マットレスのノウハウ

マットレスの立てかけ収納方法!折りたたみ・ベッドマットレス両方使える

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マットレスの立てかけ収納方法(三つ折り・ベッドマットレスどっちでもOK)

マットレスの立てかけ収納方法

この記事は、

「起きてる間は部屋のスペースを有効に使いたい」
「押し入れが小さいからマットレスをしまう場所がない」

という方に向けて書いています。

マットレスを脇によけるだけで日中に使えるスペースはぐんと広がります。

毎日立てるならラクで手間のかからないやり方がいいし、長期収納するならカビが生えないようにケアする必要があります。

ここでは以下5つの方法を紹介します。

マットレスの立てかけ収納方法:
①シンプルに立てる
②家具と壁の間に挟む
③ストッカーを使う(三つ折りタイプ限定)
④収納袋に入れて棚に収める
⑤結束ベルト(バンド)で固定する

以下、順に詳しく解説します。

①シンプルに立てる

 

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スペースが充分にある場合は、シンプルに立てるのがもっともラクです。

三つ折りタイプなら屏風のように自立しますし、ベッドマットレスは壁に立てかければOK。

マットレスを起こすだけで済むので、余計な手間もいりません。寝ぼけ眼でやっても5秒で終わります。

毎日の習慣にしたいなら一番ラクです。

立てて放置しておくと、自然と陰干し状態になって、カビ対策になるのもメリットですね。

ただし、案外場所を取るので、

「狭いアパートだから少しでも起きている間に使えるスペースを確保したい」

という人には不向きです。

赤ちゃん・幼児・ペットがいる場合は危険

赤ちゃんや幼い子供、室内飼いのペットがいる場合は、この「シンプルに立てる」をやるのは危険です。

マットレスは固定されていないので、ちょっとバランスを崩すとグラグラして倒れて可能性があります。

つかまり立ちを始めたばかりの赤ちゃんや、よちよち歩きの幼児は、当然ながらマットレスが倒れてくる危険性を認識していません。

またペット、特にやんちゃな性格のワンちゃんははしゃぐことが多いので、遊んでいる最中にマットレスにぶつかる可能性もあります。

マットレスの重さはシングルだと、三つ折りタイプで6~9㎏。コイルマットレスだと20㎏以上はザラ。

そんな重いものが小さな体の上に降ってきて、あわや下敷きになったらと思うと、血の気が引きますよね。

小さな子供やペットがいる場合は、ほかの安全が確保できる方法で収納しましょう。

ちなみに縦置きすると猫がよく上るようになります。

マットレスの立てかけで倒れるのを防止するには

支えとなるものがない状態で立てかけると、角度によっては倒れてくることがあります。

軽いマットレスならまだしも、ベッドマットレスが倒れてくると危険です。

倒れるのを防止するためには固定すれば安全ですが、面倒なので、「立てかける角度を深くする」のをおすすめします。

より傾きを大きくすれば倒れなくなります。

シンプルに立てるメリット・デメリット

メリット:
・一番ラク
・カビ対策になる
デメリット:
・安定しない
・スペースが必要

②家具と壁の間に挟んで固定

 

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マットレスを家具と壁の間に挟んで固定するのもお手軽です。

わざと隙間をあけておいて、収納スペースにすると見た目スッキリ。

フローリングの床に直置きして使っているなら、起きたら畳んで隙間にスポッと入れるだけ。

壁に立てかけるのと違って、倒れてくる心配がないのが大きな安心材料です。

また、スペースを広く確保できるのもメリットの1つですね。

これなら赤ちゃんがいても大丈夫。

引用したインスタでは丸椅子を使っていますが、三つ折りマットレスを収納するなら家具はなんでもOK。

もしベッドマットレスでこの手法を使う場合は、本棚などそこそこ重量があるもので挟んだほうが安全です。

シェルフやスチールラックでもできなくはないですが、軽い収納家具だと重いマットレスが寄りかかってきたときに倒れてくる可能性があります。

関連記事:マットレスの収納方法!三つ折りや折りたためないマットレスはどうする?

家具と壁の間に挟むメリット・デメリット

メリット:
・お手軽
・スペースを確保できる
デメリット:
・ベッドマットレスだと家具ごと倒れる可能性あり

③段ボールストッカーを使う(三つ折りマットレス限定)

段ボールストッカーに収納するのも手です。

ストッカーはそれだけで自立するため、コンパクトにどこにでも収納できます。

キャスター付きで自由自在に動かせるのもポイントが高いですね。

画像で紹介されているのは山善の折りたたみストッカー。

もともとマットレス用ではなく、段ボールを収納する用途です。

しかし、折りたたみマットレスならあつらえたようにぴったりのサイズです。

耐荷重10㎏とあまり重いものは搭載できませんが、折りたたみマットレスのシングルサイズならだいたい6~9㎏の間なので問題ありません。
(ベッドマットレスは10㎏をオーバーするため不可)

また、幅もぴったり。

折りたたみマットレスの厚みはだいたい6~10㎝なので、三つ折り状態だと18~30㎝必要ですが、このストッカーの幅はちょうどいい32㎝。

まさに折りたたみマットレスの収納用に作られたといっても過言ではありません。

ストッカー自体も折り畳みできるため、長期間使わないときはコンパクトに畳んでしまっておけます。

山善以外にも複数のメーカーから販売されています。同じような作りなので、どれでもいいです。

三つ折りが入る幅かどうかだけ気を付けましょう。

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マットレスカートはおすすめしない

「三つ折りマットレスでストッカーが使えるのはわかったけど、重いベッドマットレスを収納できるストッカーはないの?」

→あります。

ただし、おすすめしません。

商品はアスクルで販売されている「マットレスカート」。

金属製のしっかりした作りで、キャスター付き。

幅が37㎝もあるので、たいていのコイルマットレスは収まります。

しかし、見るからに業務用で、お値段なんと6万オーバー。マットレスがもう1個買えます。

よほどの大邸宅でお金とスペースに余裕があるならともかく、ベッドマットレスをストッカーを使って収納するのは現実的ではありません。

ストッカーを使うメリット・デメリット

メリット:
・場所を選ばない
・移動がラク
デメリット:
・購入費用がかかる

④収納袋に入れて棚に収める

次に紹介するのは収納袋に入れて棚に収めるやり方です。

これはもう何のひねりもなく、押し入れにしまうのとほとんど変わりません。

ただし、敷布団のように横倒しにして重ねていくのではなく、縦にして入れるのがポイント。

これで収納レイアウトが変わり、収納できるものの幅が増えます。

長期間使わないときや、たまの来客用に予備のマットレスを置いておきたい場合は、有効です。

収納袋の選び方

収納袋の選び方のコツは「マットレスの収納袋」で選ぶことです。

「布団収納袋」だと様々なサイズがあり、ぶかぶかになったり窮屈になったりして、マットレスを入れるときに支障が出ることがあります。

「マットレスの収納袋」なら、最初からシングルサイズの三つ折りマットレスに合わせたサイズになっているので、「思っていたのと違った」なんてことは起こりません。

カビ対策に除湿剤を入れておこう

長期間棚に入れるときは、換気がなかなかできないため、カビ対策が必須です。

収納袋に入れる場合はシリカゲルなどの除湿剤を放り込んでおきましょう。

袋に入れない場合は水とりぞうさんなどの除湿アイテムでOK。

棚に収めるメリット・デメリット

メリット:
・部屋がフルに使える
デメリット:
・棚や押し入れに充分な収納スペースが必要
・カビ対策が必要

⑤結束ベルト(バンド)で固定する

最後に紹介するのは結束バンドで固定する方法です。

三つ折りタイプだと縛っておけばコンパクトなまま収納できます。

ベッドマットレスの場合は壁や棚に結束バンドを固定しておき、マットレスを立てかけたときにかぶせることで、マットレスが倒れる心配がなくなります。

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結束ベルトのメリット・デメリット

メリット:
・固定できる
・ベッドマットレスでも倒れる心配なし

デメリット:
・最初の設置が面倒

マットレスを立てかけたら変形しない?

「マットレスを立てかけたら変形しちゃうんじゃないの?」

たしかに、重いものを立てておくことで、中身が偏ってしまってクッション性能に支障が出る、というのは考えられます。

しかし、よほど長期間にわたる縦置き保管をしない限り、その心配はいりません。

綿が詰まっている布団なら、中身は流動的なので、偏って変形することはありますが、マットレスの素材はウレタンやファイバー、金属などで、いずれも重力で偏ったりする性質はありません。

念のためSNSで口コミを探しましたが、「縦置きしたせいで変形した」口コミはありませんでした。

考えられるとすれば、ウレタンは水に弱いので、水にぬらしたまま縦置きで保管していた場合は劣化が早まるかもしれません。

また、製造後5~10年経過して、素材が経年劣化で弱っている場合も、縦置きで偏る可能性はないとはいえません。

ですが、基本的には立てかけることによる変形は心配する必要はありません。

マットレスを立てかける時間の目安

マットレスを立てかけて干す場合、時間の目安はどれくらいなのでしょうか。

答えは「3~4時間程度」です。

「敷布団は2~3時間でいいのに、マットレスはもっと長いの?」

と思った方もいるかもしれませんね。

敷布団は天日干しするため湿気がとれるのが早いのですが、マットレスは陰干しなので時間がかかります。

「天日干しはしたらいけないの?」

→たいていのマットレスは天日干しは推奨されていません。

その理由は、ほとんどすべてのマットレスに使われている素材「ウレタン」が日光に含まれる紫外線によって「光劣化」を起こすからです。

以上の点から、マットレスは風通しの良い日陰で3~4時間干しましょう。

関連記事:マットレスを立てかけて干す手順・時間・頻度を解説。重くて干せない場合の対処法も

女性向け腰痛マットレスのおすすめ

腰痛に悩む女性のマットレス選びは硬さと広さがポイント。

「腰痛には硬いマットレスがいい」といわれますが、合うかどうかは個人差があります。

痩せ型や体重の軽い女性がガチガチのマットレスで寝ると、逆に腰を痛めてしまうことも。

向いている硬さは「体重」と「体型」である程度絞ることができます。

おすすめマットレスは以下の記事で詳細に解説しています。

関連記事:【女性用腰痛マットレス】痩せ型の人におすすめはこれ

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