マットレスがベッドや床からずれるときの対処法(100均あり)
この記事は
という方に向けて書いています。
マットレスやベッドがずれると毎回直すのも面倒ですし、夜中に気になって起きてしまうこともこともあるでしょう。
マットレスがずれてしまう原因は寝返りです。
しかし、ずれるのはマットレスやベッドだけではありません。敷きパッドもずれると気になり、寝心地が悪くなってしまいます。
具体的なずれ防止対策は以下のような方法があります。
②100均の滑り止めシートを使う
③床に直置きならカーペット・ラグ用シートがおすすめ
④両面テープで固定
⑤荷造り紐で縛る
⑥サスペンダーやマットレスベルトで縛る
⑦埋め込み型ベッドに買い替える
⑧ベッドガードを設置する
100均やホームセンターなどでそろえられるものも多いので、ずれでストレスを感じているのなら、ぜひ試してみましょう。
①摩擦の多いものを挟む(無料)
ベッドのマットレスが硬いからその上にさらにマットレスみたいなの敷いてるんだけど、サイズが合ってないからずれて来て面倒だったので、間に一枚バスタオル敷いてみたら格段にずれにくくなった。摩擦すごい
— いつか (@kotoritrick) January 31, 2018
マットレスの下にタオル、ベッドの脚の下にゴム製のものを敷くことで摩擦抵抗が大幅にアップして滑らなくなります。
高校の物理の授業で習ったのを覚えている人もいるかもしれませんが、床上の物体を動かそうとすると、それを邪魔しようとする力を「摩擦力」といいます。
たとえば、床がつるつるだと物体はわずかな力で動いてしまいますが、逆にざらざらだと大きな力をかけないと動きません。
このように、マットレスやベットが床と接する部分をざらざら、あるいは凹凸のあるものに変えることで滑らなくなります。
家にあるタオルやバスタオルを利用すれば、わざわざお金をかけなくてもずれをかんたんに防止することができます。
②100均の滑り止めシートを使う
すのこにマットレスしいてベッドにしてたんだけど、マットレスがズレて困ってた。
すのこに滑り止めシート貼ったら全然すべらなくて快適!もっとはやく気付いてたらな! pic.twitter.com/yXTzvDtecd— もとこんぶ🍀 (@n_motoko) May 17, 2020
手軽な方法は「滑り止めシート」を使うことです。
まず、「滑り止めシート」とは、文字通り滑りやすい素材を固定したり、ズレを防ぐために敷くゴム製のマットのことです。
合成樹脂などでできているシートで、表面に凹凸があるのが特徴です。
100均では以下のようなさまざまなタイプの滑り止めシートが手に入ります。
・厚手タイプ
・マットタイプ
・抗菌タイプ
・メッシュタイプ
・シートタイプ
・シリコンタイプ
■ベッドの上でマットレスがずれる場合
ベッドの上でマットレスがずれる場合は、マットレスとベッドの間に滑り止めシートを敷きます。
ただ、全面に敷いてしまうとマットレスの通気が悪くなるので、四隅に敷いてみてください。
■ベッドがずれる場合
ベッド自体がずれてしまう場合も、滑り止めシートがおすすめ。
滑り止めシートを小さくカットしたものをベッドの脚と床の間に付けるだけで、ずれ防止になります。
滑り止めシートは商品によってサイズ、材質、色など種類が異なるので、使いやすいものを選びましょう。
③床に直置きならカーペット・ラグ用シートがおすすめ
マットレスを床に直置きする場合のずれ防止対策として、カーペット・ラグ用シートも有効です。
また、マットレスの厚みがしっかりあればいいのですが、床に近いためどうしても冬場は底冷えすることもあるでしょう。
たとえば日当たりの悪い古いマンションで下の階が駐車場だと、かなりの冷えを感じてしまうことがあります。
カーペット・ラグ用シートを用いることでずれを防止するだけでなく、床からの冷気を遮断して断熱効果も期待できます。
また、家具の転倒を防止する耐震マット、絨毯固定用の滑り止め、イボイボシートといったものもマットレスやベッドのずれ防止対策として使えます。
④両面テープで固定
両面テープでマットレスやベッドの脚を固定してしまうのもずれ防止になります。
床を剥がしてしまう恐れがあるなら、床面ははがしやすく、表面は強い粘着力が特徴の「フローリングでも使える両面テープ」がおすすめです。
屋内用の「カーペット用両面テープ」で、ニトムズやスリーエムなどから販売されています。
テープ幅にもよりますが、500円〜800円程度で購入することができます。
⑤荷造り紐で縛る
大胆な手ですが、マットレスとベッドを荷造り紐で動かないように縛ってもずれを防止することは可能です。
マットレスの四隅、または上下など、縛りやすく、寝てもジャマにならない部分を縛りましょう。
ただ、荷造り紐は細い分、きつく縛り付けるとマットレスに紐の跡が付いてしまう心配があります。
⑥サスペンダーやマットレスベルトで縛る
マットレスベルトは、マットレスを二台並べて使っていると、ずれて真ん中のすき間ができてしまうときに使う結束バンドです。
また、サスペンダーはズボンを固定するときに使うベルトです。
マットレスベルトでマットレスとベッドを一緒にくくりつけてしまいます。
一方、サスペンダーは敷きパッドにかけます。
しかし、敷きパッドのずれはこれで対策できますが、ベッドに通すとなると市販のものだと長さが足りないので、ゴムベルトに変えるといいでしょう。
100均のサスペンダーの金具を外して、別に購入したゴムベルトに付け替えるだけです。
ただ、直置きしたマットレスにサスペンダーを使うと床が傷つくので、傷防止対策が必要になります。
⑦埋め込み型ベッドに買い替える
ベッドにはさまざまな種類がありますが、マットレスを置くだけのタイプと、マットレスを埋め込む形になっている落とし込みタイプの2つがあります。
落とし込みタイプはベッドの床板がサイドフレームよりも低くなっているため、マットレスとベッドがずれることがありません。
ただ、マットレスがベッドの内寸よりほんの少しでも大きいと入らないので、きちんとサイズを測る必要があります。
また、ウッドスプリングベッドという種類もおすすめです。
これは床板がすのこ状になっているベッドフレームベッドのことで、通気性に優れていながらずれにくいという特徴があります。
どうしてもマットレスのずれが気になる場合は、マットレスを入れるところが凹んでいる落とし込みベッドに買い換えるのも手です。
⑧ベッドガードを設置する
ベッドガードは、その名の通り、ベッドをガードするためのもので、布団のずり落ち防止に役立ちますが、種類も多いのが特徴です。
伸縮するものから厚めのマットレスにも対応可能なハイタイプまでがあります。
ベッドサイドに取り付けて掛け布団の落下を防止するベッドガードは、マットレスのずれを防ぐのにも有効です。
マットレスとベッドフレームの間に差し込んで使うL字型のタイプとベッドフレームに直接固定するタイプがあります。
マットレスの厚みやベッドフレームの種類を調べて、対応可能なベッドガードを選びましょう。
シンプルなデザインのスチール製なら、2000円前後で手に入ります。
2枚重ねたマットレスがズレるときの対処法
②荷造り紐で縛る
マットレスの中にらせん状のバネが入っているものをスプリングマットレスといい、種類は以下の2つです。
・ボンネルコイル
・ポケットコイル
ボンネルコイルは、複数のコイルスプリングを連結させて1つにまとめたマットレスです。
体を面で支えてくれるので畳の上に布団を敷いたような寝心地が感じられ、寝返りがうちやすいという特徴があります。
一方、ポケットコイルは、コイルが小さな袋に一つずつ包まれているマットレスのことです。
ボンネルコイルと違い、こちらは体を点で支えることで寝姿勢が整いやすく、ふんわりとした寝心地が特徴です。
ボンネルコイルは硬めなので、軽い低反発マットレスを上に敷いて寝ると包み込まれるような感覚で、寝心地がさらに良くなります。
一般的なマットレスの生地はジャカード編みになっていて、見た目にも豪華で、肌触りもなめらかです。
ただ、2枚重ねるとどうしても、なめらかな分、寝返りをうつとずれてしまいます。
そんなときは、四隅や足元と頭の上部分などジャマにならない部分を荷造り紐で止めておくとずれ防止になります。
③ボックスシーツで2枚まとめて覆う
マットレスの厚みは、基準や平均が決まっているわけではなく、7cm以下~30cm以上とさまざまな種類があります。
また、ベッドメーカーによってマットレスの実寸サイズが異なるので、ボックスシーツを選ぶときはシングル、セミダブル、ダブルなどの名称だけで選ばないようにするのがコツです。
ボックスシーツを選ぶときは、マットレスの長さと横幅、厚みの3カ所を測ってからボックスシーツのサイズを決めるようにします。
通常ならマットの厚み+ 5〜6cmで十分ですが、2枚重ねたマットレスをまとめて覆うためには、その分のマチが必要となります。
2枚重ねたマットレスをボックスシーツで一緒に覆ってしまえば、マットレスがずれることもありません。
横に並べたマットレスどうしがズレるときの対処法
マットレスの隙間パッド+マットレスバンドを購入したので川の字で寝るのが快適になった🥰 pic.twitter.com/Y38bGWvWY0
— めそさんは3歳児(を子育て中)®︎ (@wainoakago) June 22, 2020
マットレスやベッドを横に2つ並べて使用していると、ずれて隙間ができてしまいます。
隙間ができてしまうとものを落としたり、寝返りを打った途端に、手や足が落ちてしまい目が覚めてしまうこともあります。
こんなときは2つのマットレスの周りをぐるりと紐などを回して縛ることでずれを防ぐことができます。
このように紐やマットレスバンドなどを使って縛る方法が一番かんたんです。
ただ、マットレスの高さや長さが違う場合は、マットレスバンドで固定できませんし、また、紐で縛るとマットレスの側面が凹んでしまう心配があります。
敷きパッドがズレるときの対処法
敷きパッドには四隅にゴムバンドがついているので、マットレスに固定すればずれることはありません。
ただ、洗濯したらゴムバンドが伸びてしまった、長さが足りない、長すぎるなどといった理由からきちんと固定できずにずれてしまうことがあります。
こんなときには、ズレ防止クリップが有効ですが、サスペンダーでも代用することができます。ベッドパッドの四隅をしっかりと固定することでズレをほとんどなくすことができます。
マットレスがズレる原因は寝返り
マットレスがずれてしまう最大の原因は寝返りです。
しかし、それだけではありません。
マットレスがずれてしまう原因は下記の3つが考えられます。
・設置場所
マットレスの設置場所です。滑りやすいフローリングや畳に直接マットレスを敷いていると、ずれやすくなります。
また、近くに壁があると寝ているうちに壁を足で押してしまうことがあり、これもずれの原因になります。
・マットレスの重さ
もうひとつはマットレスの重さです。
薄いウレタンマットレスは軽いため、寝返りをうつと一緒に動いてしまいます。
逆に重いマットレスなら、ずれにくいのです。
・マットレスの生地
マットレスに使われている生地がすべりやすいと、マットレスカバーとベッドフレームの摩擦が小さくなるため、ずれやすくなります。