すのこベッドに合うマットレスの選び方!厚さが超重要
この記事は、
・すのこベッドにはマットレスではなく、敷布団ではダメ?
・すのこベッドに薄いマットレスはダメ?
という方に向けて書いています。
本記事では、すのこベッドにおすすめのマットレスや選ぶときのポイントなど、すのこベッドを使用しているなら絶対に知っておきたいことをご紹介させていただきます。
シンプルなデザインと優れた通気性で人気を誇るすのこベッドですが、マットレス選びに失敗してしまうと、快適な睡眠とは程遠いものになってしまいます。
マットレス選びに重要なポイントはいくつかありますが、中でもマットレスの厚さは超重要です。
すのこベッドの床板は、硬くゴツゴツしているため、厚さが薄いマットレスを選んでしまうと、体に痛みを感じてしまいます。
そのため、すのこベッドに使用するマットレスは、ある程度の厚さがあるものを選ぶ必要があります。
とは言え、重要なのは厚さだけではありません。
すのこベッドに使用するマットレスを選ぶときは、厚さも含めた以下の5つのポイントを重視するようにしましょう。
・はみ出さないようサイズが合うもの
・厚さ10cm以上のもの
・通気性が良いもの
・体型にあった硬さ
・折りたたみベッドの場合は敷布団がベター
(大前提)はみ出ないようサイズが合うものを選ぶ
Newマットレス届いた!!!
はみ出しパイプベッドになってるけどまあいいでしょう!!w pic.twitter.com/gFsWBeGFlZ— あおりん (@aorisar8) June 12, 2020
マットレスは、すのこベッドのフレームにすっぽりと収まるものを選ぶといいです。
フレームのサイズと比較して、マットレスが大きすぎると、フレームからマットレスがはみ出てしまい、周囲を歩くときに邪魔になります。
逆に、フレームと比較して小さいと隙間にゴミやほこりが溜まってしまい、掃除の手間が増えてしまいます。
そのため、寝具を清潔に保つにも、マットレスのサイズはフレームのサイズと同じものを選ぶようにしましょう。
なお、一般的なマットレスのサイズは下表のとおりです。
マットレスサイズ | 寸法 |
シングルサイズ | 縦:100cm 幅:200cm |
シングルロング | 縦:100cm 幅:210cm |
セミダブルサイズ | 縦:120cm 幅:195cm |
ダブルサイズ | 縦:140cm 幅:195cm |
クイーンサイズ | 縦:160cm 幅:195cm |
キングサイズ | 縦:190cm 幅:195cm |
①厚さ10㎝以上。薄いマットレスは不可
すのこベッドの床板は凹凸があり、通気性は非常に優れておりますが、マットレスの厚さが薄いと底付き感があり、床板が凹凸のため体重が分散されず、体に痛みを感じる場合があります。
体重などにより異なりますが、基本的には10cm以上の厚さがあれば、体の痛みを感じずに快適に睡眠できます。
また、すのこベッドを使用するにあたり、踏み抜いてしまわないかという点に不安を抱かれている方も多いのではないでしょうか。
その点についても、厚いマットレスにすることで底板への衝撃が吸収され、すのこの踏み抜き防止にもつながります。
これらのことからも、安全に快適な睡眠をとるためには、マットレスの厚さは超重要なポイントと言っても過言ではありません。
②通気性が良いもの。すのこでもカビは生える
通気性に優れたすのこベッドですが、マットレスを敷きっぱなしにしているとカビが生えてしまいます。
すのこベッドは、床と布団の間に空間を作ることで通気性が確保されていますが、マットレスと接する箇所が少ないだけで、接している箇所は通常のベッドと変わりありません。
そのため、すのこベッドであっても、使用するマットレスは通気性のいいものがおすすめです。
また、通気性がいいマットレスを選ぶときに、マットレスの芯材に注目すると、通気性のいいものと、そうでないものを見分けることができます。
マットレスの芯材の中で、通気性がいいと言われているのは、次の2つです。
1. ファイバー
空洞が多い構造で、体積中の90%が空気というものもあり、芯材の中でも通気性が非常に優れたものになります。
2. 高密度連続スプリング・ボンネルコイル
バネのみでできており、非常に空洞が多い構造となっています。
通気性が悪い場合は除湿シートを使う
マットレスの通気性が悪い場合は、すのこベッドとマットレスの間に除湿シートを敷くのも効果的です。
ここで重要なのは、すのこベッドとマットレスの間に敷くというところです。
すのこベッドとマットレスの間に除湿シートを挟むことで、人の体温や汗などによってマットレスの上で発生した湿気を、すのこベッドとマットレスの間に閉じ込めることなく吸い取るり、カビを予防してくれます。
また、マットレスに汗や湿気がこもらない状態を保ってくれるため、寝苦しさや不快感を覚えるこなく、快適な睡眠をとることができます。
すのこベッドは、基本的に優れた通気性を有しているため、除湿シートを使用するのは、使用するすのこベッドが、湿気に強くない木材でできている場合のみでも良いかもしれません。
③硬さは体型で決める
基本的にマットレスの硬さは、その人の体型に適したものを選ぶようにしましょう。
小柄で体重が軽い方は、柔らかめのマットレスのほうが体にフィットします。
大柄で体重の重たい方が柔らかめのマットレスを使用すると、体が沈み込みすぎて正しい寝姿勢が保てなくなるため、腰痛などの原因になってしまう恐れがあります。
170ニュートン程度の反発力がある硬めのマットレスであれば、ベッドに体が沈み込みにくく、自然な姿勢が保てるため、大柄で体重が重たい方にはおすすめです。
具体的には、適度にソフト感があり、寝返りもスムーズに行える高反発ウレタンマットレスなどが挙げられますが、暑さが気になる方の場合は、通気性に優れているハードタイプのコイルマットレスであれば、快適に眠れます。
④折りたたみベッドだと敷布団がベター
すのこベッドの中でも、折りたたみタイプのすのこベッドの場合は、敷布団がベターです。
その理由としては、折りたたみタイプのすのこベッドの中には、ストッパーが付いているものもあり、固定の仕方によっては、そのまま敷布団を干すことが可能だからです。
そのため、折りたたみタイプのすのこベッドであれば、ベランダなどにスペースがなく干しにくい場合は部屋干しが簡単にできるだけでなく、カビ防止などの手入れの観点からも、敷布団であればより手間はかからないという大きなメリットがあります。
もちろん、底つき感が気になる方にはマットレスの方がおすすめですので、寝心地と手入れの兼ね合いから、どちらを優先するかという点を踏まえて判断しましょう。
すのこベッドにおすすめのマットレス7選!ニトリも
ここまで、すのこベッドに使用するマットレスを選ぶ上で重要なポイントを説明させていただきましたが、実際にどれを選んだらいいのか、いまいちわからないという方も少なくないのではないでしょうか。
そのため、具体的にどのマットレスを購入したらいいか、いまいちわからないという方のために、厚さや硬さ、通気性など、上述した「すのこベッドに使用するマットレスを選ぶときに重要なポイント」を踏まえ、すのこベッドにおすすめのマットレスを7つ、ご紹介させていただきます。
・ネルマットレス
・モットン
・コアラマットレス
・ニトリ ポケットコイルマットレス
・エムリリー 優反発マットレス
・GOKUMIN プレミアムスプリングマットレス
・マニフレックス モデル
ネルマットレス
ネルマットレスの最大の特徴は、寝返りのうちやすさです。
超高密度のポケットコイルで弾力を強化することにより、適度な回数の寝返りをストレスなくうつことができるため、快適な睡眠につながります。
また、マットレスの厚さも21cmと非常に厚いため、すのこベッドで使用する場合においても、非常におすすめのマットレスです。
価格 |
シングル:75,000円
セミダブル:90,000円 ダブル:105,000円 クイーン:130,000円 キング:150,000円 |
素材 |
超密度ポケットコイル
|
サイズ |
シングル:95cm×195cm×21cm
セミダブル:120cm×195cm×21cm ダブル:140cm×195cm×21cm クイーン:160cm×195cm×21cm キング:190cm×195cm×21cm |
洗濯 | 不可 |
ポイント |
寝返りのしやすさ
寝心地がジェル的で、体のラインにぴたりと添う 高い耐久性 優れた体圧分散性 |
関連記事:ネルマットレスの口コミ(参考:ネルマットレスのクーポン情報)
モットン
高反発マットレスであるモットンは、文字どおり反発性の高い素材を使用しているマットレスです。
そのため、加わった力に対して、形状が勢いよく元に戻る特徴があり、寝返りをうちやすい仕組みとなっており、体を均等に支えてくれるため、体圧分散性能が非常に優れています。
マットレスの厚さは10cmとなっており、決して厚いとは言いきれませんが、すのこベッドで使用する場合において、高反発の特徴を持つモットンは非常におすすめのマットレスです。
価格 |
シングル:39,800円
セミダブル:49,800円 ダブル:59,800円 |
素材 | ウレタン |
サイズ |
シングル:97cm×195cm×10cm
セミダブル:120cm×195cm×10cm ダブル:140cm×195cm×10cm |
洗濯 | 不可 |
ポイント |
高反発で寝返りしやすい
ダニがあまり発生しない 安心の日本製 |
関連記事:モットンの口コミ
コアラマットレス
硬さが重要と言っても過言ではないマットレスですが、コアラマットレスの場合、上層(コンフォートレイヤー)をひっくり返すことで硬さを微調節することができます。
また、硬さを自分好みに調節できることに加え、厚さも23cmとなっているため、床板の凸凹が気になるすのこベッドにはうってつけのマットレスです。
さらに、下層フォームは複数の空洞によって体の荷重を分散する仕組みになっており、圧力を軽減するだけでなく、通気性に優れています。
価格 |
シングル:82,000円
セミダブル:92,000円 ダブル:107,000円 クイーン:117,000円 |
素材 |
ウレタンフォーム
|
サイズ |
シングル:97cm×195cm×23cm
セミダブル:120cm×195cm×23cm ダブル:140cm×195cm×23cm クイーン:160cm×195cm×23cm |
洗濯 | 不可 |
ポイント |
硬さを変えられる
圧力を軽減できる なめらかなテンセル生地 |
関連記事:コアラマットレスの口コミ
ニトリ ポケットコイルマットレス
ニトリのポケットコイルマットレスの最大の特徴は、高密度のコイルによる優れた体圧分散性能です。
また、コイル一つ一つが袋に包まれた独立構造となっており、横揺れや寝返りの振動が伝わりにくくなっているだけでなく、そのコイル同士が並行配列になっており、マットレス自体もメッシュ生地でできているため通気性も高く、快適に眠ることができます。
また、マットレスの厚さも20cmと非常に厚いため、すのこベッドで使用する場合においても、非常におすすめのマットレスです。
価格 |
スモールシングル:8,990円
シングル:9,900円 セミダブル:12,900円 ダブル:14,900円 クイーン:19,900円 |
素材 | ポリエステル |
サイズ |
スモールシングル:80cm×195cm×20cm
シングル:97cm×195cm×20cm セミダブル:120cm×195cm×20cm ダブル:140cm×195cm×20cm クイーン:170cm×195cm×20cm |
洗濯 |
可(部分的のみ)
|
ポイント |
優れた体圧分散性
振動を抑える独立構造 優れた通気性 |
関連記事:ニトリマットレスのおすすめ!腰痛の人気ランキングと選び方
エムリリー 優反発マットレス
エムリリー優反発マットレスの最大の特徴は「低反発」と「高反発」のいいところを組み合わせて作られた優反発であるということです。
優反発独自の優しい弾力で、さまざまな体型の方の寝姿勢をサポートし、肩や腰への負担を和らげる効果も期待できます。
また、マットレスの厚さも11cmで、すのこベッドで使用する場合における基本的な厚さを満たしているため、非常におすすめのマットレスです。
価格 |
セミシングル:35,980円
シングル:38,980円 セミダブル:47,980円 ダブル:56,980円 |
素材 | ウレタン |
サイズ |
セミシングル:80cm×195cm×11cm
シングル:97cm×195cm×11cm セミダブル:120cm×195cm×11cm ダブル:140cm×195cm×11cm |
洗濯 | 不可 |
ポイント |
優れた耐久性
優しい感触で寝返りをサポート 復元率99.5% 寝姿勢をキープ |
関連記事:エムリリー優反発マットレスの口コミ!悪い評判はある?
GOKUMIN プレミアムスプリングマットレス
GOKUMINプレミアムスプリングマットレスの最大の特徴は、高密度に配置された高品質ポケットコイルによって、優れた体圧分散性を実現しているという点です。
さらに、高密度に配置された高品質ポケットコイルは、並列に配置されており、マットレス生地もメッシュのため、非常に優れた通気性も持ち合わせています。
これらの特徴に加え、マットレスの厚さも20cmと非常に厚く、すのこベッドで使用する場合においても、非常におすすめのマットレスです。
価格 |
○セミシングルショート:16,980円
○セミシングル:16,980円 ○シングル:18,980円 ○セミダブル:23,980円 ○ダブル:27,980円 ○クイーン:38,980円 |
素材 |
高品質ウレタン・ポケットコイル
|
サイズ |
セミシングルショート:80cm×180cm×20cm
セミシングル:80cm×195cm×20cm シングル:97cm×195cm×20cm セミダブル:120cm×195cm×20cm ダブル:140cm×195cm×20cm クイーン:160cm×195cm×20cm |
洗濯 | カバーは可 |
ポイント |
優れた耐久性
優れた体圧分散性 優れた通気性 高品質・高反発ウレタン |
関連記事:GOKUMIN(極眠)マットレスの口コミ評判!ドンキホーテなど実店舗にある?
マニフレックス モデル246
マニフレックスモデル246の最大の特徴は、高反発フォームのエリオセルによって、従来のマットレスにない反発力でしっかりと体を支えてくれるという点です。
そのため、非常に優れた体圧分散性を有しており、寝返りをうつときも、しっかりとサポートしてくれます。
また、マットレスの厚さも十分にあり、硬すぎず、柔らかすぎないため、すのこベッドで使用する場合においても、非常におすすめのマットレスです。
価格 |
シングル:40,480円
セミダブル:50,600円 ダブル:60,720円 クイーン:73,150円 キング:87,780円 |
素材 | エリオセル |
サイズ |
セミシングル:80cm×195cm×16cm
シングル:100cm×195cm×16cm セミダブル:120cm×195cm×16cm ダブル:140cm×195cm×16cm クイーン:160cm×195cm×16cm |
洗濯 | 不可 |
ポイント |
温度変化に強い
優れた体圧分散性 腰の沈み込みを防ぐ硬めの寝心地 |
関連記事:マニフレックスの口コミ!メッシュウィング・オクラホマ・モデル246
すのこベッドの特徴:メリット・デメリット
ここまで、すのこベッドの特徴等について触れてきましたが、すのこベッドのメリットとデメリットについて、簡潔にご紹介させていただきます。
○メリット
・通気性が優れており、夏は涼しい
すのこベッドは隙間を空けて板が敷かれており、その隙間から空気を逃がせるため、通気性が良く、カビが発生するリスクを抑制できるだけでなく、夏は涼しくなるというメリットがあります。
また、マットレスに汗や湿気がこもりにくいため、寝苦しさや不快感を覚えることなく、快適な睡眠をとることができます。
○デメリット
・通気性がいいため、冬は寒い
一方で冬は、その優れた通気性により熱を逃してしまうだけでなく、冷気が寝具に伝わりやすくなるため、少し寒く感じてしまうかもしれません。
すのこベッドでもマットレスにカビは生える
すのこベッドだからとは言え、手入れを怠ると、マットレスにカビが生えてしまうというリスクがあるため、油断は禁物です。
すのこベッドは、吸湿性・通気性に優れ、布団から湿気を逃しやすいということは、周知の事実ですが、すのこベッドは「布団から湿気を逃しやすい」というだけで、完全にカビが生えないという代物ではありません。
すのこベッドにおいてカビを予防するためには、以下のことを継続する必要があります。
・換気を行う
・布団を敷きっぱなしにしない
・布団は定期的に干し、マットレスは定期的に立てかける
このように、日頃のちょっとしたことに気をつければ、カビを予防することができます。
ポイントは、湿気を逃すという点です。
また、マットレスを干すときは注意が必要です。
マットレスには「ポケット/ボンネルコイル」や「高反発/低反発ウレタン」など、さまざまな種類の素材がありますが、どの素材も基本的には天日干しは不可です。
そのため、マットレスは陰干しで、風通しのいい場所に立てかけるようにしましょう。
すのこベッドでマットレスの上に布団を敷くのはアリ?
すのこベッドでマットレスの上に布団を敷くかどうか、迷うことがあるかと思いますが、結論から言うと、おすすめはできません。
その理由としては、大きく以下の2つのことが挙げられます。
・寝心地が悪くなる恐れがある
・湿気が逃げにくくなり、ダニやカビが繁殖しやすくなる
そもそも、敷布団は畳の上で使用することを想定して作られており、マットレスの上で使用すると体が沈み過ぎてしまい、寝るときの姿勢が悪くなってしまう恐れがあります。
また、せっかく通気性に優れたすのこベッドを使用しているのにも関わらず、マットレスの上に敷布団を敷いてしまうと、その間に湿気が溜まりやすくなってしまい、ダニやカビが繁殖する原因になってしまいます。
すのこベッドにマットレスは必要?敷布団じゃダメなの?
すのこベッドの床板のすのこの間隔が狭いベッドであれば、マットレスと敷布団のどちらでも変わりありませんが、大ぶりのすのこの場合は、マットレスの方が凸凹を気にせず眠れるため、おすすめです。
マットレスは、弾力性や復元性があるため、重心が一箇所に集中することを防ぐことができ、体の圧を分散してくれる役割を持っています。
また、敷布団は、底つき感を覚えることはありますが、クッション性のある素材が体の一部に負担が集中することを防いでくれるため、自然な姿勢を維持しながら眠ることができます。
どのようなすのこベッドを使っているかによっても変わりますが、多くのすのこベッドの場合、底つき感があると快適に眠ることができなくなってしまうため、基本的にはマットレスがおすすめです。
すのこベッドに薄いマットレスを敷くとどうなる?
床板に隙間があるため、通気性に優れているというメリットを持つすのこベッドですが、マットレスが薄い場合は、快適な睡眠とは程遠いものになってしまいます。
「すのこベッドに合うマットレスの選び方」でも記述しておりますが、底付き感を覚えるほど薄いマットレスは、床板の凹凸により体重が分散されず、体に余計な負担がかかってしまい、痛みを感じる場合があるため、おすすめではありません。
体重により異なりますが、基本的に体の痛みを感じずに快適な睡眠をとるためには、最低でも10cm以上の厚さが必要とされており、それより薄いマットレスになると、体重に負けてしまう可能性が高いです。
そのため、すのこベッドにマットレスを使用する場合は、厚さ10cm以上のマットレスを使用するようにしましょう。
すのこベッドでマットレスの上に敷布団を敷くのはアリ?
すのこベッドでマットレスの上に布団を敷くかどうかという点について、先ほどは理由の一つとして「敷布団は畳の上で使用することを想定して作られており、マットレスの上で使用すると体が沈み過ぎてしまい、寝るときの姿勢が悪くなってしまう恐れがある
と紹介させていただきました。
ここでのポイントは、過度な沈み込みにより、寝る時の姿勢が悪くなるという点です
つまり「寝心地が悪くなる恐れがある」という点については、硬めのマットレスを使用するか、もしくはアンダーマットレスを使用し、過度な沈み込みによって姿勢が悪くなることを防げれば、寝心地が悪くなる可能性は低くなります。
しかし、上述しているとおり、この場合だと通気性の確保は難しくなってしまうため、カビの防止の観点からも、こまめな手入れが必要となります。
アンダーマットレスとは
アンダーマットレスとは、敷布団の下に敷いて使うために開発されたマットレスです。
通常、敷布団の下にマットレスを敷くことはありませんが、敷布団のデメリットとも言える底付き感を感じる場合などにアンダーマットレスを敷き、寝具を心地よくすることで、寝心地の改善が期待できます。
また、アンダーマットレスにもさまざまな種類のものがあるため、通常のマットレスと同様に、硬さや通気性、厚さなど、自分に適したものを選ぶ必要があり、これに失敗すると、いくら寝心地アップが期待できるアイテムとは言え、せっかくの効果が発揮されない恐れがあるため、注意が必要です。
参考までに、アンダーマットレスを選ぶときのポイントは、大きく分けて以下の4つです。
・硬めの素材を選ぶ
・折りたためて軽量なものなら楽に扱える
・通気性の良さ
・敷布団と合わせて10cm程度の厚み
すのこベッドにおすすめの敷布団
すのこベッドに敷布団を使用すると、体に痛みを感じる恐れがあるということから、これまではおすすめしないという内容をご紹介させていただきました。
しかし、これはあくまで一般的な底付き感がある敷布団の場合です。
敷布団であっても、底付き感がなく、すのこベッド特有の床板の凸凹により体に負荷がかからなければ問題はないため、すのこベッドに敷布団を使用する場合は、その観点から選ぶ必要があります。
個人によって差はありますが、すのこベッドにおすすめできる敷布団の代表的なものとして、以下の3つが挙げられます。
・雲のやすらぎプレミアム
・ニトリ 高通気敷布団
・エアウィーヴ 敷布団
これらの敷布団の寝心地は最高なものとなっており、すのこベッドに使用するにあたり、非常におすすめできる敷布団です。
雲のやすらぎプレミアム
多層構造タイプとなっており、表面はやわらかく、中心はしっかりした感触が特徴です。
体当たりはふんわりとし、沈み込んだらしっかりと押し返してくるという、非常にバランスがいい敷布団で、体の動きにしなやかに対応してくれるため、体への負担が軽減されます。
また、アルファマットの凹凸加工により通気性が抜群のため、夏は防ダニ、抗菌・防臭の効果が期待できるだけでなく、冬においても、使用している最高級羊毛が抜群の弾力、保湿力、吸湿力を発揮するため、快適に眠ることができます。
価格 | シングル:39,800円 セミダブル:49,800円 ダブル:59,800円 |
素材 | ウレタン、羊毛、化学綿 |
サイズ | シングル:100cm×195cm×17cm セミダブル:120cm×195cm×17cm ダブル:140cm×195cm×17cm |
洗濯 | 不可 |
ポイント | 極厚17cmでふかふかの寝心地 体圧分散を実現する高反発スプリングマット フランス産の高級羊毛を使用 安心の日本製 クッション性と通気性抜群 |
関連記事:雲のやすらぎプレミアムの口コミ
ニトリ 高通気敷布団
ニトリの高通気敷布団の最大の特徴は、3次元網状構造体で体圧分散性に優れているため、寝返りがラクになり、腰への負担が軽減されるという点です。
「柔らかすぎるもの」や「硬すぎる」ものなど、自分の体に合っていない敷布団を使用すると体に大きな負荷がかかってしまいます。
ニトリの高通気敷布団であれば、3次元網状構造体で高い弾力性を有しており、柔らかすぎず硬すぎない、理想的な寝姿勢をサポートしてくれます。
また、優れた通気性も有しているため、熱や湿気の不快感を軽減でき、手入れの観点からも非常に扱いやすい代物です。
価格 | 29,900円 |
素材 |
ポリエーテルエステル
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サイズ |
97cm×198cm×8cm
|
洗濯 | カバーは可 |
ポイント |
三次元網状構造体で寝返りがラク
リバーシブルカバーで寝心地がいい 腰への負荷軽減 優れた体圧分散性 |
エアウィーヴ 四季布団
エアウィーヴの最大の特徴は、四季を通じて快適に眠れる点にあります。
通気性抜群のメッシュ生地を使用しており、夏は蒸れにくいため、すのこベッドで使用した場合、湿気が溜まることによるカビやダニの繁殖防止に大いに期待できます。
また、すのこベッドには、その通気性の良さから冬は寒くなるというデメリットもありますが、エアウィーヴであれば、暖かいキルト生地を使用することで、寒さを緩和することができるため、非常におすすめです。
価格 |
シングル:104,500円
シングルロング:112,200円 セミダブル:124,300円 ダブル:144,100円 |
素材 |
ポリエーテルエステル
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サイズ |
シングル:97cm×195cm×8cm
シングルロング:97cm×210cm×8cm セミダブル:120cm×195cm×8cm ダブル:140cm×195cm×8cm |
洗濯 | 可能 |
ポイント |
四季を通じて快適に眠れる
|
関連記事:エアウィーヴの口コミは悪い?後悔したデメリットの評判を調査
折りたたみタイプのすのこベッドにマットレスは使える?
敷布団であれば、折りたたみタイプのすのこベッドと合わせて二つ折りにして、部屋干しや狭いスペースへの収納も可能なため、使い勝手が非常にいいと言えます。
一方で、マットレスの場合は二つ折りにできないということから、手入れや狭いスペースなどへの収納という観点において、せっかくの折りたたみタイプの利点を活用できないため、あまりお勧めはできません。
「すのこベッドに合うマットレスの選び方」において記述したとおり、底つき感が気になってしまい、快適に眠れない場合はマットレスの方がいいかもしれませんが、カビやダニの繁殖防止を徹底するためにも、折りたたみタイプのすのこベッドの場合は、簡単に手入れのできる敷布団がおすすめです。
三つ折りマットレスはすのこベッドに使える?
三つ折りマットレスの場合においても、すのこベッドに使用することは可能です。
収納や手入れ、汎用性など、さまざまな利点を持つ三つ折りマットレスですが、「すのこベッドに合うマットレスの選び方」においても記述したとおり、選ぶときの超重要なポイントとして「厚さ」に気をつけなければいけません。
快適な睡眠はもちろんですが、三つ折りマットレスの汎用性からも、睡眠時以外にも使用されることが予想されるため、すのこベッド特有の不安要素でもある「踏み抜き」を防止するという観点からも、十分な厚さを持つマットレスを選ぶ方がベターと言えます。
そのため、重ね重ねにはなりますが、厚さ10cm以上を目安にマットレスを選ぶようにしましょう。
おすすめのマットレス付きすのこベッド
ここまで、すのこベッドの特徴やすのこベッドに合うマットレスや敷布団の選び方などについてご紹介させていただきましたが、中には、初めからマットレスが付いているすのこベッドもあります。
マットレス付きのすのこベッドの場合、文字どおりマットレスとすのこベッドのフレームを一緒に購入できるため、マットレスのサイズとすのこベッドのフレームのサイズの差を気にする必要はありません。
また、デザインもシンプルなものからおしゃれなものまで、幅広くあるため、自分好みのものを選ぶことができます。
ここでは、そのような利点を持った、おすすめのマットレス付きすのこベッドを3つ、ご紹介させていただきます。
〈おすすめのマットレス付きすのこベッド3選〉
・ヘッドレスすのこベッド「バノン」マットレス付き
・タンスのゲン マットレス付きすのこベッド
・源ベッド 国産檜すのこベッド
ネルコ ヘッドレスすのこベッド「バノン」マットレス付き
バノンのマットレス付きヘッドレスすのこベッドには、以下の特徴があります。
・ヘッドレスで余分なスペースをとらない
・角が丸い
・組み立てが簡単
・シンプルなデザイン
バノンのマットレス付きヘッドレスすのこベッドは、38,980円で販売されており、通常のすのこベッドと比較して、すのこ板を支える横桟が極太、かつ通常のすのこベッドよりも本数が多く、間隔も狭いため耐荷重350kgという頑丈さを実現しています。
また、角を取る面取り加工を施し、角に丸みを持たせているため、小さい子どもやペットの怪我防止にもなるだけでなく、組み立てるパーツや工程数も少なく、楽々と組み立てることができます。
さらに、4段階の高さ調整が可能なため、ライフスタイルやお部屋の変化に合わせることができるとともに、デザインも天然木の素朴なデザインで主張しすぎないため、お部屋に馴染みやすいものとなっています。
参考:ネルコ通販サイト
タンスのゲン マットレス付きすのこベッド
タンスのゲンのマットレス付きすのこベッドには、以下の特徴があります。
・ボンネルコイルマットレス
・耐荷重200kg
・コンセント付き(ACコンセント2口)
・非常に安い
タンスのゲンのマットレス付きすのこベッドは、19,800円で販売されており、すのこベッドとマットレスのそれぞれを普通に購入する場合と比較して、非常に安いです。
その上、2口コンセント付きの宮棚もあるため、短いコードでも簡単にベッドで携帯等の充電が可能で利便性が高く、付いているマットレスについてもボンネルコイルマットレスのため、高密度のコイルが体への負担を軽減し、適度な硬さで快適に眠ることができるなど、コスパは最高です。
参考:[シングル] マットレス付 すのこベッド 宮棚&2口コンセント フレーム ボンネルコイルマット 〔49600790〕 — 【公式】タンスのゲン本店 - 家具・インテリアのネット通販
源ベッド 国産檜すのこベッド
源ベッドの国産檜すのこベッドには、以下の特徴があります。
・国産檜を使用している
・リラックス効果が期待できる
・耐荷重120kg
・スマホスタンドとコンセント付き(ACコンセント2口)
源ベッドの国産檜すのこベッドは、37,900円から販売されており、フレームの元となっている檜の香りにはリラックス効果が期待されており、使用されている檜は国産のため衛生面の観点からも安心して使用することができます。
また、タンスのゲンのマットレス付きすのこベッドと同様に、2口コンセント付きの宮棚が付いており、利便性が非常に高いため、すのこベッド周りの充電環境を整えたい方にはうってつけの代物となっております。
すのこベッドでマットレスがズレる・動く時の対処法
すのこベッドに限らず、「マットレスがずれる」という声は多く耳にします。
原因としては「マットレスが軽い」「滑りやすい生地」などが挙げられますが、これらを防ぐためには、次の3つがおすすめです。
・滑り止めシートを敷く
マットレスと床板の間に滑り止めシートを敷くことで、ずれを防止することができます。
ただし、一面に滑り止めシートを敷いてしまうと、せっかくのすのこベッドの通気性の良さを奪ってしまうため、四隅と真ん中だけなど、部分的に敷くようにしましょう。
・マットレスのカバーを変える
肌触りのいい滑らかな生地は、マットレスが滑る原因になります。
タオル生地であれば、肌触りも良く適度な摩擦が滑り止めにもなるため、非常におすすめです。
・ベッドガードを設置する
転落防止などに使用されるベッドガードですが、マットレスのずれ防止にも非常に有効です。
しかし、あまり軽いものだとずれ防止効果が期待できないため、使用するときは、ある程度の重みと大きさのあるものを使用しましょう。