コアラマットレスにカビが生える原因は湿気。直置きは注意
この記事は、
「カビが生えちゃったときはどうしたらいいの?」
という人に向けて書いています。
結論からいうと、使い方が良くなければカビは生えます。
ただし、正しい使い方やメンテナンスをすればカビは生えません。
ここでは、コアラマットレスをカビさせないための湿気対策や、万が一カビが生えてしまったときの対処法を解説します。
コアラマットレスにカビが生えた口コミ
今日買ったやつ。コアラマットレス裏にカビがはえてショックだったので梅雨前に購入…!https://t.co/cr7swwAENv
— 最強ADHDおーちゃん (@ADHD_O_chan) May 15, 2022
コアラマットレスはウレタン製なのでそもそもの通気性があまり良くありません。
そのため、ほうっておくとカビ生えると思ってメンテナンスをしましょう。
梅雨時だけでなく、年中カビが生える可能性があります。
たとえば冬は寒く乾燥しがちなのでカビは生えないと思いがちですが、室内外の温度差で窓ガラスやサッシなどに結露が発生します。
窓際にベッドを設置していると、知らない間に水分をじんわり吸収してカビが発生することも。
コアラベッドフレームにカビが生えた口コミ
コアラマットレスのフレームカビちゃった🥺 pic.twitter.com/pIf0CGshBY
— たいせい (@taiseidayo0808) March 12, 2022
コアラベッドフレームは見た目のとおり通気孔が空いていて通気性に優れていますが、それでも敷きっぱなしにしているとカビが生えるのはご覧のとおり。
コアラマットレスをカビ予防して長持ちさせるお手入れ方法
コアラマットレスをカビ予防して長持ちさせるお手入れ方法は主に以下の6つ。
・カバーを洗う
・すのこベッドを使う
・除湿シートを使う
・布団乾燥機を使う
・マットレスプロテクターを使う
以下、順に解説します。
陰干し
陰干しはもっとも基本的なマットレスのお手入れです。
陰干しが十分にできるなら、他の対策は必要ないと言えます。
やり方はマットレスを起こして立てかけるだけ。
大事なのはマットレスの裏面を空気に触れさせることです。
カビはマットレス底面に生えます。
つまり、もっとも湿気がたまりやすいのが底面というわけです。
底面をしっかり乾かすことでカビは生えなくなります。
よく晴れた日に窓を開けて風を通すことでより水分の蒸発が促進されます。
なお天日干しは素材のウレタンの劣化が進んでしまうので避けましょう。
時間がないなら換気だけでも効果あり
良いマットレスは長持ちさせたいですよね🛏湿気が多い季節ですが湿気には要注意です!
自分はすのこベッドの上にコアラマットレスを乗せて使ってますが、この時期は起床後ベッド下へサーキュレーターをかけてカビ予防してます🌬— 投執事🦉 (@butowler) June 22, 2021
干す時間がないなら、窓を開けて換気するとか、扇風機の風をベッド下に送り込むだけでも除湿効果があります。
木製ベッドを使用しているなら、木材はもともと吸放湿性があるので、周りの空気が乾いていれば自然に空気中に湿気を放出します。
忙しい毎日、せめて換気だけでもして、ジメジメしてよどんだ空気を入れ替えましょう。
カバーを洗う
カバーを洗うことも湿気対策になります。
カバーは眠っている間に体から出る汗やフケ、垢、髪の毛などの老廃物がつきます。
するといつの間にか湿りや汚れがつき、カビだけでなくダニの餌にもなってしまいます。
週一回程度シーツを洗濯してカラッと乾かすことで、清潔を保つことができます。
すのこベッドを使う
すのこベッドを使うことも湿気対策になります。
コアラマットレスは分厚くて重いので、本体を動かして干すのは億劫。
何もしなくても日常生活の中で自然に湿気が放出されていくのが理想です。
すのこの上にコアラマットレスを敷けば、もっとも湿気の溜まりやすいマットレスの底面が空気にさらされて、水分が蒸発していきます。
ただし、すのこに頼り切ってしまうのは禁物。
すのこを使っても、底面全体が空気にさらされているわけではありません。
敷きっぱなしにせず、ほかの方法と組み合わせる必要があります。
ちなみにコアラベッドフレームはデザインはたしかにおしゃれですが、通気性という観点ではふつうのすのこベッドに劣ります。
関連記事:コアラマットレスに合うベッドフレームのおすすめ!コスパ良い他メーカー
除湿シートを使う
除湿シートを敷くのも湿気対策になります。
除湿シートはマットレスの下に敷くことで、マットレス底面の湿気を吸収してくれます。
もちろん無限に水分を吸収できるわけではなく、ときどき干す必要があります。
とはいえ除湿シートを敷くことで、重いコアラマットレスを干す頻度を減らせます。
布団乾燥機を使う
布団乾燥機を使うのも湿気対策になります。
コアラマットレスぐらい厚いマットレスになると、実は表より裏面に使うほうが効果が高いです。
まず、コアラマットレスとベッドの間に支えになるものを挟みます。挟むものはコーヒー缶や厚めの本など、隙間ができればなんでもOK。
次に、布団乾燥機のノズルをマットレスとベッドの間に突っ込んでスイッチON。そのまま15-30分ぐらい放っておきます。これで底面がカラッと乾きます。
できるだけ全体に均等に熱風が当たるようにしましょう。
布団乾燥機の購入をこれから検討するなら、アイリスオーヤマのカラリエがおすすめです。
まず安い。1万円を切る価格で入手できます。
次にマットなしタイプで設置がラク。
それに布団だけでなく、雨でぬれた靴や、乾きづらい衣類のスポット乾燥にも使えて一石三鳥です。
マットレスプロテクターを使う
マットレスプロテクターは一万円ぐらいするものもありますが、上手に使うと陰干しがいらなくなります。
マットレスプロテクターは、名前のとおりマットレスを保護するアイテムです。
見た目はボックスシーツですが、シーツのように水分を吸収せず、防水・撥水加工をしているためマットレスを湿気からガードしてくれます。
また、シーツのような肌触りのよさはなく、あくまでマットレスを守るためだけのものです。
そのため、シーツやカバーとの併用が必須になります。
おすすめはマットレスをすっぽり包むジップアップタイプです。
ジッパーを閉めてしまえば密封に近い状態になります。
ついでに乾燥剤を入れておけばマットレスに湿気がこもることはなく、陰干しが不要になります。
ただし、マットレスは守れますが、床やベッドフレームはケアしてあげる必要があります。
コアラマットレスにカビが生えたときの除去方法
コアラマットレスにカビが生えたときの除去方法について解説します。
まず大前提として、コアラマットレスはウレタン製なので、水洗いできません。
そのため、方向性としては、カビを除去できる液体をタオルなどに染み込ませて拭き取ることになります。
・エタノールを使う
・酸素系漂白剤を使う
・マットレスのクリーニング業者に依頼
以下、順に解説していきます。
エタノール
消毒用エタノールでカビを殺菌します。
エタノールは
・素材が漂白されない
・自然に揮発する
・触っても安全
といったメリットがあります。
ただし、漂白効果はないので、カビの菌は退治できても、カビが作り出した根(黒ずみ)は残ってしまいます。
やり方はティッシュやタオル、雑巾などにアルコールを染み込ませて拭き取るだけ。
アルコールはマットレス以外にも床・窓・壁・家電・オモチャ・布製品などなんでも消毒できる万能消毒剤なので、1本持っておくと何かと重宝します。
おすすめはパストリーゼ77。
スプレータイプで楽ちんですし、アルコールのほか緑茶由来カテキンも配合していて、食品に直接かけても大丈夫なほどの安全性の高さがウリです。
赤ちゃんや小さな子供がいる家庭なら、これを選んでおけば間違いありません。
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤の代表はオキシクリーンです。
通常は衣類に使うものですが、マットレスでも使えます。
希釈液を作る手間がかかりますが、子供が泥遊びやスポーツをしていて、頻繁に泥汚れを洗濯する状況ならどのみち重宝します。
準備するもの:
・オキシクリーン1本
・スプレーボトル1本
手順:
1.オキシクリーンに付属のスプーン1杯を1ℓの水で希釈
2.希釈液をスプレーボトルに入れる
3.カビ部分がビショビショに湿るぐらいスプレーする
4.乾くまで放置
これでカビがとれます。
マットレスのクリーニング業者に依頼
専門業者に依頼する方法があります。
プロのクリーニングでカビを除去してもらいましょう。
ただし難点があります。業者がなかなか見つからないことと、値段が高いことです。
布団クリーニング大手はマットレスは対象外にしているところがほとんどです。くらしのマーケットで探すと、大手ではありませんがマットレスを洗う技術を持った事業者が見つかります。
値段はどんなに安くても5,000円。1万円を超えることも珍しくありません。
安いマットレスならいっそ買いなおしたほうが安く上がることもあります。
もし依頼する場合は、事前に電話で、
・マットレスの種類(ポケットコイル・ボンネルコイル・ウレタン・ファイバーなど)
・カビ除去が依頼できるか
・料金
・持ち込みか取りに来てくれるか
を確認しておきましょう。
コアラマットレスがカビたら返品はできない
「コアラマットレスがカビたら返品はできるの?」
コアラマットレスいは120日トライアルという制度があり、使用感が気に入らない場合、返品すれば全額返金してもらえます。
ただし、カビた場合は例外。返品はできません。
返品できるのはあくまで「製品に満足できなかったとき」です。
カビや汚れの原因は「使い方がまずかったから」であって、コアラマットレスという製品そのものに落ち度はありません。
そのため返品はできず、自力でカビを落とすか、捨てるかしかありません。
それ以前に、カビを発生させない使い方を心がける必要があります。
高い買い物で泣きを見ないためには、日々のメンテナンスが重要です。
本記事で紹介したお手入れを参考に、気持ちよくコアラマットレスを使っていきましょう。