ドッグフードの賞味期限は開封後どれくらい?賞味期限切れは大丈夫?

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賞味期限切れのドッグフードは大丈夫?→捨てましょう

賞味期限切れ

人の食品には「消費期限」や「賞味期限」が定められていますが、ドッグフードには「賞味期限」しかありません。

「消費期限」とは「安全に食べられる期限」のことですが、「賞味期限」は「美味しさなどの品質が保たれる期限」を意味し、少々過ぎてしまっても健康を害する可能性は低い、とされています。

しかしドッグフードの「賞味期限」は、かなり長い年月が設定されていることもあります。

賞味期限が長ければ長いほど、品質を保持するための正しい保存方法を守り続けることは難しいものです。

またドッグフードには、長期保存できるように保存料が使用されていますが、肉や魚などの食材を使用しているため腐敗する可能性がないとはいえません。

さらに賞味期限を過ぎてしまうと、酸化したり風味が落ちたりするなど品質が劣化することもあります。

賞味期限切れのフードは、愛犬の健康を害する恐れもあるため、処分したほうがよいでしょう。

ドッグフードの賞味期限の見方

ドッグフードの賞味期限の表示方法は、製造した国によって異なります。

国産のドッグフードの賞味期限の表示は、食品と同じ様式で見慣れた表記なのでわかりやすいでしょう。

対して、外国産のドッグフードの、生産地で印字された賞味期限の見方は少しわかりにくいかもしれません。

外国産のフードの賞味期限の表示の多くは、イギリス式かアメリカ式のどちらかです。

賞味期限は英語で「Best Buy(BB)」や「best before date」といい、イギリス式の賞味期限は(日/月/年)、アメリカ式は(月/日/年)で表記されます。

以下は、イギリス式・アメリカ式のフードの賞味期限の見方の例です。

・イギリス式 09/02/25(日/月/年)=2025年02月09日。

・アメリカ式 02/09/25(月/日/年)= 2025年02月09日。

・イギリス・アメリカ共通 02/2025(月/年)= 2025年02月。

外国産のフードでも、賞味期限の見方が日本語で記されている製品もあります。

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【ドッグフードの賞味期限】メーカー種類別

ドライ・セミモイスト・ウェット

次は、有名メーカーのドッグフード(ドライタイプ)の開封前の賞味期限です。

・ロイヤルカナン 賞味期限は1年程度。

・ヒルズプリスクリプションダイエット 賞味期限は1年半以上。(製品によって異なることがある)

・アーテミス 賞味期限は6カ月。

・ユーカヌバ 賞味期限は18カ月。

・プロマネージ 賞味期限は18カ月。

・サイエンスダイエット 賞味期限は1年半以上。(製品によって異なることがある)

・ビタワン 賞味期限は1年。

・エルモ 賞味期限は、正規代理店の発送から3カ月以上で管理されている。

・ファーストチョイス 賞味期限は18カ月。

このこのごはん 賞味期限は1年。

ドッグフード工房 賞味期限は3カ月。

・ヤムヤムヤム 賞味期限は、ドライタイプは12カ月、半生タイプは8カ月。

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開封後のドッグフードの賞味期限

賞味期限

人間の食品と同様で、ドッグフードに記載の賞味期限は、あくまでも未開封の状態での設定です。

したがって、フードを開封すると同時に、「賞味期限」はその意味を失うことになります。

ドッグフードは、開封して空気に触れると酸化し、光や熱や湿気などの影響を受けると劣化が始まります。

また同時にフードの風味も損なわれていくため、開封後、日が経つと愛犬が美味しく食事をすることができません。

フードのパッケージなどには開封後の賞味期限は記されていませんが、開封後はなるべく早く使い切るようにし、フードは適切な量を購入するようにしましょう。

ドッグフードには様々な種類がありますが、どのようなタイプでも開封後は早めに消費することをお勧めします。

次は、「ドライフード」「ウェットフード」の、開封後の賞味期限についてご説明していきます。

開封後のドライフードの賞味期限

ドッグフードは、大きく分けて「ドライフード」と「ウェットフード」の2種類があり、それぞれの開封後の賞味期限は大きく異なります。

まず、「ドライフード」を開封したあとの賞味期限についてご説明します。

栄養豊富で人気が高い「ドライフード」ですが、様々な食材が使われているため、ドライタイプだからといって劣化や腐敗する可能性がないわけではありません。

開封したあとは、賞味期限が十分残っていても早めに使い切りましょう。

また「ドライフード」の中には、「セミモイスト」や「ソフトドライ」と呼ばれる「半生タイプ」があり、これらの開封後の賞味期限にも違いがあります。

カリカリした固めの「ドライフード」の開封後の賞味期限は、1カ月くらい、「半生タイプ」は1週間~3週間程度で消費するのが望ましいでしょう。

開封後のウェットフードの賞味期限

ドッグフードの「ウェットフード」は、レトルトパウチや缶などに入っているため、開封前の賞味期限は2~3年とかなり長いものです。

レトルトパウチや缶入りの「ウェットフード」は、製造過程で熱処理や空気に触れない方法で充填を行うため、「ドライフード」と比べ長期にわたり品質を保つことができるのです。

人間の防災用品と同様に、長期保存できる「ウェットフード」は、いざという時の愛犬のために準備しておくとよいでしょう。

しかし、水分量が多い「ウェットフード」は腐敗しやすいため、開封後の賞味期限は非常に短くなります。

「ウェットフード」は開封後なるべく当日中に使い切るようにし、余った場合は速やかに冷蔵庫に入れて保管して2~3日以内に食べさせるようにしましょう。

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ドッグフードの保存方法

保存方法

ドライタイプのドッグフードは製造過程で水分を抜き乾燥状態にしているため、未開封であればカビが発生する可能性は低く、密封されているので虫が入ることもありません。

したがって開封前のフードなら、直射日光が当たらず高温多湿になる保管場所でなければ、常温で保存することができます。

しかしフードのパッケージを開封して空気に触れるとすぐに酸化が始まり、湿気などで品質が劣化したり風味が落ちたりします。

愛犬の健康のためには、開封後のフードの酸化や劣化を防ぎ、風味が損なわれないように保存方法を工夫することが大切です。

フードを開封したあとも安全性や風味をできるだけキープして、愛犬に美味しく健康的な食事をさせるために、次のような方法でフードを保存しましょう。

冷蔵庫保存は結露に注意

開封後のドッグフードでも、早めに使い切ることができる場合は、常温保存が可能です。

しかし、真夏や湿気の多い季節などはとくにフードの劣化が起こりやすいため、開封したフードの鮮度をキープするためには、冷蔵庫で保存したほうがよいでしょう。

メーカーによっては、ドライフードでも開封後は品質の劣化を防ぐために冷蔵庫保存を推奨しているところもあります。

開封したドッグフードを冷蔵保存すると、熱や湿気などから品質を守ることができます。

ただし、フードを冷蔵庫で保存する場合は「結露」が発生しないように注意しなければなりません。

「結露」は、冷蔵庫のフードの出し入れを繰り返すと、冷蔵庫と部屋の温度差によって生じる可能性が高くなります。

この「結露」の水分をフードが吸ってしまうとカビが生える恐れがあるため、冷蔵庫保存の場合でも油断しないようにしましょう。

真空容器(真空パック)も有効

開封したドライフードを保存する際、真空容器(真空パック)を利用すると、湿気や外気からフードを守ることができます。

ただし、真空容器(真空パック)に移し替えるフードの量には注意が必要です。

大容量の真空容器に大量のフードを入れると、1日に2回フードを与えている場合は、使い切るまでの間の数十回の開閉の度に湿気やホコリに触れることになります。

愛犬のためにフードを真空容器(真空パック)で保存する場合は、開封してすぐに、できるだけ1食分から1日分程度の小分けにするようにしましょう。

愛犬のフードを1食分の少量ずつ真空パックなどに小分けするのは手間のかかる作業ですが、忙しい時でもすぐに食事の用意ができ、毎回正確な量を与えられるため肥満を防ぐことができる、というメリットもあります。

脱酸素剤や乾燥剤も有効

ドライタイプのドッグフードを開封後に保存する場合、湿気や酸素は大敵です。

フード容器の中に「脱酸素剤」や「乾燥剤」を入れることによって、湿気や酸素によるフードのカビや劣化を防ぐことができます。

「乾燥剤」と「脱酸素剤」の小袋は、「食べられません」と記されて人の食品の袋の中にも入っていることがありますが、これらは食べ物の品質を保つために異なる働きをします。

この2つの違いは、「乾燥剤」は空気中の水分を吸収し、「脱酸素剤」は酸素を吸収・除去する、という点です。

ドッグフードは酸素に触れると酸化したり、水分を含むとカビが生えたりするなど品質が劣化するため、「脱酸素剤」と「乾燥剤」を併せて活用するとよいでしょう。

「脱酸素剤」や「乾燥剤」は、ホームセンターやドラッグストアのほかネットでも販売されています。

ウェットフードは冷凍もできる

「ウェットフード」は、嗜好性が高く水分を同時に摂取できるため、愛犬の栄養管理に役立つ機会も多いものです。

しかし、缶詰やレトルトパウチに入っている「ウェットフード」は、小型犬や小食の犬に与える場合、開封したあと使い切れずに余ってしまうことがあります。

開封後の「ウェットフード」は、冷蔵庫に保存した上2~3日で使い切るように推奨されていますが、季節によっては3日経過したフードに傷みがないか不安を感じることもあるかもしれません。

そんなときには、「ウェットフード」を冷凍して保存することをお勧めします。

「ウェットフード」を冷凍保存する際のポイントは、「1食分を小分けして冷凍する」「冷凍後も2~3週間で使い切る」「自然解凍か、冷蔵庫で解凍する」の3つです。

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