マットレスの使い方!ベッドとシーツや床

マットレスの正しい使い方


マットレスってけっこう高いですよね。

「新生活を始める」「古くなってきたから買い替えたい」など理由はいろいろあれど、奮発して買ったからには、心地よい環境で質の高い睡眠を実現したいですし、できるだけ長く快適に使いたいものです。

さて、マットレスの正しい使い方はのコツはたった3つ。

1.設置場所はマットレスの厚さで決める
2.シーツか敷きパッドを必ず敷く
3.定期的に干す

たったこれだけで長く良質な睡眠環境を提供してくれます。

マットレスの使い方:フローリングや床に直接?

「マットレスはフローリングや床に直接敷いてもいいの?」

→モノによります。

薄すぎるマットレスや重すぎるマットレスはフローリングや畳などの床置きに向きません。

設置場所の目安は大まかに厚みで判断できます。

・厚み5cm以下
ちょっと昼寝するぐらいならいいですが、ガッツリ睡眠をとるなら床に敷いてはいけません。機能が発揮できないばかりか、薄すぎて底付きするので寝心地が悪くなり疲れが取れません。マットレスの上に重ねて敷きましょう。

・厚み6〜12cm
床に敷くことができます。
ウレタンマットレスなら反発力がN(ニュートン)という単位で表記されているので併せてチェックしましょう。大まかに130N以上の高反発・高弾性マットレスあと薄くても床置きOKですが、80Nとかだと柔らかいので、底付きしないためには10㎝はほしいところ。硬さと厚さのバランスを見て選びましょう。

・厚さ13cm以上
ベッドに敷くマットレスです。
床置きは可能ですが適しません。

全般を通して言えることですが、床置きはカーペットやラグを敷いていなければホコリが舞い上がります。ハウスダストアレルギーなど敏感な人はベッドを使ったほうが無難です。

折りたたみマットレスの敷き方

折りたたみマットレスの敷き方は、床置きが一般的です。

ベッドの上でももちろんいいのですが、取り回しのしやすい三つ折りタイプは、起きたら折りたたんで収納することで、部屋のスペースを広く使えるメリットがあります。逆に、ベッドに敷きっぱなしにするなら、あえて折りたたみマットレスを選ぶ必要はありません。

「起きて半畳寝て一畳」という言葉どおり、ベッドを入れる余裕もないような狭いアパートでも重宝します。

素材はウレタンとファイバーの2種類があり、どちらも使い方は同じです。

ウレタンなら厚みは8㎝以上はほしいところ。

ファイバーのコア材はプラスチック樹脂を繊維状にした3次元スプリングのラーメン構造です。反発力が強いので、ウレタンより薄くても大丈夫です。5㎝からあります。

フラットに敷いて折り目が気になるようなら敷きパッドを敷くと気にならなくなりますよ。

なお床に敷いて寝るというのは畳のある日本独特の文化で、欧米圏ではベッドの上がスタンダードです。

マットレストッパーの敷き方

マットレストッパーの敷き方は、ふつうのマットレスと併用が原則です。マットレスの上に重ねて敷くと、体圧分散のサポート&各段に寝心地がアップして快適に眠れます。

薄手のマットレスなので、一枚で直接床の上に敷くと底付きします。寝心地が悪く快眠を阻害するだけでなく、腰痛悪化することもあるので、必ずマットレスの上に敷くようにしましょう。

トッパーは低反発素材でも高反発素材でもお好みでOK。

ただし下に敷くマットレスは必ず高反発マットレスにしましょう。ふにゃふにゃの低反発マットレスは土台には向いていません。

ちなみに「オーバーレイタイプ」や「ピロートップ」と呼ばれるものもありますが、名前が違うだけですべてトッパーです。

ベッドマットレスの敷き方

ベッドマットレスの敷き方は直接ベッドフレームに敷きます。

床に敷くと湿気を逃しにくいのでおすすめしません。

ベッドの下に空間を作ることで、空気が循環して湿気が溜まりにくくなります。

ポケットコイルやボンネルコイルなどのスプリング系マットレスは20kg以上あって重いので、いったん敷くと動かすのが億劫です(ウレタンやラテックスが軽いわけではないのですが)。最初に敷く場所は見定めてから敷きましょう。

○ベッドの種類
生活スタイルに合わせて選ぶと良いですね。

・箱型タイプ
・ダブルクッションタイプ
・脚付ノーマルタイプ
・スノコタイプ

などがありますが、下から順に通気性が良いです。

すのこベッドは天板のすのことすのこの間に間隔があるため、マットレスの底面が空気に触れやすいです。ただし頑丈さでいうとほかのベッドに一歩劣ります。小さな子供はベッドで飛び跳ねることも多いので、ジャンプして着地した衝撃ですのこを踏み割ってしまい、破片でケガをしたら・・という安全面も懸念されます。

○ベッドの高さ
マットレスの厚みが20㎝程度ならベッドの高さはそれほど気にする必要はありませんが、30㎝ぐらいの分厚いマットレスだとロータイプのベッドにしておきましょう。

特にお年寄りや寝相の悪い人はベッドから落下したときのことも考えて、危なくない、かつスムーズに上がれる高さにしておきましょう。

○サイズ
あまり間違える人はいないと思いますが、マットレスのサイズとベッドのサイズは同じものを買いましょう。キングサイズやクイーンサイズのマットレスを注文したのにベッドはシングルサイズだった、なんてポカは避けたいですね。

マットレスの使い方:必要な周辺アイテム

ここではマットレスに必要な周辺アイテムについて解説します。

マットレスは単体で使うものではなく、シーツなどと組み合わせて使います。

それぞれ用途や能力が違うので、以下で詳しく解説します。

掛け布団や枕、ピローケース、タオルケット、毛布といった、敷寝具でないものは除外して、マットレスを使うのに必要なものだけをピックアップしました。

アイテムリスト
・シーツ(カバー)
・除湿シート
・敷きパッド
・ベッドパッド
・マットレスプロテクター

「買うお金がもったいないから何もつけないで寝たい!」という剛毅な方もいるかもしれませんが、マットレスを裸で使い続けるのはおすすめしません。

周辺アイテムは主に汚れ対策として必要なコストです。

マットレスはファイバー製以外は洗濯できないので、いかに汚れをつけないかが重要になります。

ここでケチったがために、高価なマットレスを早く買い替えるハメになったら結局損ですよね。なので必要経費として割り切りましょう。

シーツ・カバー

シーツ・カバーは必須アイテムです。

たいていのマットレスにはオプションでカバーが一枚付属しているのですが、専用カバーで替えがきかないパターンもままあります。

そんなときに、できればその上からさらにもう一枚替えのきくシーツをかけたいところ。洗い替え用に2枚はあってもいいですね。

柄やカラーバリエーションが豊富なので、こだわりのスタイリッシュなルームコーディネートの組み合わせを追求できます。

いずれにせよ、マットレスを裸で使うのだけは避けましょう。

シーツは大きく分けてフラットシーツとボックスシーツの2種類があります。

フラットシーツは広げると一枚の布になります。余った部分をマットレスの端に織り込んで使うタイプです。どんなマットレスにも使えます。

ボックスシーツはある程度厚みのあるマットレスに使用します。ゴムの収縮力で留めるので、シーツがずれる心配がありません。また、立体縫製なので分厚いベッドマットレスもきれいに包めて見た目も良し(マチにゆとりがないとすっぽり包めず急に不格好になりますが・・)。フラットシーツより少し値段が高いです。

素材はコットンやウールなどの天然素材と、ポリエステルやナイロンなどの合成素材に分かれます。

天然素材はシルクのようにサラサラした滑らかソフトタッチのものからリネンのようなゴツゴツしたものまで肌触りにかなり違いがあります。吸湿性は全般的に優秀ですが、水に弱いものもあり耐久性に幅があります。

合成素材は速乾性と伸縮性があり、使い勝手が良いのですが、吸汗性が低いので夏場は寝苦しいと感じるかもしれません。

除湿シート

除湿シートはマットレスの下に敷いて、マットレスから伝ってくる水分を吸収して湿度をコントロールする役割があります。

カビ対策に有効なので、ベッドマットレスを床置きするならぜひとも敷いておきたいところ。

メンテナンスは必要で、定期的に干して水分を蒸発させる必要があります。

ベッドマットレスは重いものが多いので、除湿シートを引っ張り出して、乾いたらまたマットレスの下に挟むのは、女性だとなかなかの重労働です。

敷きパッド

敷きパッドはマットレスの上に敷く寝具で、シーツを強化したような役割があります。パッドシーツや汗取りパッドなどともいわれます。

マットレスの汚れ防止に加えて、わたが充填されているので多少のクッション性と保温性があり、寝心地を変えることができます。

四隅をゴム紐でマットレスに留めるので、ずれる心配はいりません。取り外しも簡単なのでズボラさんに人気。

マットレスが固くて寝心地が悪いと感じている人は、試してみてはいかがでしょうか? 厚みが1cm違うとかなりゴツゴツ感は軽減されます。

ただし、マットレスの表層にくくりつけているような見た目になるので、不格好といえば不格好です。お部屋のデザインにこだわる人には向きません。

マットレスの性能によらず、敷きパッドがあれば冷え防止などの温度調節ができます。

夏はひんやり涼しい接触冷感のクールタイプがありますし、寒さの厳しい冬ならマイクロファイバーのモコモコふわふわした起毛タイプや接触温感タイプを選べば、マットレスが薄くても足先が冷えたり体が縮こまったりすることなくぽかぽかです。冷暖房の電気代の節約にもなりますね。

高機能なものになると遠赤外線で体を芯から温めるというものもあります。底冷え対策に有効です。

寝汗などで汚れるので、ウォッシャブルタイプか、最低でもドライクリーニングできるタイプを選びましょう。

季節の変わり目で夏用と冬用を使い分けると快適な寝室環境になりますよ。

ベッドパッド

ベッドパッドはマットレスとシーツの間に敷く寝具で、マットレスを汗から守る役割があります。いわゆる防水シートですね。

シーツだけだと寝汗がシーツを貫通してマットレスに染みてしまうこともありますが、ベッドパッドがあれば水分をしっかりシャットアウトできます。

マットレスを長持ちさせたい人や、陰干しする頻度を減らしたい人にはおすすめです。

洗濯を繰り返していると破れて防水効果がなくなってきます。表面にひび割れのような模様が出て来たら替えどきです。

マットレスプロテクター

マットレスプロテクターは見た目はただのボックスシーツですが、マットレスを清潔に保つことに特化したアイテムで、ボックスシーツとは用途が違います。

強力な防水機能を備えていて、名前のとおりマットレスを保護してくれます。

保護性能は極めて優秀で、水をこぼしても表面で玉のようになるだけで、まったく浸透しません。

数千円しますが、これ1枚で数万円するマットレスを長く使えることを考えると、経済的です。

しかし残念ながら、いいことばかりではありません。

水分を通さないということは、ムレやすいということ。

体から出た汗などの水分は本来ならシーツが吸収してくれますが、マットレスプロテクターはまったく吸収しないので、行き場を失った湿気がこもります。

極端な話、ビニール袋の上に寝ているようなものです。あくまでマットレスを保護するのが目的であって、寝心地を上げる効果はありません。

そのため夏場などは暑苦しいと感じることでしょう。赤ちゃんは汗疹ができやすくなるかもしれません。

マットレストッパー

マットレストッパーはマットレスの上に重ねて敷くマットレスです。

シーツのような汗を吸収する役割はありませんが、追加することで寝心地をガラリと変えることができます。

「寝てて腰が痛くなってきた。だけどマットレスを捨ててしまうのはもったいない」

「マットレスが硬すぎて合わない」

という人はぜひ試してみましょう。

厚さが3-5cmと非常に薄いので、一枚敷きには向きません。あくまで土台となるマットレスがあってこそトッパーが活きます。

柔らかいトッパーならトゥルースリーパー、硬いトッパーならエアウィーヴが有名どころです。

関連記事:マットレストッパーおすすめ

マットレスの使い方:重ねる順番

マットレスと周辺アイテムの重ねる順番についてパターン別に解説します。

パターン1 スタンダード
・シーツ
・マットレス
・ベッド

パターン2 敷きパッドを使う場合
・敷きパッド
・シーツ
・マットレス
・ベッド

パターン3 ベッドパッドを使う場合
・シーツ
・ベッドパッド
・マットレス
・ベッド

パターン4 トッパーを使う場合
・ボックスシーツ
・トッパー
・マットレス
・ベッド
※上下はトッパーが上です。2枚重ねするときは、間違って逆にふつうのマットレスをトッパーの上に敷かないようにしましょう。

マットレスの使い方:長持ちさせる方法

マットレスを長持ちさせる方法は
・湿気対策
・汚れ対策
・ヘタリ対策
の3つです。

○汚れ対策
汚れ対策は先ほど挙げた周辺アイテムを装着するだけでOK。

皮脂やフケ、垢、寝汗などからマットレスを保護しましょう。

傷つけずに長く使い続けるためには必須です。

○湿気対策

自宅でできるお手入れの基本中の基本は、陰干しです。

季節があり高温多湿の日本の住環境では、梅雨や夏だと湿気を放置しておくとカビが生えたり、コイルマットレスでは錆びて不快な軋み音が発生するようになったりします。

冬は乾燥しがちですが、油断はできません。室内外の温度差で窓に結露ができ、湿気のもとになります。マットレスを窓際に置いている人は要注意。

マットレスの中で特に種類の多いウレタンは、水分にふれると加水分解を起こし、老朽化が早まります。

そこで、定期的に風通りの良い場所に放置することで、マットレスの中にたまった湿気を吹き払いましょう。

晴れた日は日光にあててカラッとさせたいところですが、マットレスは綿の布団と違って直射日光を浴びると寿命が短くなります。

天日干しは紫外線による素材の劣化を招くので、可能な限り避けましょう。

ジュースをこぼしてしまったなどの水汚れは洗濯できませんから、どうしても天日干ししたいときは、長くても一時間以内にしましょう。

なお、布団叩きでパンパン叩くのは、敷布団にはいいですが、マットレスではやってはいけません。ホコリが気になるなら洋服用ブラシをかけるなど、ダメージを与えにくいメンテナンス方法にしましょう。

マットレスが重くて持ち上げられないときは、マットレスとベッドの隙間に厚めの本や空きビンなどを差し込んで隙間をつくり、サーキュレーターや扇風機で風をあてるのも有効です。

また、ベッドと壁の間に少し隙間を空けておくのもいいですね。ぴったり壁につけてしまうと、空気の通り道がふさがれてしまい、日常的な換気がしづらくなります。

ベッド下に収納ボックスを置くなら、ミッチミチで高さ一杯まで敷き詰めず、少しスペースに余裕のある状態にしておきましょう。

床に直置きしているなら、敷きっぱなしにせずにクローゼットや押し入れに片付けるのも良いです。マットレスと床両方の湿気対策になります。

とにかく空気循環を促して、滞留した湿気を払うのが大切です。

ちなみに布団乾燥機は、敷布団ではふつうに使えますが、熱に弱い素材が多いマットレスではあまり推奨されません。へたに高温設定で使うと変形しかねないので、使うにしても温度は40℃までに抑えましょう。

週1回休みの日に朝起きたら行うなど、習慣化しておきたいところですね。

○ヘタリ対策
ヘタリ対策で有効なのはローテーションです。

同じ向きで寝ていると、同じ場所に体重がかかり続け、ダメージが蓄積して凹みやへたりの原因になります。

特にへたりがきやすいのは、もっとも体重の集中する腰部分です。

極端な例だと人型に凹むこともあります。こうなると処分するしかありません。

そこで、マットレスの上下や表裏、前後左右を入れ替えて、荷重のかかる場所を分散させます。これで持ちがかなり違ってきます。

上げ下ろしや陰干しのついでに、1-3ヶ月程度の周期でやるのがおすすめです。

ただし、ローテーションが使えないマットレスもあります。

部位ごとにかたさが変化するものや、両面で使うことを想定していないものです。リバーシブルタイプかどうか購入時に確認しておくと良いですね。

たとえばエアウィーヴのS-lineは、頭から肩にかけてのエリアが柔らかく、腰周りは硬く、足周りはふつうの硬さです。ひっくり返すと部位ごとの硬さが違うので、寝心地が変わります。

マットレスと体の相性はインテリアショップの寝具コーナーの店頭でゴロンと寝そべっただけではわかりません。

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マットレスの正しい使い方を解説します。フローリング床に直接敷いてもいい種類と良くない種類があります。敷布団と重ねるのは薄いマットレスならアリですね。ベッドに敷く場合も、除湿シートを敷くなど湿気対策をして長持ちさせましょう。

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