テンピュールにダニは発生しやすい?
「テンピュールはダニが発生しやすいの?」
→発生しづらいです。
よほど不潔な環境でない限り、あまり心配しなくても大丈夫です。
理由はふたつ。
1.ウレタン製
2.高密度
以下、順に解説します。
テンピュールの素材はウレタン
テンピュールマットレスの素材はウレタンです。
ウレタンは石油由来の化学繊維で、ダニが繁殖しにくい素材です。
まったくのゼロではありませんが、同じ環境でダニの付き具合を比べると、綿の1~2%ぐらいの数しかいません。
テンピュールは高密度
テンピュールの表面は高密度で、ダニの入り込む隙間がありません。
人間が金網を通り抜けられないのと同じで、テンピュールの隙間はダニの体よりうんと小さいので、物理的に入り込むことができません。
そのため、表面が破れてでもいない限り、ダニがテンピュールマットレスの中で繁殖する心配はありません。
餌となる髪の毛やフケ、ホコリも中に入り込まず表面にとどまるので、掃除機でかんたんに吸えます。
布団用の小ぶりの掃除機をときどきかけるようにすれば、いつも清潔でいられます。
テンピュールのダニ対策は枕・マットレス共通
テンピュールのダニ対策について解説します。
テンピュールはダニにとっては住みづらい環境ではありますが、あまりに好条件がそろってしまうと繁殖する可能性はあります。
ダニにとっての好条件は「あったかい」「湿度が高い」「エサがある」の3つです。
これらの要因をなくしていくことがダニ対策につながります。
関連記事:マットレスのダニ対策
エサの除去
ダニの餌は髪の毛、フケ、垢、ホコリ、カビなどです。
どれも寝ている間に布団の上にたまっていくので、人間の目からはきれいに見えても、ダニからすると食料の宝庫です。
そのためときどき掃除してエサを除去すると効果的です。
布団たたきなども効果があります。
掃除機で吸う
白いシーツだとフケはわかりにくいので、全面を掃除機で吸うと効率よく取ることができます。
ハンディクリーナーで十分です。
特に髪の毛など老廃物の多い枕元を中止にやりましょう。
こまめにシーツやカバーを洗濯する
シーツやカバーを洗濯するとすっきり汚れや残留物がとれます。
カバーは外す手間が面倒なので、シーツだけでも月一回程度は洗濯するようにしましょう。
テンピュールの湿気を減らす
湿気を減らすこともダニ対策に効果的です。
日本は高温多湿の気候で、特に梅雨時期などはカビにも注意しなければいけません。
正規でないアウトレット商品だと、保存状態によっては中でカビが生えている可能性もあります。カビは保証もきかないので自分でなんとかするしかありません。寿命がくる前にカビで使えなくなったり、ダニのエサになってしまうのはもったいないので気を付けましょう。
陰干し
もっとも基本的な湿気対策は陰干しです。
やり方は、朝起きたらそのまま壁に立て掛けます。これだけ。
ベストは日陰のベランダに置くことですが、テンピュールは重いのでさすがに重労働です。ふだんは立てかけるだけで十分です。
窓を開けて空気を通すのがポイントです。台所側の窓も開けて、部屋の中を空気が通り抜けるようにすると、より換気効果が高まります。
日干しはNGです。紫外線で変色して劣化が早まります。
除湿シート
除湿シート(ドライシート)を挟むのも湿気対策に効果的です。
やり方は除湿シートをマットレスと床(またはベッド)の間に挟むようにして敷きます。
テンピュールは通気性があまりよくないので、床に直置きするときは必須です。
ときどき除湿シートを干すのも忘れずに。湿気をある程度吸収すると色が変わる除湿シートもあるので、それだと干すタイミングがわかりやすいです。
すのこベッドを使う
すのこベッドを使うと、マットレスの下に空間ができるので、普段から通気性を良くしておくことができます。
窓を開けるだけでマットレスの下にも風が通って湿気が吹き払われるので楽ですね。
すのこベッドがあれば除湿シートは不要です。
ROCKUBOTを使う
ROCKUBOTは全自動で布団のダニ・細菌・ウイルスを除去してくれる除菌ロボットです。
マットレスの上に置いてスイッチを入れておくだけで、すみずみまで自動走行して殺菌してくれます。
ベッドの端までいくと、センサーで感知して落ちずにUターンして戻ってくる賢い子です。
ルンバを布団専用にしたようなイメージですね。
ズボラさんや時短したい人にピッタリ。
ダニ予防効果は第三者機関による検査で、「ダニの増殖が97.6%抑えられる」という実験結果が出ています。
関連記事:【ROCKUBOTの口コミ】ダニの駆除・除菌効果は?使い方も解説
テンピュールのダニの取り方はまず布団乾燥機!
「テンピュールのマットレスにダニがついちゃった!これって捨てるしかないの?」
ダニは室内にふつうにいますが、害になるのは大繁殖したときです。めったにないケースではありますが、確率はゼロではありません。
こんなときのダニの取り方について解説します。
まず、表面が破れているのでなければ、マットレスの中に侵入することはありません。外側だけのケアで十分です。
(テンピュールは繊維が高密度に織り込まれているので、ダニの入る隙間がありません)
ダニ取りは3ステップで完了します。
2.ダニを除去する
3.再発防止
これでスッキリ!
また気持ちよく寝転がれるマットレスになりますよ。
テンピュールのダニ取りステップ① 死滅させる
まずは死滅させることです。
いきなり掃除機で吸ってもいいんですが、生きたまま吸うと掃除機のホースをよじ登って出てくるかもしれません。
布団乾燥機で熱処理
安全性と手間の両方を考えて、もっともおすすめなのが布団乾燥機での熱処理です。
高温と乾燥のダブルパンチでダニを死滅させます。
推奨時間は20分。本来は50℃以上なら10分で死滅すると言われていますが、末端の温度はスペック表示の吹き出し口の温度より低くなるので、少し長めに時間を取ります。
一応、公式Q&Aには「高温で長時間での使用はおすすめしない」との記載があります。
「おすすめしない」レベルで「使用禁止」とまでは書いていないので、ごくまれに一回使う分には品質に影響はないでしょう。
まだ布団乾燥機を買っていないのならアイリスオーヤマのカラリエがおすすめです。ノズルを布団に突っ込めばいいだけのお手軽設置。1万円を切る価格でコスパ優秀です。
ダニ駆除剤を使う
ダニ駆除剤もダニ退治に有効です。
スプレータイプと誘引剤タイプがありますが、おすすめなのは誘引剤タイプです。
マットレスやシーツは直接肌に触れるもの。
スプレーは人体に無害とはいえ、肌が敏感な人や赤ちゃんがいる家庭だと、肌荒れなどの健康被害が頭をよぎりますよね。
誘引剤タイプならその心配はいりません。
足元に置いておきましょう。
クリーニングに出す
マットレスをクリーニングに出すのもダニ退治に有効です。
ただしマットレスクリーニングをしてくれる業者を探す手間とお金がかかるので、あまり手放しでおすすめはできません。
大手クリーニング業者はどこもマットレスを取り扱っていませんが、くらしのマーケットで探すとあまり苦労せずマットレスクリーニングができる業者が見つかります。
シングルサイズなら1万円から。持ち込みも大変です。
やるのならあらかじめクリーニング店に連絡して状況を説明しておきましょう。
テンピュールのダニ取りステップ② アレルゲンの除去
ダニを死滅させたら、次のステップはアレルゲンの除去です。
死んだダニは刺すことはありませんが、死骸やフンがアトピーなどアレルギーの原因になります。
お手軽なのは掃除機で吸うことです。
テンピュールは破れてさえいなければ、マットレスの中にダニが入り込む心配はないので、表面だけ掃除機で吸えば完了です。
テンピュールのダニ取りステップ③ 再発防止
最後のステップは再発防止です。
ダニの発生要因を断つことが、再発を防ぎます。
ダニ対策の項目の繰り返しになりますが、
・餌となる物質の除去→掃除
・湿度を下げる→換気、干す
テンピュールのダニ対策グッズ
最後にダニ対策グッズを紹介します。
布団乾燥機
布団乾燥機はダニの苦手な環境「高温」と「乾燥」を同時にできるスグレモノ。
これで梅雨も怖くない!
お手軽にするにはマットなしタイプを選びましょう。
アイリスオーヤマのカラリエとかお手軽でいいですね。
スプレータイプ
お手軽なスプレータイプ。
ちなみにバルサンは部屋ごと燻蒸できるのでラクチンですが、直接肌に触れるマットレスには推奨しません。
商品例:
捕獲タイプ
捕獲タイプは誘引剤で引き寄せ、粘着シートで捕獲します。
ゴキブリホイホイと考え方は同じですね。
スプレーのようにニオイや成分がシーツにうつる心配がないので、お肌が敏感な方や小さなお子さんのいる家庭におすすめです。
商品例:
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