グレインフリードッグフードの選び方
この記事は、
「グレインフリーって犬の体にいいんでしょ?食べさせてあげたい!」
または、
「うちのワンコ、小麦アレルギーがあって・・」
という方に向けて書いています。
一口にグレインフリーといっても品質はピンキリ。
体にいいものを求めたはずが、実は体に悪い原材料が入っていたりします。
でも、知識がなければ、何が良くて何が悪いかの区別がつきませんよね。
ワンちゃんのためにいいものを食べさせてあげたいけど、かといって勉強する時間もない・・
そんな人のために、ここではグレインフリードッグフードの簡単な選び方と、おすすめフードを紹介します。
良いグレインフリードッグフードの選び方は以下の4つ。
・主原料に良質なタンパク質が使われている
・原産国の基準が高い
・気になる添加物が使われていない
・年齢・犬種で選ぶ
以下、詳細に解説します。
主原料に良質なタンパク質(動物性原料)が使われている
まずは「主原料に良質なタンパク質(動物性原料)が使われている」です。
グレイン、つまり穀物が使われていないので、必然的に主原料は肉や魚といったタンパク質になります。
フードの中で最も多くの割合を占める原材料はいいものであってほしいですよね。
見分け方は、原材料を見て「○○ミール」という名前があれば避けましょう。
例:
・チキンミール
・フィッシュミール
・ターキーミール
これらが原材料名に入っていたら、やめたほうが無難です。
「○○ミール」は食用に使われた動物の、残りの部分を粉にしたものです。チキンでいうと内臓や頭などですね。安価なフードでよく使われます。
しかし、「○○ミール」はいわゆる「4Dミート」が使われていることがあります。
4Dミート:
・Dead(屠殺以外で死んだ動物の肉)
・Diseased(病気の動物の肉)
・Dying(死にかけの動物の肉)
・Disabled(障害がある動物の肉)
食用に育てられた家畜ではない動物や、食用の部位ではない肉を利用している可能性があります。
毒が混入しているわけではないですし、加熱殺菌しているので安全とはいえ、素性がわからないと気持ち悪いですよね。
また、「動物性油脂」という原材料も要注意です。
なんの動物のどこの部位を使用しているかわかりません。不明確な表現で記載されている原材料は要注意です。
たとえば魚油なら、DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸を摂取する目的で配合されます。オメガ3脂肪酸は皮膚や被毛の健康維持に欠かせないもの。
最低限「魚油」ぐらいの記載はほしいものです。
植物性原料
植物性原料は高価なフードになればなるほど多くなります。
安いフードだと、とうもろこし+チキンミール+ビタミン添加物+ミネラル添加物という組み合わせが王道。野菜は含まれていません。
高いフードになると、栄養添加物の種類が減り、野菜やフルーツが多くみられるようになります。
ただし、ドッグフードは100℃を超える高熱で調理加工するため、ビタミンCなど高熱で壊れる栄養素もあり、添加物で補うのもやむなしの場合はあります。
基準が高い原産国で選ぶ
続いて、「基準が高い原産国で選ぶ」です。
信頼度でいうと、
ヨーロッパ > アメリカ・日本・カナダ・オーストラリアなど > その他の国
という順番で、ヨーロッパ産が最も信頼が置けます。
ヨーロッパ:FEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)基準
ペットフード製造に関するガイドラインを定めています。
栄養基準だけでなく工場が守るべき安全ルールも定められていて、最も漏れがない規範となっています。
ドッグフードの説明では「FEDIAF認定工場で生産」などと書かれています。
日本:ペットフード安全法
ペットフードに含まれる有害物質の含有量に関する規制を行う法律です。
使用される農薬や酸化防止剤の量に規制をかけています。
栄養基準についての定めはありません。
アメリカ:AAFCO(全米飼料検査官協会)
フードと水だけで健やかに成長できる栄養バランスについて基準を定めたものです。
製造方法についての記載はありません。
添加物の種類もチェック
添加物の含有量は気にしなくていいレベルですが、無添加にこだわりがある人は気になりますよね。
よくやり玉に挙げられるのはBHAとBHTです。両方とも酸化防止剤で、ペットフード安全法で使用基準が定められています。キロ2,000円を超えるような高級フードではまず見ません。
添加物の種類は、主に4つ。
・保存料(腐敗を防止するもの)
ソルビン酸カリウムなど
・酸化防止剤(劣化を防止するもの)
BHA、BHT、ミックストコフェロールなど
・着色料
赤色○号など
・栄養添加物
ビタミンやミネラル
このうち、酸化防止剤(天然原料)と栄養添加物はかなり高価なフードでも使われていることが多いです。
完全無添加となるとかなり選択肢が限られるので、「ソルビン酸カリウム・BHT・BHA・着色料がなければOK」ぐらいの許容度にしておくと、選べる幅が広がります。
年齢・犬種で選ぶ
続いて「年齢・犬種で選ぶ」です。
必要な栄養配分は、成長期・成犬期・高齢期ですべて異なります。
パピーのうちは成長のために高栄養・高カロリーの食事が適しています(限度はあります)。
逆にシニア用フードは、脂質やカロリーは控えめにして、グルコサミンやコンドロイチン配合の関節ケア系成分が含まれています。
また、ミニチュアダックスやチワワなど関節を患いやすい犬種や、コーギーやミニチュアシュナウザーなどの尿路系疾患を患いやすい犬種があります。
プロマネージやロイヤルカナンではそれぞれ専用のフードを用意しています。
「全犬種・オールステージ対応」と書いてあれば特に悩む必要はありません。
ロイヤルカナンなどは、犬種・ライフステージ別に細かく分かれています。
もっとも、今のフードで痩せすぎも太りすぎもせず、順調に成長しているなら、そこまで気にする必要はありません。
ヒューマングレードはお好みで
ヒューマングレードだと、人間の食事を作る工場で生産しているので、なんとなく安全というイメージがありますが、必須条件ではありません。
人の食事を加工する工場は、日本だと食品衛生法にのっとって製造しています。
一般のペットフードは食品衛生法に準拠する必要はありませんから、そういう意味でたしかにヒューマングレードは輪をかけて安全といえます。
念には念を入れたい人ならヒューマングレードを選ぶと良いですね。
関連記事:ヒューマングレード
グレインフリーとは?
グレインフリーとは、「穀物を使わない」ペットフードに使われるジャンル名です。
穀物とはイネ科の植物で、具体的には、
・とうもろこし
・米
・小麦
・大麦
などを指します。
では穀物を使わないと何かメリットがあるのでしょうか?
結論からいうと、犬の場合は穀物アレルギー(小麦など)がないならさほどメリットはないと言えます。
グレインフリーのフードでよく言われる主張は「犬は太古の時代は肉食だったため、より自然に近い食事構成で体にいい」というものです。
たしかに犬の祖先は狼と同じで肉食でした。
しかし、今はすっかり雑食動物です。
人と生活を共にする狩猟用家畜として暮らし始めてから、約15,000年が経過し、何千回と世代交代を繰り返すうちに、すっかり雑食化しています。
人間と同じで、穀物も問題なく消化できます。
「穀物は消化に負担がかかる」「唾液からアミラーゼが出ないから消化しにくい」といった主張もありますが、両方とも間違いです。
たしかに生米を食べさせると、消化できずにお腹を壊します。これは人間と同じですね。米は炊飯することでアルファ化して消化できるようになります。
犬の唾液からアミラーゼが出ないのは真実ですが、十二指腸からアミラーゼが分泌されるため、穀物は人間と同じようにに分解されます。
そのため、グレインフリーが体に負担をかけないという物証は何もありません。
グレインフリードッグフードと心臓病との関係
「グレインフリーだと心臓病になりやすい」
ということを聞いたことがあるかもしれません。
話題の発端はアメリカのFDAが2019年の発表したグレインフリーフードと拡張型心筋症との関係を示唆するレポートです。
ドッグフードの名称も公表されています。
・アカナ
・シグニチャー
・テイストオブザワイルド
・4ヘルス
・アースボーンホリスティックス
・ブルーバッファロー
・ネイチャーズドメイン
・オリジン
などなど。
高いものも安いものもあります。
ただし、このレポートは両者の関係を示唆するにとどまっていて、グレインフリーと拡張型心筋症に関係があるとはっきり結論づけるまでには至っていません。
また、拡張型心筋症が報告されたうち93%のフードにエンドウ豆またはレンズ豆が含まれていたということで、これだと穀物が含まれていないことが問題なのか、豆類が含まれていることが問題なのかという疑問も出てきます。
いずれにせよ結論がまだ出ていませんが、わかってからでは遅いので、心臓弁膜症など心臓系の持病がある犬にはやめておいたほうがいいでしょう。
タウリンが入っているかどうかは気にしなくていい
タウリンは心臓にいいとよく聞きます。シニア犬用フードにはよく含まれていますね。
実際、心不全や不整脈に対しても有効に作用することから、強心剤として使われています。
その理由は、タウリンは心筋細胞への過度なカルシウムの流入を抑制してくれるからです。
カルシウムが過剰に流入すると、心筋細胞は死んでしまいます。
タウリンがカルシウムをせき止めてくれるおかげで、心臓は健やかに動き続けられるわけです。
ただし、犬はシスチンとメチオニンからタウリンを合成できるため、外部からの摂取は必須ではありません。
ただしゴールデンレトリバーは遺伝的にタウリン欠乏症になりやすいとされています。
ゴールデンレトリバーを飼っている方はタウリンを気にしたほうがいいかもしれませんが、それ以外の犬種だとドッグフードにタウリンが入っているかどうかは気にする必要はありません。
グレインフリーとグルテンフリーの違い
グレインフリーとグルテンフリーの違いは、不使用食材の違いです。
グルテンフリーは小麦粉を使っていません。
グレインフリーは小麦粉だけでなく、大麦、ふすま、米、トウモロコシなど穀物全般を使っていません。
グレインフリーのほうがより範囲が限定されているため、ドッグフードの選択肢も少なくなります。
小麦に含まれるグルテンというたんぱく質がアレルゲンとなることがあるため、アレルギーの安全性でいうとグレインフリーもグルテンフリーもそれほど変わらないといえます。
ただし、まれに米やとうもろこしのアレルギーを発症する場合もあり、その場合はグレインフリーのほうが安全です。
また、アレルギーには交差抗原性といって、アレルゲンと似たような構造の物質に反応することがあります。
そのため、小麦アレルギーでも大麦や米、とうもろこしに反応してしまう場合もあります。
関連記事:グルテンフリーのドッグフード
グレインフリーのメリット
グレインフリーのメリットは「穀物アレルギーでも安心」であることただ一点です。
犬のよくあるアレルギーの1つに小麦アレルギーがあります。
小麦に限りませんが、アレルゲンを摂取すると口内や口の周り、皮膚に痒みが出たり、下痢症状がおこったりします。
安いフードはとうもろこしや小麦を主原料に使っていることが多く、かゆみが収まらないようなら食物アレルギーを疑ったほうがいいですが、特に何の症状も出ず健康にすごしているなら、あえてグレインフリーにする必要はないといえます。
グレインフリーのデメリット
グレインフリーのデメリットは値段が高いことです。
安いとうもろこしを使えないことで、原材料のコストが上がります。
安心できる品質を確保しようと思ったら、キロ2,000円以上は覚悟しましょう。
もっとも、トイプードルやチワワなどの超小型犬の場合は、食べる量が少ないため、経済的負担はそれほど重くありません。せいぜい1ヶ月で2~3㎏。6,000~8,000円あればOKです。
子供を一人育てるのと比べたら桁違いに安いですね。
グレインフリードッグフードのおすすめ(総合)
グレインフリーの分野で先頭を走っているのはイギリスとアメリカです。
両者ともは高品質で安全性も高く、胸を張っておすすめできるラインナップが並んでいます。
逆に日本はあまり進んでおらず、海外産のほうがはるかに充実しているのが現実です。
ここでは外国産のフードを主に紹介します。
アランズナチュラルドッグフード
主原料:ラム
価格:4,708円(2㎏)
生産国:イギリス
アランズナチュラルドッグフードは自然素材にこだわったグレインフリードッグフードです。
原材料はグラスフェッドラムをはじめ、たったの9種類で実にシンプル。添加物はいっさい使っていません。
あらゆるドッグフードの中でも、これだけ少ない原材料数で成立させているのはアランズナチュラルぐらいです。
穀物アレルギーだけでなく、牛・鶏・乳製品アレルギーのワンちゃんでも安心。余計な添加物を食べさせたくない方にもおすすめです。
→アランズナチュラル公式サイトをみてみる.jpg)
関連記事:アランズナチュラルドッグフードの口コミ評判!原材料の安全性を評価
カナガン
主原料:チキン
価格:4,708円(2㎏)
生産国:イギリス
「ドライフードをなかなか食べてくれなくて・・」
という方におすすめなのがカナガンです。
カナガンは食いつきのよさがウリのグレインフリードッグフードです。
チキン50%配合でお肉たっぷり。
エリザベス女王からも表彰されたイギリスの歴史あるドッグフードメーカーが、ヒューマングレードの食材と工場で生産しています。
また、袋の1つ1つに製造番号がついていて、原材料のトラッキングができます。
素性がわかっているので安心してあげられますね。
イギリスをはじめ39カ国で販売されている実績も高評価ポイント。
2㎏で4,356円(税込)ですが、公式サイトの定期コースを利用すると、1袋だけでも10%割引。まとめ買いで最大20%割引になります。
初回で解約できるので、1袋だけ試して解約もできます。
→カナガン公式サイトをみてみる
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関連記事:カナガン口コミ
モグワン
主原料:チキン・サーモン
価格:4,708円(1.8㎏)
生産国:イギリス
モグワンは理想の食いつきと健康を求めて開発されたグレインフリードッグフードです。
ヒューマングレードの原材料をたっぷり使用。
チキンとサーモンの動物性たんぱく質を50%以上配合していて、高タンパクで栄養満点。
それ以外にもさつまいも・エンドウ豆・カボチャ・バナナ・リンゴなど野菜とフルーツもたっぷり配合しています。
原材料がシンプルな構成なので、トッピングも自由自在。
着色料・香料は不使用。
イギリスの厳しいFEDIAF基準をクリアした工場で生産されていて、原材料トラッキングも可能。
1.8㎏で4,708円(税込)ですが、公式サイトの定期コースを利用すると、1袋だけでも10%割引。まとめ買いで最大20%割引になります。
初回で解約できるので、1袋だけ試して解約もできます。
→モグワン公式サイトをみてみる
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関連記事:モグワン口コミ
ネルソンズドッグフード
主原料:チキン
価格:8,580円(5㎏)
生産国:イギリス
ネルソンズドッグフードはイギリス国内だけで100万袋を突破した、中・大型犬向けのグレインフリードッグフードです。
丸呑みせずしっかり噛める1㎝程度の大粒。
原材料の半分以上がチキンでお肉たっぷり。
バターナッツスカッシュ・パースニップ・フェンネルといった西洋野菜もふんだんに使用。
イギリスのFEDIAF基準をクリアしたプレミアムペットフード専門工場で製造されているので安全性はばっちりです。
5㎏で8,580円(税込)ですが、公式サイトの定期コースを利用すると、1袋だけでも15%割引。まとめ買いで最大20%割引になります。大型犬は食べる量が多いのでコスパも大事。
初回で解約できるので、1袋だけ試して解約もできます。
→ネルソンズドッグフード公式サイトをみてみる.jpg)
アカナ
主原料:チキン・七面鳥
価格:4,380円(2㎏)
生産国:カナダ
アカナはカナダ産のグレインフリードッグフードです。
「Biologically Appropriate(生物学的に適正な)」を合言葉に、米やジャガイモなどの炭水化物を使わず、犬が野生であった頃の食物源を再現しています。
地元産の新鮮な原材料を使用し、すべて自社で生産。
チキンは肉だけでなくレバーや軟骨も丸ごと使用。七面鳥とあわせると、肉の配合量は通常のドッグフードの2倍にあたります。おかげでたんぱく質含有量は31%と非常に高いです。
添加物は亜鉛のみ。その他酸化防止剤や香料、着色料などは一切使っていません。
Amazonや楽天で入手できます。
関連記事:アカナドッグフード口コミ
オリジン
主原料:チキン・七面鳥・カレイ・卵・ニシン・サバ
価格:4,380円(2㎏)
生産国:カナダ
オリジンは肉原料が85%も含まれたのグレインフリードッグフードです。
日本で入手できるドライフードの中でもっとも肉の比率が高く、もはやほぼ肉といって過言ではありません。
タンパク質含有量は38%と最高レベル。炭水化物は通常のドッグフードの約半分。ジャガイモやタピオカといった高GI原料は使われていません。
レバーやハツなどの内臓、軟骨、魚などから充分な栄養がとれるため、ビタミン・ミネラル・DHA・グルコサミン・コンドロイチンといった栄養添加物を使用していません。まさに自然のままの食事です。
関連記事:オリジンドッグフード口コミ
ニュートロ シュプレモ 牧場のレシピ
主原料:ビーフ・ポーク
価格:3,342円(2㎏)
生産国:アメリカ
ニュートロ「シュプレモ」牧場のレシピは、ビーフやポテト、ほうれん草をはじめ13種類の厳選食材を使ったグレインフリードッグフードです。
自然素材を組み合わせることで最適な栄養バランスを生み出す、ニュートロ独自の「ホリスティックブレンド」製法。
ミートファーストでお肉の含有量が最も高い構成。タンパク質含有量は29%と平均を上回る高タンパク。
オメガ3脂肪酸は原材料のヒマワリ油や亜麻仁から自然に摂取できます。
粒が小さいため、超小型犬~小型犬向きです。
関連記事:シュプレモ口コミ
ソルビダ
主原料:ターキー
価格:2,530円(900g)
生産国:アメリカ
ソルビダはオーガニック食材を使用したグレインフリーのプレミアムドッグフードです。
USDA(米国農務省・日本の農林水産省にあたる)のオーガニック基準をクリアした畑で栽培された野菜・フルーツは、農薬や化学肥料を3年以上使っていないお墨付き。
ユッカシジゲラ抽出物を配合していて、気になるニオイの軽減をサポート。
AAFCOの栄養基準を満たしているので、ソルビダと水だけで必要な栄養が確保できます。
袋には窒素充填して酸化を防いでいるため、開けるまでできたての鮮度を保ちます。
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ナウフレッシュ
主原料:ターキー・サーモン・ダック
価格:2,475円(800g)
生産国:カナダ
ナウフレッシュは名前の通りとことん「フレッシュ」にこだわった、新鮮素材がウリのグレインフリードッグフードです。
乾燥肉や○○ミールは使わず新鮮生肉・生魚だけを使用。
野菜・フルーツを20種類以上使っていて、じっくり90℃で低温調理する
SCSB製法を採用しているため、食材の栄養を逃がしません。
抗生物質や成長ホルモンを投与された肉、遺伝子組み換え作物や人工添加物は使っていません。
さらにプロバイオティクスとプレバイオティクスを含み、消化をサポート。
グレインフリードッグフードの安い市販おすすめ
(本サイトでは「安いドッグフード」の基準はキロ1,000円以下としています)
安い市販のグレインフリードッグフードはラインナップが数えるほどしかありません。
その理由は、安いドッグフードの主原料はほとんどとうもろこしだからです。
とうもろこしが使えないとなると、値段はぐっと上がります。
フードの値段と品質は比例します。安いフードは品質もそれなりです。
安いグレインフリードッグフードは、ドッグフードにそれほどお金をかけられない家庭におすすめです。
ただし、小型犬なら、月に4,000円あれば、安いフードではなく高品質で安心できるフードを与えることができます。
ワンちゃんの健康のために、総合ランキングもぜひ一度目を通してみてください。
LIFELEX ドッグフード グレインフリー チキン&サーモン味
価格:1,078円(2kg)
原産国:タイ
コーナンのプライベートブランド、LIFELEXのドッグフードです。
キロ単価500円という、グレインフリーでは考えられないような低価格。
AAFCOの総合栄養食基準を満たしていて、なおかつオールステージ対応なため、成犬から老犬まで幅広くカバーしています。
これだけ安いので、原材料にはチキンミールだけなのかと思いきや、鶏肉も入っていてがんばっている感があります。
チキンが主原料なのにタンパク質の量が少ないのが少し気になります。グレインフリーだともっとタンパク質が多いものなのですが。
2番目に書かれているデンプン類(タピオカ・ポテト)の炭水化物が大きな比重を占めていることがうかがえます。
値段が値段ですし、タイ産なので、さすがに高品質とはいいがたいですが、むしろこれだけの低価格でグレインフリーのフードを作った企業努力を褒めるべきでしょう。
グレインフリードッグフードの国産でおすすめはなし
国産でグレインフリーのおすすめドッグフードは残念ながらありません。
「国産かつグレインフリー」という条件だけで探せば、いくつかありますが、どれも高品質とはいいがたいです。
たとえばメディコートというドッグフード。
たしかにグレインフリーのラインナップがあり、タンパク質の含有量は平均を大幅に上回る31.5%。栄養成分だけみれば文句なしの高栄養。
さまざまな健康維持も考えられていて、皮膚・被毛に亜鉛アミノ酸複合体を配合、お腹のためにフラクトオリゴ糖配合、心臓のためにタウリン配合と、栄養まわりはばっちりです。
ただし、主原料がチキンミールです。
チキンミールとは、チキンを粉にしたものです。生肉より安価なため、もっぱらキロ1000円以下の安いフードに使われます。
チキンミールは使われている部位と出所がわからないのが難点です。食用でない羽根や臓器、4Dミートが使われていてもわかりません。
むしろ価格を抑えるために、食用に使われる部分を取り除いた残りの部分(=人間用なら廃棄される部分)ばかり使われている可能性もあります。
日本で製造しているから高品質で安全と考えるのは早計です。
グレインフリーの場合、品質を求めるのであれば海外産(特にイギリス産)をおすすめします。