ドーベルマンは飼わないで?危険性・価格・性格

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犬の豆知識
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ドーベルマンは飼わないでといわれる理由と危険性

ドーベルマン
「ドーベルマンは飼わないで!」といわれるのはなぜでしょうか。

その理由は、事故を引き起こす可能性があるからです。

もともとドーベルマンは忠実でしつけやすい性格ですし、しっかりしつけができていれば、特に問題はありません。また、飼うのに資格などもいりません。

問題なのは、しつけのできない初心者や、しつけをするつもりのない無責任な人が飼い主になってしまった場合です。

ドーベルマンは筋肉質で敏捷、噛む力も強いです。

そんな犬が、しつけもされないまま、噛み癖のある状態で野放しにされたらどうなるか。

人に危害を加える危険性があるのはもちろん、最悪の場合、死亡事故に至ることも想定されます。

茨城県では、大型犬による重大事故が発生したことをきっかけに、昭和54年から、危険な犬に関する条例を制定しています。

ドーベルマンやグレートデーン、土佐犬を含む8犬種を、人に危害を加えるおそれがある「特定犬」と定め、檻の中で飼うよう義務付けています。

自由に出入りできるケージではなく、鍵付きの檻です。

それだけ警戒するべき犬種ということです。

参考:茨城県動物指導センター(pdf)

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ドーベルマンの子犬の価格

「ドーベルマンの子犬を飼いたい!でもいくらなんだろう?」

→ドーベルマンの赤ちゃんの相場は30~40万円程度です。

犬種ごとの相場と比較すると、高くもなく安くもなく平均的といえます。

欧米での価格を見ると平均的には2,000~2,500ドル程度で取引されているようです。

日本ではトイプードルやチワワなどの小型犬が人気で、ドーベルマンはどちらかというとマイナー犬種にあたります。

そのため、小型犬に比べると数が少なく、いつでもどこでも入手できるというわけではありません。

なお、2022年2月現在、「みんなのブリーダー」での取扱はありませんでした。

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ドーベルマンの垂れ耳と耳立て

ドーベルマンの垂れ耳と耳立てについて解説します。

ドーベルマンといえばピンと立った耳を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

その一方で、赤ちゃんのときは耳が垂れているイメージがありますよね。

実は立ち耳は生後間もないころに手術で人工的に作られたもの。

本来のドーベルマンは垂れ耳ですが、護衛犬としての弱点(耳がぶらぶら揺れて掴まれやすい)をなくすために、耳をいったん切除して付け直す手術を行います。

これを「断耳」といいます。

しっぽも短いイメージがありますが、耳と同じ理由で生後すぐにカットされます。

これを「断尾」といいます。

もっとも、動物病院での手術にはお金が万単位でかかるので、愛玩用として販売される場合は、断耳も断尾も行われないのが一般的です。

そのため、ペットのドーベルマンは耳が垂れていて、しっぽが細長いのがふつうです。

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ドーベルマンの性格・特徴

ドーベルマンの特徴について解説します。

○容姿・体格

スラリと伸びた四肢と引き締まった筋肉質なボディラインが魅力。

体毛は短く硬く、なめらかなスムースコート。

○原産国

ドイツ

○毛色の種類

ブラック・レッド(ブラウン)の2種類。

眉・頬・喉・胸・足に生じる赤褐色のタンマーキングが特徴。

○性格

勇敢なイメージがありますが、実は穏やかで人懐こい甘えんぼう気質でもあります。

作業犬でもあることから、命じられた作業を忠実にこなす忍耐も併せ持っています。

○大きさ(成犬)

中型犬。

体高はオスで68~72㎝、メスで63~68㎝。

体重はオスで40~45kg、メスで32~35kg。

メスのほうがややサイズが小さいです。

○寿命

10~13歳。

○歴史

ドーベルマンは19世紀にドイツのカール・フリードリヒ・ルイス・ドーベルマンによって生み出された犬種です。

彼は税金徴収官であったため、現金を持ち歩く機会が多く、護衛犬(警備犬
)として優秀な犬を必要としていました。

そこでジャーマンシェパードとジャーマンピンシャー、ロットワイラー、マンチェスターテリアといった大型犬を掛け合わせ、ドーベルマンが誕生しました。

ドーベルマンは非常に優秀であったことから、警察犬として採用され、のちにドイツのみならず世界中の警察機構で採用されることになりました。

参考:ジャパンケネルクラブ-ドーベルマン

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ドーベルマンの飼い方・しつけ

特徴

ドーベルマンの飼い方について解説します。

○飼育環境

室内で買うか屋外で飼うかにかかわらず、最低限必要なものは以下です。

・ケージ
・トイレ用品
・ドッグフードの容器
・首輪やリード
・ブラシ
・爪切り
・歯ブラシ

屋外で飼う場合は、冬は服が必要です。

ドーベルマンは毛が短いので寒さに弱いです。

人間でいうと長袖シャツ1枚しか着ていないような状態なので、屋外で飼育するなら冬は服を着せてあげるなどして寒さ対策をしましょう。

○食事

ふつうのドッグフードでOK。

「総合栄養食」と書かれているものを選びましょう。

○費用

・初期費用
子犬購入 30万円
グッズ購入 10万円

・食費
月5,000~30,000円
ドッグフードの値段に大きく左右されます。

・ペット保険
補償率100%だと月3,000~5,000円程度

・ワクチン
3,000~10,000円程度。狂犬病やフィラリアなど混合する種類の多さによって変わります。

・トリミング
1回あたり6,000~8,000円

・去勢・避妊手術
去勢:20,000~30,000円
避妊:35,000~40,000円

○運動

1日2回程度、散歩や運動をさせましょう。

運動不足はストレス、ひいては吠えたり噛んだりといった問題行動のもとになります。

しっかり体を動かしてストレスフリーの状態にしておきたいですね。

○お手入れ

肌が敏感なので、毎日シャンプーするのは望ましくありません。

シャンプー頻度は月1回程度にしましょう。

それ以外にも爪切り・歯磨き・耳掃除・ブラッシングなども適宜必要です。

○しつけ

警察犬・作業犬として採用されているだけあって、忠実な性格でしつけはしやすいです。

○室内飼いの注意点

室内飼いする場合は、抜け毛対策としてブラッシングが欠かせません。

ドーベルマンは生え代わりの時期(換毛期)がなく、年中一定のペースで抜け毛があります。

毛が短いので、服の繊維の奥に入り込むと除去するのが面倒です。

そのため、まめにブラッシングを行って抜け毛を減らしましょう。

○気を付けたい病気
・甲状腺機能低下症
・胃捻転症候群
・拡張型心筋症
・脱毛症

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