【フレンチブルドッグで後悔】手に負えない・飼いにくいといわれる理由は?

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【フレンチブルドッグで後悔】手に負えない・飼いにくいといわれる理由は?

フレンチブルドッグで後悔

フレンチブルドッグは、むっちりした体に大きな頭と短い鼻といった愛らしいビジュアルで、陽気で穏やかで社交的、と性格の良さも兼ね備えているため人気の高い犬種です。

フレンチブルドッグの可愛らしさに心を奪われ、すぐにでも飼いたいと考えている人は多いのではないでしょうか。

しかし、フレンチブルドッグを飼い始めてから後悔する人は少なくありません。

フレンチブルドッグは、じつは「手に負えない・飼いにくい」といわれる犬種でもあるのです。

次は、フレンチブルドッグで後悔する、しつけや健康面での「手に負えない・飼いにくい」点についてご紹介していきます。

しつけをしっかりしないと手に負えなくなる

フレンチブルドッグなどの短頭種の犬は暑さに弱いため、夏場は長時間室内で過ごさせなければなりません。

そのため、いつでも室内のシートで排泄ができるように、しっかりとトイレトレーニングのしつけをしておきましょう。

また、寂しがりやのフレンチブルドックは、長時間の留守番で不安を抱えると問題行動を起こすことがあります。

フレンチブルドッグはアゴの力が強いため、甘噛みでもケガをする恐れがあります。

フレンチブルドッグは穏やかで愛情深い性格ですが、牛と闘っていたブルドッグをルーツに持っているため攻撃性に火がつくことがないとはいえません。

攻撃的に人を噛むなどの問題行動を起こすようになると、手に負えなくなる危険があるので、しつけはしっかりと行いましょう。

噛まれて死亡した例あり

フレンチブルドッグは友好的な性格ですが、気に入らない相手に噛みつくことがあります。

鋭い歯と力強いアゴを持つフレンチブルドッグに噛みつかれると、軽いケガだけではなく命にかかわる重大事故につながりかねません。

実際に韓国では、フレンチブルドッグに噛まれた6日後に敗血症で死亡した女性の例があります。

この女性の直接的な死因が犬に噛まれたことによるものだったかは明らかにはなっていませんが、犬の噛み傷から感染症を発症するリスクはないとはいえません。

犬に噛まれて感染症になった人が死亡した例は日本国内でもあるため、飼い主はしっかりとしつけや管理を行う必要があるでしょう。

参考:フレンチブルドッグによるとみられる死亡事故

体臭が臭い

犬の体臭には個体差がありますが、フレンチブルドッグを飼い始めてから「体臭が臭い」と驚いた人は少なくないでしょう。

フレンチブルドッグの体臭の原因は、おもに次の2つです。

・皮脂の分泌量が多い
・顔のシワの間に汚れがたまりやすい

食品の油脂分が空気に触れて酸化すると臭くなるのと同様で、フレンチブルドッグの分泌する皮脂を放置していると悪臭を放つようになります。

また、フレンチブルドッグの魅力でもある顔のシワの間には皮脂や汚れがたまりやすいため、常に清潔にしておかなければ細菌が繁殖し、臭いの原因になります。

皮膚のたるみから皮膚炎になりやすい

フレンチブルドッグなどの「顔のシワ」や「皮膚のたるみ」が特徴の犬種は、「間擦疹(かんさつしん)」という皮膚炎になりやすい、とされています。

イギリスの論文誌「ネイチャー」で皮膚炎になりやすい犬種を調べた研究があり、そのなかでフレンチブルドッグはイングリッシュブルドッグに続く2位にランクインしています。

参考:NATURE-イギリスの犬種における皮膚炎でフレンチブルドッグが2位(英語)

「皺壁性(すうへきせい)皮膚炎」とも呼ばれる「間擦疹(かんさつしん)」は、犬の皮膚のたるみでできるヒダやシワの部位に発症する細菌感染症です。

「間擦疹」は、通気性が悪く乾燥しづらい皮膚のたるみやシワの間が、摩擦や湿気を帯びることによって起こります。

フレンチブルドッグが「間擦疹」という皮膚炎を発症すると、化膿したり潰瘍ができたりすることもあり痛みも伴います。

フレンチブルドッグのシワや皮膚のたるみは、日ごろから清潔にして乾燥させるようにしましょう。

鼻ぺちゃで呼吸器が弱い

愛嬌のある鼻ぺちゃ顔が魅力のフレンチブルドッグですが、短頭種と呼ばれるマズルの短い犬種は呼吸器が弱いため、気道の病気を発症しやすくなります。

短頭種の犬は生まれつき鼻腔が狭い「鼻腔狭窄症」であることが多く、鼻腔狭窄によって、のどから気管までが狭くなる「喉頭虚脱」や「気管虚脱」などの症状も発症することがあります。

また、フレンチブルドッグなどの短頭種の犬は、暑いときに舌を出して熱を逃がすのが得意ではないため体温調節がうまくできません。

短頭種の犬は熱中症のリスクが非常に高くなるため、暑さ対策にはとくに注意を払いましょう。

また短頭種の犬は日常的にいびきをかきますが、いびきがひどくなっている場合は病気の可能性もあります。

よだれが多い

犬のよだれには、体温調節や消化促進などの働きがあります。

体温調節のための呼吸が苦手なフレンチブルドッグなどの短頭種の犬は、よだれが多い犬種といえます。

フレンチブルドッグのよだれの多さに驚く人もいるかもしれませんが、よだれにかかわる病気になりやすい、というわけではないので心配はいりません。

ただし、次のようなよだれの場合は病気の可能性もあるため注意しましょう。

・泡をふいたようなよだれ
・血混じりのよだれ
・ニオイがきついよだれ
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フレンチブルドッグの特徴

フレンチブルドッグの特徴

フレンチブルドッグは、大きな耳とぺちゃっとつぶれたような鼻が特徴の、ユーモラスでチャーミングな魅力あふれる犬で、小型犬や中型犬に分類されています。

フレンチブルドッグの体型は、筋肉や骨格が発達しているため幅が広くがっちりとしており、太くて短い尾を持っています。

フレンチブルドッグといえば、愛嬌のあるキュートな魅力が人気ですが、美しく光沢のある被毛の持ち主でもあり、毛色は次のような種類があります。

・黒地に白やベージュの入っている「ブリンドル」
・白地に黒や茶の入るぶち模様の「パイド」
・全身クリーム色の「クリーム」
・明るい茶色の「フォーン」

また、毛色だけではなく模様にもバリエーションがあります。

性格は元気でパワフル

フレンチブルドッグの性格は、明るく元気でパワフル、と愛玩犬としての魅力にあふれているため、飼い主は犬と暮らす喜びを存分に味わうことができます。

また、フレンチブルドッグは頭の良い犬種であり学習能力も高いので、訓練なども楽しんでできるでしょう。

フレンチブルドッグは、本来は穏やかな性格ですが、突然興奮したりすることもあるため、しっかりとしたしつけが必要です。

また、甘えん坊で寂しがりやのフレンチブルドッグは、長時間の留守番などでストレスがたまると体調を崩すこともあるので注意しましょう。

平均寿命は12~15歳

一般的な小型犬や中型犬は大型犬より長生きする傾向があり、フレンチブルドッグの平均寿命は、およそ12~15歳といわれています。

フレンチブルドッグを長生きさせるためには、病気にならないように生活に気を配り、体調に異変が起こったときには素早く適切な治療を受けることが大切です。

日ごろからできるだけストレスを与えないように心がけ、異変を感じたら速やかに獣医師に診てもらいましょう。

また、フレンチブルドッグなどの短頭種の犬には、適度な運動のほか、適度な温度調節も寿命を延ばすための重要なポイントになります。

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フレンチブルドッグの飼い方

フレンチブルドッグの飼い方

フレンチブルドッグは短頭種で呼吸器が弱いため、とくに暑さが苦手ですが、寒さに強いわけでもありません。

毛の短いフレンチブルドッグは冬の寒さにも弱いので、必ず室内で飼いましょう。

パワフルで活発なフレンチブルドッグには、毎日運動させることも必要です。

また、フレンチブルドッグには、毎日のお手入れは欠かせません。

愛犬と楽しくスキンシップしながらお手入れする習慣をつけましょう。

次は、フレンチブルドッグの運動や、被毛やシワのお手入れについて詳しくご紹介していきます。

散歩時間は20~30分程度

元気でパワフルなフレンチブルドッグは太りやすい体質でもあるため、毎日散歩をさせるのがおすすめです。

フレンチブルドッグを散歩させる時間は、1日2回、1回20~30分程度がよいでしょう。

ただし、体温調節が苦手なフレンチブルドッグは、暑い季節は熱中症になる危険が高く、高温のアスファルトで肉球をヤケドする恐れもあるため、夏の散歩は早朝か夜にしましょう。

また、フレンチブルドッグは寒さにも弱いため、冬の散歩は昼の陽が射している暖かい時間帯にしてください。

寒さが厳しすぎる日に散歩ができない場合は、室内での遊びで運動させるようにしましょう。

夏も冬も温度管理必須

短頭種で体温調節がうまくできないフレンチブルドッグを飼う場合は、散歩のときだけではなく室内でも熱中症などに気をつけなければなりません。

フレンチブルドッグが快適だと感じる夏の室内の温度は25~26℃程度ですが、ケージなどに温度計を置いて愛犬が体感している温度を確認するようにしましょう。

フレンチブルドッグは湿度にも弱いため、エアコンのドライ機能も活用してください。

また、短毛種で寒さも苦手なフレンチブルドッグの、冬の適切な室温の目安は20~23℃程度です。

暖房で室温の調整が難しく体が冷えるのが心配なときには、服を着せたり、ペットヒーターでお気に入りスペースを温めたりしましょう。

抜け毛が多いのでブラッシング必須

フレンチブルドッグにはシングルコートの個体も存在しますが、ダブルコートの割合が大半です。

ダブルコートとは、硬く太い上毛と柔らかい下毛の二重毛のことを指し、防寒の役割を果たすため、寒い地方出身の犬種の多くはこのタイプです。

ダブルコートの犬は、換毛期に大量に毛が抜けるのが特徴ですが、フレンチブルドッグも例外ではありません。

フレンチブルドッグは短毛種ですが、抜け毛を放置すると皮膚トラブルの原因になることもあります。

フレンチブルドッグの大量の抜け毛の解決策は、こまめなブラッシングしかありません。

ブラッシングすることで、抜け毛の除去のほか血行を良くすることもできますので、毎日5分程度のお手入れを習慣にしましょう。

トリミングは不要

短毛種のフレンチブルドッグは、全身のトリミングは不要です。

ただし、部分的にトリミングをしたほうが良い場合もあります。

活発なフレンチブルドッグは室内での遊びも大好きですが、足の裏や肉球の間の被毛が伸びすぎていると、フローリングなどで滑って転倒してしまうことがあります。

パワフルなフレンチブルドッグが転ぶと大ケガにつながることもあるため、足周りの毛が伸びていたらトリミングしましょう。

肉球の間の被毛をカットする場合は、ハサミよりも安全なバリカンを使いましょう。

鼻周りのシワのお手入れ必須

フレンチブルドッグの鼻周りのシワは、この犬種の特徴であり、愛嬌のある表情を作り出すチャームポイントでもあります。

しかし、この鼻周りのシワには汚れがたまりやすく、放置すると皮膚トラブルの原因になることもあります。

そのため、フレンチブルドッグの鼻周りのシワは、毎日欠かさずお手入れしなければなりません。

ブラッシングなどの日々のお手入れのときに、ウェットタオルなどでシワを伸ばして汚れを拭き取り、清潔な状態をキープするようにしましょう。

シャンプー後はしっかり乾かす

フレンチブルドッグは抜け毛も多く、皮脂の分泌の多い体質で皮膚がベタベタしやすいため、シャンプーなどの衛生管理も怠ってはいけません。

フレンチブルドッグのシャンプーは、高温多湿の梅雨から夏までは週に1回くらい、秋から春までは月に1~2回の頻度で行いましょう。

シャンプー後、皮膚のたるみやシワの間に湿気が残っていると皮膚病などの原因になることもあるため、しっかりと乾かすことが重要です。

複数枚のタオルで念入りに水分を拭き取ったあと、軽くドライヤーで乾燥させましょう。

フレンチブルドッグは皮膚病になりやすい犬種なので、薬用シャンプー療法が必要になることもありますが、この場合は獣医師の指示に従って行ってください。

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フレンチブルドッグは多頭飼いに向いてる?

ユーモラスな表情が愛らしいフレンチブルドッグの多頭飼いに憧れる人は多いかもしれません。

基本的に穏やかで友好的なフレンチブルドッグなら、多頭飼いでも仲良くできるだろうと思いがちですが、犬の性格には個体差があります。

飼い主の愛情を独り占めにしていた先住犬のフレンチブルドッグが、2頭目を迎え入れたことのストレスで攻撃的になり、犬同士の争いに発展するケースもあるのです。

フレンチブルドッグの性格は甘えん坊でかまってちゃんなので、2頭目を迎える場合は、先住犬にストレスを与えないように、1頭目にはっきりと優先権を与え序列を理解させましょう。

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フレンチブルドッグを飼うのに向いていない人

キュートなビジュアルで性格も良いフレンチブルドッグを今すぐ飼いたい、と考えている人は多いかもしれません。

しかし、次のような人はフレンチブルドッグを飼うのに向いていないと思われますので、考え直したほうがよいでしょう。

・ニオイに敏感な人

フレンチブルドッグは体臭もありますが、おならのニオイは耐えきれないほど臭いという飼い主さんは少なくありません。

・部屋を汚したくない人

フレンチブルドッグは抜け毛やよだれの多い犬種です。

部屋はすぐに毛だらけになり、ファブリックなどはよだれまみれになります。

・(一緒に寝るなら)他人のいびきで眠れない人

短頭種のフレンチブルドッグのいびきは驚くほどの大音量です。

ただ、いびきは慣れると子守唄に聞こえることもあるかもしれません。

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