ネルマットレスのすのこベッドフレームの失敗しない選び方
「ネルマットレスに合うベッドフレームってどれがいいの?」
ベッド選びを間違えるとものすごく面倒ですよね。
大物家具で外すと取り換えるお金も手間も大変。
でも大丈夫。安心してください。
ネルマットレスにあうベッド選びはかんたん。
以下の3つを満たしていれば外す心配はいりません。
・ベッドサイズはネルマットレスに合わせる
・頑丈なもの
・通気性のよいもの
順に解説します。
ネルマットレスに合うフレームの選び方①サイズ違いに注意
まずはサイズ違いに注意しましょう。
ベッドフレームはネルマットレスのサイズと同じか、大きいものを選びましょう。
ネルマットレスはセミダブルを選んだのに、ベッドはより小さいシングルサイズを選んでしまうなんてミスをすると、マットレスの端がベッドからはみ出て不格好な上に、体が滑り落ちやすくなります。
ネルマットレスに合うフレームの選び方②頑丈さ
ネルマットレスに限らず、重いコイルマットレスを乗せるベッドは頑丈さ、言い換えると耐荷重の高さは必須。
最低でも耐荷重200㎏はほしいところです。
ネルマットレスはシングルサイズで19.1㎏、クイーンサイズだと34㎏にもなります。
コイルマットレスの中では標準的ですが、人の体重が加わると、大人ならどんなに軽くても55㎏以上、二人で寝ると150㎏を超えることも。
また、子供のいる家庭だと、子供がベッドの上で遊んで飛び跳ねたりして瞬間的に荷重が強くかかることもあり、すのこベッドだとすのこの踏み抜きが心配になります。
意外に耐荷重のスペックを掲載しているベッドは少数派なため、「耐荷重○○kg」と書かれていればポイント高しです。
パイン材は避ける
材質は「パイン材」と書いているものは避け、「杉」「ひのき」「桐」のどれかを選びましょう。
パイン材(松)は安価なベッドに使われる木材で、柔らかく頑丈さに欠けます。
いったんすのこが割れてしまうと(1枚割れた程度なら使い続けることもできますが)、危険ですし、マットレスに凹みができると寝姿勢のゆがみにも繋がり健康を害することもあります。
小物ならパッと捨てて新しいものを買いなおせますが、ベッドのような大物家具は捨てる手間、搬入する手間、組み立ての手間などを考えると買い替えも面倒で、できるだけ長く使いたいもの。
そう考えると、最初に3~5万円程度の出費は覚悟しておいたほうが、のちのちラクです。
ネルマットレスに合うフレームの選び方③通気性
ネルマットレスに合うベッドフレーム選びには、通気性の高さは必要です。
通気性が高ければ高いほどメンテナンスの回数や手間が減ってラクになります。
マットレスの中でもっとも水分が集まりやすく、カビが生えやすいのが、底面(裏面)です。
ネルマットレスは通常のコイルマットレスより通気性は良いですが、それでもフローリングの床にべたっと直置きして、そのまま放っておくと、カビが生える可能性が高いです。
ちなみにカビは製品の不具合ではなく使い方の問題なので保証の対象外になります。
ネルマットレスのお手入れの理想は壁に立てかけて陰干しすることですが、20㎏近くもある重い、しかも大きいマットレスを週1回壁に立てかけるのは非現実的です。
そこで、普段からマットレス底面から水分が蒸発していく仕組みにすれば、お手入れをサボることができます。
通気性のよいベッドの種類は以下のようなものがあります。
・すのこベッド
・すのこマット
・スチールベッド(パイプベッド)
ネルマットレスにおすすめのすのこベッドフレーム
上記の条件を踏まえた上で、ネルマットレスにおすすめのすのこベッドフレームを紹介します。
ビーナスベッド カルディナ
価格 | 57,800円(シングル・税込) |
特徴 | ・シンプルかつエレガントでお部屋に合わせやすい ・カラーバリエーションが3種類から選べる |
おすすめする人 | ・1人暮らしの女性 |
ビーナスベッドのカルディナはビジュアルが洗練されたエレガントなマットレスです。
ヘッドボードの曲線は高級感を演出するとともに心地よい背もたれになり、ベッド上での読書やTV鑑賞に最適。
安全性に配慮して、角を落として丸みのあるデザインになっています。子供がぶつかってもケガしにくく安心。
カラーバリエーション:
・ウォールナット
・ナチュラル
・ブラック
脚の高さはロータイプとハイタイプの2種類で調節可能。ルンバを使っているならハイタイプをおすすめしますが、ネルマットレスの厚みを考えるとロータイプのほうが座るとちょうどいい高さです。
組み立て設置は無料。
ビーナスベッド公式サイトまたは楽天で入手できます。
源ベッド 日本製頑丈ひのきスノコベッド
価格 | 49,800円(シングル・税込) |
特徴 | ・耐荷重500㎏で強度バツグン ・ひのきの香りでリラックス効果 |
おすすめする人 | ・小さい子供がいる家族 ・香りでお部屋の雰囲気を変えたい人 |
源ベッドの日本製頑丈ひのきスノコベッドは高知県の四万十産ひのきを使用した国産ベッドです。
シングル49,800円とちょっとお高いですが、国産ひのき100%であることを考えるとむしろリーズナブルな方です。
ひのきの特徴といえば、なんといってもその香り。
「まるで高級旅館」との口コミのとおり、寝室の雰囲気をがらりと変えて、リラックス効果をもたらしてくれます。
また、ひのきはヒノキチオールという防虫効果のある物質を発して、害虫やダニから健康を守ってくれます。
コンセント付きヘッドボードがあるため、枕元でスマホを充電でき、ちょっとした小物も置けます。
耐荷重が500㎏もあるため、体型問わず安心。子供が飛び跳ねても怖くありません。
お値段がちょっと高いのが難点ですが、10年20年もたせることを考えるとコスパは良いです。
ただし見た目が武骨でそっけない作りなので、あまり女性心をくすぐるデザインではありませんね。好みが分かれるところです。
なぜかAmazonにはセミダブルサイズしかないので、シングルやダブルがほしい場合は源ベッド公式サイトなら在庫があります。
ちなみに公式サイトで買うと通常1年の保証が3年に延長されるのでオトクです。
ニトリ 総ヒノキすのこベッドフレーム
価格 | 17,900円(シングル・税込) |
特徴 | コスパ良し |
おすすめする人 | ベッドにお金をかけたくない人 |
ニトリでおすすめなのは「総ヒノキすのこベッドフレーム」です。
ヘッドボードなし、フレームのみのシンプルなつくりで17,900円。
総ヒノキで2万円以下はなかなか見かけません。
欲を言えばUSBポートとか小物を置くスペースがあるヘッドボードがほしいところですが、頑丈さや吸放湿性といった「木材のスペック」を優先すると、ヒノキの信頼性が勝ります。
「頑丈さはそこまで求めないからもっと安くて便利なベッドない?」
という人には、
「棚・コンセント付き高さ3段階調整すのこベッド」
をおすすめします。
材質は天然木化粧繊維板でそこまで強くありませんが、スマホが充電できるコンセントと小物置きスペースもあり、14,900円とお値打ちです。
参考:ニトリ公式-棚・コンセント付き高さ3段階調整すのこベッド
無印良品でおすすめのベッドフレームはない
無印良品でおすすめのベッドフレームは残念ながらありません。
すのこベッドのラインナップはありますし、デザインも悪くはありませんが、コスパがイマイチです。
材質はオーク材やウォールナット。
モノは悪くありませんが、ヘッドボードなしで26,200~37,900円。
ヘッドボードを追加するとさらに1万円アップで3万円台後半から。
他と比べるとお得度では劣ります。
予算に余裕があるなら選択肢に入れてもいいかもしれません。
ネルマットレスのすのこなし直置きは非推奨
「ネルマットレスはすのこなしで直置きしていい?」
→おすすめしません。
理由はカビが生えやすくなるからです。
ポケットコイルマットレスは構造上、通気性が悪いので、床に密着してしまうと湿気が逃げる隙間がありません。
特にフローリング直置きは避けましょう。すぐにカビが生えます。
もし、どうしても直置きしたいなら、最低でも週1回(梅雨時は3日に1回)はマットレスを立てかけてマットレス裏面と床を空気に触れさせるようにしてください(陰干しといいます)。
直置きしたいならせめてすのこマットを敷こう
「ネルマットレスを床置きしたい」
「ベッドにあまりお金が出せない」
こんな人にはすのこマットがおすすめです。
すのこマットはすのこどうしを繋いだだけの簡易なつくりで、床に敷いてマットレスを置くことができます。
「床に直接マットレスを敷いて寝たいけど、通気性が気になる」という人におすすめです。
すのこマットのメリットはなんといってもその安さ。5,000円以下で入手できます。
片づけたいときは丸めてコンパクトに収納でき、場所をとりません。
本来は敷布団を敷くのに適していますが、ネルマットレスのようなベッドマットレスにも使えます。
ただし、ベッドマットレスの場合はいったん敷いてしまうと動かすのが億劫になるので、敷く場所は動かさない前提で決めるのをおすすめします。
アイリスオーヤマ すのこマット
アイリスオーヤマのすのこマットは、高級木材の桐を使っているにもかかわらず、4,000円以下という驚愕の安さが魅力。
桐は軽くて丈夫、吸放湿性にも優れているのでベッド材には最適なのですが、値段が高いのが難点。
でも、これなら気軽に手が出せる値段ですね。
すのこどうしを繋いだだけの簡易なつくりで、すのこマットの中でも特にコンパクト。
裏面に傷防止クッションを貼っているので、フローリングが傷つく心配はありません。
床に置くため耐荷重の心配もなし。
床にぺったりついてしまうため、床に空気が通りにくいのが難点といえば難点です。
すのこベッドはやめたほうがいい?メリットとデメリットを知ろう
すのこベッドは万能ではありません。中には買って後悔した人も。
メリットとデメリットをしっかり押さえた上で購入を検討しましょう。
すのこベッドのメリット
すのこベッドのメリットは以下の5点です。
・吸湿性がある
・通気性が良い
・暖かみのあるナチュラルなデザイン
・ヒノキなら香りがいい
・環境にやさしい
すのこベッドのデメリット
すのこベッドのデメリットは以下の3点です。
・きしむことがある
使い続けるうちに湿気を吸う、また逆に乾燥が進むなどでごくわずかな膨張・収縮があり、きしみにつながることがあります。
ネジがゆるくなっているだけなら締め直せば済みますが、木材自体が変形してしまうと隙間ができてしまい、きしみは収まりません。
・飾りっけがない
すのこベッドはデザインがシンプルゆえに飾りっけがなく、人によっては物足りないと感じるかもしれません。
・耐荷重に注意
特に激安すのこベッドにありがちですが、耐荷重が低いものがあります。最低150㎏、できれば200㎏はほしいところ。
そっと寝るだけなら低くても支障ありませんが、子供がベッドの上で飛び跳ねたりすると瞬間的に強い荷重がかかり、すのこが割れることがあります。
すのこベッド以外ならネルマットレスには何がおすすめ?
すのこベッドのデメリットを見て、「すのこはやめておこうかな」と思った人のために、他の選択肢も提示しておきます。
おすすめは収納付きベッドとローベッドです。
収納付きベッド
すのこベッドには収納がありません。
ベッド下に収納を確保するなら、見た目を気にしなければ収納ボックスで十分です。
しかし、一体感のあるデザインを持たせたいと思ったら、収納付きベッドがおすすめです。
【収納付きベッドで後悔】デメリットは湿気?よくないと感じた理由
ローベッド
ネルマットレスは厚めのベッドマットレスなので、ベッドをあまり高くしてしまうと上がるのが大変です。
そこで、お部屋のスペースに余裕があるならローベッドをおすすめします。
ローベッドは通常のベッドと比べて天井が高くなり、お部屋がより広く感じられるようになります。
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