トイプードルの餌の量と回数は?2ヶ月からわかる与え方

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トイプードルの餌の量の目安(月齢別)

トイプードル

トイプードルの餌の量は、その犬の年齢や体重、運動量によって少しずつ変動します。

そのため、成長年齢や体重・体型に合わせて餌の量を調整することが大切です。

だからと言って、「この年齢にはこれだけの量」と、与える量を完全に固定してしまうことにも問題があります。

例えば、散歩などによる一日の運動量が多いか少ないかによっても、一日に与えるべきカロリーの量が変わってくるためです。

運動量が少ない犬に対して運動量が多い犬と同量の餌を与え続けていると肥満化を招いてしまいます。

そのため、同じ年齢・月齢であっても、その犬その犬に合わせて調整は必要です。

ここでは、トイプードルの年齢・月齢別の与える目安となる餌の量について解説していきます。

2ヶ月の餌の量の目安

トイプードルの離乳期は一般的に生後4週目~8週目と言われています。

そのため、月齢2ヶ月頃は、母乳やミルクから離れ少しずつ離乳食へと移行していきます。

この時期、少しずつ乳歯が生え揃ってはくるものの、まだドライフードは食べることができません。

なので、ドッグフードを購入する際は、この月齢用の離乳食を選ぶことが大切です。

また、まだ一度にたくさんの量を食べることはできないため、この時期の犬には、一日に60g~70gほどの離乳食を与えるようにしましょう。

3ヶ月の餌の量の目安

月齢が3ヶ月の頃には離乳期を終え、子犬期に移行します。

この頃にはドライフードを少しずつ食べることができるようになっていきます。

最初の頃はミルクやお湯でふやかした子犬用のフードから与え、慣れさせていくとよいでしょう。

子犬期は身体の期間が大きく発達する時期のため、栄養価が高い子犬用のフードを与えることが大切です。

しかし、3ヶ月頃は消化器官が未発達で一度にたくさんは消化できないため、離乳期同様少量を複数回に分けて与えるようにしましょう。

この頃の月齢の犬に、一日に与える餌の量は70g前後が目安となります。

4ヶ月の餌の量の目安

月齢4ヶ月~7ヶ月頃にかけてを「歯牙脱換期(しがだっかんき)」と言い、この頃は乳歯が永久歯に生え変わる時期になります。

この時期に柔らかいものばかりを食べさせていては、あごの骨が発達せず歯並びが悪くなるので、4ヶ月頃からはドライフードを与えるようにしましょう。

また、この時期の食生活がその後の食生活の基盤をつくることになるため、適切な食事を与える習慣をつけることが必要です。

しっかり栄養価の高い子犬用のフードを与えるようにしましょう。

一日に与える量は約80gが目安となります。

5ヶ月の餌の量の目安

月齢5ヶ月のこの頃も、まだまだ身体の各器官や骨格等の成長期が続いているため、栄養価の高い子犬用のフードでしっかり栄養を摂ることが大切です。

この時期、一日に与える量は約80~85gが目安となりますが、この時期は成長期であるため、食べられるようであれば、丈夫な身体を作るために少し多めの量を与えても大丈夫です。

また、5ヶ月頃には消化器官も発達し、一度にたくさんの量を食べることができるようになってきているため、複数回に分けて与える必要はなくなります。

成犬の餌の量の目安

トイプードルは、生後6ヶ月頃まで急激に体重が増加し、その後7、8ヶ月頃には体重の大幅な増加は見られなくなります。

そのような時期を経て、トイプードルような小型犬は10ヶ月頃から成犬期を迎えます。

トイプードルの成犬の平均体重は3~4kgで、体高は24~28cmが平均的と言われます。

成犬期に入ると、一日に与える量は70~120gが目安となり、子犬期に比べ目安の量が幅広くなります。

目安の幅が広いのは、その犬その犬の体重や体型、運動量、またはフードの種類によって変動するためです。

成犬になってからは、愛犬の状態をしっかり観察した上で餌の量を調整することが大切です。

老犬の餌の量の目安

小型でいつまでも可愛らしいトイプードルですが、7歳になる頃にはシニアステージにさしかかり老犬期に入ります。

加齢と共にたくさん食べられなくなるのは人間と同じで、老犬になると50~100gが食事量の目安となります。老犬でも、年齢や生活習慣によって加齢や健康状態は様々なため、肥満気味か痩せ気味かなど、犬の状態に合わせて食事量を決める必要があります。

この頃は、高タンパク、低カロリー・低脂肪の餌を与えるようにしましょう。

適正な食事量は運動量やドッグフードのカロリーによっても変わる

目安となる食事量はありますが、同じトイプードルでもどのような生活環境で育っているか、一日にどれくらいの運動をしているかによっても、餌の量が変わってくることも理解しておきましょう。

トイプードルは非常に活発で運動好きな犬種にあたるため、成犬時の散歩の時間は1回40分~60分が理想的と言われています。

そのため、一日の散歩量が少なかったり、そもそも毎日散歩をしないようなトイプードルは運動不足な状態と言えます。

そのような運動不足な犬が、運動量の多いトイプードルと同量の食事量では肥満を招いてしまうことになります。

また、ドッグフードによって原材料や栄養価が違うため、それぞれカロリーが変わってくることも理解しておくことが大切です。

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トイプードルの餌の量の計算方法

量

一日の給餌量の目安ではなく、より愛犬の状態に合った適切な給餌量を知りたい場合は、それを算出する計算方式も存在します。

まずは、計算式を理解するために必要な語句の意味を確認しましょう。

「DER=1日あたりのエネルギー要求量」 DER[kcal]=RER[kcal]×活動係数

「RER=安静時必要エネルギー量」 RER[kcal]=体重[kg]の0.75乗×70(定数)

「活動係数」=犬の年齢や条件による違いを、数値化したもの。

活動係数は避妊・去勢していない成犬で1.8、避妊・去勢している成犬で1.6となります。

これらの語句をもとに、一日あたりの給餌量を求める計算式は以下のようになります。

<1日あたりの給餌量[g]=DER(RER×活動係数)[kcal]÷フードのカロリー量(/g)[kcal]>

この計算式を使用することによって、より適切な給餌量を算出することができます。

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トイプードルの餌の回数

トイプードル

月齢や年齢によって餌の量は変わってきますが、それだけではなく、子犬期の月齢や、犬のライフステージによって餌を与える回数も変わってくることを理解しておくことが大切です。

生まれてまもなくの間は消化器官が未発達で一回の食事でたくさんの量は食べられないため、複数回に分けて。

成犬になったら、急激な体重増加や各器官の発達も落ち着き身体の状態が安定してくるため、一日2回に分けて。

老犬になって食が細くなってきたら、成犬の頃同様には一度にたくさんの量を食べられなくなることもあるので、子犬期同様複数回に分けて。

など、ライフステージによって配慮事項が変わってきます。

ここでは、各ライフステージにおける食事回数の目安について解説します。

子犬の時期は3~4回

トイプードルのような小型犬の子犬は、他の犬種に比べると餌を与える回数に配慮する必要があります。

小型犬は、身体のサイズが小さいため他の犬種ほどたくさんの量を食べません。

特に、子犬期は、消化器官が未発達なため、一度にたくさんの量の餌を食べることができません。

そのため、消化不良を起こしたり身体に負担をかけないためにも、子犬の時期には、小分けにした餌を複数回に分けて与えることが大切です。

2ヶ月頃は、離乳食を一日4回ほどに分けて、3ヶ月頃には、子犬用のフードを一日に4回ほどに分けて。

4、5ヶ月頃からは一日に3回ほどに分けて、与えてあげるとよいでしょう。

また、それぞれの月齢で、食事の様子をしっかり観察してあげることが大切です。

成犬・老犬は2回

成犬になると、身体の各器官の成長も落ち着き、消化器官も成犬として発達しているため、複数回に分けて餌を与える必要はなくなります。

朝、夕の一日2回に分けて、栄養バランスが考慮された成犬用のフードを与えるとよいでしょう。

トイプードルは、7歳以上になるとシニアステージに入り老犬ということになります。

シニアにさしかかったばかりであれば、成犬同様一日2回の食事を続けても大丈夫です。

しかし、シニアステージに入ったら、一回の食事量や体重の増減をよく観察してあげることが大切です。

運動量が目に見えて減り、眠っている時間が長くなったり、食が細くなっていくと、ハイシニア期に近づいていると考えられ、食事の回数を変更することも必要になってきます。

小食になったハイシニアは3~4回でもOK

ハイシニア犬になると、運動量の減少と共に筋肉量や基礎代謝量も減少します。

そのため、成犬の頃と同様の食事スタイルでは、体調不良につながる可能性があります。

以前に比べて小食になり、食べられる量が減ってきた様子が見られるようになったら、一回の食事量を減らし、子犬期同様少量を3~4回に分けて与えてあげるようにしましょう。

加齢と共に一度にたくさんの量を食べることができなくなるのは、人間と同様です。

小食になったとしても、健康維持のために一日に必要なカロリーや栄養素を摂取することは大切です。

そのため、噛む力や飲み込む力が弱ってしまった犬には、針のない注射器のシリンジを使って流動食を与えるなど、強制給餌が必要になることもあります。

おやつは少量なら回数にカウントしない

人間同様、犬にも間食におやつを与えることがあります。

トイプードルは賢く、飼い主の反応を見て行動できる犬種なため、しつけやトレーニングでのご褒美としておやつを与えるとよいでしょう。

「ちゃんとできたらおやつをもらえる。」とわかったら、犬にとってしつけやトレーニングがイヤなものではなくなります。

そのため、おやつも効果的に取り入れるとよいでしょう。

また、それらのおやつも与えすぎは厳禁ですが、少量であれば、食事回数にカウントする必要はありません。

トイプードルは骨折や関節炎を比較的起こしやすい犬種です。

骨を丈夫にするためにも、カルシウムの含まれたおやつや歯周病予防のためにデンタルケアできるおやつを選ぶことをおすすめします。

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トイプードルの餌の量を間違えるとどうなる?

トイプードル

トイプードルは、小型犬のため食道も細く、他の犬種に比べるとたくさん食べることはできず比較的デリケートな犬種です。

そのため、ライフステージやその時の身体の状態に合わせて、適正な量の餌を与えることがとても大切です。

人間同様、毎日の食事が健康な身体作りの基礎となるため、一日に必要な栄養素の含まれたフードを選び、適正な量を与えるようにしましょう。

また、人間同様、食べ過ぎは消化不良を起こしたり肥満を招くことにつながります。

逆に食べる量が少なすぎると、体力や免疫力を低下させてしまったり、子犬期の場合、今後の成長を阻害する要因となったりします。

ここでは、餌の量を間違えて与え続けた場合に起こりうる健康被害について解説します。

多すぎ①胃の圧迫による嘔吐

犬は、四足動物で胃が横向きになっているため、胃液も濃く、吐きやすい動物です。

健康であっても胃腸の調子を整えるために吐くこともあり、トイプードルが吐くことは珍しいことではありません。

しかし、防げる原因による嘔吐の場合、事前に防いであげることも大切です。

一度の給餌の量が多すぎて、無理にそれらを食べてしまっている場合は、食べた物が胃に到達する前に胃の圧迫により消化不良のまま嘔吐をしてしまうことがあります。

また、トイプードルは、食道が細い犬種のため、勢いよく食べたり大きな物をあまり噛まずに飲み込んだりすると、嘔吐してしまうことがあります。

愛犬の食事の様子をしっかり観察し、適切な量を与えてあげるようにしましょう。

多すぎ②消化不良による下痢

もともと小型犬は消化器系の器官が弱い傾向がありますが、トイプードルも同様で、食べ過ぎによる消化不良や、日常のストレスなどで下痢を起こしやすい犬種です。

特に、子犬期は消化器官が未発達で、一度にたくさんの食べたもの消化できないため、月齢に合わせて適切な量を複数回に分けて与えることが大切です。

また、シニア期も同様で、代謝機能が落ち、成犬の頃同様にはたくさんの量を食べたり消化したりできなくなるため、下痢を起こしてしまうことがあります。

下痢を起こす理由には、他の消化器官の病気やウイルス、アレルギーやストレスといった問題も考えられるため、慎重に原因を探る必要がありますが、食べ過ぎが原因であるとわかっている時は、食事量を減らすようにしましょう。

多すぎ③肥満による病気

トイプードルは非常に活発で運動好きな犬ですが、飼育環境によっては、散歩に行く回数が少なかったり、散歩時間が短かったりと、運動量に差が出てきます。

運動量が少ないまま標準の食事量を摂取していると食べ過ぎとなり、肥満を招くことにもなるため注意が必要です。

肥満であると、人間同様メタボになったり、足腰や関節に負担がかかり関節炎になりやすくなります。

さらに、肥満になると、呼吸器や心臓などの循環器疾患や、糖尿病、高脂症といった病気にも罹患しやすくなります。

また、病気がもとで肥満になることもあり、クッシング症候群という、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌される内分泌疾患になると、異常に食欲が増加し肥満の症状が見られることがあります。

肥満になってから減量させるのではなく、肥満にさせないため、日頃から適切な食事を与えることが大切です。

少なすぎ①体力・免疫力の低下

餌のやりすぎでは肥満などの健康被害を招きますが、一方、餌の少なすぎや、食が細く食べられないなどの問題を抱えている犬も、体力や免疫力の低下といった健康被害を招くことになります。

一日に必要なカロリーや栄養素をしっかり摂取できていないと、身体の栄養バランスが崩れ、免疫力の低下の原因につながります。

免疫力が低下すると、体内にウイルスや細菌が侵入しやすくなり、感染症にかかりやすくなったり、癌を発症しやすくなったりする怖れがあります。

また、免疫機能が乱れると、アレルギーや歯周病も起こしやすくなります。

食が健康な身体を作る基本になるため、健康に長生きするためにも、一日に必要な栄養価をしっかり摂取することが大切です。

少なすぎ②成長の阻害

一日に必要なカロリーや栄養素をしっかり摂取できていないと、体力や免疫力の低下のみならず、身体の各器官や骨組みなどの成長を阻害することにもなります。

特に、成長発達が著しくその後の身体作りの基礎となる子犬期に、必要な栄養素が与えられないと健全な発達が妨げられるリスクを抱えることにもつながります。

もともと小食な小型犬のトイプードルですが、食が細くても、食事を複数回分けるなどして一日に必要な量を食べられるようにしてあげましょう。

また、小さく愛らしい小型犬のトイプードルですが、トイプードルより一回り小さいサイズのプードルを「タイニープードル」と言い、さらに小さいプードルを「ティーカッププードル」と言います。

これらのプードルはさらに食道が細くなり小食になる傾向があります。

そのため、フードを小粒のものにしてあげるなど、飲み込みやすいものにしてあげることが大切です。

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トイプードルの餌の量は目安をベースに体型と体重推移を見て調整しよう

トイプードルの餌の量に目安はあるものの、それはあくまで目安であり、実際は、目安をもとに体型と体重をチェックしながら調整することが大切です。

犬の体型を測る目安としてBCS(ボディ・コンディション・スコア)というものがあります。

これは、獣医師が犬の身体の見た目をチェックしたり触診して体型を5段階に分けて評価するもので、主にウエスト部や腰のくびれを見た目や触診でチェックしたり、あばら骨や腰骨を触り、浮き出た骨をどれくらい手で感じることができるかで評価します。

評価は、「痩せ」「やや痩せ」「標準」「やや肥満」「肥満」の5段階に分けられます。

「やや肥満」や「肥満」に当てはまった場合は、目安の量より少なめにしたりカロリーを調整することが必要になります。

子犬は少し太っていても運動していれば問題なし

様々な健康被害や疾患の原因につながる肥満ですが、成長期の子犬がBCSで「やや太り気味」「やや肥満」と評価されたとしても、食事量を減らして食事制限ダイエットをするのは控えた方が良いでしょう。

子犬の成長期は、体重の増減だけではなく身体の各器官や骨組みが発達する期間なため、そのような成長期に食事制限を行ってしまうと、骨が弱く育ってしまったり、発達の影響を及ぼしてしまったりすることがあるためです。

そのため、食事で体重を減らすのではなく、散歩の時間や回数を増やすなど、運動量を多く保つことの方が大切になります。

また、日頃から運動できていれば、少し太っていても筋肉に変わっていくこともあるため、大きく問題はありません。

元気な子犬期にたくさんの運動をさせてあげるようにしましょう。

成犬以降は適正体重を保ちましょう

トイプードルの成犬の適正体重は3~4kgで、体高は約26~28cmが平均的と言われています。

個体差があるので、これらの数字はあくまで目安にはなりますが、成犬期に入ってからは、長く健康を保つためにも適正体重を保つことが大切です。

人間でも、「肥満は万病のもと」と言われるように、犬にとっても肥満のメリットはありません。

トイプードルは基本的には運動が好きな活発な犬種なので、毎日散歩に連れて行くなどして運動量を保ち、肥満を予防できる生活習慣を身につけさせてあげることが大切です。

また、運動不足はトイプードルにとってストレスのもとにもなります。

太ってしまってから食事制限などダイエットを行うのではなく、日頃から太らないように肥満予防を心がけた飼育環境で育てておくことが大切です。

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