犬に鶏むね肉は与えても大丈夫!毎日でもOK
鶏むね肉は、ドッグフードの原料にも使われているので、低たんぱく、低脂肪、低カロリーなので愛犬に与えても問題はありません。
鶏むね肉は、脂肪分が少なくイミダペプチド、ナイアシン、ビタミンなどの健康維持に欠かせない成分が含まれています。
基本的には毎日与えても、問題がない食材です。
ドライフード、セミウェットフード、ウェットフードなどに鶏肉が含まれているので、おやつ程度、食事のトッピング程度の量を与えてあげると良いでしょう。
手作りのご飯を作る時は、鶏むね肉などの肉類を50パーセント前後、お米など炭水化物を30パーセントから40パーセント、野菜を10パーセントの比率にして与えることが大事です。
栄養のバランスが良い手作りご飯が作れます。
美しい被毛、内臓、血液、筋肉などを作るためには、良質なたんぱく質は年齢に関係なく、犬の健康維持に欠かせない栄養素です。
年齢を重ねると歯の咀嚼機能が低下したり、胃腸などの消化器官の病気などが原因で、食欲不振、下痢や便秘などで悩んでいる飼い主さんが少なくありません。
健康を維持して長寿を目指すためには、鶏肉などを原料にしたドッグフードを選んであげることが大事です。
チキンアレルギーなどがない場合は、適量の鶏むね肉を与えてあげることで不足しがちな栄養素を補うことができます。
むね以外で犬が食べられる鶏肉の部位
鶏肉は良質なたんぱく質、アミノ酸、ビタミンなどが豊富に含まれているので、むね肉以外の部位も犬に食べさせることができます。
鶏のもも肉、ささみ、せせり、砂肝、レバー、皮などの部位は、基本的には食べさせても問題ありません。
鶏肉には犬の体に欠かせないアミノ酸が豊富に含まれており、被毛を美しく保つ働きがあります。
鶏のむね肉には優れた抗酸化物質の、イミダペプチドが含まれているので、疲労回復効果、活性酸素の発生を抑える働きがあります。
鶏肉は低カロリーで高たんぱく質、低カロリーなので、肥満気味の犬、去勢、避妊後の犬にも与えることができます。
低カロリーなダイエットレシピを覚えておくと良いでしょう。
ダイエット中の場合は、なるべく脂肪分の少ないむね肉、ささみなどの部位を与えてあげると良いでしょう。
犬に鶏むね肉をあげるときの注意点
犬に鶏肉を与える時は、いくつかの注意点があります。
犬は猫とは違って完全肉食動物ではないので、肉類だけを与えてしまうと胃腸に負担が掛かってしまい、下痢や軟便、消化不良などの原因になってしまいます。
鶏肉だけを与えるのではなく、お米や玄米などの炭水化物、野菜類などを加えた手作りご飯を作ることが大切です。
鶏肉などの肉類は、全体の50パーセントぐらいの割合にすると良いでしょう。
ドッグフード中心の食生活をしている場合は、鶏肉などの肉類が含まれているので、トッピングやおやつ程度の量にしておくと良いでしょう。
ドライフード、セミウェットタイプ、ウェットタイプなどのドッグフードを与えている場合は、肉類は20パーセントぐらいの量がお勧めです。
注意点①チキンアレルギー
鶏肉は栄養バランスが良く、健康な犬の場合は問題なく食べさせることができます。
現在はストレスや疲労、体の免疫力の低下などが原因でチキンアレルギーの犬が増えています。
鶏肉はアレルギーを起こしやすい食材のひとつですが、チキンアレルギーの症状は皮膚の痒みが見られることが多いです。
鶏肉や鶏肉が含まれているドッグフードを食べた後に、皮膚をかきむしっている場合はチキンアレルギーの可能性があります。
下痢や軟便、嘔吐などの消化器官に異常が見られたり、咳が止まらないなどの呼吸器系の異常が見られることが少なくありません。
チキンアレルギーの疑いがある場合は、動物病院の獣医師にアレルギー検査をしてもらうと良いでしょう。
チキンアレルギーの場合は、良質な魚類、野菜類などが含まれているドッグフードを与えることが大事です。
注意点②生はダメ!下痢の可能性
鶏肉は高たんぱく質、低カロリー、低脂肪なので犬の体に負担が少なく、豊富な栄養素が含まれているため、犬に与えている人が増えています。
鶏肉はむね肉、ささみ、レバー、もも肉などの部位を与えることができますが、生で与えてしまうと食中毒の原因になる大腸菌・サルモネラ菌・カンピロバクターが発生してしまいます。
大腸菌・サルモネラ菌・カンピロバクターは食中毒の原因になり、下痢や軟便、嘔吐、血便などの症状が出てしまいます。
命を脅かすこともあるので、必ず加熱をしてから与えてあげることが大事です。
むね肉やささみ、もも肉などは、茹でる、焼く、蒸すなどの加熱調理をして与えることで、食中毒を未然に防ぐことができます。
生で与えるのは大変危険です。
注意点③骨や骨付き肉は避ける
チキンや手羽先の骨には、コラーゲンやカルシウムなどが豊富に含まれており、犬が好む傾向があります。
そのため、犬にチキンや手羽先の骨を与えたいと思う飼い主さんが多いようです。
現在はドライフード、セミウェットフード、ウェットフードなどの柔らかいフードが主流になっており、チキンや手羽先の骨などの固い部位は、食べなれていないことが多いです。
そのため、丸飲みをしてしまったり、しっかりと咀嚼することができず、骨が割れて刺さってしまうことが少なくありません。
チキンや手羽先などの骨を与えなくても、栄養面では何も問題はありません。
骨を食べることで健康面に悪影響が出ることがあるので、なるべく与えないことが大事です。
鶏唐揚げ・つくね・チキンナゲットなどの加工品はNG
基本的には鶏むね肉、もも肉、ささみ、レバーなどの部位は与えても良いですが、鶏唐揚げ、つくね、チキンナゲットなどの加工品は与えないようにしましょう。
鶏唐揚げ、つくね、チキンナゲットなどの加工品はとても美味しいので、犬が好む味付けですが、塩分や香辛料、油分などが多く含まれているので、健康面に悪影響を与えてしまいます。
鶏唐揚げ、つくね、チキンナゲットなどの加工品には、ハーブなどのスパイス、塩コショウなどの香辛料、醤油などの塩分が多く含まれています。
生活習慣病に罹りやすくなるので、与えないことが大事です。
人間とは違って塩分や香辛料などは、体に悪影響が出てしまうので味付けをしていない、加熱した鶏肉を与える必要があります。
犬に鶏むね肉を与えるメリット・栄養・効果
犬に鶏肉を食べさせるメリットは、動物性たんぱく質をしっかりと補うことができる点です。
犬は完全肉食動物ではありませんが、動物性たんぱく質を摂取しないと、健康を維持することができません。
鶏むね肉やささみなどの部位は、脂肪分が少なく低カロリーなので去勢、避妊後の太りやすくなった犬に安心して与えることができます。
犬は食事をする時は丸飲みをしやすいので、なるべく小さく切って与えてあげると良いでしょう。
鶏肉には犬の体に欠かせないアミノ酸、美しい被毛、健康な内臓、血液、筋肉を作るために欠かせないたんぱく質が豊富です。
鶏肉には優れた抗酸化物質のイミダペプチド、ナイアシンなどが含まれているので、老齢の犬にも安心して与えることができます。
メリット①タンパク質
鶏肉には良質なたんぱく質が豊富に含まれているので、筋肉や内臓、血液、被毛などを作る役割をしています。
犬は7歳から8歳を過ぎるとシニアになるので、運動量や食べる量が減ってきて、筋肉量が減ってしまうことがあります。
鶏のむね肉やささみ、もも肉などには動物性たんぱく質が豊富に含まれているので、老齢期の犬に欠かせないアミノ酸やビタミンなどを補うことができます。
ドッグフード中心の食生活でも、トッピングに適量の鶏肉を与えるのがお勧めです。
メリット②ビタミンA
鶏むね肉には、脂溶性のビタミンAが豊富に含まれています。
ビタミンAは美しい被毛を作ったり、粘膜を強化する役割があるので、犬の健康維持に欠かすことができない成分です。
人参やブロッコリーなどの緑黄色野菜にも含まれていますが、調理の工程などで壊れやすくなります。
鶏むね肉にはビタミンAが豊富に含まれているので、艶のある美しい被毛を作ったり、口内炎などの病気を予防する働きがあります。
鶏むね肉、ささみなどに脂肪が少ない部位を適量与えてあげると良いでしょう。
メリット③イミダペプチド
鶏むね肉には、優れた抗酸化物質のイミダペプチドが含まれています。
イミダペプチドは体を錆びつかせる原因の活性酸素の発生を抑えたり、優れた滋養強壮、疲労回復効果があるのが特徴です。
病中病後で体力の落ちている犬、老齢犬、成長段階の子犬などに、適量を与えてあげると良いでしょう。
イミダペプチドは人間のサプリメントにも、含まれており、愛犬の健康維持に役立てることができます。
鶏むね肉は味付けをせず、加熱をしてから与えることが大事です。
メリット④ナイアシン
鶏むね肉には、水溶性ビタミンのナイアシンが豊富に含まれています。
ナイアシンは体内に入ると酵素の働きを補助する役割があるので、犬の健康に欠かすことが出来ない栄養素です。
糖質、脂質、タンパク質の代謝に関わり、エネルギー生産にも重要な役割をしているので、鶏むね肉を食べさせてあげると良いでしょう。
ナイアシンは水に溶けやすい性質を持っていますが、調理を工夫することで補うことができます。
鶏むね肉を適量食べることで粘膜を強化したり、美しい被毛を保てます。
犬に鶏むね肉を与える適量(1日あたり)
超小型犬・小型犬・中型犬・大型犬などの犬種によっても、1日に与える胸肉の量は違ってきます。
普段はドッグフード中心の食生活をしている場合は、鶏むね肉は毎日は食べさせる必要はありません。
手作りご飯を作る時は1日の鶏むね肉の適量を覚えておくと、体の大きさに応じて与えることができます。
超小型犬の場合は50グラム、小型犬の場合は150グラムぐらいが適量です。
中型犬の場合は体重があるので、250グラムぐらいを与えてあげると良いでしょう。
大型犬の場合は500グラムぐらいは必要なので、犬種に応じた鶏むね肉の量を覚えておくことが大事です。
ドッグフード中心の生活をしている場合は、手作りご飯を作ってあげることで味の変化を楽しむことができます。
鶏むね肉のゆで方と犬用おすすめレシピ
愛犬の健康維持のために、鶏むね肉の茹で方、レシピなどを覚えておくと良いでしょう。
鶏むね肉は蓋付きの鍋や深さのあるフライパンを使って、むね肉が重ならないように広げておきます。
むね肉が被るぐらいの水を加えて、12分から15分ぐらい加熱をします。
12分から15分ぐらい経過をしたら、中まで火が通っているか確認をして、まだ中身が煮えていない場合はもう少し加熱をする必要があります。
15分程度放置をして取り出してから、冷ましておき、食べやすい大きさにしておくと良いでしょう。
鶏むね肉を使ったレシピには、ご飯に適量のヨーグルト、かぼちゃの缶詰、茹でたむね肉を適量入れてあげることで消化吸収の良い手作りご飯が作れます。
下痢や軟便の時でも消化吸収が良く、胃腸に負担の少ないレシピです。
レシピ①鶏むね肉の野菜あんかけ
鶏むね肉を使った犬用レシピには、鶏むね肉の野菜あんかけがお勧めです。
鶏むね肉の野菜あんかけは、ドッグフードをあまり食べない犬、食欲不振気味の犬におすすめのレシピです。
鶏のむね肉、人参、キャベツなどの野菜は、食べやすい大きさにカットをして、蓋の付いた深い鍋で火が通るまで茹でます。
灰汁を丁寧に取ってから、食材に日が通ったら、片栗粉を適量入れてとろみを付けます。
味付けはしなくても鶏むね肉や野菜のうま味が感じられるので、犬が喜ぶレシピです。
ドッグフードをあまり好まない場合は、鶏むね肉の野菜あんかけを作ってあげると良いでしょう。
少量のかつおぶしをトッピングすることで、香りが良くなり食べやすくなります。
鶏むね肉や野菜の栄養素を補えるレシピです。
レシピ②鳥むね肉のダイエットハム
犬は去勢、避妊後は太りやすくなるので、鶏むね肉を使ったダイエットレシピを覚えておくと良いでしょう。
鶏むね肉のダイエットハムは、調味料は一切使用していないので安心して与えることができます。
鶏むね肉の脂、皮などを全部取り除いて、ラップなどで2重にくるんでおくと良いでしょう。
厚みのある所は包丁などで切れ目を入れておくことで、火が通りやすくなります。
蓋付きの鍋に鶏むね肉を15分から20分ぐらい加熱をしてから、蓋をして3時間ぐらい放置をしておきます。
脂肪分が少なく、高たんぱく、低カロリーなダイエットハムです。
あまり日持ちはしないので、鶏むね肉を一枚だけ使用すると良いでしょう。
栄養価が高く、香りが良いので犬が喜ぶレシピです。
レシピ③鶏肉と野菜のどんぶり
鶏むね肉はナイアシン、イミダペプチドなどの成分が含まれており、高たんぱく、低カロリー、低脂肪なので犬用レシピを覚えておくと良いでしょう。
鶏むね肉は茹でておき、フォークや包丁などで食べやすい大きさにほぐしておくと良いでしょう。
トウモロコシや小麦などはアレルギーの原因になりますが、お米や玄米などはアレルギーを起こしにくいので手作りご飯に向いている食材です。
ご飯に適量のほぐした胸肉、かぼちゃのペースト、茹でたさつまいも、適量のヨーグルトなどを加えたレシピはお腹に優しいのが魅力です。
消化不良や下痢や軟便などでお腹の調子が優れない犬にも、与えることができるレシピです。
ヨーグルトは乳糖がほとんど含まれていないので、健康な犬には問題なく与えることができます。
鶏肉を使ったドッグフードはたくさんある
鶏肉を使ったドッグフードはたくさんあります。
安いフードからプレミアムフードまで、鶏肉はもっともポピュラーなドッグフードの主原料の1つです。
・UMAKA
水炊き料亭「博多華味鳥」の会社が開発した高級ドッグフード。九州産華味鳥を100%使用したヒューマングレードのぜいたくフードです。
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