犬の軟便のドッグフードおすすめ!下痢のときはふやかす?

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犬のクッシング症候群 ドッグフード
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軟便の犬のドッグフードの選び方

「うちの子、ウンチが柔らかくなりがちなんだけどどんなドッグフードをあげたらいいの?」

という方に、軟便の犬のドッグフードの選び方を解説します。

選び方のポイント:
・アレルゲンカットのフードを選ぶ
・繊維質配合のフードを選ぶ
・高消化性フードを選ぶ
・乳酸菌入りのフードを選ぶ

以下、順に解説します。

すぐに軟便におすすめのフードを見る

軟便の犬のドッグフードの選び方①アレルゲンカットのフードを選ぶ

「アレルゲンカット」「アレルギーの犬用」などと書かれているフードを選んでみましょう。

アレルゲンカットのフードはアレルギーの犬に配慮して、魚や米、ラム肉といった比較的アレルギーを引き起こしにくい食材を使用しています。

アレルギーの原因の大部分はタンパク質(まれに添加物)なので、主原料を変更するとケロッと改善することが多いです。

軟便の犬のドッグフードの選び方②繊維質配合のフードを選ぶ

繊維質配合のフードを選んでみましょう。

食物繊維は腸のおそうじ役で、しっかりとした便を形作る材料になります。

水分や老廃物を吸着して便のかさ増しをするほか、善玉菌のエサにもなるなど大きな働きをしています。

繊維質配合しているかどうかは、ドッグフードの袋の裏面にある保証成分の「粗繊維」に着目しましょう。

粗繊維の割合はフードによって0.7%~4.0%と幅がありますが、できるだけ大きなものを選びましょう。

原材料名では「ビートパルプ」や「シュガービートパルプ」が繊維源としてよく使われます。

シュガービートパルプとは甜菜(サトウダイコン)の砂糖を絞った搾り粕で、ドッグフード用の繊維源としてスタンダードな材料です。

他には野菜が豊富に配合されているものは繊維量が多い傾向にあります。

軟便の犬のドッグフードの選び方③高消化性フードを選ぶ

消化能力が弱いために軟便になっているワンちゃんには、高消化性フードがおすすめです。

しっかり消化吸収してくれるので、適度な硬さの便が期待できます。

高消化性はあまり全面にうたわれず、わかりにくいことが多いのですが、パッケージの説明に「高消化性」や「高い消化率」などの記載があればOKです。

軟便の犬のドッグフードの選び方④乳酸菌入りのフードを選ぶ

乳酸菌やオリゴ糖入りのフードを選ぶのも手です。

腸内フローラが乱れて、悪玉菌が増えていると、便が臭くなったりします。

そこで乳酸菌を摂ることで、腸の善玉菌が増えて腸内環境を整えてくれます。

また、オリゴ糖は乳酸菌の栄養になります。

フードでも摂れますが、サプリや粉状の別売りになっているものもあります。

粉状ならフードにふりかけて混ぜるだけなのでお手軽です。

パッケージの原材料名に「乳酸菌」「オリゴ糖」「ラクトバチルス・アシドフィルス」「ラクトバチルス・カゼイ」「ビフィドバクテリウム・サーモフィラム」「エンテロコッカス・フェシウム」などと記載があればOKです。

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軟便・胃腸の弱い犬におすすめのドッグフード

「うちの子、病院では特に問題ないって言われたけどウンチがゆるい・・」

という方向けに、軟便・胃腸の弱い犬におすすめのドッグフードを紹介します。

犬心(消化器ケア)

犬心(消化器ケア)は、胃腸の負担を軽減しながら腸内の善玉菌を増やす療法食です。

玄米・大麦・イモ類・海藻・キノコの5種類の繊維源を配合。

タンパク質も高消化性のものを使用して胃腸に優しい構成になっています。

乳酸菌・ビフィズス菌・酪酸菌の3種類の善玉菌に加え、生きて腸まで届く有胞子乳酸菌を配合。

さらにオリゴ糖や難消化性デンプンといった善玉菌の栄養になる材料を配合し、善玉菌の働きを助けます。

下痢や嘔吐による脱水とミネラル不足に配慮して、ナトリウム・塩素・カリウムのミネラルバランスを重視しています。

また、βグルカンとLPSが腸内から免疫系に働きかけ、丈夫な体を作るサポートをしてくれます。

犬心公式サイトをみてみる

関連記事:犬心の口コミ

カナガン

カナガン2

カナガンは食いつきのよさがウリのドッグフードですが、サツマイモやジャガイモを主原料に含んでいるため繊維が豊富。

成分表では、粗繊維3.5%とかなり高めです。

繊維質が水分を吸収して、ほどよい硬さの便を作るサポートをしてくれます。

カナガン公式サイトをみてみる

関連記事:カナガンの口コミ

アカナ

アカナは犬が野生だった頃の食事をドッグフードで再現したフードです。

添加物はほとんど使わず、食材だけで作る贅沢なフードになっています。

豆類やカボチャ、バターナッツスクワッシュなど新鮮な野菜を丸ごと配合。

粗繊維比率は「5%以下」と、トップクラスの配合量です。

キロあたり2000円台後半となかなかのお値段ですが、それだけの価値ありです。

また、アカナのシリーズの1つ「シングル」シリーズは、タンパク質源を1種類だけに絞っています。

つまりアレルギーになりにくい、またアレルギーが出ても原因を特定しやすい原材料構成になっています。

関連記事:アカナドッグフードの口コミ

モグワン

モグワンはイギリス生まれドッグフードです。

グレインフリーなので穀物アレルギーのあるワンちゃんでも安心。

サツマイモと3種類の豆類(エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆)を配合していて、繊維成分は3%と多い方です。

蛋白源はチキン・サーモン・豆の3つです。

犬でサーモンアレルギーはめったに聞きませんから、チキンアレルギーがなければほぼ安全です。

モグワン公式サイトをみてみる

関連記事:モグワンの口コミ

ロイヤルカナン

ロイヤルカナンは超有名どころなのでご存じの方も多いでしょう。

あまり知られていませんが、実は消化のしやすさがウリの1つになっています。

消化率90%以上の超高消化性たんぱく(LIP)を全品で使用していて、胃腸があまり丈夫ではないワンちゃんでも安心して食べられます。

全体的に食物繊維の割合が多く、6~8%程度あります。

ウェイトケア(減量用)では繊維の割合が20%を超えているラインナップもあります。

蛋白源はチキン・七面鳥・ダックを主に使っています。

関連記事:ロイヤルカナンの口コミ

ドッグフード工房

ドッグフード工房は国産・無添加がウリのドッグフードです。

添加物アレルギーのワンちゃんでも安心ですね。

さつまいも、人参、カボチャなどを使用していますが、繊維の割合は2%と高くありません。

注目ポイントは、ドッグフードには珍しく馬肉をメインに使っていること。

馬肉は低脂肪高タンパクでアレルギーの出にくい食材なので、チキンやビーフにアレルギーのあるワンちゃんでも大丈夫ですね。

国産・無添加だとキロ3000円は覚悟しなければいけませんが、ドッグフード工房はキロ2,200円台。内容の割にはリーズナブルです。

ドッグフード工房公式サイト

関連記事:ドッグフード工房の口コミ

みらいのドッグフード

みらいのドッグフードは、最新の動物臨床栄養学に基づいて、和漢植物を使った食事療法用のドッグフードです。

犬の7大アレルゲン(牛・鶏・小麦・とうもろこし・大豆・卵・牛乳)はすべて不使用。低カロリー高タンパクの鹿肉をメインにしています。

和漢&マクロビ食材をどっさり配合しているのが特徴。朝鮮人参や冬虫夏草、八角など、通常のドッグフードでは見られない原材料が数十種類も使われています。

さらに口腔ケアも同時に行う「食べる歯磨き」というアプローチで、お口の中を衛生的に保ちます。

このような手厚い構成で腸活を応援してくれます。

みらいのドッグフード公式サイトをみてみる

このこのごはん

このこのごはんは小型犬の健康維持を目指して作られたドッグフードです。

国産かつヒューマングレードで高い安全性。

乳酸菌を配合していて、腸の健康をサポートしてくれます。

保存料・酸化防止剤は無添加なので添加物アレルギーの心配はなし。

グルテンフリーだから小麦アレルギーのワンちゃんでも大丈夫。

オイルコーティングもしていないので、表面の油が酸化する心配はいりません。

最安値は公式サイトの定期コース。気に入らなければ1回で解約できます。

このこのごはん公式サイトをみてみる

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軟便の犬にドッグフードをふやかしてあげる

ドッグフードを水でふやかしてあげるのも手です。

水分も一緒にとれますし、柔らかくなるので食べやすくなります。

ふやかす水の温度は人肌程度にしましょう。

冷たいとお腹に悪いですし、熱々だと口の中を火傷してしまいます。

他には注意点として、ふやかすとドッグフードが歯にくっつきやすくなります。

そのため、歯磨きなど歯のケアをしっかりしましょう。

食べかすは虫歯や歯周病のもとなのでしっかり取り除きましょう。

 

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犬の軟便・下痢の原因と対策

「犬の軟便(下痢)ってどうして起こるの?」

1回だけならともかく、下痢が続くと体調が心配になりますよね。

下痢の原因はいくつかあります。

①ドッグフードの食べ過ぎ
②ドッグフードの切り替え方
③アレルギー・ドッグフードが合わない
④ドッグフードの劣化
⑤水分の取りすぎ
⑥誤飲・誤食
⑦ストレス
⑧冷え
⑨病気

このうち、フードの工夫で改善できるのは①~④です。

⑤以降は別の対処が必要になります。

以下、詳しく解説します。

犬の軟便・下痢の原因①ドッグフードの食べ過ぎ

まずチェックすべきはドッグフードの食べ過ぎです。

食いしん坊なわりに消化能力が未熟なパピーに起こりやすい現象です。

特にドライフードは水分が10%程度と少ないため、充分な水といっしょに摂らないと、消化器に負担がかかります。

人間でたとえると水を飲まずにカロリーメイトだけ食べているようなものです。

対策

食べ過ぎ対策として、フードをふやかす、ウェットフードにしてみる、野菜でかさ増しするなどの方法があります。

フードをふやかすメリット:
・量が増えて満足感もアップ
・水分もいっしょにとれる
・柔らかくなることで消化しやすくなる

野菜でかさ増しするメリット:
・カロリーを増やさず量を増やせる
・食物繊維もいっしょに摂れる

かさ増しに使う野菜はキャベツがおすすめです。茹でて刻んでフードにトッピングしましょう。

ウェットフードを常食にするのは、体が弱ってきたシニア犬以外はあまりおすすめしません。

・スペースが必要
・ドライフードより高い
・頻繁に購入しなければならない

と、手間や費用の面でデメリットがあるため、元気なうちはドライフードを食べさせたいところです。

ということで、ふやかす、または野菜でかさ増しを試してみましょう。

犬の軟便・下痢の原因②ドッグフードの切り替え方

以前のフードから急に切り替えると、胃腸が急な変化に適応できず、下痢や軟便になることがあります。

胃腸の丈夫なワンちゃんなら心配いりませんが、敏感なワンちゃんだと、毎日食べていたものからガラッとフードが変わっただけで体調を崩してしまいます。

人間でいうと、和食ばかり食べていた人がいきなりインド料理オンリーになるようなものです。

使っている食材も調理法も違うので、おなかがビックリしてしまうんですね。

切り替えが原因なら、対処もかんたんです。一過性の症状なので体調の心配もさほどいりません。

対策:フードの切り替えを徐々に行う

フードの切り替えは10日~2週間程度の期間でじっくり行います。

最初はもとのフードに少しだけ新しいフードを混ぜて与えます。割合の目安は5~10%がいいでしょう。

それで問題なく食べるようなら、新しいフードの割合を毎日少しずつ増やしていき、2週間程度かけて、100%にします。

このように、徐々に切り替えを行うことで、お腹がびっくりすることもなく、新しいフードに順応しやすくなります。

犬の軟便・下痢の原因③アレルギー・ドッグフードが合わない

長期間の下痢が続く場合は、アレルギーを疑ってみましょう。

アレルギー症状は人間だと蕁麻疹やかゆみが起こるイメージですが、下痢や嘔吐もアレルギー症状の1つです。

アレルギーの主な原因物質はタンパク質です。

・肉類(牛肉・鶏肉・ラム肉など)
・卵
・乳製品
・穀物(とうもろこし、小麦、フスマ、豆類など)

絶食 血便

対策:アレルゲンが含まれないフードに変更する

まずは食物アレルギーがあるのかどうかを調べましょう。

動物病院で検査してもらえばわかります。

その上で、アレルゲンが含まれないフードに変更しましょう。

動物病院に行くのが困難な場合は、

・ラム肉のフード
・「アレルギー対応」「アレルゲンカット」と記載されているフード
・タンパク質源が1つのフード

のいずれかに替えてみましょう。

ラム肉はビーフやチキンに比べてアレルギーが起こりにくいといわれています。

ラム肉のラインナップがあるフードは、キロ1,000円を超えてきてちょっとお高いのですが、背に腹は代えられません。

「アレルゲンカット」と書かれているフードは、ラム肉や魚を使っているものが多いです。

フィッシュアレルギーはほとんど聞かないので、これも安全といえるでしょう。

タンパク質源が1つのフードは、アレルゲンがわかっていれば、選びやすいです。

例としては、アカナのシングルシリーズやナチュラルハーベストのシンプレックスシリーズ(ウェットフード)などがあります。

犬の軟便・下痢の原因④ドッグフードの劣化

ドッグフードの劣化も軟便・下痢の原因になりえます。

ドライフードは未開封の状態なら1年程度長持ちしますが、開封後の賞味期限は1ヶ月としているものがほとんどです。

また、保管場所は「直射日光のあたらない涼しい場所」となっていますが、夏場だと冷蔵庫の中以外は常温でも暑いので、傷みが早くなります。
(日なたに放置しておくのは絶対にNGです)

特に悪影響を及ぼすのは脂質です。

ドライフードは製造のさい高温加熱するため、素材の風味が飛んでしまいます。

風味が飛んだままでは味気なく食いつきも悪いので、チキンオイルなどの油でおいしそうな香り付けをします(オイルコーティング)。

脂質が酸化するとヒドロキシノネナールや過酸化脂質が発生します。これらは下痢・嘔吐・腹痛などの原因となることがあります。

酸化を遅らせるために、たいていのフードにはミックストコフェロールやローズマリー抽出物などの酸化防止剤が配合されていますが、いつまでも永遠にフレッシュというわけではありません。

参考:日清オイリオ-油の酸化

対策:小さめのサイズに替える・小分けにして冷蔵庫に入れる

劣化対策は、開封したらとにかく早く食べきることです。

大袋は安いのがメリットですが、消費するのに時間がかかります。

多少の出費には目をつむって、これまで3㎏の袋を買っていたのを1㎏×3袋にしたり、小分け包装されているフードに変えてみましょう。

または、冷蔵庫で保存する手もあります。

ただし、大袋を冷蔵庫から何度も出し入れするのはNG。

温度差で結露が生じ、カビの原因になります。

そこで、ジップロックなどで1~3日分ずつ小分けにして保管します。

以上の対策をすれば、ドッグフードの新鮮さを保ち、劣化を防ぐことができます。

犬の軟便・下痢の原因⑤水分の取りすぎ

水分の取りすぎは軟便・下痢の原因になります。

人間でも同じなのでイメージしやすいですね。

1日あたりの適正水分摂取量の目安は、体重1kgあたり40~60ccです。

体重3kgなら120~180cc。

体重10kgなら400~600cc。

水を与えすぎていないかチェックしてみましょう。

犬の軟便・下痢の原因⑥誤飲・誤食

ドッグフードやおやつ以外のものを誤飲・誤食してしまうのも下痢の原因です。

・オモチャ
・衣類
・アクセサリー類
・ぬいぐるみ

など、飲み込める大きさのものを、犬の手の届く場所に置いていませんか?

ぬいぐるみは嚙みちぎって中綿を食べてしまうこともあります。

ストッキングを呑み込んでしまう場合もあります。

下痢だけならまだいいですが、腸閉塞や喉を詰まらせたりすると、最悪の場合は死につながることもあります。

疑わしい場合はすぐに動物病院にいきましょう。

消化されない異物が体内にある場合は、レントゲン画像などでわかります。

参考:松波動物病院メディカルセンター-犬の誤飲・誤食について

対策:犬の手の届くところに呑み込めそうなものを置かない

まず、呑み込んでしまったものを取り出すのは獣医師に頼りましょう。切開手術になることもあります。

誤飲や誤食の予防は、飲み込めそうなものや食いちぎれそうなものを手の届くところに置かないことです。

なんでも口にする赤ちゃんがいるつもりで接しましょう。

犬の軟便・下痢の原因⑦ストレス

ストレスも下痢の原因になります。人間と同じですね。

・引越しによる住環境の変化
・ケージの中に閉じ込めっぱなし
・外で遊べなくなった
・散歩の頻度が減った
・きつい叱責
・家族の雰囲気が暗い
・工事の掘削音
・トラックが近くをよく通る
・踏切や線路が近く電車の音が大きい
・いびきが大きい

などはわかりやすいですが、人間では気づかない音やニオイがストレスになることもあります。

人の可聴域は16~20,000ヘルツ、犬の可聴域は65~50,999ヘルツです。

モスキート音よりさらに高音域が聞こえます。

他には、意外に掃除機の音なども苦手です。掃除機はさまざまな周波数の音を発するため、犬にとっては異物です。

また、嗅覚は人の数千倍とも100万倍ともいわれ、ニオイを敏感に感じ取ります。

シャンプー・洗剤・たばこ・芳香剤・香水など、日常生活は匂いのするもので溢れています。

人にとってはいい匂いでも、犬にとってもいい匂いであるとは限りません。

対策:匂いや音のするものを遠ざける

新しく香水をつけ始めたり、柔軟剤を使い始めたり、洗濯洗剤を変えたなどといった変化はないでしょうか?

あればいったんそれらを元の状態に戻してみましょう。

そうして、匂いのするものを犬から遠ざけてみます。

掃除機をよくかけているなら、クイックルワイパーなど音が鳴らないものに変えてみましょう。

よく遊んで体を動かしているなら心配いりませんが、あまり動かない生活をしているなら、せめて週1回でもどこか広い場所に連れて行って走り回るとストレス解消になります。

家の外の環境は自分ではほとんど変えられないので、自分でコントロールできる範囲で対応してみましょう。

犬の軟便・下痢の原因⑧冷え

冷たいもの 体を冷やす食材は避ける

身体が冷えていると腸の働きが鈍り、充分に水分や栄養が吸収されず下痢を引き起こすことがあります。

もともと寒さに弱い犬種は、冬場は注意が必要です。

寒さに弱い犬種:
・ミニチュアピンシャー
・イタリアングレーハウンド
・チワワ
・ミニチュアブルテリア
・ウィペット
・ドーベルマン
・ダルメシアン
・サルーキ
・ワイマラナー

なぜこれらの犬種は寒さに弱いのか?(興味ない方は読み飛ばしてください)

その理由は、寒さから身を守る体毛があまりないからです。

犬の毛には皮膚を保護するオーバーコート(上毛)と保温の役割をするアンダーコート(下毛)の2種類があります。

オーバーコートはどの犬種でも持っていますが、アンダーコートがない、いわゆる「シングルコート」の犬種があります(両方持っているのは「ダブルコート」といいます)。

人間でいうとシャツ1枚で過ごしているようなものですね。

このシングルコートの犬種が、上記に挙げた「寒さに弱い犬種」です。

対策:食事を温める・服を着させる

冬場は水やフードをそのまま出さず、少し温めて出してあげましょう。

あまり暑すぎると口の中を火傷するので、人肌程度でOKです。

フードはラップをかけて10~20秒ほどレンチンします。

身体を温める食材や冷やす食材といった言葉がありますが、ドッグフードをあげているなら、気にする必要はありません。

ドッグフードの野菜の含有量はごくわずかなので、影響をほとんど受けません。

シングルコートの犬種には、冬場は服を着させてあげましょう。防寒対策をしておけば体が冷えにくくなります。

夏場でも、室内犬なら、エアコンの風が直接当たらないようにするなどの配慮をしてあげてください。

犬の軟便・下痢の原因⑨病気

感染症や寄生虫の可能性があります。

発熱していたり、体が震えているようならすぐに動物病院につれていきましょう。

・パルボウイルス感染症
パルボウイルスによって引き起こされる病気で、発症した犬の便や嘔吐物から他の犬に感染します。
症状:嘔吐・下痢・白血球の減少
治療方法:なし(免疫で自然に治す)
予防方法:ワクチン接種

参考:日本臨床獣医学フォーラム-犬パルボウイルス感染症

・イヌ伝染性肝炎
アデノウイルスの仲間の犬伝染性肝炎ウイルスによって引き起こされる病気で、発症した犬の便や尿から他の犬に感染します。
症状:発熱・元気消失・血便・皮膚の出血
治療方法:なし(免疫で自然に治す)
予防方法:ワクチン接種

参考:日本臨床獣医学フォーラム-イヌ伝染性肝炎

・犬コロナウイルス感染症
罹患した犬の便から他の犬に感染します。
症状:下痢・嘔吐・元気消失・食欲不振・脱水
治療方法:抗生剤や輸液
予防方法:ワクチン接種

・犬ジステンパー
はしかウイルスに似た犬のウイルスによって引き起こされる病気で、感染した犬のくしゃみや鼻水により飛沫感染します。ワクチンを接種していない犬の死亡率は50~90%と非常に高い恐ろしい病気です。
症状:発熱・鼻水・咳・結膜炎・下痢・嘔吐・脱水・衰弱
治療方法:なし(免疫で自然に治す)
予防方法:ワクチン接種

参考:日本臨床獣医学フォーラム-犬ジステンパー

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動物病院にいくべき下痢とは

動物病院にいくべき下痢とは、以下のような症状です。

・水下痢を頻繁に繰り返す

・下痢が2日以上続いている
水を充分飲んでいるならいいですが、食欲がないと脱水の危険性があります。。

・嘔吐症状がある

・便が黒っぽい
胃や小腸から出血している可能性があります(タール便)。

・便が白っぽい
消化酵素が充分に分泌されておらず、胆のうや膵臓に問題がある可能性があります。

・血便
大腸または肛門付近からの出血です。

・元気がない

・食欲がない

・体重が減っている

これらの症状がある場合は、感染症や消化器トラブルの可能性が高いので、動物病院を受診しましょう。

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