「マットレスやベッドを安くレンタルしたい」
一口にレンタルといっても、人それぞれ事情は異なります。
「短期(1日・1週間・1ヶ月)で入り用になった」
「親に介護用ベッドが必要になった」
「シモンズやエアウィーヴなどブランドマットレスを買う前にお試ししたい」
「単身赴任で家具や家電を買いそろえるのがもったいないから1~2年スパンで借りたい」
どれもできるだけ安く借りられるに越したことはありませんよね。
レンタルサービスは複数あり、それぞれ特色があるので、お悩みごとにおすすめするサービスは異なります。
そこで、本記事ではお悩み別にベッド・マットレスのレンタルサービスを紹介します。
短期(1日・1週間・1ヶ月)でベッド・マットレスをレンタルしたい
「短期(1日・1週間・1ヶ月)でベッド・マットレスをレンタルしたい」
→残念ながら1日や1週間だけのレンタルサービスはありません。
家具系レンタルサービスはどこも最低スパンが1カ月単位です。日割りもありません。
1ヶ月だけ借りるなら、家具家電のサブスクリプションサービス「CLAS」が最も安いです。
ただし送料がかかります。
3ヶ月借りると送料無料になるので、1ヶ月だけしか使わなくてもあえて3ヶ月で借りておくほうがオトクな場合があります。
介護用のベッドやマットレスをレンタルしたい
「介護用のベッドやマットレスをレンタルしたい」
→要介護度2以上なら介護保険でベッドやマットレスを安く借りる(買う)ことができます。
買った場合、合わなかったときに後悔するので、最初はレンタルをおすすめします。
自治体側で特に業者指定がなければ、フランスベッドのレンタルサービスが手堅いです。
借りるには手順があるので、まずは担当のケアマネさんに申し出て、手順を教わりましょう。
(手順を踏まずに借りると介護保険が適用されません!)
介護保険では、介護用ベッド・マットレスは3つに区分されます。
1.特殊寝台(介護用ベッド)
2.特殊寝台付属品(マットレス)
3.床ずれ防止用具(床ずれ防止用のマットレス)
「1.特殊寝台(介護用ベッド)」はいわゆる電動ベッド(リクライニングベッド)です。
「2.特殊寝台付属品(マットレス)」は単品では借りられず、「1.特殊寝台(介護用ベッド)」の利用が前提になります。
「3.床ずれ防止用具(床ずれ防止用のマットレス)」は単品での利用が可能です。すでにベッドがある人はこちらを選ぶのもアリですね。
種類は大きく2つあります。
・静止型マットレス(柔らかめ)
・圧切替型マットレス(電動で膨らんだりしぼんだりして圧がかかる部位を変えられる)
いずれにせよ自分だけで判断せず、ケアマネさんの助言のもとで選ぶようにしましょう。
単身赴任など、1~3年程度のスパンでベッド・マットレスをレンタルしたい
「単身赴任で家具や家電が入り用。安く間に合わせで済ませたい」
という人には、「かして!どっとこむ」がおすすめです。
中古かつノーブランド品ですが、その分安いです。
ベッドやマットレスだけでなく、その他の家具や家電もそろいます。
レンタル期間が長いほどオトクになるので、ある程度長期スパンでの利用が向いています。
単身赴任期間が1年か2年かわからなければ2年で借りておくのをおすすめします。1年ずつ更新すると高くなるので。
エアウィーヴのマットレスをレンタルしたい
「エアウィーヴのマットレスを買う前にレンタルしてお試ししたい」
という人は、「Rentio」または「SLEEPX」がおすすめです。
Rentioではエアウィーヴ01(スタンダードタイプ)とスマートZ01(三つ折りタイプ)が選べます。
SLEEPXではエアウィーヴ01のみです。
エアウィーヴ01でいいならSLEEPXで借りるのをおすすめします。最低レンタル期間はSLEEPXのほうが短く(2ヶ月)、レンタル料金も安いです。
なお、エアウィーヴのようなファイバーマットレスを安く入手したいということなら、類似品を購入するのも手です。
関連記事:エアウィーヴの類似品おすすめはエアリーマットレス・ニトリ・ブレスエアーが似てる?
シモンズのマットレスをレンタルしたい
「シモンズのマットレスをお試しでレンタルしたい」
という人には、「SLEEPX」がおすすめです。
シモンズで一番人気のゴールデンバリューがレンタル可能。
ただし在庫数はあまり多くないようで、筆者がチェックしたときはシングルサイズは売り切れでダブルしかありませんでした。
気に入ったらそのまま購入可能なので、在庫は増減します。
ちなみにSLEEPXは他ブランドでも以下のラインナップがあります。
・シーリー エッセンシャルズTT
・エアウィーヴ エアウィーヴ01
・マニフレックス フラッグFX、メッシュウィング
関連記事:シモンズマットレスは腰痛におすすめ?口コミとゴールデンバリューの評判
ベッド・マットレスのレンタルに関するQ&A
ベッド・マットレスのレンタルでよくあるQ&Aを紹介します。
汚したり壊したりしたら弁償しないといけないの?
Q:汚したり壊したりしたら弁償しないといけないの?
A:サービスによります。
まず、通常使用によるもの(経年劣化による毛羽立ち、擦り切れ、色あせ、マットレスのヘタリなど)はどのサービスでも料金を請求されることはありません。
血液や化粧の汚れ、色移りなどの汚れがあった場合や、ぶつけて壊した場合は、修繕料を弁償しなければいけないところがほとんどです。
中には自己負担最大2,000円(Rentio)や、商品料金の3%で保証に加入できる(スタイリクス)といったサービスもあります。
生理の血が漏れやすい人や、お年寄りの尿失禁が気になる場合は、防水シートを敷いておくなどの対策をおすすめします。
レンタル費用の日割りはできるの?
Q:レンタル費用の日割りはできるの?
A:残念ながらできません。
お値段もバカにならないので、できれば家賃のように日割り対応してほしいところ。
しかしベッド・マットレスのレンタル業界では、日割り対応してくれるサービスはなく、最低でも1ヶ月単位です。
解約タイミングを間違えて1ヶ月追加で払うことになってしまったらもったいないので、どのタイミングで翌月の月額が加算されるかはそれぞれのサービスで確認しておきましょう。
クリーニングはしてくれているの?
Q:出荷前にクリーニングはしてくれているの?
A:ほぼすべてのサービスでクリーニングや除菌をしてくれています。
他人の手に触れた家具を日常使いするのはちょっと気になりますよね。
特にマットレスなど体に触れるものならなおさら。
実際、レンタルサービスで利用できる商品は中古品がほとんど。
そのため、除菌やクリーニングはしっかり行ってくれています。
まれに、新品が届くためクリーニングの必要がないサービスもあります。
たとえば「かして!どっとこむ」だと新品と中古のどちらにするかを選べます。
なお当然ながら、新品のほうがレンタル料金は高くなります。
ベッド・マットレスのおすすめレンタルサービス紹介
ベッドやマットレスのおすすめレンタルサービスを紹介します。
かして!どっとこむ
かして!どっとこむは家具・家電のレンタルサービスです。
ベッドやマットレスだけでなく、冷蔵庫や洗濯機、エアコン、テレビ、テーブル、カーテンや自転車にいたるまで、新生活に入り用なものを一通りそろえることができます。
レンタル期間の幅は30日、90日、半年、1年、2年とあり、期間が長くなるほど割安になります。
1ヶ月程度の超短期レンタルだと割高なので、3ヶ月以上の利用におすすめです。
商品はノーブランド品。デザインやルームコーディネートにこだわる人には物足りませんが、「とりあえず使えればいい」という人には十分です。
CLAS(クラス)
CLASは家具家電のサブスクリプションサービスです。
サービス内容は「かして!どっとこむ」と似ていますが、
・デザインに気を使っていること
・ジャンルによってはブランド品も扱っていること
・1ヶ月から借りられ、短期利用だと安い
という点が異なります。
「レンタル品でもお部屋の雰囲気にはこだわりたい」
「あまり長期で利用はしないが、いつ解約するかわからない」
という人におすすめです。
SLEEPX(スリープエックス)
「SLEEPX」はマットレスブランドのサブスクサービスです。
・シモンズ
・シーリー
・マニフレックス
・エアウィーヴ
といったブランド品を月額で利用できます。
ただし最低貸出期間が2~3ヶ月。1ヶ月では返却できません。
なお、テンピュールの枕も品揃えがあります。
スタイリクス
「スタイリクス」はベッドやマットレスを中止とした家具インテリアのサブスクサービスです。
家具を丸ごとコーディネーターにお任せして揃えてもらう「コーディネートプラン」と、単品で借りられる「ショートプラン」の2種類があります。
「マットレス(ベッド)だけ借りたい」という場合はショートプランになります。
ノーブランド品ですが新品で、品ぞろえが豊富です。
flect
「flect」は通販ブランドのディノスが提供する家具レンタルサービス。
短期での利用はあまり想定しておらず、買取前提で長期利用したい人におすすめです。
2年借りると自分のものになります。24回の分割払い購入のようなイメージですね。
法人で備品として購入しづらい商品でも、賃借料で借り続けて、最後払い終わったら備品に加えるというワザも使えます。