があります。

定期的に陰干しをしたり、マットレスの片面を上げて除湿シートを風に当てるなどしましょう。

もし除湿シートが汚れてしまったら、洗ってください。

水洗いしかできないものから洗濯機で洗えるものまであるので、洗濯表示をしっかりと確認しましょう。

マットレスプロテクターを使う

マットレスプロテクターはまだ日本での普及が少なく、「マットレスプロテクターって何?」と、疑問に思う方もいると思います。

マットレスプロテクターとは、ベッドのマットレスにかぶせるカバーで、マットレスの汚れ防止や、マットレスのダニやカビを防止してくれるものです。

マットレスプロテクターには二種類の形状があり、一つ目はボックスシーツのようにマットレスにかぶせるタイプです。

二つ目は、布団カバーのようにファスナーのついた袋のようなタイプです。

マットレスプロテクターを使用することで、マットレスの汚れ防止やダニの繁殖を防いだり、防カビ対策をしてくれます。

特におすすめなのはテンピュールのマットレスプロテクターです。

薄くて軽く、伸縮性があるので、普段の寝心地のまま快適に使用することができます。

しかも洗濯機で洗えるので、お手入れも簡単です。

使い方は簡単で、

1、裏面が寝具に接するように敷く。(ゴムつき部分が裏)

2、四隅のゴムを使ってマットレスプロテクターと寝具を固定する。

3、マットレスプロテクターを覆うようにいつも使っているシーツを敷く

これだけです。

価格も1万円もしないので、一度試してみてはいかがでしょうか。

直置きせずすのこベッドを使う

すのこベッドは床板に空気の通り道ができるため、通気性がよく、湿気が たまりにくいです。

さらにカビやダニが発生しにくい性質を持つ、桐やヒノキがすのこベッドの素材としてよく使われています。

特に夏は高温多湿になるので、すのこベッドはおすすめです。

寝ている間の汗がマットレスに染み込んで、ベッドの床板にたまり、カビの原因になることもありますが、すのこベッドはそんな心配がいりません。

すのこベッドの場合は、空気の通り道があるため、湿気や水分をうまく逃がしてくれます。

しかし、デメリットもあり、これからの季節、冬は空気の通りがいいので、寒く感じます。

なるべく体を冷やさないように、電気毛布を使うなど、布団をうまく使って対策してください。

関連記事:マットレスを直置きするデメリットは?フローリングの床に敷くのはOK?

軽いマットレスに替える

マットレスというと分厚くて重い印象がありますが、今は薄いマットレスも視野に入れてみましょう。

主にロフトベッドや二段ベッドなど、高さのあるベッドの場合に、安全面のことを配慮して薄型のマットレスを使うことが推奨されています。

特にノンコイルマットレスは、カバーのつけ外しができるので、お手入れが楽です。

薄型のマットレスなら、お手入れの際のカバーのつけ外しなどもストレスなくできます。

また、持ち運びも簡単なので、陰干ししたいときの移動も楽ちんですね。

さらに、ローテーションもやりやすいので、女性一人でもできますし、危険性はあまりありません。

家族が仕事や学校に行っているときでも、主婦の方が気軽に一人でお手入れできちゃうというわけです。

お手入れアイテムで時短

いろいろと紹介してきましたが、やっぱり時間もかかるし面倒だな・・・と思っていませんか?

私もそう思います。

マットレスのお手入れなんてめちゃくちゃ面倒じゃないか・・・と。

仕事が大変で帰ったら泥のように寝てしまうし、休みの日も日々の疲れで寝てしまう。

子育てや家事に追われて気付けばもう寝る時間で自分の時間すらも取れない。

そんな方も多いのではないでしょうか。

しかし、今は続々と高機能なお手入れアイテムが出てきています。

こういった道具に頼るのも一つの手です。

忙しくてなかなか時間の取れない方でも、お手入れアイテムがあれば、マットレスをきれいに保つことができます。

ここからはそんなお手入れお助けアイテムを紹介していきたいと思います。

ROCKUBOT

ROCKUBOT(ロックボット)とは、全自動の除菌・ダニ対策ロボットです。

なんとAIが搭載されているんです。

そのAIがダニ・カビ・ウイルスなどをわずか数秒で感知します。

そしてロックボットに搭載しているUVCライトは、太陽の約1600倍の紫外線を発します。

これによって、99.91%の除菌率が実現しています。

全自動のため、ボタンを押すだけで掃除してくれるので、時短になりますし、とても楽ですよね。

参考:【コンパクト除菌ロボROCKUBOT】公式サイト

関連記事:【ROCKUBOTの口コミ】ダニの駆除・除菌効果は?使い方も解説

ダニ捕りロボ

ダニ捕りロボは、ダニ捕獲用のマットです。

マットの中にダニをおびき寄せて、乾燥させて退治するというしくみになっています。

ダニ捕りロボは、天然由来の成分しか入っておらず、アレルギーなどの心配もないので、簡単で安全に使用することができます。

赤ちゃんのいるご家庭では安心できてとても使いやすいですね。

マットの間に挟むだけでダニを退治できますし、ある程度の期間がたてば、ゴミ箱に捨てるだけなので、とても簡単です。

関連記事:ダニ捕りロボは効果ない?怪しい口コミ評判を徹底検証!

お手入れしやすいマットレスに替える

お手入れしやすいマットレスとはどんなものでしょうか。

実は、ファイバーマットレスといって、自宅で簡単に水洗いできるマットレスがあるんです。

自宅で水洗いできるので、常に清潔な状態をキープすることができます。

もしジュースやコーヒー、子供のおねしょなどで汚れてしまっても、すぐに水洗いできます。

このように、汚れが気になったときにすぐにお手入れできるのがとてもいいですよね。

さらに、ファイバーマットレスは通気性がよく、カビや湿気にも強いです。

通気性がいいことから、ダニが好む環境になりにくい素材なので、ダニにも強いマットレスです。

清潔な状態をいつでも保っていられるので、アレルギーを持っている方でも安心して眠れます。

【マットレスのお手入れ】注意点

マットレスのお手入れ注意点

ここまでたくさんのお手入れの方法を紹介してきましたが、マットレスは意外と繊細なものです。

やり方を間違えてしまうと、寝心地が悪くなったり持ちが悪くなって買い替えなければいけなくなってしまいます。

そうなってしまうと、お金もかかってしまいますから、できれば避けたいところですよね。

できるだけ損をしないために、ここからはマットレスのお手入れの際の注意点を紹介していきたいと思います。

ほとんどのマットレスは洗濯できない

自宅で水洗いできるマットレスも紹介してきましたが、大前提として、ほとんどのマットレスは洗濯できません。

コインランドリーへ行けば洗えるんじゃないかと思いがちですが、コインランドリーでも洗えません。

洗うことで素材が劣化したり、乾ききらずにカビが生えてしまうこともあります。

マットレスは大きくて分厚いものですから、全部乾ききるのにかなり時間がかかります。

それに、分厚いので中のほうまでしっかり乾いているのかどうかが確認できません。

清潔にしようとしているのに、かえって寝心地が悪くなったり不潔になったりしてしまいます。

それにコインランドリーですと、重量オーバーになってコインランドリーの機械を壊してしまうかもしれないのでやめておきましょう。

弁償なんてことになったら大変です。

もし洗濯OKの表示があったとしても、押し洗いをしたり、シャワーで流すといった程度にしておきましょう。

関連記事:マットレスの洗い方!おねしょのシミや黄ばみはとれる?

濡れタオルで拭かない

基本的にはマットレスは濡れタオルで拭かないほうがいいです。

濡れタオルで拭いてしまうと、拭いて湿ったところで湿気が残り、カビが繁殖してしまいます。

濡れタオルの水分をマットレスが吸い込んでしまい、カビが好む環境になってしまうわけです。

ただし、ジュースやコーヒーなどでシミができてしまった場合は、固く絞ったタオルで拭きましょう。

その際、マットレスをしっかりと乾燥させることが大切です。

あくまでもマットレスを清潔に保つには、乾燥させることが重要です。

間違っても、濡れタオルで拭いたまま放っておくなんてことは絶対にないようにしましょう。

乾かすときは、扇風機などを使うと時短になって楽ですよ。

天日干ししない

天気のいい日に布団と一緒にマットレスも干したいなぁ、というとき、あると思います。

天日干ししたほうがなんとなくきれいになった気がしますよね。

しかし、マットレスのほとんどは天日干しできません。

理由は、紫外線によってマットレスが劣化してしまう恐れがあるからです。

高反発と低反発のウレタン、ラテックス、ファイバー製のマットレスは熱に弱いので、天日干しはNGです。

もし天日干しができたとしても、1~2時間で室内に取り込むのがいいでしょう。

ベッドからマットレスを降ろして、窓際などの風通しのいい場所に移動し、日光があたらない日陰で乾燥させるのが基本です。

できるだけマットレスを長持ちさせるためにも、天日干しはやめておきましょう。

布団乾燥機は低温で使用する

マットレスには耐熱温度があります。

高反発・低反発ウレタンは40度くらいで、ダニモードであれば60度くらいに対応しているものもあります。

スプリング素材は表面にウレタンが詰められているので、こちらも40度くらいです。

ラテックス素材ですが、ラテックスは熱に強い素材ですので、60度くらいで耐えうるものもあります。

もし高温でのお手入れを考えているなら、一度メーカーに確認を取ることをおすすめします。

いずれもマットレスはあまり熱に強くありません。

変形したり劣化したり、寝心地が変わってしまうこともあります。

長持ちしにくくなったりしますので、布団乾燥機を使用するときは低温で使用しましょう。

【マットレスのお手入れ】掃除してないマットレスはどうなる?

掃除していないマットレスはどうなる?

たくさんのお手入れ方法を紹介してきましたが、正直マットレスのお手入れは全然していない・・・という方もいると思います。

年末の大掃除の時ですらお手入れするかしないか微妙なところですよね。

それくらい大がかりなことです。

お手入れのしていないマットレスがどうなるのか、気になりますよね?

怖いもの見たさなところもあるかとは思いますが、こちらも紹介していきたいと思います。

カビ・ダニが発生する

まずはカビ・ダニが発生します。

寝ている間に出た汗や皮脂、髪の毛や垢などでマットレスが汚れ、カビやダニの好む環境を作ってしまいます。

湿気もこもりやすくなっているのでなおさらカビやダニの温床となっています。

お手入れをしていないと、これらがどんどん蓄積されていくので、カビが生える面積やダニの量も増えていきます。

ほこりなども相まって、敏感な方はアレルギー反応を起こすこともあります。

肌がかゆくなったり、くしゃみが止まらなかったりすると、要注意です。

そうなってしまうと、寝るときもかゆみやくしゃみで眠れなかったり、途中で起きてしまったりして、質のいい睡眠が取れなくなってしまうので、注意しましょう。

関連記事:マットレスのダニ予防は退治→除去→予防の3つの対策

寿命が早まる

お手入れをしないということは、ローテーションもしないということなので、毎日同じようなところに体重がかかっているということです。

毎日同じようなところに圧力がかかってしまうと、マットレスの同じところがへたりになってきます。

中のコイルがその部分だけ劣化していきます。

次第に寝心地も悪くなっていき、買い替え時期が早まってしまいます。

よくよく考えてみれば、同じところがへたりになっているだけで、他のところはまだ使えますよね。

これはコスパを考えてもとてももったいない気がしませんか?

上下と裏表をローテーションできたら、約4倍は長くマットレスを使うことができます。

より長くマットレスを使いたい場合は、定期的にローテーションすることをおすすめします。

-マットレスのノウハウ