ヒューマングレードとは?ドッグフードのおすすめと選び方

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種類 犬の豆知識
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ヒューマングレードとは

ヒューマングレードのペットフードとは、一般には「人間の食べ物と同じ原材料を使い、人間の食べ物の加工工場と同じレベルの工場で生産したフード」という意味で使われます。

「ヒューマングレードって人間が口にしても大丈夫なんでしょ? とにかく安全で良いってことだよね?」

ドッグフードやキャットフードに使われる「ヒューマングレード」という言葉。

一般的には、

・人間が口にできないもの
→粗悪で不潔な環境で作ってそう

・人間が口にできるもの
→きれいな工場で作ってて安全性が高そう

こんなイメージがあるのではないかと思います。

たしかに、おおまかなイメージとしては「人間が口にしても大丈夫なもの」で間違いありません。

では「人間が口にしても大丈夫なもの」はすべて犬にとっても大丈夫なのか?

実はそうであるとは限りません。

たとえば犬が人間とまったく同じ食事をとると、塩分過多になり、人間でいう生活習慣病を引き起こしやすくなります。

「ヒューマングレード」を名乗ることによって、原材料や生産環境の安全性は担保されますが、栄養バランスや原材料構成、添加物の量に関する縛りはないので、別にチェックする必要があります。

なお、食品衛生法は食品の衛生基準のみに適用されるため、栄養バランスはまた別の問題です。

ヒューマングレードに法的な定めはない

実はヒューマングレードには法的な定めはありません。

ペットフード協会農水省の隅から隅までみても、「ヒューマングレード」の文字は1つもありません。

人間用の食品だと食品衛生法という縛りがありますが、ペットフードには適用されません。

そのため、「人間用の食品加工工場で製造している」とは言えても、食品衛生法を守る必要はありません。法的な定義がないため、言ったもん勝ちの曖昧な言葉といえます。

アメリカでも同じで、法規制はありませんが、規範となるものはあります。

規範となるのはAAFCO(米国飼料検査官協会)のガイドラインです。

AAFCO-「ヒューマングレード」のペットおよび特殊ペットフードの主張に関するガイドライン

これによると、
・製造過程のすべてにおいて連邦規則集の「21 CFR part507」に適合していること
・FDA(アメリカ食品医薬品局)に食品施設・飼料施設の両方として登録していること(できない場合はそれに準拠しているという証拠書類をそろえておくこと)
・保管・輸送・処理の手順書を作成すること

などのルールが列記されています。

AAFCOの書きぶりをみると、おそらく定義づけから始まったものではなく、ペットフード会社が勝手に「ヒューマングレード」という耳障りのよいワードを使いはじめ、しだいに独り歩きしはじめたため、乱用を防ぐためにAAFCOがあとからガイドラインを作った、という流れのように見受けられます。

参考:AAFCO-ヒューマングレード

一般のドッグフードに使われるのはペットフード安全法基準

ドッグフードはペットフード安全法(正式名称:愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)によって、有害物質の含有量が規制されています。

この法律の中では、BHAやBHTといった添加物、農薬、汚染物質、メラミンなどの量の上限が定められています。

たとえばBHAは1gあたり150μg以下。

「ゼロじゃないの?」という疑問が出てくるかもしれませんが、加工食品で諸々の物質の含有量をゼロにするのはなかなか現実的ではありません。

これによって、一般的なペットフードの製造過程で含まれる可能性のある有害物質が、毎日食べても健康被害がないレベルにまで少なくなります。

この法律が成立するまで、ペットフードには規制らしい規制がありませんでした。

きっかけとなったのは2007年にアメリカで起きたペットフードによる死亡事件。

メラミンが混入した中国産のフードを食べた犬や猫が相次いで尿管結石による腎障害で死亡したのです。

メラミン混入は事故ではなく、タンパク質の検査値上の含有量を増やす(高タンパクをうたう)目的で故意に混入されたと言われています。

明らかに食用でない原料を混ぜて成分値をごまかしたということです。悪質の極みですね。

この事件を受け、日本でも法整備の必要性が議論されるようになり、2008年にペットフード安全法が成立しました。

参考:京都産業大学-“メラミン”によるペット大量死

飼料グレード

飼料グレード(フィードグレード)という言葉があります。

これは家畜の飼料に使われるもので、飼料安全法の規制を受けます。

ただし、飼料安全法は本来、豚や牛などの家畜の餌に適用されるもの。

ペットは家畜ではなく愛玩動物なので、飼料安全法の規制は本来受けません。

参考:農水省-飼料安全法

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ヒューマングレードドッグフードの選び方

ヒューマングレードのドッグフードの選び方は、公式サイトの商品紹介ページを見て「ヒューマングレード」と書いてあればOKです。

ヒューマングレードのドッグフードは人間の食べ物を作る工場で生産していることをウリにしています。

飼料用の工場より手間をかけて安全性を高めているので、その分コストがかかります。

が、一方で強力なアピール材料になるので、もしそのような体制をとっているなら確実に紹介ページに書かれています。

ただし、ヒューマングレードはあくまで「人間の口に入る原材料を使っている」「人間用の食品工場で生産している」だけであって、栄養バランスやアレルギーへの配慮、国産かどうかとは関係ありません。

ヒューマングレード+αで何を求めるのかによって変わります。

食材が低温調理されているかどうか

良質なドッグフードの見分け方は、まず低温調理されているかどうかです。

低温調理はコストがかかるため、安いドッグフードでは行われない手法です。

低温調理のメリットは、栄養や風味が飛ばないため、ビタミンやミネラルの添加がそれほど必要でなかったり、動物性油脂でオイルコーティングをする必要がなく、結果として必要な添加物が少なくなります。

通常のドッグフードは「エクストルーダー」というオーブンのような加熱調理機を使い、食材をすべて混ぜ合わせて高温調理する方法で行われます。

エクストルーダー製法だと内部の熱は最高150℃まで上昇するため、ビタミン類が壊れやすく、栄養素や肉の風味が失われてしまいます。

それを見越してか、コストの問題か、そもそも野菜が入っておらず、とうもろこしと肉粉末と、あとはビタミンの添加で栄養バランスをとる、というまるでサプリ丼のようなフードもよくあります(キロ1000円を切る安いフードに顕著)。

低温調理されているというたったそれだけで、丁寧に作られている指標になります。

トレーサビリティがある

食材にトレーサビリティが確保されていれば、いざというとき情報開示ができるので、どこの誰がどんな方法で作ったかわからない食材を掴まされる心配はありません。

トレーサビリティがないと、中国で禁止されている農薬まみれで作っている可能性だってあるわけです。

フードの品質と安全性を担保するために、ペットフード安全法があるわけですが、この法律は、あくまで掲載された品目にのみ規制をかけられるのであって、すべての農薬や危険な原材料に対して規制をかけられるわけではありません。

生産者側もトレーサビリティがあるとへたな真似はできませんよね。コンプライアンスを守ってやらないと何か問題が起こったときに被害を受けるのは自分ですから。

そのため、トレーサビリティがあり「見張られている」という感覚があるほうが消費者としては安全かつ安心です。

ヒューマングレード+無添加

無添加ドッグフードがほしい場合は、原材料表示をチェックしましょう。

原材料を4行以上書いているなら、ほぼ確実に添加物が入っています

無添加ドッグフードは、食材しか並んでいないので、原材料の文字数が極端に少なく、2~3行ぐらいでおさまります。

より正確には、以下の表記がないかチェックしましょう。

・保存料(ソルビン酸カリウムなど)
・酸化防止剤(BHA、ミックストコフェロールなど)
・着色料(赤色〇号、青色〇号など)
・栄養添加物(ビタミン、ミネラル)
・香料

ただ「無添加」とうたっているだけでは、本当に無添加とは限りません。

よくよく見ると、「合成保存料無添加」「着色料無添加」など成分を絞って無添加をうたっているものがよく見受けられます。

ビタミンやミネラルなどの栄養成分も正確には添加物です。

食材だけで必要な栄養バランスを満たし、なおかつ長期保存に耐えうるドッグフードを作るのは難易度が高いです。

完全無添加のドッグフードは非常に限られます。

「無添加」の表示に騙されず、原材料をしっかりチェックしましょう。

ヒューマングレード+アレルギー対応

ヒューマングレードとアレルギー対応は関係ありません。

そのため、アレルギーがあるワンちゃんなら、ヒューマングレードとアレルギーは切り離して考える必要があります。

ヒューマングレードと書いていればそれはそれでよし。

さらにワンちゃんのアレルゲンの種類によって、フードの選択肢を絞っていきます。

食物アレルギーは牛肉、穀物、鶏肉、卵、乳製品の5種類がほとんどです。

鶏肉アレルギーならラム・ダック・馬肉・鹿肉・魚がメインのフードを選びましょう。

穀物アレルギーならグレインフリー、小麦限定ならグルテンフリーでOKです。

牛肉・卵・乳製品はあまり気にする必要はありません。いずれもドッグフードにはほとんど含まれていない食材です。牛肉はパッケージを見ればわかりますしね。

添加物アレルギーもあるにはありますが、パターンとしてはごく少数です。

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ヒューマングレードのメリット

ヒューマングレードのメリットは、衛生環境の整った工場で製造されているため、安全性が高いことです。

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ヒューマングレードのおすすめドッグフード

ヒューマングレードのおすすめドッグフードを紹介します。

ヒューマングレードのドッグフード①カナガン

カナガン2

「驚きの食いつき」がウリのカナガン。

その特徴はお肉の配合率50%でチキンたっぷりなこと。

放し飼いで育てたチキンを新鮮なうちにヒューマングレードの工場で加工。

さらにチキングレイビーをプラスして自然ないい匂い。袋を開けたとたん飛んできます。

グレインフリーで穀物が気になるワンちゃんも安心。

子犬でも食べやすい小型サイズ。ドーナツ状で真ん中に穴が空いているので、歯をひっかけて噛み砕きやすく、呑み込んでしまっても空気孔が確保されているので安心。

メーカーはエリザベス女王からの表彰歴もあるイギリスの老舗メーカーです。カナガンはイギリスはじめ39カ国で販売されています。

獣医師の97%が推奨している信頼感。

最安値はカナガン公式サイトの定期コース。まとめ買いで最大20%オフになります。

関連記事:カナガン口コミ

ヒューマングレードのドッグフード②モグワン

モグワン

モグワンは手作り食のレシピから生まれた、食いつきと健康を両立させた高品質ドッグフードです。

イギリスのFEDIAF基準をクリアした大手ペットフード工場で生産。

袋にはすべて製造番号が付記され、原材料のトラッキングが可能。

添加物はビタミンとミネラルのみ。保存料・酸化防止剤・着色料・香料は不使用です。

肉だけでなく、野菜とフルーツをたっぷりブレンドしていて、素材から栄養をとるという意識が伝わります。

グレインフリーなので穀物アレルギーのワンちゃんも安心。

最安値はモグワン公式サイトの定期コース。まとめ買いで最大20%割引で入手できます。

関連記事:モグワン口コミ

ヒューマングレードのドッグフード③UMAKA

UMAKA

「ヒューマングレードを超える品質」がキャッチフレーズのUMAKA。

有名な水炊き料亭「博多華味鳥」が手掛けたドッグフードで、お店で使用される鶏肉と全く同じ、九州産華味鳥100%を使用した贅沢な国産ドッグフードです。

華味鳥以外の食材も国産メイン。

GMP認定・ISO22005認証・HACCP認証の九州の工場で製造しているので信頼性はばっちり。ちょっとやりすぎな気もしますが、ここまで製造体制がしっかりしているドッグフード工場は他にありません。

袋を開けるとかつお節の香りがふわっと立ち上ります。

UMAKAで不使用の原材料:
・オイルコーティング
・着色料
・酸化防止剤
・小麦

ビタミンとミネラルの栄養添加物は使っていますが、それぐらいです。

全犬種・オールステージ対応。

1.5㎏で5,478円(税込)と値段は張りますが、最安値はうまか公式サイトの定期コース。初回限定ですがなんと40%OFFで入手できます。2回目以降も10%OFF。

うまか ドッグフード 口コミ

ヒューマングレードのドッグフード④ナチュロル

ナチュロル

ナチュロルは人も食べられる国産プレミアムドッグフードです。

・保存料不使用
・化学調味料不使用
・4Dミート不使用
・ノンオイルコーティング

さらに涙やけや毛並み・ニオイの問題にもアプローチ。

原材料はすべて人間が食べられる上、人間の食品と同じレベルの国内の専門工場で製造しています。人工添加物不使用、グレインフリー・グルテンフリーでアレルギーのワンちゃんも安心。

新鮮で良質な動物性たんぱく質とオメガ3脂肪酸で毛並みを健康に保ちます。

善玉菌を増やして腸内環境を整えるため、乳酸菌やオリゴ糖、海藻を配合しています。

袋を開けた瞬間に天然素材の自然な香りが感じられます。

少ない原材料で高栄養なのは、原材料と製法にこだわっている証ですね。

ナチュロル口コミ

ヒューマングレードのドッグフード⑤このこのごはん

このこのごはんは小型犬専用の健康ドッグフードです。

・GMP認定
・有機JAS認証
・ISO22005認証
・HACCP認証

の国内工場で製造。まさに万全の態勢です。

高タンパク低脂肪の鶏ささみを主原料に使用。

ほかにも鹿肉やまぐろといったドッグフードではあまり使われない高級原材料が使用され、カロリーは控えめで高タンパク。運動不足な室内犬のための栄養バランスになっています。

さらにリニューアル後はビタミンB群、ミネラル、オメガ3脂肪酸の3栄養素がアップしています。

かつお節の配合量も50%アップしておいしさがさらに際立ち、98.5%のワンちゃんが毎日食べる味に仕上がっています。

ニオイ・毛並み・涙やけの問題にもアプローチ。

お米由来の乳酸菌配合で善玉菌を増やしてうんちの臭いが軽減されます。

パパイヤ・オメガ3脂肪酸とビタミンB群で皮膚や毛づやのサポート。

添加物はビタミンとミネラルのみで、保存料、酸化防止剤その他の添加物は不使用です。

1kg3,850円とトップクラスにお高いですが、このこのごはん公式サイトの定期コースならずっと15%OFFで入手できます。

このこのごはん口コミ

ヒューマングレードのドッグフード⑥ブッチ

ブッチはお肉たっぷりのニュージーランド産ウェットフードです。

ニュージーランドの第一次産業省(日本の農林水産省にあたる)の検査に合格した農家が生産する新鮮な原材料のみ使用しています。納品後、その日のうちに工場で製品化されています。

生肉と同じ70%の水分含有度で、より自然でストレスの少ない消化吸収をサポート。

最も人気のブラックレーベルはビーフ・ラム・チキンでお肉の割合が76.5%。サバとマグロも含んでいるので、それらを足すと8割が動物性たんぱく質。残りは野菜と海藻。ほぼ野生の食事に近い割合です。

100℃未満で低温調理しているため、栄養や風味が損なわれにくいようになっています。そのため食いつきも抜群。

グルテンフリーで小麦不使用。人工調味料、香料、着色料、保存料などの人工添加物は使われていませんが、凝固剤、香料、ビタミン、ミネラルのみ使用しています。

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関連記事:ブッチドッグフード口コミ

ヒューマングレードのドッグフード⑦ファインペッツ

ファインペッツはオランダ産のドッグフードです。

主原料は鹿肉・鶏肉・サーモンに加え、栄養価の高いオートミールを配合。

直径5㎜の小粒タイプと直径12㎜の大粒タイプの2種類があります。

安全性のために、以下の原材料は使わないと宣言しています。

ファインペッツで使わない原材料:
・肉類の副産物(バイプロダクト)
・遺伝子組み換え作物
・放射性物質汚染原材料
・重金属類汚染作物
・化学的な酸化防止剤
・防腐剤
・着色料
・香料

原材料を見ても添加物がなく、食材しか使われていません。ハーブ類が多い印象です。

「オーブンベイク」と書いているので、加工方法は高温調理ですが、壊れやすい栄養を含む原材料は高温調理後に追加されています。そのため栄養はしっかり食材からとっていますね。

また消化吸収性がよく、87%という数値を記録しています。

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ヒューマングレードのドッグフード⑧ヤムヤムヤム

ヤムヤムヤムはドッグフードの専門ショップ、グリーンドッグが作ったプレミアムフードです。

主原料は国産。人工添加物は一切不使用。

人間の食材と同じ食材を使用し、人間の食品を作る工場と同一規格の国内ペットフード専門工場で製造しています。衛生レベルは人間並み。まさにヒューマングレードです。

獣医師監修レシピで栄養バランスは完璧。ジューシーな若鳥をメインに、体に優しい食材を使用し、ビタミン・ミネラル・繊維質などの栄養素も自然な形で取り入れられます。

「人間でも食欲をそそる」とミシュラン1つ星シェフがコメントしています。

かつお節・しいたけ・昆布のうまみ成分たっぷり。

ドライタイプとやわらかドライタイプの2種類があります。

900gで3,558円(税込)とお高いですが、ヤムヤムヤム公式サイトだと44%OFFの1,980円で入手できます。

Yum Yum Yum!(ヤムヤムヤム)公式サイトをみてみる
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