トゥルースリーパー ニトリ/低反発マットレストッパーで比較
「トゥルースリーパーとニトリのマットレスはどう違うの?どっちがおすすめなの?」
という疑問にお答えします。
トゥルースリーパーもニトリも種類がたくさんありますが、ここでは、
・トゥルースリーパープレミアム
・ニトリ フルム
で比較します。
トゥルースリーパーはプレミアケア、プレミアケアプラス、エクセレント、プレミアムなど名前はいろいろありますが、ほぼすべてのラインナップが「低反発ウレタン」のマットレスです。
それに対し、ニトリは、
・ボンネルコイル(デイなど)
・ポケットコイル(Nスリープシリーズなど)
・高反発ウレタン(アルトなど)
・低反発ウレタン(フルム)
・ファイバー(プロセル)
と種類が多岐にわたります。
素材が違うと比較にならないので、ひとまずの結論としては、
「低反発ウレタン以外のマットレスがほしいなら、トゥルースリーパーには商品がないのでニトリを選んでください! これ以上この記事を読む必要はありません!」
ということになります。
そこで、この記事では「同じ低反発ウレタン素材で比べたらどうなるか?」という視点で比較していきます。
そこでチョイスした商品が、先ほど挙げた、
・トゥルースリーパープレミアム
・ニトリ フルム
です。
トゥルースリーパープレミアムはトゥルースリーパーシリーズの中でも代表的なマットレスです。
ニトリのフルムはニトリの中で唯一低反発ウレタンが使われているマットレスです。
以下、この両者で比較していきます。
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トゥルースリーパーとニトリのメリット・デメリット
トゥルースリーパーとニトリのメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。
トゥルースリーパーのメリット
トゥルースリーパーのメリットは
・軽い
・包み込まれるような寝心地
トゥルースリーパーのデメリット
トゥルースリーパーのデメリットは
・品質保証期間が短い
・すぐ黄色くなる
・寿命が短い
・洗えない
・ウレタンのニオイがする
・1枚で使えない
ニトリのメリット
ニトリのメリットは、
・コンパクトな梱包でラクラク搬入
・リバーシブルカバーで年中快適
・品質保証期間が長い
・寿命が長い
・安い
です。
ニトリのデメリット
ニトリのデメリットは、
・重くてお手入れが難儀
・洗えない
・ウレタンのニオイがする
トゥルースリーパー ニトリ/口コミを比較
トゥルースリーパーの口コミ
トゥルースリーパーの口コミを紹介します。
朝起きたら、肩甲骨付近のコリが改善されて驚いています。
横で寝る際、腕のシビレが有ったのも改善され、とても満足しています。
ショップジャパン
主人の腰痛のために購入しました。
腰の痛みが軽減されててすごくいいとのことです。
後は、どれぐらい使うことができるかと…
ショップジャパン
体圧分散力が優秀なのは低反発マットレスの特徴です。
身体の形に沿って沈み込み、面で受け止めるので、腰や肩の1点に負荷が集中することがありません。
そのため、これまで硬い布団やマットレスでかかっていた負担が軽減され、腰痛が和らいだというレビューは多数報告されています。
ただし、一方で低反発は沈み込みが大きく、寝姿勢がフラットになりにくいのが課題の一つです。
寿命は課題の一つで、口コミを集計して分析すると、1年以内にへたったというコメント数が他のマットレスに比べて多いです。
保証も1年しかありませんし、3年もてば合格、5年持てばラッキーというところです。
気になるのは臭いだけです。説明書にもしばらく使用すれば臭いはなくなっていくとのことですが、1月22日に到着して今2月8日現在でまだ臭いが気になります。それ以外は素晴らしい商品だと思います。
ショップジャパン
使い始めの時期にニオイがするのはウレタンマットレスの宿命です。
全く同じ商品なのに、気になる人と気にならない人がはっきり分かれています。
商品の誤差というより、ニオイに敏感に反応する人とそうでない人の違いのようです。
これまでウレタンマットレスを買ったことがあり、においが気になったという人だと、おそらくトゥルースリーパーも気になることでしょう。
風通しをよくして数日放置するとニオイは軽減されますが、もし耐えられないのであれば、ウレタンマットレスはあきらめて、ファイバーマットレスやコイルマットレスにしたほうが無難です。
ニトリマットレスの口コミ
押入れ収納ができないのが残念。寝心地は良いです。私と主人の分二枚購入しました。
ニトリ
厚みが19㎝もあり、折り畳みができないので、一度出したら敷きっぱなしになりますね。カビが生えないようにときどき壁に立てかけるなどして湿気を取り除きましょう。
受け取り時はコンパクト。大きく膨らんで、適度な厚みになり、弾力も自分好みで満足してます。
ニトリ
フルムは小さな圧縮ロール梱包で届くので、「玄関に入るかな・・」なんて心配はいりません。寝室までラクラク運べますし、開封した瞬間から空気を吸ってムクムク膨らみすぐに使えるようになります。
トゥルースリーパー ニトリ/サイズを比較
トゥルースリーパーとニトリのサイズを比較します。
トゥルースリーパープレミアムはシングル~クイーンまで4サイズあります。
ニトリフルムはシングルサイズのみです。セミダブルやダブルがありません。
シングルサイズでの寸法を比較するとこのようになります。
トゥルースリーパー プレミアム |
ニトリ フルム | |
幅 | 97㎝ | |
奥行 | 195㎝ | 197㎝ |
厚さ | 5㎝ | 19㎝ |
厚みがまったく違います。ニトリがトゥルースリーパーの4倍近い厚みがあるのがわかりますね。
幅は同じ、奥行はニトリがわずかに広いですね。
トゥルースリーパー ニトリ/使い方を比較
トゥルースリーパーとニトリは厚みがまったく違うことを先ほど指摘しましたが、それは使い方の違いによるものです。
トゥルースリーパーはマットレスや敷布団の上に敷く、いわゆる「オーバーレイタイプ」であるのに対し、ニトリフルムはベッドに単独で敷く「ベッドマットレスタイプ」です。
トゥルースリーパープレミアムを1枚で床やベッドに敷くと、特に体重の重い人は柔らかく沈み込んで床についてしまうので、底付き感があり寝心地が悪くなってしまいます。
そのため、たとえばこれから大学進学や就職などで一人暮らしを始める人が、敷布団用にトゥルースリーパープレミアムを1枚だけ買うのはおすすめしません。薄い敷布団でいいので、もう1枚何か下に敷いて使いましょう。
ニトリフルムは1枚でOKですが、ベッドマットレスタイプなのでフローリングに直接敷くのではなく、ベッドに敷きましょう。
関連記事:トゥルースリーパーの使い方
トゥルースリーパー ニトリ/通気性を比較
通気性はニトリフルムの勝利です。
トゥルースリーパープレミアムは通気性をよくする工夫が特にありません。
ウレタンの塊から、豆腐を切るようにマットレスの形に切り出したそのまんまの形をしています。
ウレタンは石油からできている素材で、拡大してみると表面に薄く膜が張っています。この膜が、空気が通り抜ける邪魔をして、通気性を損なう原因になっています。
そのため、敷きっぱなしだと湿気がマットレスの底に残ったままで、カビが生える原因になります。
ニトリフルムも同じウレタン素材ですが、下層のウレタンには細い通気口がマットレスを縦に貫くようにたくさん設けられています。
このおかげで寝返りをするたびに空気が出入りし、湿った空気が入れ替わります。
また空洞があるということは全体の表面積もそれだけ大きくなるということなので、水分が蒸発しやすくなります。
以上の点から、通気性はニトリのほうが優秀です。
トゥルースリーパー ニトリ/寿命を比較
寿命の比較結果は、ニトリの勝利です。
着目したのは品質保証年数。
マットレスの品質保証は「この期間内にヘタったら交換します」という内容です。
裏を返せば「この期間内にはヘタらない自信がある」ということで、耐久性を測る指標になります。
トゥルースリーパープレミアムの品質保証年数は1年。
ニトリフルムの品質保証年数は5年。
単純に5倍長持ちするわけではありませんが、明らかにニトリのほうが長寿命であることが見て取れます。
ということで、寿命はニトリのほうが優秀です。
関連記事:トゥルースリーパーの寿命
トゥルースリーパー ニトリ/保証を比較
保証の比較結果は、ニトリの勝利!
保証は品質保証と返金保証に分かれます。
返金保証では引き分けですが、品質保証でニトリが勝利したため、1勝1分けでニトリに軍配が上がりました。
トゥルースリーパーとニトリの返金保証を比較
返金保証は、
「買ってみたけど寝心地がよくなかったから返品したい」
という場合に使います。
トゥルースリーパーもニトリも両方返金保証があります。違いはサービス期間です。
トゥルースリーパーは購入後60日以内。
ニトリは購入後14日以内。
トゥルースリーパーのほうが期間が長いからオトクか?というとそんなこともありません。
あくまで初期にわかる相性の不一致への救済措置なので、あんまり長くてもそれほどありがたいわけではありません。
寝心地がよくなかった、腰痛が出てきた、などのネガティブな感触がわかるのは、早くて1日、長くても1週間使えば十分です。
その点で、返金保証はドローです。
トゥルースリーパーとニトリの品質保証を比較
品質保証は、
「使っていたらすぐにへたった!交換してほしい」
という場合に使います。
これは返金保証と違って、期間が長いほうがありがたいです。
期間内にへたったら新品と交換してもらえるんです。明らかにオトクですよね。
トゥルースリーパープレミアムの品質保証期間は1年。
ニトリフルムの品質保証期間は5年。
明らかにニトリのほうが良いです。
2万円のウレタンマットレスで5年も保証がついていることがそもそもすごいんですけどね。
トゥルースリーパーだけでなくウレタンマットレス全体を見渡してみても、ニトリの品質保証は素晴らしいです。
関連記事:トゥルースリーパーの返品
トゥルースリーパー ニトリ/硬さを比較
まず、硬さは好みの問題なので、勝敗はつきません。
その上で比較すると、トゥルースリーパーのほうが柔らかいです。
ウレタンマットレスの硬さは「N(ニュートン)」という単位であらわされます。
数が大きいほど硬く、低反発マットレスだと30~80Nぐらい、高反発マットレスだと140~200Nぐらいです。
トゥルースリーパープレミアムは40N。低反発マットレスの中でもさらに柔らかいほうです。
ニトリフルムは「ふつう」と記載されているだけで、ニュートン単位での表現がありません。
低反発フォームの下にふつうのウレタンフォームが重なる2層構造になっているので、低反発1層のトゥルースリーパープレミアムより硬いと考えられます。
柔らかいのが好きなひとはトゥルースリーパー、ちょっと反発もほしいなという人はニトリを選ぶと良いですね。
関連記事:硬めマットレスおすすめ
トゥルースリーパー ニトリ/お手入れ方法を比較
お手入れ方法は両者同じで、陰干しです。
ウレタンは水洗いできませんし、日光にさらすのは紫外線劣化が起こるため非推奨です。
寝ている間にたまった湿気を取り除くためには、風通しのよい場所にたてかけて置いておきましょう。
ただし、重さはニトリのほうが3倍以上重いので、取り回しのよさでいうとトゥルースリーパーのほうが有利ですね。
トゥルースリーパーは5㎏以下なので、廊下でもベランダでも女性一人でサッと持っていけます。
トゥルースリーパー ニトリ/カバー比較
カバー比較はニトリの勝利です。
トゥルースリーパーのカバーはふつうのポリエステル生地。
ニトリフルムのカバーは2面のリバーシブルになっています。
上面はひんやり涼しい接触冷感タイプの生地。夏場に寝ると気持ちいいですね。
下面はふんわり暖かい温度調整タイプのニット生地。冬場に大活躍します。
季節によってカバーを上下ひっくり返すことで、年中快適に使うことができます。
衣替えで使用時期が終わったカバーを収納する場所をとらないでいいのはありがたいですね。
ということで、カバーにひと工夫こらしたニトリに軍配です。
トゥルースリーパー ニトリ/比較まとめ・高反発
トゥルースリーパーとニトリをこれまで比較してきた内容をまとめると以下の表のようになります。
トゥルースリーパー プレミアム |
ニトリ フルム | |
価格 | 25,080円 | 20,268円 |
サイズ | 厚さ50mm×幅970mm×長さ1950mm | 幅97×奥行197×高さ19cm |
重量 | 4.6kg | 14㎏ |
通気性 | 悪い | ふつう |
品質保証 | 1年 セット購入で+2年 |
5年 |
返品保証 | 60日 | 14日 |
硬さ | 柔らかい | ふつう |
お手入れ | 陰干し | 陰干し |
カバー | ふつう | リバーシブル |
どのタイプのマットレスを欲しているかにもよりますが、全体的なスペックでいうとニトリのほうが優れていて、コスパが良いです。
高反発が好みなら、トゥルースリーパーはセロのみ、ニトリはいろいろ選択肢が幅広くあります。
関連記事:高反発マットレスおすすめ