ジャックラッセルテリアで後悔?飼ってはいけない・手に負えない理由?

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ジャックラッセルテリアで後悔?飼ってはいけない・手に負えない理由

ジャックラッセルテリアで後悔・飼ってはいけない・手に負えない理由

「ジャックラッセルテリアは大変だよ!」なんて話、聞いたことありませんか?

ジャックラッセルテリアは、犬に慣れている人であっても手を焼く犬種と言われがちです。

また、初心者にはかなりレベルの高い、つわもの犬なんて話もよくあります。

実際にペットショップなどでも、犬初心者さんが「ジャックラッセルテリアを飼いたい!」と言った際には、一度は止めるほどなんですよね。

でも一体なぜ、こんなにジャックラッセルテリアは飼うのが大変と言われているのでしょう?

飼って後悔する・飼ってはいけないといわれる理由を、詳しく紹介します。

底なしの体力。活発すぎて運動や散歩が大変

ジャックラッセルテリアは小型犬にもかかわらず、大型犬並みの運動量が必要な犬種です。

小さな体に相当なパワーとスタミナを持ち合わせているので、よく遊び、よく歩きます。

底知れぬスタミナの持ち主ですから、たくさん散歩しようが遊んであげようが、それでも「まだ足りない!」といわんばかりに、遊ぼう攻撃を仕掛けてくるほど元気いっぱい!

ジャックラッセルテリア同士を遊ばせると、喧嘩しているのかと思うほどの取っ組み合いを見せますが、これもただの遊びのひとつ。

あまりの激しさに最初は驚く人も多いのですが、こういった遊び方もあり余る体力をスタミナを発散させているだけに過ぎません。

とにかく活発で疲れ知らずな犬種ですから、その欲求を満たすためには飼い主さんにも相当なスタミナが求められます。

かわいいという気持ちだけで飼ってしまうと、手に負えなくなってしまう可能性もあるのですね…。

噛みつきや吠えが激しい

噛む・吠えるという行為が本能的に好きなジャックラッセルテリア。

もとは猟犬として活躍していた犬種ということもあり、「猟犬としての能力」という意味では、噛むのも吠えるのも優秀な証なのですが、家庭で飼うとなると、これらは問題行動として扱われることでもあります。

たとえば、

・与えたおもちゃやぬいぐるみなどは、瞬く間に壊す
・家具をかじる
・部屋中をほじる、庭を掘る
・興奮すると猟犬ならではの大きな声で吠える
・要求がある度に吠える

など、生活を共にするとなると、飼い主さんの悩みの種になる行動が多いのです。

ぬいぐるみなどは壊すまではさておき、壊した破片を誤飲してはいけませんし、家具だって壊されてしまうと買い替える費用もバカになりませんからね。

多頭飼いすると他の犬が被害に遭うことも

ジャックラッセルテリアと同じレベルで遊べない子と多頭飼いをしてしまうと、その子が大変な思いをするはめになってしまうことがあります。

たとえば、
・シニア犬とジャックラッセルテリア
・温厚で運動量の少ない犬種とジャックラッセルテリア
・体が小さめな犬種とジャックラッセルテリア
などの組み合わせになると、ペアになる犬の方がケガをするなど、危険な目に遭う可能性も否めません。

いくらジャックラッセルテリアともう1頭の子が仲がよくなったとしても、そもそもの遊びの体力量も違うのですから、遊ぼう攻撃を仕掛けられる方からしたら、うっとうしい存在になってしまうことも…。

ジャックラッセルテリアを多頭飼いする場合であれば、比較的、同等なパワーバランスで遊んでくれることもあるのですが、これも相性があります。

また、ジャックラッセルテリアは負けず嫌いで勝ち気なところがあるので、合わない子を目の前にすると、かなり強気な態度で喧嘩を吹っ掛けてしまうことも…。

多頭飼いを検討されている方は、十分に注意してください。

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ジャックラッセルテリアを飼って後悔する人の特徴

ジャックラッセルテリアを飼って後悔する人

わんぱく、かつ、やんちゃなジャックラッセルテリア。

元気なわんちゃんが好きな方にとっては、一緒に思いっきり遊べるよきパートナーになってくれるのですが、ジャックのその性格ゆえに、まったり過ごしたい人には不向きな犬種です。

犬を飼うことに求めることって、
・適度に一緒に遊べる存在がいい
・おうちで癒し的存在でいてほしい
・かわいくて飼いやすい方がいい
・散歩がそんなに必要ない犬種がいい
など、飼い主さんによって違います。

どれがいい・どれが悪いというものではありませんが、選ぶ犬種によっては「思っていた犬との生活とは違った…」と後悔することにもなりかねません。

ジャックラッセルテリアを飼って、後悔してしまいがちな方の特徴もご紹介しますので、ジャックを飼いたいという方は、一度冷静に考えてみましょう。

自分のためにも、ジャックラッセルテリアのためにも、双方が不幸に思う結果を招かないために…。

「しつけで叱るのがかわいそう」と思う人

これだけスタミナがあるジャックですが、体のサイズはあくまで小型犬です。

その小さい体と愛くるしいクリッとした目で、ただただわんぱくをしているだけなので、「こんな小さいかわいい子を叱るのなんてかわいそう…」という人もいます。

しかし、噛み癖や吠え癖は人間と共に生活していく中ではしっかりしつけないといけないこと。

他の子と遊ばせるにしても、しつけがしっかりできていないと、相手の子にケガをさせてしまう危険もあります。

いくらかわいくても、しつけで叱るということも、飼い主さんは必ずしなければならないことなんです。

・かわいいから許しちゃおう…
・そういう性格だから仕方ない
・痛くない程度にしか噛まれないしいっか…
などと、本来は叱らないといけないことに対しても、「叱るのはかわいそう」という気持ちがある人は、乱暴犬に仕立て上げてしまい、手に負えなくなって後悔してしまう可能性があります。

運動させる時間がとれない人

運動量が多いジャックラッセルテリアは、散歩だけでは満たされません。

運動不足になってしまうとストレスがたまり、家具やおもちゃなどを噛む・壊す、部屋で暴れる・荒らすといった問題行動に発展してしまいます。

そのため、
・多忙な生活をしている
・不規則な生活をしている
など、犬に時間を割いてあげられない生活スタイルの人がジャックラッセルテリアを飼ってしまうと、愛犬との生活がストレスになってしまうのです。

普段の散歩に加えて、思いっきり走らせてあげるためにドッグランにも定期的に連れて行って、ストレス発散をさせてあげるくらいの余裕がある生活スタイルが、ジャックラッセルテリアの飼育には理想的。

また、ドッグランでも
・ボール遊び
・アジリティ
・フリスビー
など、猟犬の本能を満たすような遊びを思いっきりさせてあげることも必要な犬種です。

忙しくてこういったことをしてあげられないこと自体、飼い主さんのプレッシャーになりますし、やってあげられたとしても体力的に続けられなくなったり、愛犬に我慢させたり…と、双方にとって決していい状態とはいえません。

体力のない高齢者

ジャックラッセルテリアは、体力のない高齢者が飼うと後悔することが多々あります。

というのも、それだけの体力の持ち主であるジャック、

・リードの引きの強さが原因で飼い主さんが転んでケガをしてしまう
・愛犬が興奮してしまったときに体を張って止めることができない
・噛みつきやすいジャックに反応しきれず傷だらけに…

など、ひと言でいえば「飼いきれていない状態」になってしまいがちだからです。

また、常にガチャガチャと忙しなく動き回っているジャックに、気疲れしてしまい、落ち着いて過ごせなくなってしまう人もいます。

ジャックを飼うには体力が必要です。

こういったことを知らずに、かわいいからと飼ってしまうと、後悔が待っています…。

多頭飼いしたい人

結論からお伝えしますと、ジャックラッセルテリアは多頭飼いしたい人にとっては、かなり注意を払わないといけない犬種です。

・体力差
・性格差、相性
・体格差
・年齢差
を考えてあげないと、先住犬にとっては大変なストレスになってしまう可能性があります。

持ち前の体力と勝ち気さゆえに喧嘩になってしまうと、ケガをしてしまう危険もありますし、噛みつき癖ゆえに、仲裁に入った飼い主さんすらも血を見るケガをしてしまう危険も…。

ジャックラッセルテリアは好奇心旺盛な反面、興奮しやすいところもありますからね。

もちろん個体差はあるとはいえど、多頭飼いで大変な思いをすることになってしまうことが多いのです。

多頭飼いを考えるなら、極めて慎重に考えることをおすすめします。

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ジャックラッセルテリアの性格

少し触れましたがジャックラッセルテリアはもともと猟犬ですので、獲物に立ち向かう度胸、勇敢さを持ち合わせた怖いもの知らずな性格をしています。

小さな巨人とでもいいましょうか、小型犬にもかかわらずパワフルでタフ!

ただし、猟犬だからこそ吠え癖や噛み癖があり、一歩間違えると攻撃的になってしてしまうこともあるので注意も必要です。

猟犬としてのエネルギッシュかつ俊敏に走り回るスタミナも持ち合わせていますし、とにかく元気なことが取り柄です。

また、陽気で明るく好奇心旺盛で遊び好きなので、一緒に犬と遊びたい方にとっては最高のパートナーといえます。

ひとり遊びも得意なので、見ていて飽きることがありません。

ただし、ひとり遊びの末、笑えないいたずらをしてしまう一面も…。

そんな愛嬌のあるジャックラッセルテリアですが、自己主張が強い面や、頑固で勝ち気な一面もあるため、しつけはしっかりするように心掛けなければなりません。

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ジャックラッセルテリアの後悔・失敗しないしつけ方

ジャックラッセルテリアのしつけ

ジャックラッセルテリアは超タフな犬種ですから、しつけをしっかりしておかないと、手に負えなくなり、後悔してしまう原因になってしまいます。

猟犬として人と一緒に活動できるほどなので、ジャックラッセルテリア自体は賢い犬種ではあるのですが、勝ち気で頑固な分、すんなり覚えてくれるというわけではありません。

これはジャックだからという話ではなく、テリア系全般にいえることですが…。

さらに、そもそもがやんちゃでいたずら好きな面があるため、他の犬に比べるとしつけに関しては手こずりがちな犬種でもあります。

しつけに失敗して飼ったことを後悔するなんてことにならないよう、これからご紹介するポイントは押さえておくようにしてくださいね。

しつけの時期は子犬のときにしっかり

犬のしつけ全般にいえることですが、子犬の時期は一番しつけが入りやすい時期です。

柔軟性のある子犬の時期に、しっかりと覚えないといけないことを教えるようにしましょう。

特に噛みつき癖や吠え癖に関しては、子犬の時期に徹底的にしつけておきたいポイントです。

成犬になると力もついて、人にケガをさせるほどの噛み方をしてしまうこともありますし、吠え声も成犬になると、かなりの声量になるのでご近所トラブルの原因にもなりかねません。

また、子犬の時期に覚えた悪しき習慣を、成犬になってからしつけ直そうとしても、そう簡単にはいきません…。

子犬のときに、社会化の一環としてさまざまな経験をさせながら、しつけていくようにしましょう。

叱るときは思いっきり叱る

心苦しいかもしれませんが、ジャックラッセルテリアの場合は、るときは根気強く、思いっきり叱る必要があります。

というのも、
・陽気な性格なのはいいのですが、叱られていても我関せずで聞き流す
・負けず嫌いなので、叱られても従おうとしない
など、叱っていることが響かないことが多いからです。

さらに、ジャックラッセルテリアは甘やかすと、わがままさや頑固さを増長させてしまう危険もあります。

もちろん、叩く・蹴るなどの暴力行為はいけませんが、叱るときは低い声でビシッと叱る、それでもダメなら伝わるまで徹底無視、褒めるときは褒めるなど、メリハリをつけつつも、心を強くもって毅然とした態度を保ちましょう。

しっかり運動してストレス発散させる

ジャックラッセルテリアが狂暴化する原因はずばり、運動不足です。

無駄吠えや甘噛みのしつけをひたすら頑張ってやっているつもりでも、まったく覚えようとしてくれないのは、遊びたくて仕方ないからということもあります。

ある程度疲れさせる遊びをして、ストレス発散させてあげないと、しつけどころではなくなってしまうんですよね。

・ドッグランに連れて行って鬼ごっこや追いかけっこをして思いっきり走らせてあげる
・アジリティ(障害物)を使って走る以外の運動をさせながらコマンドを覚えさせる
・ディスクやフリスビーを投げてスポーツ感覚で持ってこいを覚えさせる
・ボール遊びで放せを覚えさせる

など、運動をさせながら覚えさせるというのも、ジャックラッセルテリアのしつけには最適です。

ジャック本来の本能を活かしながら、しつけも平行してやってみましょう。

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ジャックラッセルテリアの子犬の値段相場

ジャックラッセルテリアの子犬の値段相場は、一般的なペットショップでは15万円から30万円程度で販売されています。

しかし、残念ながらその性格から売れ残ってしまう傾向もあり、10万円を切る価格になっていることも…。

値段に関しては、月齢が浅い子犬ほど高額になる傾向もありますし、ブリーダーから購入する場合にも金額は違ってくるので、目安・参考としてお考えください。

また、一般的にオスよりもメスの方が高い傾向があるのですが、これは言うまでもなくメスは繁殖させることができるからです。

なお、里親募集や譲渡会などでジャックが出ていることもありますが、致し方ない理由ももちろんある中で、ジャックならではの気質が原因で飼いきれなくなってしまったケースも少なくありません。

ジャックを里親として迎えることを考えている場合は、お互いの為にも慎重になってくださいね。

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ジャックラッセルテリアの平均寿命

ジャックラッセルテリアの平均寿命は12歳から16歳です。

犬全体の平均寿命からすると長生きする犬種といえますね。

ただし、寿命に関しては、
・ストレスなく過ごせていること
・病気の有無や早期発見と早期対応
・栄養バランスのいい食事
があってこそ!

飼い主さんの愛犬の健康的な暮らしのサポートがあってこそですので、しっかり管理してあげるようにしましょう。

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ジャックラッセルテリアの飼い方

ジャックラッセルテリアは、どういった飼い方をしてあげたらいいのでしょうか?

ジャック自体はもともと原産国であるイギリス(イングランド)で、通年・季節問わずでキツネ猟をしていた犬。

そのため暑さにも寒さにも強い犬種ですので、気温に関しては注意点はありません。

しかし、湿度は得意ではないので注意してくださいね。

この他にも、ジャックラッセルテリアの飼い方のコツとして知っておきたいことは、

・散歩量
・抜け毛量
・被毛タイプ

などもあります。

詳しくご紹介していきますので、参考にしてくださいね。

トリミングは必要

ジャックラッセルテリアの被毛は3種類あります。

種類 特徴 トリミング
スムースコート ・短毛で伸びない
・滑らかな直毛な毛質
不要
ラフコート ・長毛で全体的に2センチから5センチほどに伸びる
・粗目、硬めの毛質でうねりがある
必要
ブロークンコート ・短毛と長毛が混ざっている
・硬い毛質と滑らかな毛質どちらもあり、うねりがある
必要

スムースコートの子であれば、基本的にはトリミングは不要ですが、ラフコートとブロークンコートの子はトリミングが必須です。

特に、毛が硬い上に、うねりがある毛質ですから、絡まないように注意しましょう。

2ヶ月に1回の頻度でトリミングをするのが理想ですが、毎回トリミングサロンに連れて行くのは家計的に厳しい…ということであれば、自宅でのセルフカットでも構いません。

しかし、ジャックラッセルテリアのカットの種類はたくさんあるので、時にはトリミングサロンを利用して、愛犬のオシャレを楽しむのもいいですね!

抜け毛が多くブラッシングは毎日必要

ジャックラッセルテリアは、とにかく抜け毛量が多い子です。

ダブルコートの犬種ですので、換毛期にはひときわ抜け毛量が多くなるのですが、他の犬種と比べても、1年を通して抜け毛が多い犬種ですから、ブラッシングは毎日してあげるようにしましょう。

散歩後などにブラッシングをしてあげることで、ゴミやノミダニなどの虫の除去も可能です。

また、ブラッシングをすることには
・スキンシップ
・血行促進
・皮膚の健康チェック
などの意味もありますので、愛犬の健康チェック・コミュニケーションという感覚で続けるようにしてください。

体のどこにブラシをあてても嫌がらないよう、子犬の頃から、ブラシに慣れさせておくといいですね。

臭いはふつう。シャンプーは月1回程度

そもそも、ジャックラッセルテリアは体臭がしやすい犬種でもないため、シャンプーは月に1回程度でOKです。

匂いに関していうと、ジャックラッセルテリアは垂れ耳と立ち耳、どちらも耳のタイプの子もいるのですが、耳の匂いもチェックしてあげましょう。

耳の匂いが気になった場合は、シャンプーではなく、別途耳のケア(コットンで拭くなど)をしてくださいね。

また、もし、次のシャンプー予定日前に汚れてしまった場合には
・シャンプーを使用しないで水やお湯で流す
・レンジ軽く温めた濡れタオルで拭く
・市販の犬用ボディーシートで汚れた部分だけを拭く
などで対処しましょう。

シャンプーの頻度が多いと、必要な油分を奪うことになるため、皮膚疾患の原因になってしまうことがありますからね。

散歩時間の目安

散歩は1日2回、最低でも1回の散歩は30分以上必要です。

運動量の多い子になると1回で1時間以上、1日10キロ歩いても平気な子もいます。

もちろんジャックとはいえど、散歩があまり好きではない子もいますが、だからといって、散歩をしないでいい・軽めの運動でいいというわけではありません。

また、その散歩量に加えて、月に数回ドッグランなどで、思いっきり走らせてあげる必要もあります。

ちなみに、ジャックラッセルテリアの平均体重は5キロから8キロです。

8キロとはいっても、これはそもそもの体格が大きめの子の場合の話。

そんなに大きな体格の子でもない限り、原則5キロ前後から6.5キロ以下程度が目安ですので、運動不足や食べ過ぎゆえに肥満になってしまわないよう、注意しましょう。

運動不足はジャックにとってストレスの原因でもあり、太りすぎは犬の命をも脅かす危険がありますからね。

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ジャックラッセルテリアのかかりやすい病気

活発で元気で明るいジャックラッセルテリア。

あまりのわんぱくさから病気に無縁に見えますが、無論、かかりやすい病気もあります。

犬の病気については、犬種特有の病気、遺伝的な病気、後天的な病気などさまざまありますが、飼育時、愛犬の健康チェックは飼い主さんがすべきこと。

どういった不調があるのかにすぐに気づけるよう、かかりやすい病気を知っておくことも必要です。

もちろん、ジャックラッセルテリアは必ずかかるというわけではありませんが、「その傾向が強い」という意識はしておくといいでしょう。

詳しくご紹介していきます。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

やんちゃでわんぱく、エネルギッシュなジャックですから、運動をたくさんさせましょうとはお伝えしていますが、膝蓋骨脱臼(パテラ)になりやすい傾向があるのです。

膝蓋骨脱臼(パテラ)とは、膝のお皿が本来あるべき位置から外れてしまう症状のこと。

原因:
・フローリングなどすべりやすい床での生活
・ジャンプのし過ぎ
・事故やケガなどによる突発的な衝撃
・骨や筋肉が未発達、筋力不足
・先天的なもの

症状:
・スキップしたようにちょんちょんと歩く
・片足を上げたまま歩く
・足を着けようとせずうずくまるようにして歩く、腰の位置を下げて歩く
などがありますが、上げたまま(曲げたまま)の状態になるほどに、症状が悪化している状態です。

運動時には、しっかりと愛犬の歩き姿をチェックしておくようにしてくださいね。

若年性白内障

白内障自体は、大半が加齢が原因で起こる病気なのですが、ジャックラッセルテリアは遺伝的な原因から、若齢で白内障にかかる(=若年性白内障)傾向がある犬種とされています。

早い子の場合は月齢6ヶ月頃から、症状が進行し始めることがあるのですが、初期段階では犬自身も特に見えずらいなどの支障もなく過ごせているため、飼い主さんもあまり気づくことができません。

ある程度白内障が進んで、

・歩くときにぶつかることが多い
・目に白く濁った感じがぼんやりと出ている
・充血や涙などの目の変化

などの症状が出て気づくケースが大半です。

動物病院で目の定期健診を受けるなどをすることで、早期発見することもでき、進行を遅らせることも可能なので、心配であれば動物病院に相談しましょう。

参考:壱岐動物病院-白内障

レッグ・ペルテス・パーセス病

レッグ・ペルテス・パーセス病は、太ももと骨盤を繋いでいる大腿骨の周辺の筋肉血流が悪くなってしまい、大腿骨の骨の一部が壊死してしまう、大変恐ろしい病気です。

小型犬のテリア系の犬種やトイプードル、チワワなどがかかりやすい病気で、特に成犬になるまで(月齢12ヶ月まで)に発症する傾向があります。

厄介なことに、原因がまだ定かになっていません。

この病気を発症してしまうと、手術をして壊死した骨を人工関節に取り換えるなどの、大きな手術が必要になってしまいます。

症状:
・足を引きずるような歩き方をする
・足をつけようとしない
・足に力が入りづらくなる
・足や股関節を触られると嫌がる

一部パテラと類似しているものもあるので、症状が出た場合には、早めに動物病院に相談するようにしましょう。

参考:アレス動物医療センター-レッグペルテス病

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まとめ:ジャックラッセルテリアは初心者には不向き

あまりにわんぱくでいたずら好きでマイペースなジャックラッセルテリア。

しつけ次第でもありますが、残念ながら犬初心者には飼いやすい犬とはいえません。

犬をこれまでに飼ったことがある人ですら手こずってしまうほどですから、かわいいからといって、安易に飼ってしまうと後悔する可能性が高いです。

もちろん、性格に個体差はあるため、ジャックでも穏やかで聞き分けのいい気質の子もいます。

しかし、それを期待して飼い始めるのではなく、ある程度の覚悟を持って、迎え入れるようにしましょう。

また、飼ったからには愛犬の気質を理解して、ジャックとの遊びを一緒に楽しむくらいの気持ちで生活を楽しんでくださいね。

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