モグワンは去勢後・避妊後でもおすすめ
モグワンは、ペット先進国であるイギリスが原産国の、安全性が高く高品質なドッグフードです。
犬の健康面を第一に考えて作られているため、ヒューマングレードな原材料が使用され、身体に害を及ぼす可能性のある人工添加物は使用されていないことが特徴です。
では、そのように高品質なモグワンは、去勢や避妊手術を行った後の犬に与えても大丈夫なフードでしょうか?
一般的に、去勢や避妊手術を行った犬は、基礎代謝量が手術前に比べ70~80%程度に落ちてしまうため、肥満になりやすく、そのリスクは手術を行っていない犬に比べ、2倍と言われています。
答えとしては、モグワンは、去勢・避妊手術後の犬にもおすすめのドッグフードだと言うことができます。
ここでは、そのおすすめの理由について、詳しく解説していきます。
理由①高タンパク
本来肉食である犬は、良質な動物性のタンパク質をしっかり摂ることが健康の基本になります。
モグワンは、ヒューマングレードな生チキンや生サーモンなどが現在料として使用されているため、動物性タンパク質の割合が50%以上を占めていることが特徴です。
鶏肉やサーモンは、筋肉や皮膚など、身体のあらゆる組織をつくるのに欠かせないタンパク質を豊富に含み、かつ、低カロリーな食材であるため、体重管理やダイエットをしたい犬に適している食材と言えます。
理由②低脂質
モグワンは、高タンパクでありながらも低脂質な生チキンや生サーモンが豊富に含まれていることから、100gあたりのカロリー量が361.5kcalに対し、脂質10%以上と、脂質量がかなり低く抑えられています。
この脂質率は、他社の高品質なドッグフード10社ほどと比較しても、低い方に当たります。
そのように、モグワンは、身体を健康に保つためのタンパク質はしっかり摂取しながらも、低脂質で低カロリーなため、去勢や避妊後の犬に体重管理を目的で与えることができるフードと言えます。
理由③保存料・酸化防止剤・香料・着色料無添加
モグワンは、愛犬が長く健やかな健康を保つことができるようにとの思いをこめて作られているドッグフードなため、保存料や酸化防止剤・香料や着色料といった人工添加物は一切使用していません。
それらの人口添加物には、物によっては長期的に摂取し続けることで健康に害を及ぼす恐れのあるものもあります。
しかし、モグワンはペット先進国のイギリスが原産のフードであることもあり、そのような危険性のあるものは一切使用せず製造されているため、安心して愛犬に与えることができるフードです。
モグワンの去勢後・避妊後の適正給餌量の目安
ドッグフードを犬に与える際は、犬の健康維持のためにも、年齢や体重に応じて適正な量を与えることが大切です。
モグワンの一日あたりの給餌量に関しては、商品のパッケージやモグワンの公式ホームページを見ると、子犬・成犬・シニア犬という3つのライフステージに分け、体重ごとの一日あたりの給餌量の目安が一覧で記載されています。
しかしながら、去勢・避妊手術済みの犬に関しては、一日に摂取必要なカロリーが少なくなるため、この一覧通りではなくなります。
この一覧通りに与えていると肥満を招いてしまう可能性もあるのです。
では、去勢・避妊後の犬に与える適正給餌量はどのように考えるとよいでしょうか?
まずここでは、それぞれのライフステージごとの給餌量の目安について解説していきます。
去勢・避妊後の犬に与える量としては、この目安より少なめと考えるようにしましょう。
去勢後の子犬の給餌量
子犬期は成長期であるため、月齢ごとに給餌量の目安が変わってくるため、注意が必要です。
去勢後の子犬へのモグワン給餌量
成犬時の体重
|
1日あたり給餌量(g) | ||||||
2~3ヶ月 | 4~5ヶ月 | 6~7ヶ月 | 8~9ヶ月 | 10~11ヶ月 | 12~13ヶ月 | 14~15ヶ月 | |
1~4kg | 54~63 | 72~81 | 72~81 | 54~63 | 50~成犬 | 成犬 | 成犬 |
5~10kg | 126~135 | 144~153 | 153~162 | 144~153 | 126~135 | 成犬 | 成犬 |
11~15kg | 153~162 | 171~180 | 189~198 | 189~198 | 180~189 | 171~成犬 | 成犬 |
16~20kg | 189~198 | 207~216 | 225~234 | 225~234 | 207~216 | 198~成犬 | 成犬 |
21~25kg | 234~243 | 252~261 | 270~279 | 270~279 | 252~261 | 243~成犬 | 成犬 |
26~30kg | 279~288 | 297~306 | 315~324 | 333 | 315~324 | 297~306 | 279~288 |
31~35kg | 315~324 | 333~342 | 351~360 | 369 | 351~360 | 333~342 | 315~324 |
子犬は常に成長し体重が変動しているため、定期的に体重を測り、体重に合わせた給餌量を選ぶことも大切です。
去勢後の成犬の給餌量
去勢後の成犬へのモグワン給餌量
体重 |
1日あたり給餌量(g)
|
1~4kg | 23~65 |
5~10kg | 76~129 |
11~15kg | 138~174 |
16~20kg | 263~216 |
21~25kg | 224~256 |
26~30kg | 263~293 |
31~35kg | 300~329 |
この数字は、肥満ではなく平均的な体格であり、健康状態にも問題がない犬に対しての目安量であることを理解しておくことが大切です。
去勢後のシニア犬の給餌量
シニアになると、活動量が減り代謝量も低下してくるため一日あたりの給餌量は成犬時に比べて少なくなります。
去勢後のシニア犬へのモグワン給餌量
体重 |
1日あたり給餌量(g)
|
1~4kg | 21~59 |
5~10kg | 70~118 |
11~15kg | 127~160 |
16~20kg | 168~199 |
21~25kg | 207~236 |
26~30kg | 243~270 |
31~35kg | 277~303 |
成犬同様、この数字も、平均的な体格で健康状態に問題がない犬に対しての目安量となります。
モグワンの去勢後・避妊後の給餌量の計算方法
モグワンのパッケージに記載されている一日あたりの給餌量の目安ではなく、去勢・避妊後の犬に対しての、より正確な給餌量を算出する計算方式があります。
計算式を理解するために必要な語句が以下になるため、先に意味を確認しましょう。
「DER=1日あたりのエネルギー要求量」 DER[kcal]=RER[kcal]×活動係数
「RER=安静時必要エネルギー量」 RER[kcal]=体重[kg]の0.75乗×70(定数)
「活動係数」=犬の年齢や条件による違いを、数値化したもの。
活動係数は「去勢・避妊している成犬で1.6」「去勢・避妊しているシニア犬で1.2」となります。
これらの語句と活動係数をもとに、去勢・避妊後の犬の一日あたりの給餌量を求める計算式は以下のようになります。
<1日あたりの給餌量[g]=DER(RER×活動係数)[kcal]÷フードのカロリー量(/g)[kcal]>
この計算式を使用することによって、より適切な給餌量を算出することができます。
目安をベースに体重の増え方と脂肪の付き具合で調整する
犬の肥満を防ぐためには、体重を定期的に測って確認することが大切ですが、体重とは別に、犬の体型をチェックするBCS(ボディ・コンディション・スコア)という方法もあります。
BCSとは、獣医師が犬の身体の見た目や触診で体型をチェックして5段階評価するもので、評価は、「痩せ」「やや痩せ」「標準」「やや肥満」「肥満」の5段階に分けられます。
チェックをする際は、腰のくびれ具合やウエストを見た目でチェックしたり、あばら骨や腰椎がどれくらい浮き出ているかを触診で確認したりします。
去勢・避妊後の犬が肥満になっていないかどうかは、体重の増え方が大きくなっていないか、そして、このBCSでの脂肪の付き具合で確認し、それに応じて一日の給餌量の目安をもとに与えるべき量を調整するとよいでしょう。
去勢後・避妊後は太りやすくなる
去勢・避妊手術をした犬は、手術を行っていない犬に比べ肥満になるリスクが2倍に高まると言われています。
これは、去勢・避妊手術をすると性ホルモンが減少するため、基礎代謝量が手術前に比べ70~80%程度に落ちるためです。
また、同時に、メスの場合は食欲を抑えるホルモンが減少することで食欲が増し、オスの場合は男性ホルモンの分泌が抑制されることで、筋肉ではなく脂肪がつきやすくなってしまいます。
そのため、去勢・避妊手術をした犬に対し手術前と同量の給餌量を続けていると、消費カロリーに対して摂取カロリーの方が大きくなりすぎて、肥満を招くことにつながります。
去勢・避妊後は、飼い主がしっかりそういった背景を理解し、体重管理をしていくことが大切になります。
モグワンではなく、去勢後や避妊後専用フードにすべき?
ドッグフードには、去勢・避妊手術後の犬のために、カロリーを抑えた、肥満防止・体重管理を目的としたドッグフードもたくさん市販されています。
気になる飼い主の方は、そのような専用フードを選ぶことも一つの選択肢となります。
しかし、モグワンは他社のドッグフードと比べても、脂質率の低さの面で上位になる、低脂質・低カロリーなフードのため、去勢・避妊手術後に与え続けても大丈夫と言えます。
そのため、子犬期の成長期は多少太ってもモグワンを継続しても大丈夫です。
この時期は、身体が急激に発達し、活発に動く時期でもあるので、多少の太りに神経質にならなくてもよいでしょう。
しかし、成犬になってからモグワンを与え続けることで太ってくるようであれば、さらに低カロリーなフードに切り替えることを検討しましょう。
去勢後・避妊後のドッグフードの選び方
人間にとっても「肥満は万病のもと」と言われるように、犬にとっても肥満は様々な病気を招く要因となります。
また、加齢と共に肥満から病気へのリスクもさらに高まるため、去勢・避妊手術を行った犬は、飼い主が適切な食事を与え、体重管理をしてあげることがとても大切になります。
従来通りのカロリーのフードを与えていると、どうしても、去勢・避妊手術を行った後の体質の特色上、肥満になりがちになってしまうためです。
モグワンは、去勢・避妊後の犬に対して与えるフードとしても適しているフードとおすすめできますが、それ以外のフードを選ぶ際は、何を基準に選ぶとよいのでしょうか?
ここでは、去勢・避妊手術後の犬のフードの選び方について解説します。
①総合栄養食
去勢・避妊後の犬に与えるフードを選ぶ際の基準として、「総合栄養食」であると明記されているものを選ぶとよいでしょう。
総合栄養食とは、毎日の主要な食事として与えることを目的として作られ、このフードと水のみで、一日に摂取が必要なカロリーや栄養素を摂ることができるようになっているフードです。
その栄養基準のガイドラインはAAFCO(米国飼料検査官協会)によって示されています。
このフードのみでしっかり一日に必要な栄養素を摂取できるため、間食を与える必要もありません。
②低カロリー
去勢・避妊後の犬が肥満を防ぐためのフードとしては、低カロリーであることが必須になります。
人間同様、犬も、脂質が高く高カロリーな食事をしていると、すぐに肥満を招いてしまうことになります。
そのため、食事量を制限して肥満を防いだりダイエットをさせたりするのではなく、もとから、カロリーが低めに設定されたフードを選ぶことが大切になります。
低カロリーに設定された標準フードもあれば、ダイエット目的や療養食として作られている低カロリーフードも販売されています。
③高タンパク
体重管理やダイエットを行いたい時は、低カロリーでありながら、高タンパクなフードを選ぶことが大切になります。
人間にとっても、ダイエットにはタンパク質が不可欠であると言われています。
なぜならば、タンパク質は筋肉を保持するのに必要な栄養素であり、筋肉には脂肪を燃焼する働きがあるためです。
低脂肪・高タンパクな動物性タンパク質には、鶏ささみや鶏胸肉、馬肉や鮭といったものが挙げられます。
そのような食材が含まれたフードを選ぶとよいでしょう。
関連記事: