コアラマットレスの寿命(耐用年数)
この記事は、
「すぐヘタるようなマットレスだと買いたくないなあ・・」
という方に向けて書いています。
コアラマットレスはお高い買い物。半年や1年でヘタって後悔したくないですよね。
結論からいうと、コアラマットレスの寿命は約10年です。
ウレタンマットレスの寿命は主に以下の3点から推測できます。
・圧縮試験結果
・品質保証年数
NEWコアラマットレスにおいては以下。
ウレタン密度
NEWコアラマットレスのウレタン密度は「上層50D、下層30D」です。
一般的な基準だと30Dあれば高密度なので、合格です。
特に上層。50Dもあるマットレスはほとんどありません。かなりいいものを使っていますね。
圧縮試験結果
コアラマットレスは1万回のローラーテスト(重いローラーで押しつぶす試験)に合格しています。これで10年分使用したのと同程度の耐久性があるとみなせるとのこと。
なおJIS規格だとウレタンマットレスの耐久性試験回数は8万回です。それに比べると1/8と少ない回数になってしまいますが、オーストラリア発の商品なので日本の規格には準拠していませんし、詳細は書かれていませんでしたがおそらくやり方も違うのでしょう。単純比較はできませんね。
参考:コアラマットレスブログ | コアラ・マットレス③評判の理由は10年保証とコアラ保護?
参考:マットレスの耐久性試験 (JIS S 1102) - 一般財団法人ボーケン品質評価機構
品質保証年数
耐久性を測る上で、もっとも信頼が置けるのが品質保証年数です。
コアラマットレスは一律10年の品質保証期間を設けています。
10年以内に2.5㎝以上の凹みやへたりが出たら、修理または新品と交換してもらえるというもの。
これはマットレス業界では最高レベルに手厚い保証といえます。
寿命は10年、ただし使用環境による
ただし、寿命は使用状況や保管方法などによって異なるため、使用した全員が10年使えるとは限りません。
湿気や汚れを避け、メンテナンスもきちんと行って、通常の使用方法で使っていれば、10年使えますが、乱暴な使い方や不潔な使い方をしていたら寿命は短くなってしまいます。
マットレスは買っただけで終わりではありません。
コアラマットレスのヘタリ以外で使えなくなる要素
コアラマットレスは、高品質な素材を使用しているため、一般的には長期間にわたって高い品質を保つことができます。しかし、以下のような要素によって、使えなくなる場合があります。
・湿気
・日光
以下、順に解説します。
汚れや臭いの蓄積
マットレスは日々使用するものであるため、時間が経つにつれて汗や皮脂、ホコリなどが蓄積され、汚れや臭いの原因となります。
いくら弾力性が維持されているといっても、寝転んだだけで臭うようなマットレスを使い続けることはできませんよね。
定期的な掃除や、マットレスカバーの使用など、清潔な状態を維持することが重要です。
湿気
湿気もウレタンマットレスの大敵。
コアラマットレスはオープンセル構造といって、ウレタンの膜に穴が空いているため、一般的なウレタンマットレスより通気性は良いです。
しかし、梅雨や夏の時期など、湿気が高い、かつ汗をかきやすい環境で保管すると、カビが発生する可能性があります。
関連記事:コアラマットレスにカビが?直置きはNG!お手入れは布団乾燥機がおすすめ
直射日光
直射日光が当たる場所で長時間放置すると、カバーの色褪せや劣化が進みます。
さらに、日光に含まれる紫外線がウレタンフォームにあたると、光劣化を起こして寿命が縮みます。
そのため、天日干しはできるだけ避けましょう。
コアラマットレスを長持ちさせる方法
では、コアラマットレスを長持ちさせるには、どうしたらいいのでしょう?
具体的な方法は以下の5つです。
・定期的な掃除
・床に直置きせずベッドやすのこを使う
・重いものを置かない
・適切なマットレスのサイズを選ぶ
マットレスカバーの使用
マットレスカバーを使用することで、汚れや湿気からマットレスを保護し、寿命を延ばすことができます。また、マットレスカバーは定期的に洗濯することで、清潔な状態を維持することができます。
定期的な掃除
マットレスの表面を掃除することで、汚れやホコリを取り除き、清潔な状態を保つことができます。また、マットレスの裏側や、コア部分にも汚れがたまりやすいため、定期的に掃除を行うことが望ましいです。
床に直置きせずベッドやすのこを使う
マットレスは、湿気やカビの原因となるため、風通しの良い場所で保管することが重要です。
床に直置きすると、マットレス底面にたまった水分の逃げ場がなく、カビの原因になります。
底面の水分を自然に蒸発させるには、マットレスの下に空間を作ってあげることが大切です。そのため、すのこやベッドを使用したほうが長持ちしやすく、またメンテもラクです。
重いものを置かない
マットレスは、体重や使用頻度によっても劣化が進むため、重いものを乗せたり、ジャンプしたりすることは避けるようにしましょう。
適切なマットレスのサイズを選ぶ
マットレスのサイズがベッドに合っていない場合、マットレスの端がはみ出たり、折れ曲がったりして、劣化が進むことがあります。適切なサイズのマットレスを選ぶことで、マットレスの劣化を遅らせることができます。
これらの方法を実践することで、コアラマットレスを長持ちさせることができます。ただし、マットレスの寿命は個人差がありますので、定期的な点検や、劣化や異常があった場合は早めに対処することが大切です。
コアラマットレスがヘタったときの対処法
10年保証もあり形が崩れにくいコアラマットレスですが、万が一ヘタってしまった場合、どのような方法があるのでしょうか。
具体的には以下のような対処法があります。
・マットレスをひっくり返す
・マットレストッパーを重ねる
・マットレスパッドを使う
交換依頼をする
購入後10年以内なら保証が使えます。
タダで新品と交換してもらえるチャンスなので、まず最初にトライしてみましょう。
やり方は以下のどれかの方法でコアラ社に連絡します。納品書があるとやりとりがスムーズです。
・メール(support.jp@koala.com)
・ライブチャット
・LINE
・お問い合わせフォーム
↓どれでもコアラ公式からいけます。
ちなみに保証が適用されるのは新品を正規ルートで購入した場合のみです。中古を買った場合や、人から譲り受けた場合は保証対象外になってしまうので、注意しましょう。
マットレスの上下をひっくり返す
コアラマットレスはセンターハードで上下(頭からつま先まで)が対象の硬さになっています。
そのため、上下をひっくり返すことで、寝心地は維持しながら、ヘタった部位が腰にあたらないようにすることができます。
さらにNEWコアラマットレスは、トッパー部分を裏返すことができます。硬さが変わってしまいますが、一度ためしてみましょう。
なお、裏表はひっくり返せません。
トッパーを重ねる
ヘタった部分をサポートするために、トッパーを使うことができます。トッパーをヘタった部分に敷くことで、寝心地を改善することができます。
マットレスパッドを使う
マットレスパッドを使うことで、ヘタった部分をカバーし、快適な寝心地を保つことができます。