枕に乾燥機はNG?
枕を洗濯した後、乾燥機を使って乾かすことはできるのでしょうか。実は、この答えは「素材や構造による」というのが正解です。
多くの枕は、綿やフェザー、メモリーフォームなどさまざまな素材で作られています。これらの素材ごとに、乾燥機への適性が異なります。
例えば、フェザー入りの枕は、乾燥機での乾燥が推奨されることもあります。
一方で、高温になると変形する恐れのあるメモリーフォームの枕は、乾燥機の使用は避けた方が良いでしょう。
また、枕の中にビーズやジェルを含む特殊な構造を持つものもあります。これらの枕は、乾燥機での熱によってビーズが溶けたり、ジェルが劣化する可能性が考えられます。
結論として、枕を乾燥機で乾かす前に、必ずタグや取扱説明書を確認しましょう。素材や構造に応じて、適切な乾燥方法を選ぶことが大切です。
枕を乾燥機にかけると燃える?爆発する?
ちなみに羽毛布団とか枕とか密閉寝具は専用の乾燥機をつかわないと爆発するよ?乾燥機に入れる時はちゃんと乾燥機の注意事項を確認しないとだめですん。
— 夢見月水龍 (表) (@kuronekoya_y) January 14, 2016
思い出した 前の枕は中がスポンジみたいなやつ(綿ではなかった)で乾燥機掛けたら爆発したんだった
それ以来やらないって決めたんだったわ— s@4 ◢ ◤ (@inz3104) July 11, 2023
「枕を乾燥機にかけると燃えたり爆発したりするの?」
→まず、燃えることは考えられません。
「爆発した」「中身が洗濯槽にぶちまけられてた」という声はあり、その要因は大きく2つです。
・空気圧で破れた
・カバーがこすれて破れた
乾燥機で暖められると、枕の内部の空気が急激に膨張します。
枕カバーが濡れていると、空気を通しにくいので、行き場を失った空気で枕内部の圧力が高まり、まるで空気を入れ過ぎた風船が割れるかのように破れるという現象です。
特に羽根枕など、濡れると縮むようなふわふわ枕でこの傾向が大きいです。
または単純に、乾燥機でゴロゴロ回転しているうちに、カバーの繊維が衣類や乾燥機の内壁とこすれ合ってダメージを受け、破れて中身が出てきてしまうという減少です。
こちらはどの枕でも起こりえます。
いずれにせよ、枕の中身がぶちまけられると、乾燥機のあちこちに素材が入り込んで原状回復に一苦労したり、最悪故障して弁償しなければいけなくなることも。
コインランドリーで洗える枕の見分け方
「洗える枕と洗えない枕があることはわかったけど、じゃあ自分の枕はどっちなの?」
→コインランドリーで洗える枕の見分け方は2つあります。
・枕の素材で見分ける
・洗濯表示で見分ける
以下、順に解説します。
枕の素材で見分ける
コインランドリーを利用して枕を洗濯する際、どの枕が洗濯機に適しているのかを知ることは非常に重要です。実は、枕の素材によってはコインランドリーでの洗濯が推奨されないものもあります。
綿やポリエステル:
これらの素材は比較的丈夫で、コインランドリーでの洗濯に適しています。ただし、洗濯後の形状を保つためには、適切な乾燥方法を選ぶことが大切です。
フェザー:
フェザー入りの枕は、特にダウンのものは、コインランドリーで洗濯しても問題ありません。ただし、乾燥機を使用する際は低温設定を選び、乾燥後はしっかりと形を整えることが必要です。
メモリーフォーム:
この素材の枕は、水分を吸収しやすく、乾燥に時間がかかるため、コインランドリーでの洗濯は避けた方が良いでしょう。
ビーズやジェル入り:
これらの特殊な素材を含む枕は、高温や強い圧力に弱いため、コインランドリーでの洗濯は推奨されません。
洗濯表示で見分ける
枕をコインランドリーで洗濯する際、素材だけでなく、洗濯表示の確認も欠かせません。
手洗いマーク:
このマークが表示されている枕は、デリケートな素材や構造を持っている可能性があり、洗濯機での洗濯は避けるべきです。
洗濯機使用可マーク:
このマークが表示されている枕は、洗濯機で安全に洗濯できることを示しています。ただし、温度や回転数の指示に従ってください。
乾燥機使用禁止マーク:
このマークがある場合、乾燥機での乾燥は避けるべきです。特に、高温での乾燥は枕の変形や劣化の原因となる可能性があります。
漂白禁止マーク:
この表示がある枕は、漂白剤の使用を避ける必要があります。コインランドリーでの洗濯時に、漂白剤入りの洗剤を使用しないよう注意しましょう。
枕が洗濯禁止のコインランドリーもある
コインランドリーは便利で、大きな布団や毛布、そして枕など、家庭の洗濯機では洗いにくいアイテムを洗濯するのに最適です。
しかし、実はすべてのコインランドリーが枕の洗濯を許可しているわけではありません。
なぜなら、枕はその形状や素材によっては、洗濯機のドラムに不均等に重みがかかり、機械に負担をかけることがあるからです。
また、中には水分を大量に吸収し、乾燥に時間がかかるものもあり、他の利用者の利用を妨げる可能性が考えられます。
さらに、特定の素材や構造の枕は、洗濯機や乾燥機での処理によって変形したり、中の素材が劣化するリスクがあります。
これらの問題を避けるため、一部のコインランドリーでは、枕の洗濯を禁止している場所も存在します。
結論として、枕をコインランドリーで洗濯する際は、事前に店舗のルールや指示を確認することが大切です。無駄な手間やトラブルを避けるためにも、注意深く利用しましょう。
コインランドリーで洗える枕の洗い方
コインランドリーで洗える枕の洗濯乾燥手順を解説します。
1.コインランドリーの店舗ルールを確認する
2.カバーから外す
3.洗濯ネットに入れて洗う
4.乾燥機にかける
5.枕の形を整える
以下、順に見ていきます。
コインランドリーの店舗ルールを確認する
まずはコインランドリーの店舗ルールを見て、枕洗濯NGになっていないか確認しましょう。
枕洗濯がダメなところで洗ってしまって、もし何かトラブルがあったらややこしいことになります。
枕をカバーから外す
枕はカバーから外します。
カバーをつけたままだと水流が阻害され、洗浄力が弱くなります。
洗濯ネットに入れて洗う
洗濯ネットに入れて洗います。
洗濯ネットはできれば網目の細かいものにしておきましょう。万が一生地が破れたときに中身がぶちまけられるのを止めるリスク回避手段です。
洗濯機に枕を入れ、適切な洗剤を使用します。洗濯モードは「デリケート」や「手洗い」モードを選ぶと、枕に優しい洗濯ができます。
強い脱水は枕の形状を崩す原因となるため、脱水時間は短めに設定しましょう。
乾燥機にかける
乾燥機を使用する場合は、低温設定を選びます。高温での乾燥は、枕の素材や中身を傷めるリスクがあります。
枕の形を整える
乾燥後、すぐに枕の形を整え、風通しの良い場所でしばらく放置します。これにより、残った湿気も逃げやすくなります。
手洗いなら洗える枕の洗い方
コインランドリーでは洗えないが、手洗いなら洗える枕の洗い方を解説します。
1.水の準備:
浴槽や大きな洗面器にぬるま湯を用意します。高温のお湯は素材を傷める原因となるため、避けるようにしましょう。
2.洗剤の選択:
デリケートな素材用の洗剤を使用します。洗剤を水に溶かし、よく混ぜます。
3.手洗い:
枕を水に浸け、やさしく押し洗いを行います。特に汚れている部分は、柔らかいブラシを使用して洗浄します。
4.すすぎ:
洗剤をしっかりとすすぎ落とします。この際、枕を絞るのは避け、水を押し出すようにします。
5.乾燥:
タオルの上に枕を置き、タオルで水分を吸収させます。その後、風通しの良い場所で自然乾燥させます。直射日光は色褪せの原因となるため、避けるようにしましょう。
そもそも洗えない枕の洗い方
洗えない枕のケア方法を紹介します。
表面の拭き取り:
柔らかい布やスポンジを湿らせ、軽く絞った後、枕の表面をやさしく拭き取ります。これで、表面の汚れやホコリを取り除くことができます。
スポットクリーニング:
特定の部分にしみや汚れがある場合、中性洗剤を少量水に溶かし、その液体で汚れをやさしく拭き取ります。その後、清水で湿らせた布で洗剤をしっかりと拭き取ります。
天日干し:
直射日光を避け、風通しの良い場所で枕を干します。これにより、湿気や臭いを取り除くことができます。
除菌スプレーの利用:
市販の除菌スプレーを使用して、枕全体を軽くスプレーします。これにより、細菌やダニを減少させることができます。
枕を洗う頻度を減らすためのお手入れ方法
分厚い枕は乾燥に長い時間がかかります。
また、そもそも洗えない枕もある中で、いかに枕本体を汚さずに使い続けられるかというのが重要になります。
そこで、ここでは枕を洗う頻度を減らすためのお手入れ方法を紹介します。
枕カバーをこまめに洗う
枕カバーの役割:
枕カバーは、直接顔や髪が触れる部分を覆っているため、皮脂や汗、ホコリなどの汚れを吸収します。これにより、枕本体が汚れるのを防ぐ大切な役割を果たしています。
定期的な洗濯:
週に1回程度、枕カバーを洗濯することで、新鮮な状態を保つことができます。これにより、枕本体の洗濯の頻度を大幅に減らすことが可能となります。
取り替えのススメ:
複数の枕カバーを持っておくことで、洗濯中もすぐに取り替えることができます。これにより、常に清潔な状態を保つことができます。
素材の選び方:
吸湿性や通気性の良い素材の枕カバーを選ぶことで、汗や湿気を効果的に吸収し、快適な睡眠をサポートします。
陰干しする
陰干しのメリット:
陰干しは、直射日光を避けて物を干す方法です。これにより、紫外線による色褪せや素材の劣化を防ぐことができます。また、湿気や臭いを自然に放出させる効果もあります。
洗濯物の長持ち:
陰干しにより、洗濯物の寿命を延ばすことができます。特に、デリケートな素材や色物には、この方法がおすすめです。
臭いの予防:
湿気や汗の臭いを放出させることで、洗濯物が新鮮な状態を保つことができます。これにより、頻繁に洗濯する必要が減少します。
「天日干しでもいいの?」
→短時間なら構いません。長時間干すと、日光に含まれる紫外線で枕の素材が劣化するためおすすめしません。
ダニ退治に必要な乾燥時間
枕には、気づかない間にダニが繁殖していることがあります。
ダニはアレルギーの原因となることが知られており、健康的な睡眠のためには定期的な退治が必要です。
乾燥機を使用することで、ダニを効果的に退治することができますが、その際の適切な乾燥時間について解説します。
ダニの生息環境:
ダニは湿度や温度が高い環境を好みます。そのため、乾燥機の高温で乾燥させることで、ダニを死滅させることができます。
推奨される乾燥時間:
ダニを効果的に退治するためには、乾燥機での乾燥を60℃以上の温度で約30分以上行うことが推奨されます。この時間と温度で、ダニやその卵をしっかりと死滅させることができます。
注意点:
しかし、枕の素材やタイプによっては、高温での乾燥が推奨されないものもあります。そのため、事前に枕の取扱説明書を確認し、高温乾燥NGの場合は、50℃程度の低温で1時間程度の長時間乾燥を行いましょう。
ダニ対策アイテム①ROCKUBOT
ROCKUBOTは全自動で布団のダニ・細菌・ウイルスを除去してくれる除菌ロボットです。
マットレスの上に置いてスイッチを入れておくだけで、すみずみまで自動走行して殺菌してくれます。
ベッドの端までいくと、センサーで感知して落ちずにUターンして戻ってくる賢い子です。
ルンバを布団専用にしたようなイメージですね。
ダニ予防効果は第三者機関による検査で、「ダニの増殖が97.6%抑えられる」という実験結果が出ています。
関連記事:【ROCKUBOTの口コミ】ダニの駆除・除菌効果は?使い方も解説
ダニ対策アイテム②ダニ取りロボ
ダニ捕りロボは誘引剤(ダニ取りシート)です。ゴキブリホイホイのダニ版といったところ。
アレルギーのもととなるチリダニ・ツメダニが好む匂いで引き寄せて閉じ込めて殺します。
使い方はベッドの中に置いて放置しておくだけ。
値段はちょっと高いです。3ヶ月分で8,000円ぐらいします。
ただし、安全性と効果はピカイチ。
毒ではなく乾燥させて殺すので、子供がいる家庭でも安全です。
メカニズムはダニ取りロボの中に入っている吸湿性セラミックが体に付着し、水分を奪って乾燥死させるというもの
誘引剤もビール酵母など食品由来の成分で作られているので安全。ニオイを嗅いで気分が悪くなったりすることもありません。
回収するときもラクラク。袋に入れて口を縛ってゴミ箱にポイすれば完了。
もうちょっと安ければ全員におすすめしたいですが、やっぱり高いので「とりあえず予防してみよっかな」ぐらいならスプレーで十分です。
アトピーやダニアレルギーがあり「絶対に駆除したい!」という強い意志があるなら、使ってみるのはアリですね。
関連記事:ダニ捕りロボは効果ない?怪しい口コミ評判を徹底検証!
関連記事: