ストレートネックの枕で無印良品やニトリのおすすめ商品を紹介

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ストレートネック枕の選び方

ストレートネック枕の選び方

「病院にいったらストレートネックって言われちゃった・・」

「首が突き出してかっこわるいから治したい・・」

ストレートネックになると、見た目が不格好なのはもちろんのこと、放置すると首や腰の痛みなど体の不調にもつながりかねません。

理想の治し方は整形外科に通いつつストレートネックになりやすい生活習慣を改めることですが、とはいえ長時間のPCやスマホ操作をいきなりやめろと言われても、そんなの無理ですよね。

せめて寝ている間だけでもストレートネックが悪化することは避けたい。そのために重要なのが枕選びです。

枕選びを間違うと、寝姿勢が不自然になり、かえってストレートネックを助長してしまうことも。

ここでは無印良品やニトリで手に入る、ストレートネックにおすすめの高コスパ枕を紹介します。

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ストレートネックにお悩みのかたは、枕を選ぶ際に、

・枕の高さ
・枕の硬さ
・枕の中の詰め物の材質

に重点を置いて選ぶのがおすすめです。

そもそも、ストレートネックになる原因はなんでしょう?

ストレートネックの原因:
・パソコンやスマートフォンの長時間の操作(うつむいている状態が長い)
・長時間の読書
・事故の衝撃
・合わない枕の使用
・姿勢の悪さ
など

それらの原因すべてに共通していえるのは、首に過度な負担がかかり続けていること。

本来、頸椎から腰椎(首から腰の骨)はS字のアーチ状になっていて、そのお陰で均等なバランスがとれ、体の負担が自然と軽減できるようになっているものです。

しかし、首のアーチがなくなってしまうことで、体全体のS字が芋づる式に崩れてしまい、首肩のコリや痛みのみならず、背中や腰の痛みにまで発展してしまいます。

さらに、ストレートネックは一度なると自力で治すのは難しく、睡眠の質にまで影響を及ぼすため、日頃のセルフケアが極めて重要なのです。

そのセルフケアにはストレッチやマッサージなどもありますが、見落としてはいけないのが毎日使う枕。

枕ひとつで、ストレートネックの負担軽減ができることもあるんですよ。

ではさっそく、ストレートネックのかたが枕を選ぶときに気を付けたいポイントを、細かくご紹介しますね。

①高すぎないものを選ぶ

高すぎない枕を選ぶ

ストレートネックの人の枕選びのポイントは、高さが高すぎない程度の枕で自然な首のS字を保てる枕を選ぶことです。

そのため、高さがあまりない枕を選ぶようにしましょう。

高すぎる枕をストレートネックの人が使用してしまうと、頸椎が圧迫される状態(うつむいているような状態)になってしまい、首の負担を増やしてしまいます。

高すぎる枕のせいで、寝ている間にも、頭が首から前方に突き出す姿勢になってしまい、ストレートネックの状態がキープされてしまうわけです。

そんな寝姿勢で6,7時間寝るわけですから、言うまでもなく首の負担が軽減されることはありません。

ただし、ベストな高さに関しては、
・男女差(骨格の違い)
・首の長さ
・マットレスの沈み方
などによって、個人差があります。

そのため、絶対的に何㎝以下のものという定義はありませんが、目安として10㎝以下のものを選ぶようにするといいでしょう。

②硬すぎないものを選ぶ

硬すぎないものを選ぶ

ストレートネックの人は、寝返りがしやすい状態を作るために、硬すぎない枕(材質)を選ぶようにしましょう。

硬すぎる枕を使うと、寝転んだときにしっかり頭が沈まず、首とマットレスの間に隙間ができてしまいます。

首が浮いて、枕で首をサポートすることができない状態です。

そんな状態では、首の力が抜けなくなり、緊張したままになってしまいます。

無論、こんな寝姿では寝返りもうまくできません。

眠っている間、首が硬直し筋肉が張ったままになっているのですから、寝起きから首が痛い・頭が痛いということが起きるのは当然のことなんですよね。

「だったら、柔らかい枕のほうがいいの?」と思うでしょうが、柔らかすぎる枕も避けた方がベター。

柔らかすぎる枕を選んでしまうと、頭が沈み過ぎて寝返りがスムーズにできなくなり、首や過多への負担がさらに増してしまうことがあるからです。

つまり、硬すぎず柔らかすぎず、首元にフィットするものを選ぶ必要があります。

③種類ごとの特性で選ぶ

枕を選ぶときには、枕の特性も重要なポイントです。

市販・通販に限らず、数多くの枕がありますが、形はもちろん、サイズや枕の中の詰め物(芯材)も枕によって異なります。

特に、枕の芯材に関しては、使用する素材によって使用感はまったく別ものです。

わかりやすく、簡単に一覧にまとめてみますと…

芯材の種類 特性
低反発ウレタン
体圧・重さに合わせて沈み、負担を分散できる
パイプ
通気性・耐久性がよく、ホコリが出ない
ポリエステル・つぶ綿
弾力性があり、自宅で洗濯も可能
そば殻
硬さがあり、日本の気候(高温多湿環境)に強い
フェザー、羽根
空気を含みやすくふんわり感あり、復元も早い
ラテックス
支える力があり、柔らかさを弾力性を兼ね備えている
発泡ビーズ
抜群のフィット感とモチモチの肌ざわり

・クッション性(柔らかさ)
・耐久性も
・手入れ方法

それぞれ特性が異なり、個人の好みもありますが、合う合わないがあります。

形状だけではなく、芯材によっても使用感は大きく異なるため、枕選びの際に気を付けておきたいポイントです。

ここで、メジャーな芯材の特性もご少し踏み込んでご紹介しておきますね。

羽根枕は安い

羽根枕のメリットは、ふんわりとした心地のいい弾力感があるにもかかわらず、金額が他の枕よりも比較的、安価で販売されていることです。

空気を含みやすい特性のある羽根枕は、長期間使用してもへたりにくく、また保温性がある反面、通気性もいいという特性があります。

つまり、ホテルで使用する枕のようなふんわり感が自宅で楽しめる上に、夏にも冬にも快適に使用できるというわけです。

ただし、
・天然の羽根を使用しているため、アレルギーがあるかたは注意が必要
・あまり質のいい羽根を使用していない場合、臭いが強いことがある
・羽軸根(羽根の根本)があるタイプはチクチクすることがある
・枕から羽根が出てきてしまうことがある
・洗濯できないものが多い(※一部できるタイプもあります)
などは、デメリットといえます。

パイプ枕は洗える

パイプが芯材になっている枕のメリットは、自宅でも気軽に洗えることです。

そのまま洗濯機に入れて洗えるものから、手洗い推奨のものもありますが、汚れたときに気楽に洗えます。

ほかの素材の場合は、

・洗えない
・天日干しできない
・乾きが悪い

など、衛生面が心配なケースもありますが、パイプはストローを細かく切ったような形状の詰め物なので、乾かす時間もさほどかかりませんしね。

さらのこの独特な形状ゆえに、通気性も抜群でホコリが出ないというのもメリットといえます。

しかし、その形状だからこそ、寝返りをしたり少し動いたりしたときに、ザラザラと音がしてしまうのはデメリットです。

また、パイプはプラスチック(ポリエチレンなど)からできているため、吸水性・吸湿性はありません。

低反発枕は包み込まれる寝心地

低反発枕の特徴は、ゆっくりと重さに合わせて沈み込むことです。

そのため、どんな人・寝姿にもフィットしやすく、頭や首が包み込まれるような寝心地を体感することができます。

必要な部分が必要なだけ沈むため、寝返りをしたときにも、首や肩に隙間ができにくく、体圧を分散できるのが、低反発枕ならではのメリットです。

ほかの素材の枕の場合は、「仰向けで寝ていたときはいいのに、寝返りをして横向きになって寝たときに合わなくなる…」ということがありますが、低反発枕の場合は、状態によって形が変化してフィットするため、安定した睡眠ができます。

そんな低反発枕には、

・水分厳禁のため水洗いできない
・ウレタン独特な臭いがする場合がある
・吸水性がいいためムレやすい

などのデメリットがありますので、洗えないと嫌、臭いに敏感という人は購入する場合、注意してくださいね。

ストレートネック枕で無印良品のおすすめ

ストレートネックで無印良品のおすすめ枕

シンプルで飽きないデザインが多く、国内外問わずファンも多い無印良品。

そんな無印良品でも、ストレートネックの人におすすめな枕がいくつか販売されています。

ストレートネックにいいといわれる枕って、ネット通販に多い印象がある人も多いかもしれませんが、無印良品でも購入は可能なんですよ。

無印良品には実店舗がありますし、実物を手にして購入前にしっかりと確認できることもメリットですし、インテリアアドバイザーがいる店舗もあり、「まくら診断」をしてもらえることもあります。

無印良品でここまでのサービスを受けられることは、案外知られていません。

また、ネット販売もおこなっているため、実店舗が近くになかたでも、購入できますしね。

ではさっそく、無印良品で購入できる、ストレートネック枕を3つご紹介しますので、気になるかたはチェックしてみてくださいね。

関連記事:無印良品の枕のおすすめと口コミ!ストレートネックや肩こりに良い?

頭を支える沈み込みすぎないふっくら枕

綿の枕で起きがちなトラブルでもある底付き(弾力不足や綿の偏りから頭が床につく状態)を防ぐように作り出された枕です。

枕の中心部に固わた(かたわた)を入れ、巻きわたで包み込むような構造になっています。

固わたとは、樹脂加工や熱加工をして密度と強度を増したわたのこと。

中心に固わたがあることにより、綿のへたりを軽減させ、かつ高さを保つことができるメリットがあります。

さらに巻きわたで、さらにへたりを補うようにできているため、綿ならではのモチモチ・ふわふわ感を感じつつも、首や肩の負担もしっかりサポートできるのです。

ちなみにサイズは2種類あり、詳細は以下のとおり。

サイズ 幅 47cm × 奥行 67cm
幅 40cm × 奥行 60cm
値段(税込) 4,990円 3,990円
芯材 ポリエステル綿100%
ポイント 同じ商品名・同じ価格で低めサイズのものも製造されている

※2022年11月現在

ポイントとしてもご紹介していますが、本体に高さ調整機能がない代わりに、同じ金額・サイズで、
・頭を支える沈み込み過ぎないふっくら枕・低め(高さ:約3.5cm)
・頭を支える沈み込み過ぎないふっくら枕(高さ:約5cm)
の2種類の商品が販売されており、お好みの高さから選べるようになっています。

頭を支える沈み込み過ぎないふっくら枕 40×60cm 40×60cm | まくら・まくらカバー 通販 | 無印良品

頭を支える沈み込み過ぎないふっくら枕・低め 47×67cm 47×67cm | まくら・まくらカバー 通販 | 無印良品

高すぎる枕を避けたいストレートネックの人にはもってこいの高さなのですが、もう少し高さがほしい場合は、無印良品の枕全般に使用できる、高さ調整シートも販売されています。

枕の高さと硬さを調整するシート 36×52cm | まくら・まくらカバー 通販 | 無印良品

「買ってまで…」というかたは、ご自身で枕の下にタオルなどを敷いて、高さを調整するようにしてくださいね。

関連記事:頭を支える沈み込み過ぎないふっくら枕の口コミ

ダウン使い枕

高級ホテルで使用するような柔らかさにこだわったダウン使い枕。

枕の両方の外側にダウン、中心はフェザーという三層構造になっているため、裏表も気にせずに使用することが可能です。

包み込まれるような心地よい眠りにいざなってくれます。

また、使用後の詰め物の復元性もよく、長く使用することが可能です。

サイズ 幅 47cm × 奥行 67cm
幅 40cm × 奥行 60cm
値段(税込) 6,990円 5,990円
芯材 ダウン75%、フェザー25%
ポイント 高さは高めだが、羽根の柔らかさによりフィット感がある

※2022年11月現在

先ほどご紹介した、頭を支える沈み込みすぎないふっくら枕よりは高さはあるのですが、柔らかさがあるため、首や肩にもしっかりフィットするため、負担軽減にはもってこい。

ただし、羽根枕ですので、
・羽根が枕から飛び出してくることがある
・温度や湿度によっては臭いを感じることがある
・洗濯は不可
などの点に関しては、注意が必要です。

ダウン使い枕 40×60cm 40×60cm | まくら・まくらカバー 通販 | 無印良品

羽根まくら

2021年8月に、無印良品独自で価格の見直しをおこなった結果、かなりリーズナブルな価格で提供されるようになった羽根まくら。

ちなみに以前は1,190円(税込)で販売されていました。

さまざまなものの価格が上がる昨今、しっかり価格を見直して、低価格にするというのはまさに企業努力といえますね。

この羽根まくらの特徴は、
・水鳥の羽根を使用しているため保温性が高いのにムレにくい
・高い復元性で劣化・型崩れしくい
・側生地はオーガニックコットン100%
・羽根が飛び出さないように側生地は二重構造にし、かつ、しっかり縫製されてあること
ということです。

詳細情報をまとめてみますと、以下のとおり。

サイズ
幅43cm × 奥行 63cm
値段(税込) 690円
芯材
フェザー99%、ダウン1%、
ポイント
低めの枕が好きな人におすすめ

※以前は50cm × 70cmのサイズもありましたが、残念ながら生産終了になってしまいました。

ただ、
・洗濯できないこと
・天然素材の羽根ならではの臭いが気になることがある
・しっかり沈むため、高い枕が好きな人には不向き
というデメリットもあります。

ストレートネックに人には、高すぎる枕がおすすめできない手前、高さの意味では問題はありませんが、洗濯や臭いに関しては、風通しのいい場所で陰干しする(天日干しも可能ですが、生地の劣化の心配もあります)などで対処するようにしましょう。

通販 | 無印良品

ストレートネック枕でニトリのおすすめ

ストレートネック枕でニトリのおすすめ

コスパがよく、デザイン性や機能性のよさも人気なニトリでも、ストレートネックのかたにおすすめな枕が販売されています。

家具や生活雑貨のみならず、数々のオリジナル便利グッズも扱っているニトリには、寝具も豊富に取り揃えられており、こだわりが詰まった枕もたくさん販売されているんですよ。

しかも、それぞれの枕の、
・高さ
・硬さ
・詰め物の材質
・洗濯の可否
・防臭や抗菌処理の有無
なども表記されているため、枕選びに不慣れなかたにもわかりやすくなっています。

また、ニトリは店舗数も多く、気軽に立ち寄りやすい上に、枕には1年保証もついていますし、なによりも他のメーカーの枕よりもコストを抑えられるのも嬉しいポイントです。

ここでは、ニトリで購入できるストレートネックにおすすめな枕を、3つご紹介しますね。

高さ10ヵ所調整できる枕

「高さ10ヵ所調整できる枕」というネーミングからわかるように、この枕は自分に合う高さに調整して使うことのできる枕です。

枕の高さが合わないことから寝心地の悪さや、首や肩への負担を招いているケースも多く、高さ調整ができるのは、メリットといえます。

しかも、ニトリならではの安心価格ですからね。

この枕の構造は3層になっていて、それぞれの特徴を一覧にまとめると…

3層構造 特徴 調整パーツ 目的 調整方法
頭にあたる表面の層 微調整が可能で、素材が選べるようになっている 4パーツ フィット感の微調整
ファスナーを開封し、詰め物を抜き差しする
真ん中の層 部分的に調整が可能なウレタンシート(各パーツ1.5cm程度) 5パーツ 部分的な高さ調整
取り外し可能な部分パーツを抜き差しする
下の層 全体の高さを調整するウレタンシート(2cm程度) 1パーツ 枕全体の高さ調整
シート1枚を取り出すことで調整

といった具合で、寝返りのしやすさ、首の高さなどを自由自在に調整できるようになっています。

それぞれの層で、調整の仕方が違うので注意しましょう。

ちなみに、サイズなどの詳細は以下のとおりです。

サイズ 幅40cm × 奥行60cm × 高さ12cm
値段(税込) 4,990円
表面の層の素材 そば殻 パイプ
ポイント 同じ金額でメイン芯材のタイプを選ぶことができる

※2022年11月現在

高さ調整のポイントとしては、最初に大まかな高さを決めて、表面の層の高さ調整で、最終調整をすること。

1日、2日で完璧な高さにしようとしても無理があるので、数日かけてしっくりくる高さになるようにしてみてくださいね。

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ホテルスタイルまくら

ホテルスタイルまくらは名前のとおり、ホテルで使用するようなふんわり感とほどよい弾力感が味わえる、柔らかめの枕です。

このシリーズは、なんと5パターンもの特性の違うタイプの枕が販売されています。

たくさん種類があるので、比較しやすいようにまとめてみました。

スタンダード セミロング 大判サイズ 消臭機能付き
サイズ 幅40cm × 奥行60cm × 高さ20cm 幅40cm × 奥行88cm × 高さ20cm 幅68cm × 奥行48cm × 高さ18cm 幅38cm × 奥行58cm × 高さ20cm
幅40cm × 奥行60cm × 高さ20cm
値段(税込) 1,990円 2,990円 2,990円 2,990円 4,990円
特性 - 寝返りをしても枕から落ちにくい 肩までのせる ・消臭
・抗菌
・抗アレルギー
・消臭
・抗菌
・抗アレルギー
・羽毛
芯材 ポリエステル100%(特殊加工のマイクロファイバー) ①ダウン70%+フェザー30%
②高め調整シートはポリエステル100%(特殊加工のマイクロファイバー)
ポイント 洗濯機の使用OK!※ただし水に浸けて、空気抜きをする必要あり

※2022年11月現在

・スタンダード
・セミロング:寝返りをしても枕から落ちにくい
・大判サイズ:肩までのせるタイプ
の3つは、サイズの違いと値段の違い以外はありません。

また、消臭機能付きタイプは、枕の中生地(内側の生地)にアレルキャッチャーの不織布を使用することにより、
・消臭
・抗菌
・抗アレルギー
の作用があります。

参考:大和紡績株式会社-アレルキャッチャー

高さ調整羽毛まくらは、消臭機能付きタイプと同じ生地を使用し、さらに中の詰め物をダウンとフェザーにすることで、よりいっそうの柔らかさが追加されました。

また、取り外し可能な高め調整シートが2枚入っています。

このシリーズのほかの枕には、高さ調整機能はありません。

このシリーズはどの種類でも基本的に、高めに思うかも知れませんが、柔らかめなので、優しく沈んで包み込まれる感覚があるため、首や肩の負担を適度に分散してくれる作りになっています。

寝転んだときに、ちょうどいい高さがキープできる枕です。

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肩・首・背中も支える枕

枕として見ると、かなり存在感のある大きさの肩・首・背中も支える枕ですが、頭から背中までの負担を分散させる構造になっているため、ストレートネックのかたにはおすすめです。

低反発ウレタンを芯材に採用しているため、寝転ぶだけで、理想的なS字をキープすることができるようになっており、仰向けで寝ても横向きになっても、体の間に余白ができにくくなっているのがポイント。

寝ている間の無意識な首や肩の張りを軽減することができます。

また、高さ調整機能もついていて、抜き差し可能な2枚のウレタンシートがついているのですが、1枚は1cm、もう1枚は2cmのシートですので、
・両方とも抜いた場合:9.5cm
・1cmシートを抜いた場合:11.5cm
・2cmシートを抜いた場合:10.5cm
・両方とも使用した場合:12.5cm
という具合に、4段階の高さ調整が可能です。

サイズ
幅75cm × 奥行60cm × 高さ9.5cm~12.5cmに調整可能
値段(税込) 5,083円
芯材 低反発ウレタン
ポイント
上半身(頭・首・両肩・背中・両肘、計7点)の負担を全体的に軽減できる

※2022年11月現在

ただし、
・専用の枕カバーが1種類しか販売されていない
・カバーは洗濯可能ですが、本体は洗濯NGで
・ウレタンなので熱がこもりやすく蒸れやすい
などのデメリットになりうる点もあります。

気になるかた、タオルなどを巻いて使用するようにしましょう。

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無印良品やニトリの枕はカバー別売りなので注意

枕カバー別売り

気をつけておきたいのは、無印良品やニトリの枕は、カバーが購入時についておらず、別売りになっていることです。

別売りだからこそ、価格を抑えられていることもありますが、無印良品もニトリも本来はあくまで、「暮らしのアイテム」を販売しているメーカーということもあり、ご自身のお好みの色や柄で「自分ナイズする」「自分でコーディネートする」ような面もありますしね。

それに、どちらにおいても、
・手頃な値段
・カラーバリエーションも豊富
・柄ものもそれぞれのらしさがある
・カバーの機能性や材質も豊富
という点においては、むしろ選ぶ楽しみがあると考えた方がよいでしょう。

お気に入りの枕カバーで、お気に入りの枕を使用できるというのも、無印良品やニトリならではのメリットともいえますよね。

むしろ既製の枕カバーで、色や柄が気に入らないものを使用するよりも、気分もいいですしね。

無印良品・ニトリ以外でのストレートネック枕のおすすめ

気軽に立ち寄れ、値段も手頃な無印良品やニトリ以外にも、ストレートネックにおすすめな枕はあります。

人間の睡眠時間は人生の1/3なんてよくいわれますが、やはり睡眠の質って元気に暮らすエネルギーにもなりますから、「枕なんてどれ使っても同じ…」と諦めないでください。

男女差やその人の癖などによって、いくら評判がいい枕を使用したとしても、合わないこともありますし、無印良品やニトリの市販品の枕で合わなかったとしても、「ネットで買うしかない…」なんてことはありません。

無印良品やニトリと同じように実店舗を持ち、かつネット購入も可能な枕販売メーカーはほかにもたくさんあります。

試してみる価値のある、ストレートネックのかたにおすすめな枕をご紹介しますので、参考にしてくださいね。

テンピュール コンフォートピロー

一度は耳にしたことがあるであろう、テンピュール。

言葉が独り歩きしているので少しおさらいをしておきますと、テンピュールとは、NASA後任の圧を分散する素材のこと。

宇宙飛行士にかかる重力などの圧を分散してくれる役割を持つため、寝具として使った場合にも、
・体にかかる負担を軽減できる
・血流を圧迫しない
・自在に変形する
というメリットが発揮されるのです。

サイズなどの詳細は以下のとおり。

サイズ
幅43cm × 奥行 63cm
値段(税込) 19,800円
芯材
チップ状のテンピュール
ポイント
3年もの保証期間がついている

※2022年11月現在

一般的な枕からすると少し硬めで高さもあるのですが、中の詰め物はテンピュールの中でもチップ状のテンピュールを使用しているため、自由自在に詰め物のバランスを変えることができます。

そのため、どんな寝姿の人が使用しても、お好みの形にフィットしてくれますし、頭から肩までの負担を軽減できるというメリットもあります。

西川 もっと首楽寝(低め)

created by Rinker
西川(Nishikawa)
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日本の歴史ある寝具メーカーの代表といっても過言ではない西川の、もっと首楽寝(低め)は「医師がすすめる健康枕」というシリーズのひとつ。

名前からもお察しのとおり、首の負担を軽減できる工夫が複数成されている枕です。

具体的には
・枕の中心部(頭が触れる部分)をくぼませた形状
・しっかり首をサポートでき、首や肩の負担を軽減
・枕の下側は首や肩の隙間ができにくいようにアーチ型になっている
・中央部分と両サイドで高さ調整が可能(ファスナーがあり、芯材の量の調整が可能)
・高さ調整シート(ウレタンシート)も付属されている
など、ストレートネックの方には重要な要素がたくさん詰まっています。

ちなみに、サイズなどの詳細は以下のとおりです。

サイズ
幅35cm × 奥行 60cm
値段(税込) 5,500円
芯材
ポリプロピレンパイプ
ポイント 自宅で洗える

※2022年11月現在

寝具は1887年から取り扱い続ける西川の、寝具のノウハウが詰まっている枕が、この良心価格で購入できるんですから試す価値はありますよね。

補足ですが、もしこの低めの枕が合わない場合には、同じもっと首楽寝の高めバージョンも製造されているので、気になるかたはぜひチェックしてみてくださいね。

【首楽寝】 頸椎の安定を求める方へ | 医師がすすめる健康枕 | 西川

枕なしはストレートネックにいい?

枕なしはストレートネックにいい?

ストレートネックのかたの場合、「枕なしで寝たほうが首が伸びて楽…」という意見もあるのですが、結論からお伝えしますと、枕を使用しないで寝ることはおすすめできません。

枕なしをおすすめしない理由:
・首は楽になっているように思えても、うつ向いている状態の姿勢になり肩こりが起こりやすくなる
・頭の高さが心臓よりも低くなり、血液や水分のめぐりが悪くなりむくみの原因になる
・いびきをかきやすくなる
・寝返りがしづらくなってしまい安眠の妨げになってしまう
・いい寝姿で寝られないため、ほかの部分にコリや痛みが出てくる

このように、首はよくても別のトラブルを引き起こしてしまうからです。

ストレートネックの方の場合は、そもそもの首の負担がたまりやすい状態です。

そういったことからも、枕難民になりやすい傾向がありますが、だからといって、枕を使用しないというのは、結果として体全体の不調を招きかねません。

長期的に枕を使わない生活をしていると、一層頸椎の負担を増やすだけになってしまいますので、くれぐれも注意してくださいね。

タオル枕はストレートネックにいい?

「枕って、結局、タオルを枕にするのが一番いい」なんて聞いたことがありませんか?

たしかに、作り方しだいでよくなることもありますが、作り方を間違えてしまうと、よくないこともあるため注意が必要です。

タオル枕の作り方についても、さまざまなサイトや動画で紹介されていますが、それがストレートネックにいいか、自分に合っているかは別問題。

特にストレートネックのかたの場合、首元の高さによって睡眠の質や首肩への負担がかなり変わってきますから、間違った形状のタオル枕を使用していると、いっそう悪化してしまう危険もありますからね。

さらに、タオル枕の場合は、
・通常の枕よりもクッション性が低い
・作った形状の維持が難しい(睡眠中に形が崩れやすい)
・自分に合う高さを作り出すのに手間がかかる
などのデメリットがあるのは否めません。

しかし、
・汚れてもすぐに洗える
・旅行のときでも枕に困らない
・自分の好みの硬さや高さに自在に調整できる
などのメリットも挙げられます。

ここでは首の負担を軽減できる形状のタオル枕、つまりストレートネックのかた向けのタオル枕の作り方も紹介しますので、一度試してみてはいかがでしょうか?。

ストレートネックにいいタオル枕の作り方

ストレートネックにいいタオル枕を作るのに必要なものは、
・バスタオル1枚
・フェイスタオルなども1,2枚
でOKです。

原則としてはバスタオルだけでもいいのですが、状況に応じて、フェイスタオルがあとで役に立つことがあります。(解説とともにその役割はご紹介します)

①まず、バスタオルの長い辺を三つ折りにします
②首の長さにフィットする程度の幅(10cm弱・女性の手のひらの縦幅程度)で枕を巻きます
③この状態で首にあてて寝転んでフィットすれば完成ですが、高さの調整が必要なら微調整をしましょう。

この③のときに、いくら高さを調整してもフィットしない場合に、先にご紹介したフェイスタオルが活躍します。

ご紹介したタオル枕は首元サポート目的な、いわば首枕のようなものですので、
・首より上の頭の高さを調整したい
・マットレスの関係で頭の位置を調整したい
・首はいいけど、寝返りしたら幅が足りない
などのシーンが出てくるのです。

たとえばですが、
・頭の部分に薄めに畳んだフェイスタオルを置く
・寝返りのサポートとしてフェイスタオルをタオル枕の両脇に高めに畳んで置く
・首と肩の微妙な隙間にフェイスタオルを入れて肩の負担も吸収させる
などのオリジナルな工夫として、フェイスタオルを追加することができます。

基本のベースはバスタオル、微調整にフェイスタオルを使用することで、さらなる自分オリジナルのタオル枕を完成させましょう。

ストレートネックは枕で治らない

ストレートネックは枕で治らない

結論からお伝えしますが、ストレートネックは日々の習慣が原因で起こるものですから、枕ひとつで治すことはできません。

ですが、使用する枕によっては、
・日々の負担を軽減する
・合わない枕を使用して悪化してしまうことを防ぐ
・寝やすい姿勢を保つ
などはできます。

言うまでもなく、起きている間のストレートネックによる影響はさまざまありますが、疲れを癒すための睡眠で使用する枕が原因で、
・ストレートネックが悪化する
・寝起きから首や肩が痛い
・頭痛が起こりやすい
ということが起きてしまっていては本末転倒です。

ストレートネックを治すことはできないとはいえど、ストレートネックによる体の負担を軽減するには、枕が重要なアイテムであることには違いありません。

ですので、「治らないんだったらいいや」「どれを使っても同じでしょ」と諦めないでくださいね。

ストレートネックを治すには病院を受診しよう

枕で負担を軽減したり、悪化を防いだりはできるとはいえ、根本的な解決策にはならないとわかった以上、症状がつらい場合は、しっかり整形外科を受診するようにしましょう。

たかがストレートネックと思っているかもしれませんが、
・首肩の慢性的なコリ
・慢性的な頭痛、偏頭痛
・椎間板ヘルニア
・目の疲労
・手やアリのしびれや痙攣
・自律神経の乱れ
など、さまざまなトラブルを引き起こす原因になってしまうのです。

整形外科ではレントゲン撮影をして、医師の判断で適切な治療を受けたり、日常生活の気を付けるべきことのアドバイスをもらえたりします。

ご自身にとっても、専門医に診てもらうことで、悪化しないためのストレッチをしてみたり、生活改善を試みれたりするきっかけになるでしょう。

ただし、一発で治すということはできないため、悪化を防ぐ目的程度なつもりで気楽に受診してみてくださいね。

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