マットレスのノウハウ

マットレスの硬さ診断と選び方!男女差・体重・硬さ

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マットレスの硬さの見極め方(診断方法)

「マットレスのが合わなくて背中が痛い・・」

「ぴったりの硬さを見つけたいけどどうやって見分けるの?」

そんな悩みをお持ちの方に向けて、マットレスの硬さの見極め方(診断方法)を解説します。

お店でマットレスに横になったときにチェックするポイントは以下の3つです。

・腰が沈みすぎず寝姿勢が保てる
・腰の下に隙間がない
・寝返りしやすい

これらがすべて満たされていれば、ベストな硬さといえます。

単に「寝心地がよかったから」という理由だけで選ぶと、あとあと「なぜか眠れない」「起きたらなぜか体が痛い」という失敗をするハメになります。

寝心地ももちろん大切ですが、健康にとってより重要なのは、正しい寝姿勢がとれるかどうかです。

正しい寝姿勢をキープできれば、負荷が偏らずにリラックスした状態で睡眠できます。

その結果、疲れも取れて、すっきりした朝を迎えることができます。

睡眠の質は日中のパフォーマンスにも影響するので、仕事で成果を上げたい人は特に重視したいポイントですね。

適切な硬さのマットレスを見極めて、良い睡眠をとれる環境作りをしていきましょう。

マットレスの硬さの見極め方①腰が沈みすぎず寝姿勢が保てる

1つ目は「腰が沈みすぎず寝姿勢が保てる」です。

これは柔らかすぎないかどうかのチェックポイントです。

横になったとき、腰には体重の44%が集中していて、最も重い部位です。

そのため、腰は最も沈みやすくなります。

正しい寝姿勢は、直立しているときと同じ。

背筋が伸びて、背骨がゆったりとしたS字カーブを描いている状態です。

腰が沈むと、このS字カーブが保てなくなります。

体が「く」の字に曲がって負荷のバランスが崩れ、腰に負担が集中します。

そうなると腰痛の原因にもなります。

体を休めるための寝具で、逆に体を痛めてしまっては本末転倒ですね。

体重によっても沈み具合は異なるので、夫婦やパートナーで一緒に見に行くのなら、必ず二人とも寝てみて腰の沈み具合を確かめましょう。

マットレスの硬さの見極め方②腰の下に隙間がない

2つ目は「腰の下に隙間がない」です。

これは先ほどとは逆で、硬すぎないかどうかのチェックポイントです。

マットレスに寝たときに、腰の下に手を差し入れてみましょう。

何の抵抗もなく手を出し入れできるなら腰が浮いている証拠。赤信号です。やめておきましょう。

反対に、腰がしっかりマットレスに接地していて、力を入れないと手が潜り込まないようなら合格です。

人間の体は凹凸があり、背面は肩甲骨とお尻が出っ張っています。

硬すぎるマットレスに寝ると、極端な話、肩甲骨とお尻だけで体を支えるような状態になり、腰の下に隙間ができます。

同じ体重を支えるのに、広い面で支えるのと、わずかなスポットで支えるのとでは、どちらが負担が大きいでしょうか?

簡単です。前者ですね。

立っている状態でも、ふつうに立っているのと、つま先立ちしている状態では、つま先立ちのほうが早く足の裏が痛くなります。それと同じです。

身体とマットレスの接地面積が大きいほど、体圧分散性に優れています。

たとえばニトリのNスリープだと、この接地面積を公式サイトで開示し、体圧分散性の指標にしています。

この体圧分散ができているかどうかをわかりやすく判別する方法が、腰とマットレスの間の隙間の有無です。

マットレスの硬さの見極め方③寝返りしやすい

3つ目のポイントは「寝返りのしやすさ」です

寝返りがしづらいと感じたら、柔らかすぎるということです。

1つのマットレスをお試ししただけだとわかりづらいので、せっかくお店にいったなら、いくつかのマットレスを立て続けにハシゴして比較してみましょう。

ただし、お店に行くときは体が活動的な状態になっているので、夜静かな環境で体がお休みモードになっているときとは状態が異なり、より寝返りがしやすくなっています。

そのため、評価は少し割り引いて行うぐらいでちょうどいいです。

ちょっとでも寝返りしづらいと感じたら、夜はもっと寝返りしづらいということです。

(できるなら夜寝るときに体がリラックスしている状態で確かめたいところですが、返金保証サービスでもなければ確かめたところで交換できません・・

マットレス 硬さ 選び方

これまでお店で見極める方法を解説してきましたが、実際にはこんな人もいます。

「お店で試してみろっていわれても、お店にいく時間がないよ!」

「地方暮らしだからお店が近くにないよ!」

忙しくて時間がとれなかったり、そもそも距離的に無理だったり、様々なライフスタイルがあるなかで、全員が全員お店にいけるわけではありません。

そこで、このようなお嘆きの方に向けて、実際に寝てみなくても、スペックだけで適切な硬さを選ぶ方法を解説します。

選び方のポイントは3つ。

・体重
・年齢
・体型

人によって体の状態はさまざま。

身長や体重はもちろん、筋肉や脂肪のつき具合によっても適切な硬さは異なります。

そのため、万人に合うマットレスは存在しません。

調べ方を身に着ければ、自分に合う理想的なマットレスを選んで快眠できるようになりますよ。

マットレスの硬さの選び方①体重で選ぶ

1つめは「体重で選ぶ」です。

体重が重ければ重いほど硬いマットレスが向いています。

反対に、体重が軽いほど柔らかいマットレスが向いています。

体重が重いほどマットレスにかかる負荷は大きくなります。

その負荷に負けてしまうような柔らかいマットレスを選んでしまうと、寝姿勢が崩れて体の不調につながります。

目安としては、

体重45㎏以下→低反発
体重45㎏~80㎏→高反発
体重80㎏以上→高弾性

を軸に選ぶとよいでしょう。

あくまで目安なので、たとえば「体重は50㎏だけど痩せ型でBMIが低い」という人は柔らかめを選ぶなど、柔軟に考えてみましょう。

マットレスの硬さの選び方②年齢で選ぶ

2つめは「年齢で選ぶ」です。

一般に高齢になればなるほど柔らかめのマットレスが向いています。

その理由は、高齢になるほど関節が硬くなり、姿勢の柔軟性が失われていくためです。

また、高齢だと筋肉量も減少して体重が落ちるため、以前に比べてより弱い力で支えられるようになることも挙げられます。

子供はせんべい布団でもぐっすり眠れますし、学校の硬い木の椅子に一日座って授業を受けることができますし、軽自動車で長時間揺られても元気です。

成人のみなさんはどうですか?

煎餅布団だと眠れないし、椅子にはクッションがないと長く座っていられないし、長距離を移動するときは大きな車のほうが楽ですよね。

体型がふつうなら、20代まではかため、30~50代はふつう、60代以上はやわらかめのマットレスをチョイスしてみる、というのも手です。

あとは、赤ちゃんには柔らかいマットレスはNGです。うつ伏せになったときにうずもれて呼吸ができなくなる危険性があります。

ベビーマットはすべて硬めに作られているので心配いりませんが、大人用のベッドで添い寝をしている人は、低反発マットレスは避けましょう。

マットレスの硬さの選び方③体型で選ぶ

3つめは「体型で選ぶ」です。

体の凹凸が大きな人ほど、柔らかいマットレスが向いています。

体の凹凸に合わせてマットレスが沈み込むことで、身体全体でマットレスに接触して体圧分散ができ、背骨がフラットな状態になります。

逆にマットレスが硬くて沈んでくれないと、腰が浮いたりして体とマットレスの間に隙間ができ、体の一部に負担がかかります。

女性は男性に比べて骨盤が広く、ウエストがくびれ、身体の凹凸がはっきりした体型が多い傾向にあります。

横向きで寝ると腰と肩が沈んでくれたほうが背骨がまっすぐになるのはイメージできますね。

・寸胴体型

逆に凹凸の少ない寸胴体型の人は、かためのマットレスが向いています。

子供や赤ちゃんも同じですね。

・前弯型

前弯型とは、腹部が前に突き出しているため、後ろから見ると肩甲骨とお尻が突き出しているように見える体型のことです。

猫背の人も前弯型のパターンがあります。

フラットなマットレスに仰向けに寝ると姿勢が変わるので、柔らかいマットレス向きです。

参考:竹谷内医院-4つの体型とマットレスの硬さ

マットレス 硬さ ニュートン

マットレスの硬さの単位「ニュートン」について解説します。

ニュートンはウレタンマットレスの硬さの指標です。

ポケットコイル・ボンネルコイル・ファイバー・ラテックスのマットレスではこの指標はありません。あくまでウレタンのみです。

単位は「N」。

硬さの目安は以下の通りです。

110N以上 かため
75N~110N ふつう
75N以下 やわらかめ

一般にはこのようになっていますが、実際は110Nのマットレスだと、硬いと思って寝てみるとかなり柔らかく感じられます。

高反発だと170N程度が標準的な硬さです。

指標が1つではっきりしているのがとてもわかりやすいですね。

これがポケットコイルだと、

・線径
・コイル径
・コイルの長さ
・炭素量
・線材
・配列方法

などたくさんの指標があり、さらにコイルは硬いのに詰め物が分厚くて柔らかいパターンもあります。

高級マットレスだと硬さを10段階で表している親切なカタログを用意してくれているメーカーもありますが、ふつうは「かため・ふつう・やわらかめ」の3種類の表記で、かためといっても本当に硬いのかは寝てみないとわからないというのが本当のところです。

それに比べてウレタンマットレスはニュートンだけチェックすれば硬さの比較ができるので、明確です。

マットレス 硬さ 腰痛

腰痛

腰痛の人に合うマットレスの硬さは一般的に「かため」とされています。

その理由は2つ。

・寝返りがうちやすいから
・無理のない姿勢で眠れるから

以下、詳細に解説します。

腰痛に硬めのマットレスがいい理由①寝返りがうちやすいから

腰痛の睡眠時のケアに必要なのはダメージの分散です。

ずっと同じ姿勢をキープしたまま寝ていると、特定の部位に負担がかかり続け、やがて痛みに変わります。

寝たきりの人が定期的に体位変換をしないと床ずれになるのも同じ理屈です。

人は無意識に寝返りを打つことで、負荷のかかる部位をずらしています。

高反発マットレスは力をいれたときに跳ね返ってくるので、寝返りがしやすいです。

逆に低反発マットレスは力を入れると吸収されてしまうので、寝返りするのに余計な力がいります。

そのため一晩あたりの寝返りの回数が減ります。

関連記事:寝返りしやすいマットレス

腰痛だけど柔らかいマットレスが好みの場合

「腰痛だけどマットレスは柔らかい方が好きなんだよね・・」

という人はゾーニング仕様のマットレスを選びましょう。

ゾーニングは部位ごとに硬さを変化させた構造です。腰周りを硬めにして、それ以外を柔らかくするのが一般的です。

腰部分が固めなので寝返りはうちやすく、肩や腕が振れる部分は柔らかく沈むといういいとこどりの設計です。

腰痛に硬めのマットレスがいい理由①無理のない姿勢で眠れるから

これは特に体重が重い人で顕著です。

柔らかいマットレスだと体重を支え切れず、最も重い腰が沈んで、身体が「く」の字に曲がってしまいます。

すると負荷が偏る上、血行不良も引き起こし、さらに腰を痛めてしまうことがあります。

横一直線のフラットな姿勢で寝るためには、体重にあわせた一定以上の硬さが必要です。

なお、フラットな姿勢で眠れることは、肩こり対策にもなります。

リラックスした姿勢をキープできることで、全身を休めることができます。

以上の点から、腰痛の方にはかためのマットレスが向いています。

高反発マットレスから探しましょう。

関連記事:マットレス腰痛治った

マットレス 硬さ 合わないとどうなる

「マットレスの硬さが合わないとどうなるの?」

体に合わないマットレスを選んでしまうと、不自然な寝姿勢で寝ることになります。

すると血行不良や負荷の集中が起こり、やがて腰痛や肩こり、背中など体の痛みへと発展していきます。

マットレス選びを間違えたがために、身体を痛めてしまい、整形外科や整骨院に通うハメになってしまったら、健康もお金も時間も損なってしまいます。

硬すぎる場合と柔らかすぎる場合、両方のデメリットがありますので、順に解説します。

マットレスが硬すぎる場合

マットレスが硬すぎる場合、身体全体で体圧分散ができず、特定の部位に負荷が集中します。

具体的にはとがっている部位、肩甲骨とお尻が痛くなりがちです。

腰が浮いた状態になり、無意識に体に力が入って、筋肉が緊張した状態が継続します。

これでは寝ている間に体を休めるというマットレス本来の役割を果たせません。

「8時間寝ても疲れが取れない・・」

なんてことになってしまいます。

マットレスが柔らかすぎる場合

マットレスが柔らかすぎる場合、沈み込みが大きくなり、身体が「く」の字に曲がってしまいます。

また、力を入れてもマットレスに吸収されてしまうため、スムーズな寝返りができず、同じ部位に負担がかかってしまいます。

うずもれる寝心地が好きな人はなかなか離れがたいでしょうが、腰痛を発症しているなら硬いマットレスに替えることをおすすめします。

マットレスの硬さが合わないときの調整方法

マットレスの硬さが合わないときの調整方法を紹介します。

・トッパーを敷く
(トッパーとは、マットレスの上に補助的に敷く薄いマットレスのことです。寝心地を向上させる目的で使われます)

硬すぎる場合と柔らかすぎる場合の両方に使えます。

硬すぎるときはトゥルースリーパーなど柔らかめのトッパー、柔らかすぎるときはエアウィーヴなど硬めのトッパーを敷くと硬さを変えられます。

・厚いベッドパッドを敷く

硬すぎる場合に有効です。

ふかふかのベッドパッドを敷くことで、硬さが緩和されてかなりごまかせます。

・バスタオルを腰に敷く

柔らかすぎる場合に有効です。

沈んでしまう腰部分に敷くことで、底上げするような役割です。

ただし、寝ている間にズレることがよくあり、同じ位置にキープしておくのは以外に難しいです。

マットレス 硬さ 比較

比較

マットレスの硬さを比較してみます。

硬さ
雲のやすらぎプレミアム 150N
モットン
140N・170N・280Nから選べる
エムリリー優反発
上層70N、下層170N
マニフレックスメッシュウィング 170N

硬さが選べるモットン

モットンは「腰対策」がウリの日本製マットレスです。

硬さが140N・170N・280Nの3種類から選べるので、どんな体重の人にもぴったりの硬さが見つかります。

また、万が一硬さ選びを間違っても、1回だけ無償交換してくれます。

コストパフォーマンスにも優れていますし、損したくないならモットンが一番確実です。

Amazonや楽天でも入手できますが、返品や交換保証を一番確実に入手するために モットン公式サイト で購入することをおすすめします。

楽天で買って「交換できなかった!」と怒りレビューを書いている人が何人かいました。

ポイントに目がくらんで損しないように、公式サイトをチェックしましょう。

関連記事:モットンの口コミは悪い?高反発マットレスの辛口評価

優れた体圧分散性の雲のやすらぎプレミアム

雲のやすらぎプレミアムは「腰に優しい敷布団」をウリにした体圧分散マットレスです。

厚さ17㎝の大ボリュームでふっくら体を受け止めます。

レビューを読むと「柔らかい」というコメントがよく見られるため、柔らかめの寝心地が好みな人におすすめです。

\全額返金保証つき!/

関連記事:【雲のやすらぎプレミアムの悪評】腰痛悪化?口コミの評判と真相

腰部分の硬さを強化したネルマットレス

ネルマットレスは寝返りを科学したコイル配列でストレスのない寝返りをサポートします。

腰周りを強化しているため、重い人でもしっかり体を支えて、肩や足部分は柔らかく受け止め、フラットな正しい寝姿勢を保ちます。

レビューを読むと「思ったより硬かった」というコメントが散見されるので、柔らかいマットレスが好きな人は避けたほうが無難ですね。

5つ星ホテルのベッドに勝るとも劣らないクオリティを10万円以下で味わえます。

販売しているのは NELLマットレス公式サイト のみです。

関連記事:(NELL)ネルマットレスの口コミは悪い?腰痛い評判と体験レビュー

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