この記事は、
「蚊取り線香ってダニに効くの?」
「蚊取り線香でダニ退治する方法を知りたい」
という方に向けて書いています。
結論からいうと、蚊取り線香はダニ「忌避」効果はありますが「退治」効果は少ないです。
ダニを確実に退治しようと思ったら、薬剤より高温や乾燥で退治することをおすすめします。
本記事では、なぜダニに蚊取り線香が効かないのか、具体的な退治方法はどうしたらいいかについて解説していきます。
蚊取り線香はダニに効く?口コミを調査
蚊取り線香はダニに効くのか、まずは口コミを調査してみました。
効いた口コミ
蚊取り線香はダニも退治できるらしい
— 少数歯 (@zikooomenorider) June 17, 2020
皆さん 蚊取り線香使ってますか?
蚊取り線香 ダニにも有効ですよ ^^
ただ 部屋 押入れ 締切 3-4本焚いてください^^
バルサンより効くそうです ^^
自分は火災対策で 小型火鉢で蚊取り線香焚いてます^^ pic.twitter.com/rmCORMescM— ダテ (@1231date) July 24, 2023
効かなかった口コミ
ダニ退治には蚊取り線香が効くということで、昨日、部屋を閉め切って、煙が立ち込めるぐらい焚いたけど、あまり効果がなかった。次は、スチームアイロンが効くという情報を信じてやってみる。
— kenken (@yasken2) July 10, 2023
ダニに蚊取り線香はきかないけど、熱で殺すには使える?と試した結果、熱で殺れないことはないです。
ビミョーな火加減()とか、消火の手間はタバコの方。匂いは蚊取り線香の方がいい。
まあ、携帯とか使い勝手でタバコの方が便利かな?— tomoe_cat (@Kuralin222) May 28, 2021
蚊取り線香はダニ退治効果は少ない
最初に述べたとおり、蚊取り線香はダニ「忌避」効果はありますが、「退治」効果は少ないです。
蚊取り線香の殺虫成分はピレスロイド
蚊取り線香は、日本の夏に欠かせないアイテムですが、その効果の秘密は「ピレスロイド」という化学成分にあります。
この成分は、除虫菊の花から取り出された「ピレトリン」という天然成分を基にして化学的に合成されたものです。
ピレスロイドは、蚊などの昆虫の神経を攻撃して効果的に駆除します。
ピレスロイドは屋内ダニ駆除効果が少ない
蚊取り線香に含まれるピレスロイド成分は、蚊やハエなどの飛ぶ害虫に対しては非常に効果的です。
しかし、屋内で頻繁に見かけるダニに対しては、その効果は限定的です。
ピレスロイドは、空気中に拡散する特性がありますが、ダニは主に布団やカーペット、家具の隙間などに潜んでいるため、成分が直接届かない場合が多いのです。
また、ネズミなどに規制するイエダニに対しては致死効果を発揮しますが、家の中で発生するダニ、特に人を刺すツメダニにはあまり効果がありません。
このように、ピレスロイドはダニ駆除には必ずしも最適な選択肢ではありません。
参考:一般財団法人日本環境衛生センター-殺虫剤を用いたダニ対策
ピレスロイドはダニ忌避効果はある
しかし、一般的に蚊取り線香やスプレーに含まれる成分「ピレスロイド」が、ダニに対しても一定の忌避効果があることが知られています。
特に、ダニスプレーに含まれる成分として、ピレスロイドはよく使用されます。
ピレスロイドは、ダニを完全に駆除するわけではありませんが、その存在を不快にさせ、一定の距離を保つ効果があります。
これは、ダニが好む環境(布団、カーペット、家具の隙間など)にスプレーを吹きかけることで、ダニがその場所を避けるようになるためです。
蚊取り線香より確実にダニ退治する方法
では、より確実にダニを退治するにはどうしたらいいのか?
2つご紹介します。
・布団乾燥機を使って高温で退治
・強力乾燥剤を使って乾燥で退治
布団乾燥機を使って高温で退治
布団乾燥機は、布団を乾燥させるだけでなく、高温でダニを効果的に駆除することができます。
ダニは高温に弱く、特に50度以上の温度にさらされると、ほぼ確実に死滅します。
布団乾燥機はこの高温を短時間で達成できるため、ダニ退治に非常に効果的です。
この方法は、ダニが好む布団やカーペット、ソファなどにも適用できます。
ただし、素材によっては高温に弱いものもあるので、取扱説明書をよく読んでから使用してください。
関連記事:布団乾燥機でダニ退治!効果的な使い方と機種の選び方
強力乾燥剤を使って乾燥で退治
ダニは乾燥に弱い生き物で、湿度40%以下の環境で4時間放置することで死滅します。
そこで、まずダニが潜んでいると思われるアイテム(布団、カーペット、クッションなど)を密封可能な袋に入れます。
次に、強力乾燥剤を袋の中に入れ、しっかりと密封します。
この状態で放置することで、湿度が下がり、ダニを死滅させられます。
4時間で死滅すると書きましたが、乾燥剤を入れてから湿度40%以下になるまで時間がかかるので、できれば丸一日密封状態で放置しておきましょう。
この方法は、薬剤を使用しないため、安全かつ環境に優しいのが特長です。
蚊取り線香よりも確実にダニを退治したい方は、強力乾燥剤を活用して、湿度をコントロールする方法を試してみてはいかがでしょうか。