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脚付きマットレスはおすすめしない?デメリットとメリット、使い方を解説

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脚付きマットレスはおすすめしない?デメリット

脚付きマットレス

「脚付きマットレスはおすすめしない」

という意見を聞いて購入を迷っているそこのあなた!

まず、なぜおすすめしないのか、具体的なデメリットを確認しましょう。

デメリットが許容できる範囲であれば、生活にさしたる支障はありません。

我慢できない項目が1つでもあれば、脚付きマットレスの購入は見送ったほうがいいかもしれませんね。

ではさっそく挙げていきます。

脚付きマットレスのデメリット8つ:
1.寿命が短い
2.搬入しづらい
3.小物が置けない
4.シーツがかけづらい
5.高級感がない
6.メンテナンスしづらい
7.ヘッドボードがなく壁に汚れや傷がつきやすい
8.マットレスを交換できない

以下、詳細に解説します。

脚付きマットレスのデメリット①寿命が短い

脚付きマットレスは通常のマットレスに比べて寿命が短いです。

その理由は、通常のマットレスに比べて簡易的なつくりだからです。

コイルと薄い詰め物という、クッション性を維持するのに最低限必要な構造が備わっています。

「大学生活で4年しか使わない」

「単身赴任でいつ異動するかわからないから家具にあまりお金をかけたくない」

といった人なら問題ありませんが、10年使用するつもりなら、ベッドとマットレスを別々に購入することをおすすめします。

脚付きマットレスのデメリット②搬入しづらい

脚付きマットレスは搬入しづらいです。

脚が取り外し可能ならまだいいですが、取り外せない一体型だと搬入するのに広いスペースがいります。

特に窓から入れられないような2階以上の建物に住んでいる場合は要注意。

狭いアパートだと部屋に行く前に廊下や階段、エレベーターが狭すぎて部屋までたどり着けないなんてことも・・・

ポチる前に一度「入るかな?」と想像してみましょう。

脚付きマットレスのデメリット③小物が置けない

脚付きマットレスは小物を置くスペースがありません。

ヘッドボードがないので、スマホは床に置くか枕元に置くしかありません。

スマホを枕元に置くと、ふとした瞬間に落下して画面がバキバキになることも・・

下に置くと夜中に時間や着信を確認しようと思っても面倒ですよね。

暗い中を手探りで探さないといけません。

他には、寝る前に本を読む習慣がある人も、やや不便ですね。

逆に、枕元に何も置かないのなら、このデメリットは気にする必要はありません。

脚付きマットレスのデメリット④シーツがかけづらい

シーツがかけづらいのもデメリットです。

フラットシーツは折り込む隙間がありませんし、ボックスシーツや敷きパッドはかろうじてフチに引っかかるぐらいで、四隅で留めるタイプだと脚の位置によっては外れやすいです。

寝相の悪い人だとシーツがずれることも。

ビシッと敷いてシワひとつない状態に憧れている人は、残念ながら叶わなさそうです。

脚付きマットレスのデメリット⑤高級感がない

脚付きマットレスは高級感がありません。

ベッドと聞いて誰もが思い浮かぶヘッドボードが取り払われているので、なにか足りない安ベッドに見えがちで、学生の一人暮らし感が出てしまいます。

ルームコーディネートの腕でなんとかカバーできる範囲でもあるので、自信がある方はチャレンジしてみてください。

脚付きマットレスのデメリット⑥メンテナンスしづらい

脚付きマットレスはメンテナンスがしづらいです。

修理や部品交換はもとより、洗うこともできませんし、陰干しさえしづらいです。

汚れやヘタリは挽回しづらいため、捨てるしかありません。粗大ごみになるので捨てるのも一苦労ですね。

脚付きマットレスのデメリット⑦ヘッドボードがなく壁に汚れや傷がつきやすい

ヘッドボードがないため壁に汚れや傷が付きやすいです。

ベッドで伸びをしたりスマホや本を持ったまま手を振り上げたりすると、ついつい壁にガン!と当たってしまいます。

その拍子に壁紙が破けたりするとガッカリですね。

賃貸アパートなら退去するとき壁紙の張替え費用を請求されるかもしれません。

脚付きマットレスのデメリット⑧マットレスを交換できない

脚付きマットレスはベッドとマットレスが一体化しているため、マットレスを交換できません。

交換したい場合はベッドごと捨てて新しいものを買うことになります。

長期間の使用でも、ベッドはなかなか壊れませんが、マットレスはヘタります。

ベッドとマットレスが別々なら、マットレスだけを処分して新調すればいいですが、ベッドごと新調するとなると捨てるのも部屋に運び入れるのも大変です。

特に女性の一人暮らしだと、重い脚付きマットレスを一人で動かすのは大変。いらなくなったときに面倒ですね。

 

脚付きマットレスはおすすめしない?メリット

メリット・デメリット

そんな脚付きマットレスですがメリットもたくさんあります。

・価格が安い
・シンプルデザインで部屋に合わせやすい
・高さ調節ができる
・移動しやすい
・コンパクト
・フレームのきしみがない

順に解説します。

脚付きマットレスのメリット①価格が安い

まずは価格が安いこと。

脚付きマットレスはマットレスとベッドがひとつになった2in1スタイルです。

マットレスとベッドを別々に揃えると、ふつうは3万円以上、安くても2万円はします。

しかし、脚付きマットレスはその2つが一万円台で、探せば一万円を切る値段で入手できます。

あまり寝具にお金を出せない、大学生活で四年しか使わないなど、とにかく安く揃えたい人にとっては良い買い物です。

脚付きマットレスのメリット②シンプルデザインで部屋に合わせやすい

脚付きマットレスはシンプルデザインで部屋に合わせやすいです。

ヘッドボードもありませんし、シーツをかけてしまえば、見えている部分は脚くらいしかありません。

脚も黒やブラウン、木材の生成りの色など、クセのない主張の少ないデザインで、どんなお部屋にも馴染みます。

インテリアコーディネートに自信がある人もない人も関係なく、万人が使えます。

逆に奇抜なデザインに挑戦したい人、ゴージャスなお部屋にしたい人は物足りないと感じるかもしれませんね。

脚付きマットレスのメリット③高さ調節ができる

脚が別売りになっているものは、高さ調節ができるのもメリットの一つです。

ほとんど床につくようなロータイプベッドから、二段重ねの引き出しを収納できる高さのハイタイプまで、3〜4種類の脚の長さが用意されています。

四本脚のセットで1,000〜2,000円ほど。本体に比べて手を出しやすいお値段ですね。

男子学生だと、脚の下にセメントブロックを噛ませて底上げするワイルドな人もいるようですが、見た目に牢屋感が出てしまい、ちょっとスマートさには欠けます。

脚を長くするほうがスッキリしたデザインになるのは言うまでもありませんね。

収納が多いほうがいい人、ベッドを低くして天井が広いほうがいい人、幅広いライフスタイルに対応できるのが脚付きマットレスの魅力の一つです。

脚付きマットレスのメリット④移動しやすい

脚付きマットレスは移動しやすいメリットがあります。

特に真ん中で分割できるタイプだと重さが半分。女性でもさほど苦労せずに動かせるレベルです。

お部屋の模様替えで家具の配置換えをしたいときは、脚付きマットレスだと苦もなく移動させられます。

脚付きマットレスのメリット⑤コンパクト

脚付きマットレスはコンパクトです。

なんといってもヘッドボードがないので、それだけでかなりスッキリして見えます。

1Rのマンションの限られたスペースに置くにはもってこいです。

脚付きマットレスのメリット⑥フレームのきしみがない

脚付きマットレスはマットレス本体に直接脚を生やしたような構造で、ベッドフレームがありません。

そのためフレームのきしみがありません。

安物のベッドフレームだと、買ったときからちょっと寝返りをうつだけでギシギシ鳴って安眠を阻害するものもありますが、脚付きマットレスだと気にしないで済みます。

ただし、ポケットコイルやボンネルコイルだと、劣化してくるとマットレス本体のきしみが発生することがあります。

脚付きマットレスのメリット⑦組み立てが簡単

脚付きマットレスは組み立てが簡単です。

ダンボールを開梱したらあとは4本の脚を装着するだけ。四隅のネジ穴に入れてしめるだけで完成します。

10分もかかりません。

木組みのベッドフレームだと慣れた男性の手でも20〜30分ぐらいかかることもあります。

しかし脚付きマットレスはそんなことはありません。女性でも小学生でも迷わずすぐに組み立てられます。

DIYに自信がない人でも大丈夫。

脚付きマットレスのメリット⑧ぶつかっても痛くない

ぶつかっても痛くないのは地味にうれしいポイントです。

ベッド単体だと、金属製にしろ木製にしろ、硬い部分がせり出しています。

酔っ払ってスネでもぶつけようものなら悶絶ものです。

しかし、脚付きマットレスはせり出しているのはマットレス本体で、クッション性があるため、ガツンと音がなるようなぶつかり方はしません。

ベッドに足をぶつけて痛い思いをした経験がある人は脚付きマットレスのほうがいいかもしれませんね。

脚付きマットレスはおすすめしない?選び方とおすすめ

脚付きマットレスの選び方とおすすめ商品を紹介します。

関連記事:脚付きマットレスおすすめ

脚付きマットレスの種類:ポケットコイルとボンネルコイル

脚付きマットレスの芯材は金属製が多く、ポケットコイルとボンネルコイルの2種類があります。

それぞれの違いを比較表にまとめました。

ポケットコイル ボンネルコイル
特徴 点で支える 面で支える
価格帯 高い 安い
硬さ 柔らかめ~硬め 硬め
寿命 6~8年 8~10年
通気性 悪い 良い
振動 伝わりにくい 伝わりやすい

安さと耐久性を重視するならボンネルコイル、寝心地を重視するならポケットコイルを選びましょう。

関連記事:ポケットコイルとボンネルコイル

脚付きマットレスの脚の長さ

脚付きマットレスの脚の長さは必ずチェックしましょう。

脚が最初からついているタイプと別売りになっているタイプのふたつがあります。

脚が別売りになっているタイプだと長さの違う3〜4種類が出ているはずです。

下に収納スペースをつくるのか?

つくるとしたら、今持っている収納ケースが入れられる高さなのか?

ベッドのために収納ケースを買い直すのはもったいないですよね。

そのため、どれくらいの高さが必要か、はっきり認識したうえでお買い物をしましょう。

脚付きマットレスの分割型と一体型

脚付きマットレスには分割型と一体型があります。

分割型とは、真ん中で半分にわかれて2つになる形式のことです。

分割型のメリット:
・ローテーションして使えるため長寿命
・寝るとき以外はソファとして活用するなど、1粒で二度おいしい
・引越しの際などにも持ち運びしやすい

分割型のデメリット:
・分割したらマジックテープや固定金具で固定しなおす必要があり、意外に面倒
・腰の部分に継ぎ目がくるため、カバーするものが必要な場合がある

そのため、分割型にせよ一体型にせよ、ベッドはベッドの役割と割り切って、日常生活では動かさないことをおすすめします。

脚付きマットレスのサイズ

脚付きマットレスのサイズは、

・セミシングル
・シングル
・セミダブル
・ダブル

の4種類です。

クイーンサイズやキングサイズはないので、一家で寝たいと思ったら、シングルサイズを複数購入して連結すると良いですね。

高さは脚部のバリエーションにもよりますが、おおむね20~45cm程度です。

無印の脚付きマットレスはおすすめしない?

「無印良品の脚付きマットレスってどう?」

→悪くありません。

価格は27,900円と標準的。

高密度ポケットコイルを使用していて体圧分散性も優秀。

カバーは外して洗えるので汚れもさほど心配なし。

脚の長さが1種類(20㎝)のみなので、下に収納ケースを設置しようと考えているなら高さ20㎝未満のものを選びましょう。

組み立てはできれば二人以上で行ったほうが安全です。

脚を取り付けてカバーを装着するだけなので、手順自体はカンタン。

しかし重さが38㎏もあり、女性はもちろん男性でも取扱に注意を要する重さです。

設置さえしてしまえば、快適に使えます。

無印良品公式-脚付きマットレス

脚付きマットレスの寿命と長持ちさせるお手入れ方法

耐久性

脚付きマットレスの寿命は詰め物の素材によって違います。

高反発ウレタン→5~8年
ポケットコイル→5~8年
ボンネルコイル→7~10年

これらの数字はあくまで目安です。使用環境によって大きく上下します。

長持ちさせるためにはローテーションが有効です。

2~3ヶ月に1回、頭部分と足部分をひっくり返して寝ることで、負荷が分散されて、へたりにくくなります。

さらに、分割式だと、それぞれのマットレスを180度回転させることで、負荷分散のバリエーションが広がり、さらに長く使えます。

関連記事:マットレスの寿命

脚付きマットレスの使い方とカビ対策

「脚付きマットレスってどうやって使うの?上に敷布団を敷くの?」

といった疑問にお答えします。

脚付きマットレスの使い方は、ふつうのマットレスと同じです。敷布団は必要ありません。

組み立てが終わったら、付属のカバー(あれば)を敷き、その上からシーツを敷いて寝ます。

肌に触れる部分は汗・フケ・垢などで汚れやすいので、洗いやすいものにしておく必要があります。

そのため、洗濯機にいれてもかさばらないシーツを敷くほうがメンテしやすいですね。

付属のカバーがあれば、汚れることも想定して、洗えるかどうか確認してください。

洗えない素材であれば、洗えるカバーと交換しておいたほうが汚したときに気がラクです。

マットレス本体は洗えない&干しづらいので、いかに本体に汚れを到達させず、清潔を保つかが勝負です。

関連記事:マットレスの使い方

関連記事:マットレスのカビ

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