マットレスの寿命は何年?選び方と寿命の目安
「マットレスを買う前に寿命の目安が知りたいな・・」
すぐにへたるマットレスなんてイヤですよね。
安い買い物ではないので、なるべく長持ちさせたいもの。
そこで、種類ごとのマットレスの寿命について解説します。
大まかな寿命は以下のとおりです。
・ボンネルコイル 8~10年
・ウレタン 3~8年
・ファイバー 3~5年
以下、詳しく解説します。
ポケットコイルマットレスの寿命
ポケットコイルマットレスの寿命の目安は6~8年です。
1つ1つのコイルが独立していて、肩や腰といった重い部分をいつも同じコイルが支えることになります。そのため、特定のコイルに荷重が集中して、へたりやすくなります。
コイルは抜き出して取り換えるというわけにはいかないので、へたると復活できません。
また、コイルはへたっていなくても、詰め物がぺったんこになってしまったがために、クッション性がなくなって背中がコイルに当たって寝心地が悪くなるパターンもあります。
特に腰部分やフチ部分(腰かけるため)がへたりやすいので、そこだけ通常より太いコイルを使うなどして耐久性を強化したマットレスもあります。3ゾーン・5ゾーン・Hゾーンといった名前が使われているなら強化モデルで、さらに長寿命が期待できます。
以前はコイルの品質表示があり、コイルの質が把握できたのですが、法律の改正により、もっと単純な表記に替わってしまい、コイルの質がわからなくなりました。残念。
ボンネルコイルマットレスの寿命
ボンネルコイルマットレスの寿命の目安は8~10年です。
ポケットコイルと違って面で支えるという特性上、揺れや振動が伝わりやすいというデメリットがありますが、負荷が複数のコイルに分散されるため、へたりにくいです。
コイル同士が接しているので、錆びるとコイルが擦れ合ってギシギシという音が気になるようになります。
ウレタンマットレスの寿命
ウレタンマットレスの寿命の目安は以下の通り。
高反発ウレタン:5~8年
低反発ウレタン:3~5年
低反発のほうが変形の度合いが大きいので、何度も伸び縮みを繰り返すことで劣化が早くなります。
寿命の目安は、密度が一定以上のものに限ります。
たいていのウレタンマットレスは密度が公開されています。単位は「D」です。
30D以上だと通常レベルです。高いものでは50Dほどあります。
1万円を切るマットレスだと密度が25Dとか、そもそも公表されていないものも多いです。低反発マットレスはほとんど密度が公表されていません。スカスカだというマイナス要素をあえて書く必要はないという判断だと思われます。
形状はフラットなものと折りたたみの2種類があります。
折りたたみ式だと、クッション材というより側地の継ぎ目部分が弱くなって破れてくるというデメリットがありますが、一方で3つにわかれた中材の交換ができるので、へたった腰部分のクッションを足や頭の部分のクッションと交換して長持ちさせるという技が使えます。
ファイバーマットレスの寿命
ファイバーマットレスの寿命の目安は3~5年です。
10年使っているという口コミはほとんど聞きません。
ポリエチレンなどのプラスチック樹脂を細い繊維状にしたものを3次元状に絡み合わせてマットレスの形を作っています。
もともとプラスチックはさほど強度は高くなく、また伸び縮みや変形が想定されない素材なので、何度もその上に寝て圧力を加えるという使用方法に不向きな素材なのかもしれません。
値段もあまり安いものがないので、丸洗いできる・高通気性という特性に魅力を感じなければ、あえて選ぶ必要はありません。
ラテックスマットレスの寿命
ラテックスマットレスの寿命は3~5年です。
ゴムの木の樹液からできる天然ゴムが一般的な素材ですが、一部合成ラテックスもあります。
輪ゴムを想像してみるとわかりやすいのですが、最初はオレンジ色だった輪ゴムが劣化するとどんどん白っぽさが増していき、弾力もなくなってあるとき突然プツンと切れます。
マットレス素材も期間は長いですが同じような変化が起こります。
高い上にマイナーであまりラインナップがありませんし、あえてラテックス製を選ぶ理由はあまりありません。
三つ折りマットレスの寿命
三つ折りマットレスの寿命は素材の寿命に左右されます。
高反発ウレタンなら5~8年。
低反発ウレタンなら3~5年。
ファイバー製なら3~5年。
ただし、何度も折って広げてを繰り返しているうちに、折り目が破れてくることがあります。
折り目が破れてしまうと、お尻や肩甲骨がマットレスの間を割って床に接しやすくなるので、買い替え時になってしまいます。
マットレスの寿命:交換・買い替え時期
「マットレスの交換時期ってどんなタイミング?」
マットレスの交換・買い替え時期を判断するサインはこんな症状です。
・コイルが背中に当たる感触がある
・以前より柔らかくなった
・軋み音がする
・起きたら体が痛い
・カビが生えた
このあたりに着目して自己診断ができるので、お持ちの方は点検してみましょう。
このような症状が出ているにもかかわらず放っておくと、
・肩こり
・頭痛
・体が痛い
・疲れが取れない
といった不調が出ることがあります。
マットレスの交換時期①凹みやへたり
経年使用で凹みやへたりが起きてくると変え時です。
もっとも凹みやすいのは負荷が集中する腰やお尻周りです。
背骨は直立しているときと同じ自然なS字カーブが理想ですが、へたったマットレスに寝るとペタペタになって沈んだまま元に戻らなくなって、寝姿勢が崩れます。仰向けだと猫背のような背中が丸まった姿勢になります。
特に子供は寝ているときに成長ホルモンが出るので、健やかな成長のためには自然な寝姿勢で寝させてあげたいものですが、子供部屋でショート丈のおさがりのマットレスを使っていたりすると、型崩れやお兄ちゃんの寝ていた跡などがついていることもあります。
そうすると不自然な寝姿勢になり、血液循環が滞ったり背骨がゆがんだりして成長に悪影響を及ぼす可能性もあります。
品質保証がついているマットレスなら、保証期間内なら無料で交換できます。たとえばテンピュールだと交換対象になるのは「2㎝以上の沈み具合」といった明確な基準があります。このあたりも購入前にチェックしたいですね。
局所的な圧迫を感じることがあったら、点検してみましょう。
安価で低品質なマットレスで、床に直置きNGなのにフローリングで使っていたりしませんか?ワンルームの狭いお部屋だと寝室スペースがないのでやってしまいがちです。床の接地面と腰がほぼ接してしまっているので、ますます腰が痛くなります。脚付きマットレスを利用するのもいいかもしれません。
関連記事:マットレスのへたりは復活する?
マットレスの交換時期②コイルが背中に当たる
コイルが背中に当たるときは、コイルは元気だけど、その上の詰め物がペタンコになっていたり、破れてコイルが生地を突き破っているパターンです。
コイルマットレスはコイルだけでできているわけではなく、その上に必ずウレタンや固綿、フェルトなどのクッション材があります。これらが毎日の押し潰しや摩擦の繰り返しでほつれたり擦り切れたりして厚みがなくなってしまうことがあります。
いずれにせよ、コイルがカバーまで突き破ってしまうと、皮膚に刺さってケガのもとです。
硬いものが背中に当たるような感触を感じたら、すぐにそのマットレスの使用を中止しましょう。
なお、両面仕様のマットレスならひっくり返して使うのはアリです。
マットレスの交換時期③柔らかく反発力がない
厚みは最初から変わっていないけど、以前のような反発力がなくなって柔らかくなった、というパターンです。
低反発トッパーはもとからぐんにゃり凹んで元に戻るので、劣化度合いがわかりにくいのですが、高反発だともともとが硬いので変化がわかりやすいです。「とろける包容力が出てきた!」なんて喜んでいる場合ではありません(笑)
ふっくら元の形に戻る復元力が低下しているということで、重量を支えられずもともとのマットレスの性能が生かせなくなっています。
マットレスの交換時期④きしみ
コイルマットレスのバネがギシギシ・ギュッギュといった軋み音を立てているときは交換時期です。
・コイルが劣化して錆びてきている
・ポケットコイルの不織布が破れて隣接するコイル同士がこすれている
などの可能性が考えられます。
音が気にならず、寝心地が変わらないのならまだ放っておいてもいいですが、寝返りをうつたびにギシギシいうのはちょっとしたストレスです。積み重なるとイライラして眠れなくなる人も。
睡眠環境はリラックスできるようにしておきたいですね。
マットレスの交換時期⑤寝起きに体が痛い
寝起きに体が痛いときは交換時期です。
・首・肩・腰が痛い
・休まらない
・眠れず寝不足になる
・眠りが浅くスッキリしない
・なんとなく違和感を感じて寝つきにくい
・夜中に何度も目が覚める
といった体調不良の症状はないでしょうか?
大人だと、
・そもそもマットレスが合っていない
・経年劣化で硬さや沈み具合が変化した
といった原因が考えられます。
さらに子供だと、
・成長によって体型や体重が変化して、マットレスに合わなくなった
といった原因も考えられます。
体格が大柄になると、最適な硬さが変わります。体重40㎏だと合っていたのに、55㎏になると合わなくなるということが起こりえます。
マットレスの交換時期⑥ダニやカビが発生している
ダニやカビが発生していたら買い替え時です。
ちょっと擦ってとれるくらいのカビならまだいいですが、敷きっぱなしの万年床を久しぶりにひっくり返してみたら黒カビがびっしり・・・なんてときは、もったいなくても潔く捨てましょう。
カビはハウスダストに関係しますし、ダニはアレルギー性皮膚炎や鼻炎、喘息のもとになります。特に不衛生な環境は免疫力の弱い子供や高齢者には健康被害が心配です。
ここで、
「買い替えるのがもったいないからクリーニングでキレイにできないかな?」
と思った方、高いマットレスならクリーニングに出すのはアリです。
マットレスのクリーニング料金は非常に高く、最低5000円はします。へたすると1万円を超えます。
10万円のマットレスで1万円のクリーニングだったらまだ納得ですが、2万円のマットレスでクリーニングに1万円かけるんだったら、新品を買ったほうがオトクですよね。
マットレスの寿命:長持ちさせる方法
寿命を迎えたマットレスを捨てるのは一苦労です。
ウレタンマットレスやファイバーマットレスだとカットして家庭ごみで捨てられますが、コイルマットレスはほぼ100%粗大ゴミです。家から搬出してゴミ置き場やゴミ処理場に持っていくだけで一苦労。さらに処分代もかかります。
だから、一度買ったらなるべく長持ちさせたいもの。
マットレスを長持ちさせて上質な眠りを持続させるにはお手入れが欠かせません。
お手入れ方法は主に4つ。
・陰干し
・ローテーション
・敷きパッドを使う
・シーツをこまめに洗濯する
マットレスを長持ちさせる方法①陰干し
最も肝心な長持ちさせる方法は陰干しです。
その目的は除湿。
人間は寝ている間にコップ一杯分発汗するといわれていますが、湿気はマットレスの大敵。コイルを錆びさせ、ウレタンを加水分解し、マットレスの主な素材を劣化させます。
マットレス自体、通気性があまりよくないため、敷きっぱなしにしておくと底面に湿気が溜まりカビの原因に。
良く晴れた日に、壁に立てかけて外気を入れて換気します(三つ折りタイプだと壁不要で独立します)。そのまま2時間~半日ほど放っておきます。
敷布団なら天日干しがふっくらして最高なのですが、残念ながらマットレスは日干しに適していない素材が多く、陰干しがベストです。
ただし、コイルマットレスだと軽いものでも15㎏。重いものは30㎏を超えます。こうなると気軽に担いで移動するのも難しいですよね。そのときは、マットレスの下に厚めの本を挟むなどして隙間を作り、扇風機で風を送るのも有効です。
陰干しの頻度はこまめに、できれば週1回程度、定期的に行うとよいですね。欧米のような乾いた気候だとあまり必要はないかもしれませんが、日本のような四季があり多湿な風土では必須です。夏や梅雨時期だとジメジメするのでもちろん必要ですし、冬は冬で窓に結露が発生し、カビのもとになります。陰干しは季節を問わず一年を通じて実行したいところです。
「干すのがめんどくさい!干さなくてもいいマットレスってないの?」
という人はファイバーマットレスにしておきましょう。通気性が図抜けて良いので、あまり干さなくても大丈夫です。干すときも軽いので動かしやすいですし。
マットレスの下に除湿シートを敷くのも良いですが、除湿シートは湿気を吸う量のリミットがあり、上限に達するとそれ以上吸収しなくなります。干すとリセットされるのですが、そのためにはマットレスの下から引っ張り出してきて、干したらまたマットレスの下に敷かなければいけません。マットレスを干すより若干手間が少ないかな、ぐらいで、面倒なことに変わりはありません。
ちなみにドライヤーをあてるのは推奨しません。マットレスの素材、特にウレタンは高熱で劣化が促進されるからです。同じ理由で湯たんぽや電気毛布も非推奨です。
マットレスの下や横に空間を作るのも大事
マットレスの下や横に空間を作るのも大事です。
ベッドフレームを使う、壁から離すなどして、マットレスが空気に触れる機会を増やします。地面から離すと、収納ケースを置いたりロボット掃除機が回遊できるなどの利点もあります(ロータイプのベッドを除く)。
すのこベッドやパイプベッドはマットレスの下面が常に空気に触れているので、湿気対策の観点からはおすすめです。
ただしすのこは小さな子供がいる家庭だとあまりおすすめしません。子供が飛び跳ねると床板が割れたりヒビが入る危険性があります。金属製か、木製なら桟や梁が補強された耐荷重500㎏ぐらいの頑丈なベッドをおすすめします。材質もパイン材などの安価なものは避け、松やヒノキなど強度の高い天然木を使用しているものを選びましょう。
なおベッドは空調コントロール以外の機能もあります。
・二口コンセントでスマートフォンを充電
・インテリア小物を置いてデザインを充実
・照明をつけて寝る前に本を読む
・ヘッドボードから北欧風のテイストで揃えて雰囲気を変える
などなど。好みのライフスタイルに合わせて導入を検討しましょう。
マットレスを長持ちさせる方法②ローテーション
マットレスをローテーションさせるのも有効です。
人の体の重さは均一ではありません。全体重の44%が腰に、33%が肩に集中しています。マットレスがもっともダメージを受けやすい場所は臀部(お尻)で、通常は真っ先にへたってきます。すると上手に体圧分散できなくなり、体調不良や眠りが浅くなる要因になります。
そこで、マットレスの上下を回転させたり裏表をひっくり返すことで、ダメージを分散させます。
頻度は陰干しほど頻繁でなくてよく、3ヶ月程度のスパンで定期的に行うと良いですね。
ただし、マットレスがリバーシブルな構造なのかどうかは確認しておきましょう。両面仕様でないのに裏面を上にしてしまうと、期待していた睡眠効果が得られません。
両面仕様な場合は説明に必ず「両面仕様」と書いています。
ゾーニング製法(体の部位に合わせてマットレスの硬さを部分部分で変化させる構造。5ゾーンや3ゾーンなどの記載がある)で作られている場合は、上下をひっくり返すのにあまり適していません。
特にゾーニングに関する記載がない場合は、上下をひっくり返してもOKです。
マットレスを長持ちさせる方法③敷きパッドを使う
敷きパッドを使うのはとてもお手軽でおすすめです。
敷きパッドはマットレスを保護するアイテムで、マットレスの上に敷いて使います。
四隅をゴムでマットレスに固定するものや、裏面に滑り止めがついて敷くだけのものがあります。
シーツとの違いは、マットレスを保護する力とクッション性が高いです。汗をちょっとぐらいかいてもマットレスに滴る前に吸収してくれます。また、わずか1㎝程度ですが厚みがあるので、マットレスが硬くて寝づらいときにちょっとしたクッションになります。
また、さらさらで吸湿速乾性に優れたタイプや、夏にうれしいヒヤッと冷感タイプもあります。
マットレスを寝汗や汚れから防御してくれるので、試しに買って装着してみると熟睡に一役買ってくれるでしょう。
混同されがちなのがマットレスプロテクターとベッドパッドです。
両者ともマットレスを保護する目的は一緒ですが、シーツとマットレスの間に敷くもので、直接肌に触れません。いわば縁の下の力持ちですね。マットレスをガードすることに特化していて、寝心地アップには1㎜も関係ありません。
マットレスを長持ちさせる方法④シーツを洗濯
シーツを洗濯するのも地味に効果的です。
マットレスのへたりを防止する役には立ちませんが、カビやダニの発生を防止する観点から推奨します。
シーツは人がただ寝ているだけで汚れていきます。
人体は新陳代謝が絶え間なく行われているため、マットレスには髪の毛、皮脂、垢、角質、汗などがたまっていきます。放っておくと雑菌の繁殖のもとになり、カビやダニに栄養源を提供することになります。
肌触りにあまり影響しないところなので実感しづらいです。気が付いたらダニがわいていたということに・・。
「マットレスが抗菌防臭だから大丈夫!」なんていうのは幻想です。たしかに菌やニオイは減るかもしれませんが、そのままにしておくとダニやカビが発生しやすい栄養環境をキープしていることに変わりはありません。
「寝具用掃除機で吸えば大丈夫!」という意見には一理ありますが、寝具用掃除機で吸えるのは髪の毛やフケなど、降り積もっているものだけで、垢や水分といったこびりつき汚れは掃除機で吸えません。
これらを防ぐために、週1回程度のシーツの洗濯を推奨します。
からっと乾いた清潔なシーツには雑菌が少ないので、子供も安心。
ついでにカラーバリエーションも2~3種類そろえておけば、その週の気分で寝室の雰囲気をがらっと変えられます。
フラットシーツ・ボックスシーツ・フィットシーツなど色々種類がありますが、お手入れのラクさとお手頃価格の観点からはフラットシーツがラクです。厚みのあるベッドマットレスだと全周ゴム仕様のボックスシーツがすっぽり包めてデザイン的にも美しいです。カラー展開がある商品だとブラックやグレーなどモダンな印象を与えるマルチボーダーデザインのシーツを選んでおけばつぶしがきいてインテリアコーディネートがしやすくなります。
洗濯した時の乾きやすさやシワの伸ばしやすさはシーツの素材によって異なります。一般にポリエステルなどの人工繊維のほうが、ウールやコットンなどの天然繊維より乾きやすく丈夫で扱いやすいです。ただし肌触りや吸湿性はコットンのほうが上です。タオル地なんかだとふわふわっとして吸湿性抜群ですね。天然素材ならではの風合いも楽しめますし。
素材によって毛玉ができやすい・静電気が発生しやすいなど一長一短がありますが好みで選べばOKです。冬はマイクロファイバーや吸湿発熱綿で断熱性が高いといった特殊加工素材があります。
ベッドマットレスの寿命:メーカー別
マットレスの寿命をメーカー別に解説します。
低価格帯のマットレスだとあまり寿命をはっきり書いているメーカーがありませんが、高価格帯のブランドだとQ&Aなどにおおよその目安を書いているところがあります。
高くてもコストパフォーマンスで見れば必ずしも高くないということもあります。
マットレス 寿命 シモンズ
シモンズマットレスの寿命は10年程度です。
5つ星の高級ホテルに導入されるようなマットレスだと、当たり前のように10年程度もちます。
マットレスの寿命はどのくらい?
使用状況や頻度、寝室環境により異なりますが、一般的にホテル様では8年~10年を目安にマットレスの入れ替えを行なっております。ご家庭でのマットレス交換の目安は約10年となってります。
シモンズ公式
マットレス 寿命 シーリー
シーリーの寿命はボンネルコイル形式を採用していることから、通常だと8~10年。
ただし使っている材料が良いため、10年以上は使えると推測されます。
公式サイトには寿命に関する記載がありませんでした。
なお、寿命を伸ばす工夫として、ボトムファンデーションという土台の部材があります。
これをマットレスの下に敷くことで、通常時で30%、最大50%もの衝撃吸収ができてマットレスを長持ちさせることができます。
サータ マットレス 寿命
サータの寿命は公式サイトに記載がありませんでした。
サータはポケットコイルであることから、通常だと5~8年。
ただし使っている材料が良いため、8~10年は使えると推測されます。
米国の誇る高級マットレス御三家3Sの1つですね。
西川 air マットレス 寿命
西川エアーの寿命は公式の記載はありませんでした。
高反発ウレタンマットレスであることを考えて、寿命は5~8年程度であると推測できます。
西川 ムアツ マットレス 寿命
昭和西川ムアツ布団のQ&Aにこんな記載がありました。
耐久年数についてはご使用状況により個人差はありますが、目安としては7〜8年位と考えて下さい。
ムアツ布団公式
ただし、記載には続きがあり「ヘタリが気になるなら5~6年で買い替えする人もいます」という内容が書かれています。
ヘタリがきても使い続けるのは健康上よくないので、実質5~6年とみていいでしょう。
高反発ウレタンマットレスなので、適正です。
マットレス寿命 ニトリ
ニトリのマットレスは全般的に長寿命です。
ウレタンマットレスの安いものは保証がありませんが、1万円を超したぐらいから1年保証がついています。
コイルマットレスなら数千円のものでも5年保証は珍しくありませんし、Nスリープの上位モデルでは30年という驚きの長期保証をつけているラインナップもあり、耐久性には自信をのぞかせています。
コスパは相当優秀です。
エアウィーヴ マットレス 寿命
ファイバーマットレスは全般的に寿命があまり長くないのですが、エアウィーヴは3年保証をつけています。寿命は3~5年程度と推測します。
同じ高反発マットレスをコスパで比較すると、ウレタンマットレスのほうが優れています。
関連記事:エアウィーヴの寿命は?手入れでへたりにくく!保証と耐久性
マットレス 寿命 フランスベッド
フランスベッドのマットレスの寿命は10年程度です。
ボンネルコイルに似た「高密度連続スプリング」という特殊なコイル構造を採用しています。たった1本の鋼線から1つのマットレスを編み上げる製法で、コイルごとの製品ムラがありません。
また、マルチラススーパースプリングは熱を加えて圧縮する「テンパー処理」を行っており、耐久性を向上させています。
定期的なお手入れを行ったと仮定した耐久テストにおいて、フランスベッド製マットレスの寿命は平均で10年間となります。
フランスベッドのFacebook
コアラ マットレス 寿命
コアラマットレス寿命は10年以上です。
すべてのマットレスに10年保証をつけています。
種類でいうと高反発ウレタンに属します。本来なら5~8年ですが、使っている素材が良いせいか、長寿命です。
マットレス 寿命 日本ベッド
日本ベッドの寿命は5~8年と推測されます。
公式サイトには特に寿命に関する記載はありません。
端っこをウレタンで包むなどヘタリにくい工夫はしているようですが、保証も見当たりませんし、あまり耐久性を押し出すつもりはないようです。
エムリリー マットレス 寿命
エムリリーマットレスの寿命は5~8年程度と推測されます。
・公式サイトに寿命の記載なし
・保証期間は3年
・密度50D
エムリリーは優反発といって、高反発と低反発のいいとこどりをした反発性能を持っています。通常なら高反発より柔らかいので寿命は短く見積もるところですが、密度が50Dと非常に高いので、高反発マットレス並みの寿命があると考えられます。
関連記事:エムリリー優反発マットレスの口コミ!悪い評判はある?
モットン マットレス 寿命
モットンの寿命は10年程度です。
・公式サイトに寿命の記載あり
・品質保証なし
・密度30D
・8万回の耐久試験クリア
耐久年数はどのくらいですか?
使用方法や環境によっても変わりますが、耐久試験からは10年使っていただる計算です。ヘタレてきたなと感じた場合は交換をオススメします。
モットン公式Q&A
このような記載と、密度も30Dと高いことから、10年程度は使えると考えられます。
関連記事:モットンの寿命
マニフレックス マットレス 寿命
マニフレックスのマットレスは長寿命で、10年以上の耐久性があります。
三つ折りタイプのメッシュウィングでは10年保証、ベッドマットレスになると12年の保証がついているものも。
さすが世界で一番売れてるブランド。品質は確かなようです。
関連記事:マニフレックスの寿命
マットレス 寿命 無印
無印良品マットレスの寿命は、
高反発ウレタンで5~8年程度
ポケットコイルで5~8年程度
と推測されます。
・品質保証なし
・耐久試験の結果なし
・公式サイトに寿命の記載なし
ということで、あまり耐久性には自信がないようです。
gokumin マットレス 寿命
GOKUMINの寿命は低反発で3~5年、高反発で5~8年が目安です。
ブレスエアー マットレス 寿命
ブレスエアーの寿命の目安は3~5年です。
ファイバー製は品質保証もついておらず耐久試験結果も公表していないものが多いですが、ブレスエアーは繰り返し圧縮試験と乾燥圧縮試験の結果を公表しています。
JIS L 4500に基づいた試験では、一般のウレタンフォームよりわずかに弱い程度の結果が出ました。特に熱に対しては一般のポリエチレンより強いです。これはファイバーマットレスの素材としては上出来といえます。
高耐久性の理由は、車の部材にも使用されるエンジニアリング素材「ペルプレン」を使用しているからです。熱や乾燥に強いので、ほかのファイバーマットレスよりは長持ちしそうです。