【肩こり枕おすすめ】選び方
この記事は、
「肩こりがつらい」
「デスクワークが続いて、肩がこる」
「いい肩こりの対策はないか?」
という方に向けて書いています。
肩こりの主な原因は、同じ姿勢が続くことによる血流阻害。解消するために、まずは適度な運動をするのが王道です。
とはいえ、日中デスクワークを離れて好きなときに体を動かすなんてできませんよね。
そこで、睡眠時間を活用します。
寝ている間に充分に血液を行きわたらせることで、酸素をはじめ栄養素が供給され、しっかり肩を休めることができます。
そこで大事になるのが枕選び。枕1つで、肩が疲れたり楽になったりするのです。
今回はそんな肩こり対策になる枕の選び方とおすすめ枕を紹介。
人間は重い頭を支えるために、首と肩がしっかり圧力を受け止めて、バランスをとっていますが、そのバランスが崩れたときに肩こりや首こりが起きます。
そこで大事になってくるのが、正しい姿勢を保つこと。
正しい姿勢が保てると、肩や首への負担が抑えられ、バランスの良い状態になって、コリや疲れが防げます。
正しい姿勢というと、昼間起きているときのことだと思う人もいるでしょうが、実は寝ている時の姿勢も大切です。
寝姿勢が乱れると、首や肩への負担が大きくなり、コリが発生しやすくなります。
では、寝姿勢はどう保てばいいのかというと、枕の選択がカギを握ります。
頭の重さをしっかり支えて、反ったり猫背になったりせず、首を休めることができる枕。
そんな枕を選べれば、肩こりや首こりが解消しやすくなるでしょう。
選び方①うつ伏せNG!仰向けや横向きで違和感なく眠れる枕
肩こりの人はうつ伏せ寝は避けましょう。
うつ伏せ寝になると、顔を常に左右どちらかに向けていることになり、首や肩へ大きな負担になります。
そうなれば、首や肩が疲れるだけでなく、痛みも出やすくなります。
肩こり発生の原因を作っているようなものです。
肩こりを解消しようと思ったら、うつ伏せ寝はやめ、うつ伏せ寝用枕も使わないようにしましょう。
仰向きや横向きで寝た際に、違和感なく首や肩が収まる枕を使用すれば、肩こりや首こり解消に役立ちます。
違和感なくというところが大事で、枕のタイプ次第で寝心地が変わるばかりでなく、肩こりへの影響も変わるものです。
具体的に仰向けや横向きで寝る時におすすめの枕の選び方については、以下の段で説明します。
選び方②仰向けで寝たときに立ち姿勢と同じになる枕
普段仰向けで寝ることが多い方は、立姿勢と同じになる枕を使うようにしましょう。
まっすぐ立った時と似たような姿勢になる枕を使うと、肩こりも起こりにくくなります。
そのポイントは、背骨の生理的弯曲。
背骨は立っているときに一直線になっているわけではありません。S字カーブを描き、なだらかに曲がっているのです。
このカーブがゆがむと、姿勢も乱れ、周辺筋肉に負担が行き、肩こりなども起こりやすくなります。
つまり、背骨のS字カーブを維持することがとても大事なのです。
寝ているときも同じ。背骨がまっすぐになるのではなく、S字カーブ状態にしておく必要があります。
S字カーブを描ける枕をどう選ぶかがポイントになります。
選び方としては、高すぎず低すぎない枕を探すことですが、さらに首のカーブと布団の間の隙間を埋めるような高さの枕もおすすめです。
首には頸椎椎間孔という神経が通る孔の部分があります。この穴が狭まる病気を椎間孔狭窄といいますが、痛みやしびれがひどくなることがあります。
椎間孔狭窄の原因の一つは悪い姿勢が続くこと。起きているときはもちろん、寝ているときも悪い姿勢でいると、症状がでることがあります。
椎間孔狭窄の発症を防ぐためにも、よい姿勢で寝られる枕を選ぶことが大事です。
選び方③横向きで寝たときに首がまっすぐになる枕
寝ている間寝返りを打って横向きになる、もともと横向き寝が好きであるなどの場合の枕の選び方は、寝たときに首がまっすぐになるものです。
もし高すぎる枕を使い、首が横向きに反るようになると、首・肩ともに疲れてしまいます。
当然、肩こり悪化にもつながります。
逆に低すぎる枕だと、首が傾いてしまい、これも首や肩の負担に。
その姿勢のままで寝ていると、朝起きたときに、首や肩が痛くなるものです。
寝覚めも悪くなるでしょう。
そのため、横向き寝で寝るときは、首がまっすぐ、ちょうどいい高さ・硬さの枕を選ぶのがポイントです。
硬さについては、素材選びが大事です、
次のような素材の枕を探してください。
・パイプ
・低反発ウレタン
また硬さが合わないと、耳が痛くなることがあります。
自分の頭や首にピッタリフィットする枕を選ぶようにしましょう。
選び方④硬さは好みでいいが適切な高さが維持できるものを
枕の硬さと高さについては前段でも触れましたが、硬さについては好みで選んでも構いません。
ただ、おすすめのタイプがあるので紹介しましょう。
・首の筋肉がしっかりしている人
・体格がしっかりしている人
・日ごろの運動量が多い人
このようなタイプの人は、頭と首をしっかりサポートしてくれる硬い枕で肩こりも防ぎやすくなります。
硬い枕は寝返りも打ちやすいので、向きを変える時も肩や首が楽です。
次に柔らかい枕がおすすめの人です。
・首の筋肉が弱い女性や子供
・包み込まれる感覚が好きな人
首の筋肉が弱い女性や子供の場合、優しくフィットする柔らかい枕のほうが首や肩への負担になりません。
包み込まれる感覚が好きな人も首から上がソフトに包み込まれ、寝姿勢も維持しやすくなり、体の力も抜けます。
続いて、枕の高さについて。
枕の高さは、適切なものにしないと肩こりが悪化します。
そこで、おおよその目安を掲げておきましょう。
・女性や華奢な人:5cm
・標準体格の人(男性の場合):6cm
・体格がいい人:7cm
この目安も参考にしながら、自分にピッタリ合う高さの枕を選んでください。
【肩こり枕おすすめ】人気ランキング!
肩こりの方のための枕の選び方を見てみましたが、実際に購入するとなると、どんな枕にすればいいか迷うかもしれません。
寝具店でも通販サイトでも様々な肩こり枕が売られているので、その中から選ぶのは難しいものです。
あれもよさそう、これもよさそうということになり、どれが自分に合うのかわからないでしょう。
どの枕にも素晴らしい効能が謳われているので、選択が簡単にはできません。
そこでここからは、肩こり枕の人気ランキングをお送りします。
それぞれの枕の特徴、どう肩こりにいいのかなどを以下で解説します。
ニトリ 高さ10ヵ所調整できる枕
「ニトリ 高さ10ヵ所調整できる枕」は、商品名が示すように計10か所の高さ調節ができ、お好みの枕を自分で作れるようになっています。
一見すると、普通の枕ですが、本体裏側のファスナー部分から中材を出し入れすることで、高さの微調整ができます。
高さ調節の秘密は3層構造。
一番下は全体調整ウレタンシートになっていて、入れる入れないで高さ調節ができます。
2層目は部分調整ウレタンシート。
ここは5つのパーツに分かれていて、入れたり抜いたり、重ねたり、折りたたんだりして。高さ調節ができます。
一番上は本体部分になっていて、パイプやラテックス、そばなどの種類があります。
高さ調節ができることで肩こり解消にも大いに役立ちます。
仰向け寝でも横向き寝でも対応ができる枕であり、それぞれちょうどいい高さにできますから、肩や首が疲れません。
「ニトリ 高さ10ヵ所調整できる枕」は体圧分散性にも優れた枕で、首肩の負担を軽減させています。
参考:高さ10ヵ所調整できる枕(パイプ)通販 | ニトリネット【公式】 家具・インテリア通販
山田朱織研究所 整形外科枕
「山田朱織研究所 整形外科枕」も肩こりにおすすめの枕です。
整形外科医である山田朱織氏が開発したオーダーメイド枕で、正しい睡眠姿勢を維持できるようになっています。
正しい睡眠姿勢は肩こり解消にとっても大切な部分。首や肩の負担を軽減させて、楽にしてくれます。
高さ調節もできるようになっていますが、なんと5mm単位。医学的研究と臨床経験の中で生まれた同社の計測方法で微調整が可能になりました。
これであなたにジャストフィットしますね。
素材は適度に硬く、形状はフラット。頭が沈み込むこともなく、仰向けに寝たときに顎が上がらず、首が安定し、寝返りも打ちやすいです。
同じ姿勢で寝続けると、首や肩が疲れたり、痛くなったりすることがありますが、寝返りで防止できます。
寝返りがしやすい枕も肩こり解消に役立ちます。
○商品概要
▼整形外科枕(標準サイズ)
縦25cm × 横50cm
31,900円(税込)
▼整形外科枕ワイドターン(ワイドサイズ)
縦30cm × 横60cm
38,500円(税込)
西川 もっと肩楽寝(高め)
「西川 もっと肩楽寝(高め)」は、肩こりしやすい方にぴったりの枕。商品名が示すように、寝ているときに肩が楽です。
特殊な立体フォルムで、首と肩にやさしくフィット。首や肩の負担になりません。
後頭部を支える部分は、中央凸型形状になって、頭がすっぽり収まります。
これで首と後頭部をバランスよく支え、きれいな姿勢も維持しやすくなります。
首と頭部はそれぞれ高さ調節が可能。低くする場合は、枕横もしくは裏面のファスナーを開けて、調整口の布を取り出し、詰め物を抜きます。高くする場合は、付属の補充パックの詰め物を少しずつ入れて、調節してください。
こちらの枕は「もっと肩楽寝」の高めタイプになりますが、自分の好みの高さに調節ができるので、ストレスなく寝られるようになるでしょう。
これで肩こり対策も万全です。
リバーシブル仕様で、「ふんわりわた」面と「さらさらパイプ」面があります。
硬さについても肩こりがしにくいほうを選んでください。
○商品概要
▼西川 もっと肩楽寝(高め)
本体価格¥5,500(税込)
サイズ:60×38cm
配色:H
NEW整体枕RAKUNA
「NEW整体枕RAKUNA」は、整体師との共同開発で生まれた枕。
肩や首のつらい悩みに答えるために作られた枕です。
整体師に施術されているような超気持ちいい感じを味わえます。
その秘密は独自の立体形状と快眠素材。どんな姿勢で寝ても、首や肩の負担にならず、首の自然なカーブを維持できるようになっています。
普通の枕だと、仰向け寝で首の部分に隙間ができますが、この枕はピッタリフィット。
寝るだけ整体になっていて、首のS字カーブをケアしてくれます。頭の首の負荷も分散するので、首や肩も楽です。
独自の3D形状を採用。安定ベース形状は、寝ているときにいろいろな方向からかかる力に対して頭や首を安定させます。3次元形状センターバンクは、首の自然なカーブをキープし、コリや気道の圧迫を防ぎます。
高さは2段階調節が可能。2cmの調整パッドを使えば、ローとハイの2種類の高さを選べます。
仰向け寝にも横向き寝にも対応した枕で、仰向け寝では、センターバンク形状が自然な首のカーブに導くので、首も肩も疲れません。横向き寝でも首のカーブを維持でき、上部カーブ形状で寝返りも自然に打てます。
寝返りが多い方でも肩こりにはなりにくい枕です。
○商品概要
▼NEW整体枕RAKUNA
サイズ |
約290×530×130mm(調整パッド込み)
|
素材 |
(中材)ポリエチレン、ウレタンフォーム
|
価格 |
8,690円(税込)
|
キュアレ THE MAKURA
「キュアレ THE MAKURA」は、寝るだけで体のバランスが整う枕。
神経が集まっている首に負担をかけないように設計されています。
特徴としては、頭と肩の2点で支えること。
通常の枕は首に支点があるので、重みが集中しやすく、回復指令が体に行き届きにくくなります。
一方、「キュアレ THE MAKURA」の場合、頭と肩が支点で首への負担が最小限になっているので、脳からの自然治癒指令が体中に素早く届きます。
自然治癒力を正しく機能させるために大事なのは、首(頸椎)を圧迫しない枕の構造を作ること。
この枕はまさにそういう構造になっていて、自然治癒力により肩を含めて体全体の回復を目指します。
効果が出るのが早いのも「キュアレ THE MAKURA」。
寝てから5分ほどで体のゆがみを調整し、自然治癒力を高めます。
効果については、医学論文にも掲載されました。
○商品概要
▼キュアレ THE MAKURA
サイズ |
W58cm×D38.5cm×5cm
|
素材 |
中材:特注エラストゴムパイプ
|
価格 |
33,000円(税込・送料込)
|
関連記事:THE MAKURAは合わない?効果の口コミ評判(キュアレ)
カインズ モッフル枕
最後にお送りする肩こりにおすすめの枕は「カインズ モッフル枕」です。
快眠ができる枕でもあり、その秘密は素材、構造、形状にあります。
まず、使用している素材はTPE樹脂(熱可塑性エラストマー)。丈夫でしなやか、耐久性のある素材で、感触は肌のように優しく柔らかくなっています。
その素材をハニカムメッシュ状にすることで、抜群の弾力性と分散性を生み出し、包み込まれるような感触をもたらしています。
これで頭部から頸椎までピッタリフィットするようになり、首への圧も和らぎ、無理のない自然な寝姿勢も維持できるようになります。
自然な寝姿勢は肩こり解消でも大事なポイント。
「カインズ モッフル枕」が、そのお手伝いをします。
モッフル枕には5つのタイプがあります。
おすすめのmoffle | 寝姿勢 | 高さ |
スタンダード | 横向き寝タイプ | 高め |
ネックフィット | 仰向け寝タイプ | 普通 |
フィット | 仰向け&横向き寝タイプ | 普通 |
洗えるフィット | 仰向け&横向き寝タイプ | 低い~高 |
ボルスターまくら | 横向き寝タイプ | 高め |
関連記事:モッフル枕の口コミ評判!カインズのフィット枕は首が痛くならない?
枕なしやバスタオル枕は肩こりにいいの?
自分に合う枕がなかなか見つからない場合、枕なし、またはタオル枕で寝てみようという人もいるでしょうが、肩こりにはあまりおすすめできません。
理由の一つは、頸椎の適切な角度を保てないためです。
まず、人の脊柱はS字にカーブしていて、まっすぐではありません。
S字カーブにより、頭の重さを分散し、負担を軽減させ、肩や首も守られています。
ところが、枕なしやタオル枕だと、S字カーブを維持しにくくなります。
そうなると、負担が増大し、肩や首も疲れやすくなるのです。
次に、枕なしやタオル枕だと、頭の位置が低くなりすぎて、寝姿勢が悪くなります。
仰向け寝の場合、首から頭が反ったような状態になり、首から肩へ大きな負担が行きます。
そうなれば、肩こりにもよくありません。
横向き寝の場合、枕なしやタオル枕では、首が大きく傾いてしまいます。
そのような姿勢では非常に眠りにくいですが、無理に寝ても、首や肩が疲れるばかり。
いいことは何もなく、肩こりも悪化するでしょう。
肩こりの方は、枕なしやタオル枕は避けるのが正解です。
では、枕を使うにしてもどのようなものがいいかですが、低反発枕はフィット感もよく肩こり軽減に役立つといわれています。
しかし、逆の意見もあるようです。
ドーナツ座布団を枕に使ってみてはという人がいるかもしれませんが、座る分には体圧分散性もよく、肩こり解消につながりますが、寝るときは低すぎますね。
オーダーメイド枕は肩こりにいいの?
肩こりがひどいので、オーダーメイド枕を作って何とかしてみたいと思う人もいるでしょうが、オーダーメイド枕は肩こりにいいのでしょうか。
オーダーメイド枕の特徴は高さや硬さをあなただけの要望にカスタマイズできることです。
そういう意味では、自分にピッタリ合った枕ができるので、肩こりも首こりも解消しやすくなります。
ただ、オーダーメイド枕には注意点もあります。
それは、お店で作ったときは「素晴らしい出来だ」と満足できても、自宅で使ってみると、しっくりこないということがよくあるのです。
特にマットレスとの相性が問題になることがあります。
オーダーメイド枕を作るときは、お店のマットレス上でフィッティングを行うのですが、自宅のマットレスとは同じものではありません。
そのため、お店で感じた感触と自宅で感じる感触に大きな差が現れることがあるのです。
せっかく肩こり解消のために作った枕に違和感が生じれば、がっかりしてしまうもの。
その際は、再調整の必要も出てきます。
ただ、再調整がうまくいけば、肩こり解消に大きな役割を果たしてくれるのがオーダーメイド枕です。
関連記事:オーダーメイド枕のおすすめランキング!プレゼント用にも
肩こりや首こりと枕との関係
肩こりや首こりと枕の関係を考えてみましょう。
合わない枕を使って、「肩がこった」「首が痛くなった」などの話はよく聞きます。
そのもっとも大きな理由は高さにあります。
高さが合わない枕だと、寝姿勢が崩れやすくなり、肩や首への負担も増大します。
負担が増大し、不自然な圧力が加わり続ければ、翌朝起きたときに肩や首に違和感が生じるのもやむをえません。
枕の高さは肩こりや首こりに直接反映されるのです。
このほか、枕の形状もポイント。
枕によっては特殊な形状になっているものがありますが、そのタイプによっては、頭や首の位置が安定しないことがあります。
そうなると、首や肩にも負荷がかかりやすくなり、こり発症へとつながることもあります。
沈み込みすぎる枕も肩こりと関係する場合があります。
沈み込みによって、頭から首が反ったような状態になり、寝姿勢が不自然になるので、肩や首も痛みやすくなるでしょう。
肩こりと寝姿勢(仰向け・横向き)の関係
肩こりと寝姿勢にも密接な関係があります。
仰向けと横向きで寝る時で、肩への影響も違ってくるのです。
では、どちらの寝姿勢がいいかというと、仰向け寝です。
仰向け寝の場合、体のゆがみも生じず、体全体の体重もバランスよくかかっています。肩や首への負荷も上手に分散され、楽です。また、S字カーブも描けている状態になり、立姿勢と同じような状態です。他の寝姿勢のようにねじれることもありません。
これは、肩や首にとっても理想的な状態ですから、肩こりも解消しやすくなるでしょう。
横向き寝の場合、肩や腰など出っ張った部分だけで体重を支えることになるので、その部分の負担が大きくなります。仰向け寝に比べても、接地面積が小さく、負荷は大きくなりがちです。その状態で長く寝続ければ、肩も痛みやすくなります。場合によったら、頚神経の圧迫もあり、頸椎椎間孔にも悪影響が出て、様々な症状が出るかもしれません。
横向き寝のデメリットとしては、このほかに気道の確保が少ししにくくなるので、いびきなどが出やすくなることです。
そこで、大事になってくるのが寝返り。
片方にばかり圧力が加わり続ければ、肩もこりますから、寝返りを打って、仰向けになったっり反対側を向いたりする必要があります。
枕を変えても肩こりが治らない場合
肩こり解消の有効な手段として枕を変えることがありますが、枕を変えても肩こりが解消しないことがあります。
この場合、変えた枕が合わないなどのほか、別の理由がある場合もあります。
主な理由としては次のようなことが考えられます。
・運動不足
・血流障害
・筋肉疲労
・デスクワークの連続
・眼精疲労
・噛み合わせの悪さ
・頸椎疾患
・貧血や血圧異常
・心臓の病気
・胃潰瘍
見ればわかるようにいろいろな理由で肩こりが起こります。
また、肩こりから発展して、末梢神経のしびれなどの症状を呈する場合もあります。
そのような事態を防ぐためにも、肩こりの原因を見極めて、正しい対処をしなくてはいけません。
生活習慣や病気がボトルネックになってるなら、枕を変えるより先にそちらを対処することが大切です。
長時間のデスクワークによる肩こり(ストレートネック含む)
日本リカバリー協会が2021年に10万人を対象に行った調査では、デスクワークを1日7時間以上している人は肩こり症状が1.33倍、9時間以上だと1.54倍になったという結果が出ました。
コロナ禍でリモートワークが増えたこともあり、長時間座って作業を続けることで、どうしても肩こりが起こりやすくなります。
パソコンに向かって作業をしていくうちに、夕方には肩がパンパンに張っているなんて経験をすることもよくあるでしょう。
特に背中を丸めて作業をしている方は、肩もこりやすいです。
その理由ですが、肩よりも頭が前に出て、頭を支える時の負荷が大きくなるためです。
結果として、肩甲骨周りの筋肉の収縮が強まり、筋肉のコリにつながります。
また、いかり肩の方、キーボードの位置を高めに設定している方も、肩への負担が大きくなり、肩がこりやすくなります。
デスクワークで肩がこる場合、次のような筋肉が関係しています。
・長頸筋
・肩甲挙筋
・大・小菱形筋
・頸半棘筋
・頸板状筋
・頭板状筋
・棘上筋
・僧帽筋
肩だけでなく、首や頭、背中までコリが及ぶこともあるでしょう。
長時間のデスクワークによる肩こりを防ぐ方法としては、次のようなものがあります。
・姿勢を正す
・キーボードの位置を工夫する
・簡単なストレッチを行う
・深呼吸で交感神経の興奮を抑える
眼精疲労による肩こり
眼精疲労があり、肩こりになるという方も多いです。
パソコンやスマホの作業が続き、目が疲れるとともに、肩もこったという場合です。
眼精疲労がどのようにして肩こりにつながるのか、そのメカニズムはわかっていません。
眼精疲労では。目の筋肉が疲れますが、それがまわりまわって肩の筋肉に影響しているとも考えられます。
ただ、よく言われるのは、目を使い続けているときは、同じ姿勢をとり続け、筋肉の緊張状態が続くことです。
そのため、首や肩の血行も悪くなり、疲労物質がたまり、こるようになります。
眼精疲労になる原因ですが、まず眼鏡の度数が合わない場合です。
眼鏡の度数が合わないと、目を凝らしてみるようになり、疲れます。
他にはVDT症候群という病気もあります。
VDT症候群は、パソコンのディスプレイを長時間見ることにより、目や身体や心に影響の出る病気。肩こりや首の痛み、手のしびれなども症状に含まれます。
次のような症状の方も眼精疲労になりやすいです。
・乱視
・斜視
・ドライアイ
・緑内障
歯並びや噛み合わせの悪さによる肩こり
歯並びや噛み合わせが悪くて、肩こりになる場合があります。
歯を噛むときは、あごの筋肉を使いますが、歯並びや噛み合わせの悪い人は、あごの筋肉が必要以上に緊張します。その緊張があごの筋肉の疲れにつながります。
あごは首や肩にも近い部分。筋肉の緊張が毎日続けば、その緊張も当然首や肩に伝わるのです。おのずと首や肩の筋肉も緊張状態になり、最終的にはコリや痛みにつながります。
そのため、歯並びや噛み合わせを治したら肩こりも治ったという話がよくあります。
歯並びや噛み合わせは生まれつき悪い人もいますが、虫歯の治療で悪くなることもあります。
いずれにしろ、気になる症状があるときは、一度歯科医院に相談してみましょう。効果的な対策を教えてもらえるほか、矯正歯科なら抜本的な治療も行ってくれます。
矯正治療というと、見た目の美しさを改善するために行うものだと思っている人がいるかもしれませんが、肩こり解消につながる治療もしてくれます。
頸椎疾患(頸部脊椎症や椎間板ヘルニア)による肩こり
頸椎疾患で肩こりになる場合があります。
首と肩は非常に近い位置にありますから、頸椎の異常は肩にも表れやすいです。
では、どのような頸椎疾患で肩こりになるのかというと、次のようなものがあります。
・頸部脊椎症
・椎間板ヘルニア
・頸椎後縦(こうじゅう)靭帯骨化症
それぞれの疾患の特徴を簡単に説明しておくと、頸部脊椎症では、脊柱の支持組織(骨、靱帯、椎間板、椎間板など)が変性・増殖して、様々な症状を起こします。
その中に骨棘(こっきょく)が含まれ、骨が変形してとげのような突起物になっています。
骨棘は脊髄や神経根を圧伏し、痛みや違和感、炎症などを引き起こします。
椎間板ヘルニアは、飛び出した椎間板が神経を圧迫する疾患。
頸椎後縦(こうじゅう)靭帯骨化症は、頸椎をつなぐ靭帯が骨に変化し、脊髄や神経を圧迫する疾患です。
いずれにしても、これらの頸椎疾患が原因で肩こりになっている場合は、素人療法はやめ、医療機関で診察を受けて、適切な治療を施してもらいましょう。
貧血・低血圧・高血圧による肩こり
貧血や低血圧、高血圧で肩こりになる場合があります。
どうしてと不思議に思う人もいるでしょうが、まず貧血の場合、特有の症状のほか、新陳代謝が低下して、肩がこることがあるのです。
ひどい肩こりの原因が貧血だったということが時々あります。
一方、高血圧と肩こりの関係についてはまだ解明されていません。考えられる理由としては、交感神経が優位になり、血管が収縮すること。血管が収縮すると、血行が悪くなり、肩がこりやすくなるのでしょう。
高血圧とは反対に低血圧の方にも肩こり症状が現れることがあります。原因としては、血圧が下がっていることにより肩回りの血行が悪くなっていることです。改善するためには医師の指導に従いながら、生活習慣の改善も必要になります。
狭心症・心筋梗塞による肩こり
狭心症や心筋梗塞などの心臓の病気により、肩こりが起こることがあります。
これはかなり深刻な肩こりで、単なる肩こりでは終わらず、肩や背中に強烈な痛みが出ることもあります。
なぜ、心臓の病気で肩がこる、痛むのかというと、心臓の自律神経と首から肩の知覚神経とが同じ経路を通っているためです。
そのため、心臓の病気による肩こりはふつう左側に発生します。
また、心臓の病気による肩こりの場合は、肩だけでなく、ほかの場所にも症状が出ることが多いです。
肩に症状が起きる時でも、突然感じて突然消えるなど、通常の肩こりとは違う症状を呈する場合もあります。
肩こりに伴って、胸が締め付けけられるなどの症状が出る場合も要注意。
単なる肩こりでは済まされない場合も少なくありません。
心臓の病気による肩こりでは、軽い場合はともかく、素人療法できるものではありません。
少しでも早く医師に診察してもらい、適切な治療を受けてください。
胃潰瘍による肩こり
胃潰瘍が肩こりに関係していると聞いて、意外に思う方もいるかもしれません。
しかし、実際に胃潰瘍で肩こりの症状を訴える人がいます。
胃潰瘍になると、胃周辺の筋肉が緊張し、血行が悪くなります。胃周辺の筋肉の血行が悪くなると、肩の血流にも影響するからだと考えられます。血流が悪くなれば、肩の筋肉も委縮し、緊張状態が続き、こりやすくなるのです。
ただ、胃と肩の間には背中もあるので、普通は肩こりだけでなく、背中の痛みも伴いやすいです。
胃潰瘍になる原因としては、ピロリ菌、ストレス、喫煙などといわれています。ピロリ菌は自分ではわかりませんが、ストレスと喫煙は自分で対処すべきもの。
上手にストレスを発散して、タバコもやめれば、胃潰瘍になりにくくなります。
これで、肩こりの原因が1つなくなることになりますね。